映画「デアデビル」は、2003年｜アメリカ｜マーベルコミックのヒーローを映画化。
昼は弁護士、夜は復讐者として悪を裁く男をベン・アフレックが演じ、迫力のアクション！
そこで今回の記事では、映画「デアデビル」ネタバレ・あらすじ！考察と感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「デアデビル」解説
盲目の弁護士、マット・マードック。
彼は少年時代の事故により視力を失うが、超人的な感覚“レーダーセンス”を覚醒させる。
昼は弁護士として弱者を助けるマードックは、夜は正義の復讐者として、法の目が届かない悪を裁く“デアデビル”として活動していた。
キャスト
- マット・マードック／デアデビル：ベン・アフレック
- エレクトラ：ジェニファー・ガーナー
- ブルズアイ：コリン・ファレル
- キングピン／フィスク：マイケル・クラーク・ダンカン
- フランクリン・ネルソン：ジョン・ファヴロー
- ベン・ユーリック：ジョー・パントリアーノ
- ジャック・マードック：デヴィッド・キース
- 少年時代のマット：スコット・テラ
- ウェズリー：リーランド・オーサー
- カレン・ペイジ：エレン・ポンピオ
- マノリス：レニー・ロフティン
スタッフ
- 監督：マーク・スティーヴン・ジョンソン
- 原作：スタン・リー
- 音楽：グレーム・レヴェル
- 脚本：マーク・スティーヴン・ジョンソン
映画「デアデビル」ネタバレ・あらすじ
映画「デアデビル」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
レーダーセンス
赤黒いスーツを着た盲目の男、マット・マードックは、重傷を負って教会に逃げ込み、神父に助けを求めます。
マットは元ボクサーの父を持ち、少年時代に父親が暴力で借金を取り立てている姿を目撃し、ショックを受けて逃げ出したところで事故に遭い、劇物を浴びて盲目になります。
しかし、その代わりに他の感覚が鋭敏になり、特に聴覚が発達し、レーダーセンスという能力を得ます。
正義の味方になることを誓う
父親は息子の視力を失わせたことを悔い、まっとうな道を歩むことを誓い、ボクシングに復帰して連戦連勝を続けます。
しかし、ギャングから八百長試合で負けるよう命令されるも、それを拒んで逆転勝利を収めたため、試合後にギャングにリンチされて殺されます。
マットはその音を聞きつけ、父の遺体を発見します。
父の死をきっかけに、マットは弱者を守る正義の味方になることを誓い、手段を選ばずに仇を討つことを決意します。
デアデビル
時が経ち、マット・マードックは敏腕弁護士として名を馳せる一方、裏ではデアデビルとして悪党を裁いていました。
警察は彼の行為を隠蔽していましたが、記者のベンだけがデアデビルを好意的に追いかけていました。
孤独な日々を送るマットは、教会でエヴェレット神父に懺悔し、正義ではなく復讐に駆られていると諭されます。
ある日、マットは同僚のフォギーとカフェで過ごしている時、一人の女性エレクトラに出会います。
彼女と格闘した後、エレクトラはマットに自分の名前だけを教えて去って行きます。
パーティーの招待状
エレクトラの父、ニコラス・ナチオスは大富豪ですが、過去にキングピンに加担して財を成していました。
キングピンから手を引こうとするニコラスに対し、キングピンは暗殺を計画し、殺し屋ブルズアイを招へいします。
ヘルズキッチンはキングピンの手下で溢れ、デアデビルはその一人を追い詰めるが、子供が怯える姿に自らの行為に疑問を抱きます。
マットの事務所に大富豪ニコラス・ナチオスからパーティーの招待状が届き、マットは出席を渋るも、帰宅中にエレクトラと再会し、距離を縮めます。
雨が降り始めた夜、二人は愛を交わし、パーティーの招待状が残されます。
復讐
パーティーに出席したマットは記者ベンと会い、エレクトラと踊ります。
フィクスと出会い、マットは罪のない人しか弁護しないと拒絶しますが、フィクスはすべての人間に罪があると主張します。
エレクトラの父ニコラスはフィクスの登場に動揺し、帰宅を急ぎますが、ブルズアイに襲われます。デアデビルとしてナチオス親子を守ろうとするマットですが、ブルズアイに敗れ、ニコラスは殺されてしまいます。
エレクトラはデアデビルが父を殺したと思い込み、復讐を誓います。
エレクトラの最期
警察はデアデビルをニコラス殺人容疑者として追い始めますが、ベンは馴染みの検視官から見せられた武器からデアデビルの正体に気付きます。
ベンはマットを訪ね、キングピンが邪魔者の家族まで皆殺しにすることを教えます。
エレクトラはデアデビルの縄張りであるヘルズキッチンで彼を襲います。
デアデビルは誤解を解こうとしますが、エレクトラに倒されてしまいます。
彼女がマスクを剥がすと、マットであることに気付き、自分の過ちを悟ります。
その場にブルズアイが現れ、エレクトラに戦いを挑みます。
エレクトラは善戦しますが、最終的にブルズアイに敗れ、自らの武器で命を落とします。
デアデビルは彼女の最期を看取ります。
デアデビルとブルズアイの決闘
ブルズアイはデアデビルも抹殺しようと戦いを挑みますが、デアデビルは教会に逃げ込みます。
警察が教会を包囲する中、デアデビルとブルズアイの決闘が繰り広げられます。
デアデビルの気迫に押されるブルズアイは、彼の弱点がごう音だと気付き反撃します。
