映画「怪談新耳袋劇場版」ネタバレ・あらすじ！考察と感想

映画「怪談新耳袋劇場版」は、2004年｜日本｜オムニバスホラーの劇場版第1弾！

あなたはもう逃げられない…。

そこで今回の記事では、映画「怪談新耳袋劇場版」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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映画「怪談新耳袋劇場版」解説
1. キャスト
2. スタッフ
映画「怪談新耳袋劇場版」ネタバレ・あらすじ
映画「怪談新耳袋劇場版」考察や感想
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まとめ

映画「怪談新耳袋劇場版」解説

深夜のビルで見回りをしていた夜間警備員たちに亡者が群がり、無数の手が伸びてきて…（「夜警の報告書」）。

山奥から怪しい音が聞こえてきて、夜の山道で迷ったOLたちが姿を消していく。

残ったのは煙草の煙だけだった…（「残煙」）ほか。

キャスト

竹中直人
林泰文
嶋大輔
坂井真紀
坂上香織
佐藤康恵
高岡早紀
大沢樹生
井上晴美
北村一輝
上条誠
内野謙太
堀北真希
曽根英樹
小野寺昭
烏丸せつこ

スタッフ

監督
- 吉田秋生
- 鈴木浩介
- 佐々木浩久
- 三宅隆太
- 豊島圭介
- 雨宮慶太
- 平野俊一
原作：木原浩勝、中山市朗
脚本：三宅隆太

映画「怪談新耳袋劇場版」ネタバレ・あらすじ

映画「怪談新耳袋劇場版」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

夜警の報告書

とある警備会社で、上司が若い部下を叱っていました。その部下は何かにひどく怯えていて、原因が分からないまま辞めてしまいました。上司は別の警備員と新しい補助警備員と共に仕事をすることになりましたが、補助警備員も建物内の霊を見つけて仕事ができなくなり、上司に電話をします。録音メッセージを再生すると不気味な女の笑い声が聞こえました。上司と元々いた警備員が仕事を続けましたが、上司は次々と霊に遭遇し、ついに複数の霊が寝泊まりしている事実を知り、仕事を辞めました。公園で偶然会った同僚に仕事を辞めたことを話すと、その同僚は今もその会社で働いていると言いましたが、上司には同僚の背中に複数の手が見えました。同僚は霊感体質だったのです。

残煙

朋美と2人のOLは宴会で上司のカラオケに付き合わされていましたが、彼氏の正樹を残して先に帰ることにしました。三人は煙草を吸いながら帰路につきますが、道に迷い、人気のない森林で車を止めました。そこでお地蔵様がたくさん並んだ不気味な場所にたどり着きます。朋美は正樹から迎えに来るというメールをもらい、三人で正樹を待つことにしました。しかし、同僚が煙草を吸っている最中に煙と共に姿が消えてしまいました。恐怖を感じた朋美ともう一人の女性は逃げ出そうとしましたが、結局二人とも神隠しにあったかのように消されてしまい、煙草の煙が車内に立ち込めていました。

手袋

ある女性がアパートに帰宅すると、見知らぬ女性をアパートで見かけますが、その女性はすぐに消えてしまいます。元恋人が家に訪ねてきて一緒に過ごした晩から、彼女は誰かに首を絞められる悪夢に悩まされるようになりました。鏡にその痣が残っていることで夢ではないと確信します。彼に相談すると、彼も同じ被害に遭っていると話します。ある晩、自分の首を絞めているのが白い手袋をはめた手だとわかり、首を絞められることがなくなりました。その後、元恋人が別の女性と結婚したという葉書が届きます。葉書に写った元恋人とその嫁の写真を見た時、彼女は自分の首を絞めていたのが生霊の彼女の手だったことに気づきました。

重いっ！

布団を川の字にして眠る母親と幼い息子。母親は、謎の男が彼女の上に乗っかり苦しめようとする悪夢に悩まされていました。母親が「やめてー！」と叫ぶと男の霊は消えましたが、翌日、男の霊は息子の上に乗っかって彼を苦しめようとします。母親は息子を助けるために駆けつけますが、その後の親子の運命は明らかにされていません。

