映画「呪怨 黒い少女」は、2009年｜日本｜ジャパニーズホラーの傑作『呪怨』の10周年に製作された『呪怨 白い老女』と対になる2部作の1編。
そこで今回の記事では、映画「呪怨 黒い少女」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「呪怨 黒い少女」解説
芙季絵という少女の担当になった看護師・裕子。
検査の結果、芙季絵の体内に「嚢腫」が発見される。
その後、裕子の隣人は黒い少女によって捕らえられ、芙季絵の父は殺人を犯し、狂い始める。
芙季絵の母は霊力を持つ妹に除霊を依頼し、成功したかに思えたが…。
キャスト
- 加護亜依
- 瀬戸康史
- 中村ゆり
- 高樹マリア
- 松本花奈
- 中園友乃
- 次原かな
- 重山邦輝
- 松嶋亮太
- 勝村政信
スタッフ
- 監督：安里麻里
- 音楽：ゲイリー芦屋
- 脚本：安里麻里
映画「呪怨 黒い少女」ネタバレ・あらすじ
映画「呪怨 黒い少女」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
物語の始まり
小学校の放課後、少年の徹也が一家殺人事件の現場を見て興奮し、友達に電話する場面から始まります。
その夜、徹也は隣室の裕子の部屋から聞こえる怪しい音に目が覚め、裕子に片思いしていた彼は嫉妬の念を抱きます。
異常な音と揺れに見舞われながら一夜を過ごした徹也は、翌日バイトへ行く間、友人のカップルに留守を頼みます。
途中で裕子を見かけた徹也は、彼女を追いかけて部屋まで行くと、謎の黒い手に引きずり込まれてしまいます。
芙季絵と裕子の関係
看護師の裕子が小学生の少女、横田芙季絵の担当を任されています。
芙季絵は裕子に懐いていますが、原因不明の珍しい病気で入院しています。
ある日、裕子が芙季絵の様子を見に行くと、得体の知れない物体に遭遇します。
その物体は徹也を引きずり込み、彼に自分の頭を壁に打ち付けさせて殺します。
その後、物体は裕子を狙います。
綾乃の恐怖
綾乃はしつこい上司の誘いを断り、タクシーから降りて家まで歩いていると、背後から近づく音に気づきます。
振り返ると、そこには真っ黒な子ども、芙季絵が立っていました。
芙季絵の異変
芙季絵が放課後に異常な痙攣を起こし、同級生により職員室に連絡されます。
母と帰宅後、両親が喧嘩を始めると芙季絵は奇声を上げて倒れ、父親に「お前はこの手で女を殺す」と言い放ちます。
病院では身体の異常は見られず、家庭環境が原因とされますが、再検査で芙季絵の体内に肉腫が見つかります。
母は霊能力を持つ妹に相談します。
横田の悪夢
横田は同僚の綾乃を見舞いに行きますが、襲われる夢を見て、実際に綾乃が首を絞められて死んでいるのを発見し、遺体を森に埋めますが、遺体は異常な呻き声を発します。
芙季絵の呪い
芙季絵の母、季和子は妹の真理子に芙季絵の肉腫が未生児の呪いかもしれないと相談します。
真理子はしぶしぶ除霊を引き受け、3日後に除霊を行いますが、芙季絵の体が異様に膨らみ、不気味な顔が浮かび上がります。
真理子が除霊を終えた後、芙季絵の双子の妹の霊が真理子とその家族を殺します。
絶望の結末
季和子は芙季絵が双子の妹と入れ替わっていることに気付き、屋上から共に身を投げます。
最後に、黒い少女が季和子を見つめていました。
映画「呪怨 黒い少女」考察や感想
「呪怨 黒い少女」のストーリーは、日常と異常が入り混じる世界を描いています。
小学生の芙季絵が原因不明の病に苦しむ様子から始まり、次第に彼女の家族や周囲の人々が不気味な出来事に巻き込まれていく過程が非常にスリリングです。
特に、芙季絵の父親が巻き込まれる一連の事件や、霊能力を持つ真理子が登場する場面は、視聴者に強い緊張感を与えます。
登場人物たちの心理描写も、この映画の大きな魅力の一つです。
裕子が芙季絵に対する思いや、季和子がかつて生まれなかった子供への罪悪感と向き合う姿が印象的です。
真理子の霊能力者としての葛藤や、横田の恐怖心もリアルに描かれ、物語に深みを与えています。
「呪怨 黒い少女」では、音響やビジュアルエフェクトを駆使して、観客に強い恐怖を感じさせます。
特に、芙季絵の体内に不気味な顔が浮かび上がるシーンや、黒い少女が登場する瞬間は、視覚的に衝撃的です。
また、日常の中に潜む恐怖が、観客の日常生活にも影響を与えるような巧みな演出がなされています。
この映画は、家族の絆や過去の罪と向き合うことの重要性をテーマにしています。
季和子が未生児への罪悪感と向き合い、最終的に身を投げるシーンは、非常に感動的であり、観客に強い印象を残します。
また、呪いの連鎖が次々と広がる様子は、過去の行為が現在にどのように影響を及ぼすかを考えさせられます。
感想
裕子が芙季絵の病気に関わる場面です。芙季絵の病気やその謎の物体が持つ恐怖感は、見ているだけで背筋が寒くなるような感覚を呼び起こします。
徹也が引きずり込まれるシーンでは、恐怖と絶望が交錯し、彼の運命を見守ることがどれほど辛いかを感じました。
また、芙季絵の奇妙な痙攣と、それに続く家庭での喧嘩から、彼女の内面的な苦しみが表現されていることが心に残ります。
彼女の両親の関係が崩れていく様子と、その結果として起こる芙季絵の状態の悪化は、家族のダイナミクスがどれほど重要かを改めて考えさせられました。
真理子による除霊シーンでは、芙季絵の体内に浮かび上がる不気味な顔が、霊の存在とその力を象徴しているように感じました。
真理子が除霊に挑む姿は強い印象を残し、その後の悲劇的な結末に繋がる過程で、感情が揺さぶられる瞬間が多かったです。
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まとめ
今回の記事では、映画「呪怨 黒い少女」ネタバレを解説しました。
映画「呪怨 黒い少女」は、2009年｜日本｜ジャパニーズホラーの傑作『呪怨』の10周年に製作された『呪怨 白い老女』と対になる2部作の1編。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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