映画「ランボー３／怒りのアフガン」ネタバレ・あらすじ！ラストシーンの意味考察と映画の感想

2024年10月25日

映画「ランボー3／怒りのアフガン」（1988年）は、シルヴェスター・スタローン主演のアクション映画で、ランボーシリーズの第3作目です。

舞台はソ連軍が侵攻中のアフガニスタンで、主人公ランボーが、捕らえられた元上司のトラウトマン大佐を救出するため、孤立無援の状況で戦いに挑む姿を描きます。

ランボーは今回、静かな暮らしを選んでいましたが、再び戦争に引き戻され、アフガニスタンのゲリラ兵たちと協力して、圧倒的なソ連軍に立ち向かいます。

そこで今回の記事では、映画「ランボー３／怒りのアフガン」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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映画「ランボー３／怒りのアフガン」解説

タイのバンコクで静かに暮らしていたランボー。

そんな彼の前に、元上官で唯一の理解者・トラウトマン大佐が現れた。

極秘任務としてアフガニスタンに潜入してほしいと言われるが、ランボーは依頼を断る。

後日、大佐がソ連兵に拉致されたと知った彼は…。

ジョン・ランボー：シルヴェスター・スタローン
トラウトマン：リチャード・クレンナ
グリッグス：カートウッド・スミス
ザイセン：マーク・ド・ジョング
マソード：スピロス・フォーカス
モーサ：サッソン・ガーベイ
ハミッド：ドウディ・ショウア

映画「ランボー３／怒りのアフガン」ネタバレ・あらすじ

映画「ランボー３／怒りのアフガン」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

静かな生活からの再召集

前作『ランボー／怒りの脱出』から数年後、ジョン・ランボーはタイ・バンコクの仏教寺院で静かに暮らしていました。心の傷を癒し、格闘技で生計を立てながら、平穏な日々を送っていた彼の元に、かつての上官トラウトマン大佐が訪れます。アフガニスタンでソ連軍と戦うムジャーヒディーンを支援する任務のため、協力を求めに来たのです。しかし、ランボーは戦いから身を引く決意を固め、「俺の戦争は終わった」とトラウトマンの依頼を断ります。

中盤: 再び戦場へ

トラウトマンがアフガニスタンで捕らえられたという知らせを受けたランボーは、彼を救出するため、再び戦場に戻ることを決意します。ランボーはアフガニスタンに潜入し、ムジャーヒディーンと共に戦いながら、トラウトマンが捕らえられているソ連軍の基地に向かいます。

道中で彼は、ゲリラリーダーのマソードや孤児の少年ハミドと出会い、協力を得ます。ランボーは一度基地に侵入しようとしますが失敗し、負傷します。それでも彼は再挑戦し、最終的にトラウトマンを救出することに成功します。

ラストシーン: 終わらない戦い

ランボーとトラウトマンは、ソ連軍の大軍に包囲され絶体絶命の状況に陥ります。しかし、ムジャーヒディーンの騎馬隊が駆けつけ、二人に加勢します。激しい戦闘の末、ランボーはソ連のザイセン大佐と一騎打ちを行い、戦車でヘリを撃墜して勝利を収めます。戦いの後、ランボーはムジャーヒディーンたちに別れを告げ、次は「観光で来る」と告げてアフガニスタンを去ります。

映画「ランボー３／怒りのアフガン」ラストシーンの意味

ラストシーンでランボーが「次は観光で来る」と告げる言葉は、彼が戦士としてではなく、一人の人間として生きることを望んでいる姿勢を象徴しています。これまで数々の戦争で人々を救ってきたランボーは、自分自身の戦いからも解放されたいという希望を抱いています。しかし、この希望が叶うかどうかは疑問です。戦場に戻ってしまうランボーの姿は、戦争というものから簡単には逃れられない人間の葛藤を暗示しており、終わらない戦いのメタファーでもあります。

映画「ランボー３／怒りのアフガン」感想

『ランボー3／怒りのアフガン』は、アクション映画として非常にエンターテインメント性が高く、シルヴェスター・スタローンの体を張った演技が見どころです。また、シリーズ中でも最も壮大なスケールの戦闘シーンが繰り広げられ、特にソ連軍との最後の大戦は圧巻です。

一方で、物語が描かれている背景にアフガニスタン内戦があることを考えると、現実の世界情勢とのリンクが感じられ、単なるアクション映画以上の深みを持っています。アフガニスタンでの戦いは、冷戦時代の米ソ関係や、地元のムジャーヒディーンの抵抗など、複雑な国際問題を映し出しているため、映画を通じて現実の歴史や政治状況を感じ取ることもできます。

アクションとテーマのバランス

『ランボー3』は、過激なアクションシーンが多いものの、ランボーの人間性や友情、自己犠牲といったテーマも描かれており、単なる戦闘ヒーローではなく複雑なキャラクターとしてのランボーを再確認できる作品です。彼がどんなに平穏な生活を求めても、結局は戦いに巻き込まれてしまうという、避けられない運命が描かれています。

シリーズとの比較

前作の『ランボー／怒りの脱出』と比較すると、今作ではより壮大な戦闘シーンと、敵の規模が大きくなっており、スケールアップした印象です。しかし、その分、物語の感情的な深みが薄れたという批評もあり、ファンの間では賛否が分かれています。特にランボーのキャラクターが、ますます無敵のヒーロー像に近づいてしまい、人間としての弱さや苦悩があまり描かれなくなってしまった点に不満を持つ人もいるかもしれません。