映画「リトル・フォレスト 冬・春」は、2015年|日本|東北の小さな村で自給自足の生活を送る女性の姿を描く、「春夏秋冬」四部作の完結編です。
そこで今回の記事では、映画「リトル・フォレスト 冬・春」ネタバレ・あらすじ!考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「リトル・フォレスト 冬・春」解説
東北のとある小さな集落の古びた一軒家で、ひとりで暮らすいち子。
一度都会に出るも自分の居場所が見つけられずに戻ってきた彼女は、厳しい冬に耐えるための保存食を作り、静かな生活を送っていた。
そんないち子のもとに5年前に失踪した母親から手紙が届く。
キャスト
- いち子:橋本愛
- ユウ太:三浦貴大
- キッコ:松岡茉優
- シゲユキ:温水洋一
- 福子:桐島かれん
スタッフ
- 監督:森淳一
- 原作:五十嵐大介
- 音楽:宮内優里
- 脚本:森淳一
映画「リトル・フォレスト 冬・春」ネタバレ・あらすじ
映画「リトル・フォレスト 冬・春」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
クリスマスケーキの思い出
いち子は、母親と過ごしていたクリスマスの思い出を振り返ります。
母親はクリスマスを祝うタイプではありませんでしたが、たまに来る外国人の男性(母の元恋人かもしれない)をもてなすために、特別な二色のクリスマスケーキを作っていました。
大人になったいち子は、そのケーキの作り方を覚え、友人たちにふるまいます。
喧嘩と仲直り
いち子は友人のキッコと喧嘩をしてしまいます。
キッコが職場の悩みを打ち明けた際、いち子が不用意な言葉を言ってしまったことが原因で、キッコから「人とちゃんと向き合ったことがないのに、よくそんなことが言えるね」と言われてしまいます。
その言葉がいち子の心に残り、彼女は雪道を歩きながら反省します。
家に戻ると、カレーを持ったキッコが待っており、二人は仲直りして、一緒に小麦入りハットを食べます。
自己認識
いち子は村での生活に慣れてきましたが、ある日、塩漬けのわらびが足りなくなり、村の人からわらびをもらいに行きます。
その際、ユウ太から「いち子は一人で何でもやって偉いけど、村のことを他人ごとに感じているし、自分をごまかすためにここで生活しているように見える」と言われます。
いち子は、その言葉を聞いて、自分が街での生活がうまくいかず、逃げるように村に戻り、自分をごまかしながら暮らしてきたことに気づき、これではいけないと感じ始めます。
母親からの手紙
春になると、いち子は母親から手紙を受け取りますが、具体的な住所は書かれておらず、今の母親の気持ちが綴られています。
いち子はバイト先で上司に怒られ、一人で生きることや労働の難しさを改めて実感し、母親との関係について考えるようになります。
つくしを取り、佃煮にしながら労働と人生について思いを巡らせます。
キャベツのケーキ
いち子は畑で大量のキャベツを収穫し、ケーキを作りますが、それはただのお好み焼きのようだとユウ太に言われます。
その後、再び母親から手紙が届き、「人生は円ではなく螺旋のように進んでいく」という内容が書かれていました。
これを読んだいち子は、このままではいけないと感じ、来年のためにジャガイモを植えるのをやめる決意をします。
帰還と未来
いち子は村を離れますが、彼女が残したタマネギの畑をユウ太とキッコが耕しながら、いち子はいつか戻ってくるだろうと話します。
5年後、ユウ太とキッコは結婚し、子供も生まれます。
村の神楽祭りで、いち子が再び姿を現しました。
彼女は街で結婚し、以前とは異なり、自信を持って村に戻ってきました。
祭りで踊る彼女の姿を、ユウ太とキッコは誇らしげに見守ります。
映画「リトル・フォレスト 冬・春」本当の闇の考察と感想
本当の闇についての考察
映画「リトル・フォレスト 冬・春」の「本当の闇」は、いち子が直面する内面的な葛藤や、過去の未解決の問題に関連しています。
以下の点でその「闇」が浮き彫りになります。
母親の失踪とその影響
いち子の母親はなぜ失踪したのか、彼女の背景や動機が曖昧に描かれています。
この不明確さが、いち子にとっての「本当の闇」となり、彼女が抱える感情の根源に関わっていると考えられます。
母親がもたらした影響と、彼女の不在は、いち子の心に深い影を落としています。
自己認識の欠如と逃避
いち子が村に戻る理由とその背景には、街での生活に対する挫折や、自分の本当の気持ちを直視することからの逃避があります。
彼女は村での生活に自分を合わせることで、問題から逃げていると感じ始めます。
ユウ太の言葉がその現実を突きつけ、いち子の内面的な闇を明らかにします。
他者との関係の困難
いち子がキッコとの喧嘩やユウ太との対話を通じて、他者との関係がうまくいかない理由や、自分が他人の気持ちに無関心であることに気づきます。
この自己認識の欠如や対人関係の困難も「本当の闇」として描かれています。
母親からの手紙と人生の螺旋
母親からの手紙に綴られた「人生は螺旋状に進む」というメッセージは、いち子が繰り返し同じ問題に直面していることを象徴しています。
彼女が直面する課題や成長の過程が、単なる円ではなく螺旋状であるという認識が、「本当の闇」を理解する鍵となります。
この映画は、表面的な生活の描写だけでなく、いち子の内面で起こる葛藤や成長を深く掘り下げることで、「本当の闇」を浮き彫りにしています。
感想
いち子が母親とのクリスマスの思い出を振り返るシーンでは、母親のことをもっと知りたくなる気持ちがわかりました。
母親が作ったクリスマスケーキが、ただの料理ではなく、いち子の心に深い意味を持っていることが伝わってきました。
大人になったいち子がそのケーキを作るシーンは、彼女の成長を感じさせます。
また、キッコとの喧嘩やユウ太の言葉は、いち子が自分自身とどう向き合うかを考えさせられる場面でした。
いち子が自分の感情や行動を見つめ直し、雪道を歩きながら反省する姿は、とても共感できました。自分を見つめ直すことの大切さを感じました。
春になると、いち子が母親からの手紙を受け取り、自分の生き方について考えるシーンが印象的でした。
手紙には「人生は螺旋状に進む」と書かれていて、過去の出来事が無駄ではないと気づくきっかけになったと思います。
いち子がジャガイモを植えるのをやめる決意をする場面では、自分の選択が未来にどんな影響を与えるかを考える姿が描かれていました。
最後に、いち子が村を離れ、5年後に戻ってきたシーンは感動的でした。
彼女が自信を持って村の神楽祭りで踊る姿を見ると、苦しい時期を乗り越えて成長したことが伝わってきました。
ユウ太とキッコがその姿を見守る場面は、彼らの温かい友情といち子の変化を感じさせます。
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まとめ
今回の記事では、映画「リトル・フォレスト 冬・春」ネタバレを解説しました。
映画「リトル・フォレスト 冬・春」は、2015年|日本|東北の小さな村で自給自足の生活を送る女性の姿を描く、「春夏秋冬」四部作の完結編です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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