姿見

男子高校生2人が、卒業後の進路として就職が決まったことを祝って体育館で話をしていました。そこで学校の噂になっている体育館倉庫の鏡に霊が出るという話を確かめようとします。好奇心から鏡を覆っているカーテンを開けますが、何も起こりません。一人が就職先からの電話に出るためにその場を離れた後、残ったもう一人は鏡に不気味な女の霊を見てしまい、姿を消してしまいます。戻ってきた友人は彼が消えたことに不信感を抱き、体育館をさまよいますが、女の笑い声が聞こえてきて、次第に洗脳されるかのように絶叫します。声が消えるとバスケットボールを手にした真っ白な女性の霊が現れ、彼の目の前に近づいてきました。

視線

由加里はクラスで浮いた存在の女子でした。3年C組は文化祭の出し物として「10年後の自分」についてビデオメッセージを残すことになり、由加里もビデオを撮影します。しかし、そのビデオに怪しげなものが映り込んでいると担任教師から指摘されます。調査の結果、この学校が昔、病院だった時に戦争で傷ついた患者を治療していた看護師が写っていることがわかります。そのビデオをクラスメイトが文化祭の出し物に使うと宣言し、気の弱い由加里は複雑な気持ちを抱えますが、他のクラスの女子から「心霊ビデオを撮った有名人」として興味を持たれ、初めて友達ができました。文化祭当日、ビデオを見た友達は何かが睨んでいたと報告します。由加里はビデオを確かめに行き、不気味な看護師が映り込んでいることに気づきます。逃げようとする彼女のすぐ後ろに看護師の霊がいて「ずっと見ててあげる」と言います。由加里はビデオを撮影して以来、その看護師の霊がずっと憑いてきていたことに気づきます。

約束

やすひろは、編集関係の仕事をしている伯父の留守番を任されました。伯父は彼に「名前を呼ばれたら絶対に返事をする」という奇妙な約束事を伝えます。やすひろは豪邸のようなマンションでセレブ気分を楽しみますが、ある日、伯父が大切に保管している高価なワインを開けて飲んでしまいます。伯父から電話があり、やすひろは「名前を呼ばれたら返事をする」というルールを守るように再度念を押されました。

その日以来、「かずのりさん」という女性の声が毎日聞こえ、やすひろは「はい」と返事をする日々が続きます。恋人のあやかを招いた夜も「かずのりさん」の声が止まらず、やすひろは身の危険を感じてあやかを帰らせます。やがて異常に背が高い不気味な女の霊が現れ、やすひろは悲鳴を上げます。

翌日、伯父が帰宅し、やすひろに「返事はしたか？」と尋ね、やすひろが「うん」と答えると「なら大丈夫だ」と安心させます。やすひろはあの女の霊が伯父が惚れていた女性の霊だったのかもしれないと考えますが、伯父の名前は「かずのり」ではないことに疑問を抱きます。

ヒサオ

ヒサオという一人息子がいる母は、彼が不登校で家に引き籠っているように振舞っています。ヒサオの影だけが母には見え、肘掛け椅子に座るヒサオが時々母に声をかけます。ヒサオが不登校になった原因は、同じクラスの男の子2人からのいじめと恐喝、そしてそのことで想いを寄せていた女の子にまでお金を貸してほしいと頼んだことでした。その結果、ヒサオは暴力を受け、池に突き落とされて亡くなりました。母はその事実を受け入れられず、息子がまだ生きているかのように振舞っていたのです。

ヒサオの母は、ヒサオをいじめて殺したと思われるクラスメイト2人を殺そうと包丁を手に彼らの家に押しかけようとします。そんな母に「もうええよお母さん」と言うヒサオの声が聞こえますが、母は悔しさと哀しみに泣き叫びます。親戚の女性からの電話で、ニュースを見ると、ヒサオをいじめた同級生2人が不自然な死を遂げたことが報道されていました。

母は「ヒサオがやったんか？そんな事せんでもお母ちゃんが殺したのに、ヒサオはほんま優しい子やな」と言い、決意したように「これからはどんな事でもヒサオと話したい」と言ってベランダで首吊り自殺を図ります。