映画「エルム街の悪夢３／惨劇の館」ネタバレ・あらすじ！考察と感想・続編に繋がる伏線

映画「エルム街の悪夢３／惨劇の館」は、1987年｜アメリカ｜悪夢のなかに現れる殺人鬼フレディの凶行を描く、人気シリーズ第3弾。

フレディに狙われる少年少女たちが、夢心理学者となった第1作の主人公ナンシーと共に反撃に挑む。

そこで今回の記事では、映画「エルム街の悪夢３／惨劇の館」ネタバレ・あらすじ！考察と感想・続編に繋がる伏線を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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まとめ

映画「エルム街の悪夢３／惨劇の館」解説

鉤爪の殺人鬼フレディの悪夢に悩まされた末に、精神病院へ送られた女子高生クリスティン。

彼女以外の少年少女たちもフレディの恐怖にさらされていたが、医者は信じようとはしない。

そんななか、かつてフレディと戦った過去を持つ夢心理学者ナンシーが現れる。

キャスト

ナンシー・トンプソン：ヘザー・ランゲンカンプ
クリステン・パーカー：パトリシア・アークエット
マックス：ラリー・フィッシュバーン
Ｄｒ．エリザベス・シムズ：プリシラ・ポインター
Ｄｒ．ニール・ゴードン：クレイグ・ワッソン
フレディ・クルーガー：ロバート・イングランド
エレイン・パーカー：ブルック・バンディ
ジョセフ（ジョーイ）：ロドニー・イーストマン
ドナルド・トンプソン警部補：ジョン・サクソン
タリン・ホワイト：ジェニファー・ルービン
ローランド・キンケイド：ケン・サゴーズ
フィリップ・アンダーソン：ブラッドリー・グレッグ

スタッフ

監督：チャック・ラッセル
音楽：アンジェロ・バダラメンティ
脚本：ウェス・クレイヴン、ブルース・ワグナー、チャック・ラッセル、フランク・ダラボン
製作：ロバート・シェイ

映画「エルム街の悪夢３／惨劇の館」ネタバレ・あらすじ

映画「エルム街の悪夢３／惨劇の館」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

悪夢に悩まされるクリスティン

エルム街の女子高生クリスティンは、悪夢に悩まされて精神科に通っています。

ある晩、クリスティンは母親に無理やり寝かされ、ベッドでうとうとしていると、「1、2、フレディがやってくる…」という子供たちの歌声を聞きます。

夢の中で三輪車に乗った少女を追いかけ、洋館に入ると、フレディが現れて追いかけてきます。

目を覚ましたクリスティンは現実世界でもフレディの幻影に悩まされ、手首を切ってしまいます。

患者たちとナンシーの登場

エルム街では若者たちが自殺しており、病院ではその対応に苦慮しています。

クリスティンも母親に連れられて病院に行き、錯乱してメスを持って暴れます。

そこをナンシーが助けます。

ナンシーはフレディの被害者で、彼らを救いたいと考えていました。

クリスティンは夢の中でナンシーに助けを求め、ナンシーは夢の中に引きずり込まれます。

ナンシーがクリスティンを助けると、フレディはナンシーに対して敵意を示します。

ナンシーは夢の中の傷が現実世界にも残るため、片手に切り傷を負います。

グループ集会と催眠療法の試み

翌日、医師のニールの元で入院患者たちのグループ集会が行われ、新しくナンシーが紹介されます。

患者たちはウィル、ジェニファー、フィリップ、ジョーイ、キンケイド、タランで、皆悪夢に悩まされています。

フィリップは悪夢を集団ヒステリーと考え、エリザベス女医は心の罪や葛藤が原因だと述べます。

集会後、ウィルはジョーイに寝ずの番を頼み、毎晩交代で見張りをしています。

ナンシーはニールと食事を共にし、悪夢が危険であることを訴え、催眠療法による対処を提案しますが、ニールはその療法の危険性から反対します。

ナンシーは患者たちを「夢の戦士」とし、生き残れるかは彼ら次第だと説明しますが、ニールには受け入れられませんでした。

フレディの襲撃と患者たちの死

その晩、フィリップがフレディに襲われ、血管を引き抜かれて操り人形のようにされ、病院のベランダから落下して死亡します。

グループ集会ではフィリップの死について議論され、ナンシーとクリスティンはフレディの仕業だと主張しますが、エリザベスは夢遊病による事故死だとし、夜間の施錠と鎮静剤の投与を命じます。