ブルズアイはフィクスがキングピンであり、バラを捧げるのが彼の趣味だと告げます。
父の仇を知ったデアデビルは、警察の狙撃隊の動きを利用し、ブルズアイの両手を撃ち抜かせます。
無力化したブルズアイをデアデビルは教会の最上階から突き落とします。
正義を闇から守る
キングピンはブルズアイの敗北を知り、護衛を帰してデアデビルを待ち構えます。
デアデビルはキングピンと対峙し、激しい戦いの末、スプリンクラーを使って視覚の代わりに音の反響を利用してキングピンの姿を捉えます。
キングピンの両膝を砕き形勢を逆転させたデアデビルは、キングピンの脅しに対し「盲目の男に負けたことを言えるわけがない」と言い放ち、警察にキングピンを引き渡します。
翌日の新聞にはデアデビルがキングピン逮捕の功労者と報じられ、フォギーがそれをマットに読み上げます。
マットはエレクトラのいない寂しさを感じつつも、デアデビルとして正義を貫く決意を新たにします。
記者のベンはデアデビルの正体を暴く原稿を削除し、デアデビルはヘルズキッチンの正義を闇から守り続けることを誓います。
映画「デアデビル」考察と感想
「デアデビル」の主人公マット・マードックは、盲目でありながらも超人的な聴覚とレーダーセンスを持つヒーローです。
彼の複雑な内面が描かれており、正義と復讐の間で揺れ動く姿が印象的です。
特に、父親の死をきっかけに正義を誓うマットの成長過程は、観客に共感を与えます。
映画全体を通じて、「正義」と「復讐」のテーマが深く掘り下げられています。
マットは父の死を契機に悪を討つことを決意しますが、しばしば自身の行動が正義なのか復讐なのか迷います。
この葛藤が彼のキャラクターをより人間味のあるものにしています。
また、エレクトラの復讐劇も同様に、正義と復讐の境界を曖昧にします。
キングピンことフィスクは、マットの正義感と対照的な存在です。
フィスクは力による支配と恐怖を信条とし、あらゆる手段を用いて権力を維持しようとします。
彼の冷酷な一面は、マットの人間味あふれる側面と対比され、物語に緊張感をもたらします。
映画は、視覚障害を持つ主人公の視点を巧みに表現しています。
マットのレーダーセンスや音の反響を使った戦闘シーンは、視覚的にも聴覚的にも斬新です。
これにより、観客は彼の能力と限界を直感的に理解できます。
また、雨のシーンでは、エレクトラの顔を初めて「見る」瞬間が感動的に描かれています。
「デアデビル」は倫理的な問いかけも含んでいます。
デアデビルの手段を選ばない正義感は、一歩間違えば悪に転じる危険性を孕んでいます。
彼の行動が法の枠外で行われることに対する疑問や、エレクトラが誤解から復讐に走る様子など、観客に深く考えさせる要素が多く含まれています。
記者ベン・ユーリックは、デアデビルの正体に気付きながらも、それを暴露しない選択をします。
彼の行動は、真実を追求するジャーナリズムと、個人の正義感との間で揺れ動く人間の複雑な心理を表しています。
ベンの存在は、物語に一層の深みを加えています。
映画の結末で、デアデビルはキングピンを倒し、ヘルズキッチンの平和を守ります。
しかし、彼の心にはエレクトラの死という大きな傷が残ります。
この結末は、ヒーローであっても個人的な喪失から逃れられないという現実を示しています。
同時に、彼が正義を守り続ける決意を新たにする姿は、希望と再生の象徴とも言えます。
感想
映画「デアデビル」は、視覚障害を持つヒーローの内面の葛藤と、彼の正義の探求が中心に描かれた作品でした。
マット・マードックのキャラクターが、盲目でありながらも超人的な能力を持ち、ヘルズキッチンでの犯罪との戦いを通じて成長していく姿に感銘を受けました。
特に印象深かったのは、マットが自身の能力を使って街を守る一方で、時に自分の行動が復讐に走ることになるという矛盾に直面する場面です。
彼の決断や葛藤が、物語全体に深みを与えています。
また、エレクトラとの関係も、彼の人間性を掘り下げる重要な要素であり、彼らの愛と喪失が物語の核心をなしていました。
映画全体を通じて、視覚と聴覚の描写が巧みに使われていた点も魅力でした。
マットのレーダーセンスを通じて描かれる戦闘シーンは独特であり、彼の視覚障害がむしろ彼の強みとなる描写には感動しました。
また、キングピンという冷酷で巨漢の敵役も、物語に深い緊張感を与える重要な要素でした。
彼の登場によって、マットの正義の意味や彼の行動の倫理的側面について考えさせられる場面が多くありました。
「デアデビル」は単なるスーパーヒーロー映画ではなく、その内面の葛藤や倫理的な問いかけを通じて、観客に深い感動と考察を与える作品でした。
特に、主人公の人間性と強さを同時に感じさせてくれた点が、私の心に強く残っています。
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まとめ
今回の記事では、映画「ジャッジ！」ネタバレを解説しました。
映画「デアデビル」は、2003年｜アメリカ｜マーベルコミックのヒーローを映画化。
昼は弁護士、夜は復讐者として悪を裁く男をベン・アフレックが演じ、迫力のアクション！
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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