映画「猛獣大脱走」は、1983年｜イタリア｜
動物園の猛獣たちが事故によって檻から逃げ出し、次々と住民を襲う様を描いた動物パニック映画です。
そこで今回の記事では、映画「猛獣大脱走」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「猛獣大脱走」解説
最新コンピューターで動物を管理する巨大動物園で、動物たちの異常行動が頻発。
獣医のバーナーは原因を探ろうとするが、その頃街ではネズミの大群がカップルを襲う事件が発生。
そして動物園では、象によって電気系統が破壊され、動物たちが一斉に逃げ出し…。
キャスト
- ルパート・バーナー：ジョン・アルドリッチ
- ローラ・シュワルツ：ロレーヌ・ド・セル
- ブラウン警部：ウーゴ・ボローニャ
- スージー・シュワルツ：ルイーザ・ロイド
- 動物園職員１：ジョン・ステイシー
- 動物園職員２：エンツォ・ペッツ
- キャロルの母親：モニカ・ニッケル
- キャロル：ステファニア・ピンナ
- 生徒（アニー）：シモネッタ・ピンナ
- 生徒（アリス）：アレッサンドラ・スヴァンパ
- 生徒（トミー）：フェデリコ・ヴェロキア
- カール：アレッサンドロ・フレイバーガー
- フェイ：ティジアナ・タノッツィーニ
- レポーター：ジャンフランコ・プリンシピ
スタッフ
- 監督：フランコ・Ｅ・プロスペリ
- 音楽：ダニエル・パトゥッキ
- 脚本：フランコ・Ｅ・プロスペリ
- 製作：フェデリコ・プロスペリ
映画「猛獣大脱走」ネタバレ・あらすじ
映画「猛獣大脱走」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
舞台設定
1980年代、北ヨーロッパの都会が舞台です。
獣医のルパート・バーナー（愛称リップ）と恋人で記者のローラ・シュワルツが登場します。
二人は閉園後の動物園で散策しており、動物たちは餌の時間を迎え、水を飲んでいます。
異常な動物たち
ローラはトラの写真を撮ろうとしますが、トラが異常に興奮しているのに気づきます。
リップはトラに麻酔を注射し、研究室に運ばせます。
その間、ローラは一人娘のスージーに電話をかけますが、応答がありません。
シングルマザーであるローラは、仕事が忙しくてスージーとの関係がぎくしゃくしています。
街での異変
夜が訪れると、街では異常な事態が発生します。
下水溝から何百匹ものドブネズミが出現し、停車中の車にいたカップルに襲い掛かります。
ネズミたちはカップルを食い殺してしまいます。
この事件により、リップは知人のブラウン警部から連絡を受け、専門家として現場に急行することになります。
動物園での異変
ドブネズミが街を襲ったのと同時に、動物園でも異常事態が発生しています。
動物たちが凶暴化し、檻を壊そうとして暴れています。
夜勤スタッフたちはモニターでこの異常な様子を確認し、驚いています。
動物園では最新鋭のコンピューターで檻を管理していましたが、ゾウが暴れて壁を壊したことでコンピューターが故障し、全ての檻が開放されてしまいます。
解放された動物たちは次々と夜勤スタッフを襲い、彼らを食い荒らします。
リップの対応
リップは警察や消防に指示を出し、車周辺で暴れているネズミを火炎放射器で焼き払っています。
数匹の生きたネズミを捕獲し、動物園に戻ると、園の扉が壊され、動物たちはすでに脱走していました。
リップは無残に食い殺されたスタッフの遺体を発見し、動物たちが脱走したことを警察に通報します。
街でのパニック
脱走した動物たちは街を混乱させます。
人々は動物に襲われたり、逃げる途中で事故を起こしたりしています。
ゾウは空港に侵入し、航空機が墜落する原因となり、街全体が停電します。
地下鉄で帰宅中のローラの前にトラが現れ、乗客たちはパニックに陥ります。
ローラは幼い少女キャロルを抱えながら逃げますが、トラに追われます。
リップと警部が現れ、麻酔弾を使ってトラを捕獲します。
原因の調査
リップは動物たちが急に凶暴化した原因を考え続けています。
ローラや警部を連れて研究室に戻ることにします。
一方、学校でバレエのレッスンを受けていたスージーも停電で不安を感じています。