キンケイドは反対し、暴れたため隔離室に送られます。

ニールはフィリップの死を受け、ナンシーの催眠療法を試みることに決めます。

ジェニファーはテレビのトーク番組を見ながら眠らずにいると、テレビがフレディに変わり、ジェニファーを襲います。

ジェニファーはテレビに引き込まれて死亡します。

フレディの正体と遺体の発見

翌日、ニールは自分が患者を救えなかったことを悔いていると、シスターのメアリーが現れ、フレディの魂を安らかにする方法が唯一の解決策だと告げます。

しかし、メアリーが消えた後、ナンシーがニールに誰と話していたのか尋ねると、シスターの姿は消えていました。

翌日、ナンシーはグループ集会でフレディについて詳細に説明します。

彼はエルム街の子供たちを狙い続けており、その理由はエルム街の大人たちが彼を焼き殺したことによる復讐だと語ります。

ナンシーは、クリスティンの「夢の中に他人を呼び込む力」を活用し、夢の中で戦う決意を若者たちに促します。

フレディの仕業

催眠療法を試みるも最初はうまくいかず、何度か試した後、若者たちは夢の世界に入り込みます。

ウィルは「夢の中で歩ける」と立ち上がり、魔法を使えるようになります。

キンケイドは怪力、タランはナイフ使いの能力を得る中、ジョーイだけが夢の中に見当たらず、憧れの看護師に呼び出されます。

しかし、看護師はフレディの罠で、ジョーイは長い舌で拘束され、焼かれそうになります。

一同が気づくも、エリザベスの登場で催眠が解け、目を覚ますことができたものの、ジョーイは昏睡状態に陥ります。

ナンシーはフレディの仕業だと訴えますが、無視され、ニールとナンシーは治療から外されます。

シスター・メアリーとの出会い

ニールは夜、シスター・メアリーを廃墟で見つけ、彼女の後を追います。

メアリーはかつてこの建物で精神病の凶暴な囚人たちが監禁されていたことを語り、その中にフレディの母親アマンダ・クルーガーが含まれていたと説明します。

彼女は暴行され、発見された時には瀕死で妊娠していたと話し、フレディの遺体を探すようにと告げた後、姿を消します。

ジョーイの血文字とナンシーの決断

ナンシーが意識の戻らないジョーイに付き添っていると、突然ジョーイの身体に血文字で「こいつを取り戻してみるがいい」と刻まれます。

ナンシーとニールは合流し、ニールはメアリーから聞いた方法でフレディを葬るように話しますが、ナンシーはフレディの遺体はボイラー室で焼かれた後、隠されたと説明します。

