映画「英国王のスピーチ」は、2010年｜イギリス｜アカデミー賞4部門受賞、イギリス王・ジョージ6世の史実を元に描いた感動ドラマです。
そこで今回の記事では、映画「英国王のスピーチ」ネタバレ・あらすじ！感想や実話の時代背景についても考察していきます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「英国王のスピーチ」解説
英国王・ジョージ5世の次男・アルバートは吃音で内向的な性格。そ
んな夫を心配した妻が見つけてきたのは変わり者の言語療法士・ライオネルだった。
型破りな彼の治療に反発するアルバート。
だが兄が王位を返上したことから、突如王の座に就くこととなり…。
キャスト
- ジョージ６世：コリン・ファース
- ライオネル・ローグ：ジェフリー・ラッシュ
- エドワード８世：ガイ・ピアース
- ウィンストン・チャーチル：ティモシー・スポール
- 大司教コスモ・ラング：デレク・ジャコビ
- ローグ夫人：ジェニファー・イーリー
- ジョージ５世：マイケル・ガンボン
- メアリー王妃：クレア・ブルーム
- ウォリス・シンプソン：イヴ・ベスト
- エリザベス２世：フライア・ウィルソン
- マーガレット：ラモーナ・マルケス
- ボールドウィン首相：アンソニー・アンドリュース
スタッフ
- 監督：トム・フーパー
- 音楽：アレクサンドル・デスプラ
- 脚本：デヴィッド・サイドラー
映画「英国王のスピーチ」ネタバレ・あらすじ
映画「英国王のスピーチ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
吃音症という障害
物語の舞台は1930年代のイギリス。
ジョージ６世（アルバート）は、父であるジョージ５世から国民の前での演説を要求されるも、吃音症により大衆を失望させてしまいます。
彼は幼少期に乳母からの虐待を受け、それが原因で吃音症に苦しむようになった過去を持っています。
父ジョージ５世は息子をあらゆる方法で吃音症を克服させようと試みますが、成功しませんでした。
治療の試みと挫折
ジョージ６世の妻エリザベスは、吃音症の専門家であるライオネル・ローグと出会います。
ライオネルは医師ではないものの、第一次世界大戦後に多くの兵士を治療した経験を持ち、独自の治療法を提案します。
ジョージ６世は最初はライオネルの治療に抵抗を感じますが、やがて信頼関係が築かれ、治療を受けることを決意します。
しかし、ビー玉を使った治療やクラシック音楽を聴きながらの朗読など、新しい方法に違和感を覚えることも多かったジョージ６世は、しばしば治療を断念し、自信を失うこともありました。
王位継承の重圧
1936年、エドワード８世が恋人ウォリス・シンプソンとの結婚問題で退位し、ジョージ６世が王位を継承することになります。
ジョージ６世は自身の吃音症という障害を克服し、国民に向けて重要なスピーチを行わなければなりません。
そのプレッシャーは彼の内面に大きな影響を与え、彼の心の成長を促します。
ライオネルとの友情の深化
治療を通じて、ジョージ６世とライオネルの間には徐々に深まる友情が生まれます。
ジョージはライオネルを自分と同じ目線で見ることができる人物として尊重し、お互いに支え合う姿勢を築いていきます。
ライオネルはただ治療を行う医師ではなく、ジョージの心の支えとなり、彼の内面の成長を助けます。
決意と成長の物語
第二次世界大戦が勃発する中、ジョージ６世は国民に向けた重要な演説を行うことになります。
彼の吃音症は依然として彼を苦しめますが、ライオネルの支えを受けて自信を取り戻し、見事にスピーチを成功させます。
そのスピーチは国民に大きな感動を与え、ジョージ６世のリーダーシップと決断力を証明します。
ジョージとエリザベスは、国民に手を振りながら威風堂々とした姿を見せ、ライオネルはその姿を優しく見守ります。
彼らの友情はその後も変わることなく続き、ジョージ６世の治世においても、その絆は揺るぎないものとなりました。
映画「英国王のスピーチ」実話の時代背景 考察
映画「英国王のスピーチ」は、実際の歴史的な背景を基にしています。
以下に、その時代背景について考察します。
イギリスの政治と社会的状況
映画の舞台となる1930年代のイギリスは、第一次世界大戦の影響から立ち直りつつありましたが、経済的な不況が続いていました。
大恐慌が世界的に影響を及ぼし、労働者階級や貧困層には深刻な影響を与えていました。
この社会的不安定さが、王室や政府に対する期待とプレッシャーを高める要因となっています。
王族の役割と責任
イギリスの王族には、国民の団結や希望を象徴する役割が期待されていました。
特に、ジョージ６世が即位した時期は、戦争の影が迫っていた時期でもありました。
王の声は、国民に勇気や希望を与える重要な役割を果たしていました。
ジョージ６世の吃音症とその影響
ジョージ６世（アルバート）が吃音症に苦しむ姿は、当時の社会に大きな衝撃を与えました。
吃音症は一般に理解されていなかった時代であり、そのような障害を持つ王族が国民の前で演説することは、極めて珍しいものでした。
ライオネル・ローグという治療家の登場
映画では、ライオネル・ローグという架空の治療家が登場しますが、彼のキャラクターは実在の治療家であるライオネル・ローガンに基づいています。
実際のライオネル・ローガンは第一次世界大戦後に多くの兵士を治療し、その経験が後に王族であるジョージ６世の吃音症治療にも応用されました。
メディアの役割と技術の進化
ラジオの普及が進んでいた1930年代において、ジョージ６世のスピーチは国民に直接届けられる重要な手段でした。
その時代背景を考えると、メディアが持つ影響力と、それが王族や政治家に与える影響が大きかったことが理解できます。
映画「英国王のスピーチ」感想
映画「英国王のスピーチ」は、歴史的な出来事をベースにした感動的な人間ドラマでした。
ジョージ６世の吃音症という障害を克服しようとする姿勢や、その過程で築かれる信頼関係が心に深く響きました。
特に、ジョージ６世とライオネル・ローグの関係が描かれる部分は感動的でした。
ライオネルの人間味溢れる治療方法が、単なる技術的な治療を超えて、ジョージの内面の成長を促しました。
彼らの対話や、時には軋轢もあった関係が、お互いの理解と信頼へと深まっていく様子に、心が温かくなりました。
また、映画は時代背景も見事に描いており、1930年代のイギリス社会の緊張感や王室の責務、メディアの役割などが物語の背景として重要な役割を果たしています。
特に、ラジオを通じて国民に向けた演説がどれだけ重要かが示される場面は印象的でした。
最終的に、ジョージ６世が国民の前で成功を収めるスピーチの場面では、彼の成長と勇気に感動しました。
吃音症を克服するために、自分自身と向き合い、そして信頼するライオネルと共に歩んだ姿勢が、私にとっては非常に感銘深いものでした。
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まとめ
今回の記事では、映画「英国王のスピーチ」ネタバレを解説しました。
映画「英国王のスピーチ」は、2010年｜イギリス｜アカデミー賞4部門受賞、イギリス王・ジョージ6世の史実を元に描いた感動ドラマです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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