他の子供たちが水道水を飲む中、スージーだけがコーラを飲んでいます。
獣の鳴き声が響き、シロクマが現れると、教師が犠牲になります。
子供たちは用務員とともに2階の自然史教室に避難します。
凶暴化の原因
研究室で動物を調べていたリップは、凶暴化の原因をついに突き止めます。
調査の結果、微量でトリップできる強力な麻薬が水道管を汚染していたことが判明しました。
この麻薬が混入した水道水を飲んだ動物たちが一時的に凶暴化していたのです。
麻薬の影響がなくなった動物たちは、檻に戻されると大人しくなっていました。
リップは厚生省に見本を送ることに決め、ローラや警部とともにまずはスージーの学校へ向かいます。
電気が復旧し、ローラは「悪夢も終わりね」と安心して笑顔を見せました。
麻薬の影響
学校に到着したリップたちは、校庭に大人しくなったシロクマの姿を見つけます。
リップと警部がシロクマの対応をしている間に、ローラは校内でスージーを探します。
静まり返った校内で子どもたちの声を聞いたローラが、その声を頼りに自然史教室のドアを開けると、異様な光景が広がっていました。
用務員の女性が殺害され、その近くで子どもたちが無邪気に笑っています。
子どもたちは明らかに正気を失い、手に凶器を持っていました。
これも麻薬の影響で、汚染された水道水を飲んだために凶暴化してしまったのです。
続く悪夢
ローラは唯一水道水を飲まなかったスージーを保護し、襲いかかる子どもたちから逃げるとともに、彼らを部屋に閉じ込めます。
ドアが凶器で壊されそうになる中、スージーは恐怖のあまり悲鳴を上げます。
リップや警部が駆けつけ、状況を把握しました。
しばらくして事態は収束し、厚生省からは麻薬を含んだ産業廃棄物が水道の一部を汚染したと発表がありました。
子どもたちも快復に向かっているとのことです。
リップとローラは大都市の危険性を警告し、この映画は終わりを迎えます。
映画「猛獣大脱走」ラストシーンの考察と感想
ラストシーンでは、麻薬が原因で凶暴化した動物たちや子どもたちが描かれます。
麻薬の影響で動物たちが暴れ回り、その後、汚染された水道水が子どもたちにまで影響を与えます。
この設定は、現代の都市に潜む危険性や、予期せぬ事故が引き起こす混乱を象徴しています。
特に、麻薬が引き起こす問題や、それが引き起こす暴力の連鎖が強調されています。
最終的に、厚生省の発表によって事態が収束することが示されますが、これには希望と現実の対比があります。
問題が解決される一方で、映画全体を通じて描かれた混乱や暴力の影響は簡単には消えないことを示しています。
希望を持ちつつも、現実の厳しさやそれに対処するための努力が必要であることを伝えています。
感想
この映画はとてもスリリングでドキドキしました。
動物たちが突然凶暴化して街を襲うシーンは、思わず目を背けたくなるくらいの迫力がありました。
特に動物園のシーンでは、動物たちが暴れ回る様子がリアルに描かれていて、ハラハラしました。
物語の中心にいる獣医のリップと彼の恋人ローラの関係も良かったです。
リップが麻薬の原因を突き止め、ローラが必死に娘を守ろうとする姿が感動的でした。
特に、リップが麻薬の影響を調べ、ローラが娘を必死に守るシーンは、とても印象的でした。
映画の終わり方も良かったと思います。
麻薬の影響が切れて動物たちが落ち着いたり、子どもたちが回復していく様子が描かれて、ひとまずの安心感がありました。
ただ、映画を見終わっても、問題がすぐには解決しない現実を考えさせられる点が面白かったです。
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まとめ
今回の記事では、映画「猛獣大脱走」ネタバレを解説しました。
映画「猛獣大脱走」は、1983年｜イタリア｜
動物園の猛獣たちが事故によって檻から逃げ出し、次々と住民を襲う様を描いた動物パニック映画です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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