その隠し場所を知っているのはナンシーの父・ドナルドだけです。

ナンシーはドナルドに会い、フレディの再出現を報告しますが、ドナルドは過去の辛い記憶を思い出すのを避けようとします。

ナンシーは怒って立ち去りますが、病院からニールにタランからの連絡が入ります。

クリスティンがヒステリーを起こして隔離室に移されてしまったのです。

遺体の隠し場所と教会の儀式

ナンシーは病院に戻り、ニールはドナルドに説得を試みます。

最終的にドナルドは納得し、ニールは彼を連れて教会で聖水と十字架を取り、遺体の隠し場所である車の廃棄場に向かいます。

病院に戻ったナンシーは、タランと合流し、全員でクリスティンの夢の中へ入り、力を合わせて助けることを決意します。

夢の中での戦闘とフレディの消失

再び催眠をかけ、夢の中に入ると隔離室の中でフレディに襲われます。

フレディの鉤爪によってグループは離れ離れになり、タランやウィルがフレディに襲われます。

タランはナイフで善戦しますが敗北し、ウィルも魔法の力で攻撃を試みますが、フレディに倒されます。

クリスティン、ナンシー、キンケイドは無事合流し、ジョーイを探します。

フレディとの最終決戦とナンシーの死

夢の中でフレディと対峙する3人は、ジョーイを見つけ、炎の中に落とされそうになるジョーイをナンシーが支え、キンケイドが怪力で引き上げます。

クリスティンとナンシー、キンケイドはフレディと戦いますが、フレディは力を増しており、キンケイドが拘束されます。

突然フレディの身体が消え、キンケイドが解放されます。

一方、ニールとドナルドは遺体が入った車を見つけ出し、ボンネットを開けると、骨と化したフレディの遺体が動き出します。

ドナルドはフレディと戦いますが、弾き飛ばされ、ニールも攻撃を受けます。フレディの遺体は勝ち誇って消えます。

夢の中で、ナンシーたちは鏡の中に現れるフレディたちに引きずり込まれそうになりますが、ジョーイが超音波を発して鏡を破壊し、フレディを追い払います。

しかし、ナンシーの父・ドナルドの幻影が現れ、ナンシーに別れを告げた後、実はフレディの変装であり、ナンシーは腹部を抉られてしまいます。

その後、気絶していたニールが目を覚まし、クリスティンがフレディに挑みますが、再びフレディに襲われます。

ナンシーは重傷を負いながらもフレディに戦いを挑み、背後からフレディに掴みかかります。

ニールは十字架と聖水を使い、フレディの遺体に浴びせ、フレディの身体が崩壊します。

ナンシーは最後の力を振り絞り、フレディを倒しますが、その後、クリスティンの腕の中で息を引き取ります。

ナンシーの葬儀とメアリーの正体

ナンシーの葬儀の際、ニールはシスター・メアリーの姿を見つけ、追いかけますが、そこにあったのは「アマンダ・クルーガー」と刻まれた墓でした。

メアリーの正体はフレディの母親だったのです。

映画「エルム街の悪夢３／惨劇の館」考察と感想・続編に繋がる伏線

『エルム街の悪夢3／惨劇の館』は、1987年に公開されたホラー映画で、フレディ・クルーガーとの戦いを描いたシリーズの第3作目です。

前作『エルム街の悪夢2 フレディの逆襲』の成功を受けて制作され、恐怖とサスペンスをさらに深めることを目指しました。

映画は、精神病院の隔離室で繰り広げられるフレディの恐怖と、若者たちの共同戦線を中心に展開します。

登場人物とストーリー

ナンシー・トンプソン（ヘザー・ランゲンカンプ）が再登場し、彼女が精神病院で出会った若者たちと共にフレディと戦う姿が描かれます。

ナンシーは、前作での経験からフレディを知っており、彼の恐怖の根源を探ります。

映画の中で、フレディの母親アマンダ・クルーガーの過去や、彼の起源に関する重要な情報が明らかになります。

特にシスター・メアリーの役割は、フレディの復活に深く関わっており、その正体が劇的なクライマックスを迎えます。

フレディの恐怖とキャラクターの成長

フレディのキャラクターは、前作からさらに恐怖を増しており、彼の能力や存在感が強調されています。

特に夢の中での戦いは、視覚的に印象的であり、フレディの恐怖を増幅させる要素となっています。

また、ナンシーの成長と彼女の精神的な強さが前面に出ており、彼女の戦いは単なる生存のためだけでなく、過去のトラウマに対する挑戦でもあります。

続編への伏線

この映画では、続編に繋がるいくつかの重要な伏線が仕込まれています。

フレディの母親の正体
映画の終盤で明らかになるシスター・メアリーの正体が、フレディの母親アマンダ・クルーガーであることは、シリーズの中でフレディの起源を理解するための重要な要素です。この情報は、後の続編でフレディの過去に関するさらなる掘り下げに繋がります。
ナンシーの死と遺産
ナンシーが最終的にフレディとの戦いで命を落とすことは、彼女の役割が完結することを意味しますが、その死はフレディに対する最後の一撃として重要です。ナンシーの死は、続編における新たなキャラクターたちの導入や、フレディの新たな犠牲者たちに対する布石となります。
ジョーイの超能力
ジョーイの超音波能力やその利用法が示されるシーンは、彼の能力が今後の続編でどのように活かされるかを予感させます。この能力は、次回作での夢の中の戦いにおいて、さらなる展開を期待させる要素となります。
フレディの再生能力
フレディの遺体が骨と化しても動き出すシーンは、彼が完全に消えることはないというメッセージを伝えています。フレディの再生能力や復活の可能性が示唆されており、続編での彼の再登場に繋がります。