沈黙の戦艦のネタバレや感想を解説

『沈黙の戦艦』(原題: Under Siege)は、1992年に公開されたアクション映画で、スティーブン・セガールが主演し、エリカ・エレニアックも出演しています。

以下はネタバレを含む、この映画の見どころです。

舞台はアメリカ海軍のミサイル巡洋艦「ミズーリ」。

この巡洋艦は非武装化されて予備役として保管されていましたが、テロリストのリーダーであるトミー・リー・ジョーンズ演じるウィリアム・ストランナック率いる一団が、艦内に潜入して船を乗っ取ります。

ストランナックはミサイルを奪い、ミズーリを使ってアメリカ本土に対するテロ攻撃を計画しています。

映画はアクション、サスペンス、緊張感あふれるストーリーで、スティーブン・セガールの代表作の一つとされています。

彼のファンやアクション映画愛好者にとって楽しめる作品となっています。

本記事では、沈黙の戦艦のネタバレや感想などを解説していきます。

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目次

沈黙の戦艦のあらすじ

50年前、日本軍の真珠湾奇襲により、太平洋艦隊が壊滅的な打撃を受けた。

その壮絶な戦いで命を落とした兵士たちを追悼し、戦艦ミズーリ号が入港することとなりました。

この最速で最強の戦艦、ミズーリ号は、退役が決まり、アメリカ大統領の命令により、海上ミサイルを撤去するために最後の航海に出発します。

艦長の誕生日を祝うサプライズパーティーの計画を立てていたクリル中佐は、ヘリコプターの着陸許可を出すように指示を受けた。

通常、この許可は艦長によるものであるべきだが、今回はヘリコプターに美女のジョーダン・テートと音楽バンドが搭乗しており、内密に許可が下りることになったのです。

しかし、無許可でのヘリ着陸が艦長に知られてしまい、クリル中佐はヘリコプターがベーツ提督(艦長)が誕生日パーティーのためにやってくるという偽りの情報を伝え、艦長を部屋に留めておくよう指示しました。

ミズーリ号のコック長、ケイシー・ライバックは、艦内で誕生日パーティーのための料理の準備を進めていた。

クリル中佐がパーティーに関する命令を出すと、ライバックはこれに逆らい、クリル中佐に立ち向かったため、手錠をかけられ、肉の冷凍庫に監禁されることとなりました。

ライバックは冷凍庫で監視役の水兵に扉を開けさせるように説得しようとする一方、ミズーリ号のロビーでは、バンドのライブが始まり、パーティーが盛り上がっていました。

クリル中佐は女装して悪ふざけし、突如として銃を乱射し、バンドのボーカルを含む多くの人々を襲撃し、同時に、バンドのメンバーや給仕たちが銃器を取り出し、会場は瞬く間に制圧され、他の水兵たちも制圧されてしまったのです。

クリル中佐は艦長を呼びに行ったものの、そこで真相が明らかになり、クリル中佐とヘリコプターでやってきた者たちは、実は戦艦を乗っ取るテロリストであることが判明しました。

監禁されていた冷凍庫でライバックは敵と対峙し、手に手錠をかけられた水兵を打倒し、ライバックは次第に状況を理解し始め、テロリストたちに立ち向かう覚悟を固めます。

一方、テロリストたちはミズーリ号の制御を手中に収め、その力を背景に脅威を広げていました。

また、テロリストの2人がライバックを監視する水兵を射殺しましたが、冷凍庫の中に潜んでいたライバックは敵を倒し、事態の深刻さを理解し始めました。

テロリストたちは、偵察ヘリコプターにミサイルを発射し、その成功を祝福していました。

 

沈黙の戦艦のネタバレ

アメリカの諜報機関は、テロリストの主犯格が元CIAエージェントのストラニクスであることを突き止めた。

しかし、その情報が明らかになるや、ストラニクスは元上司のブレーカーに電話し、革命の幕開けを宣言し、自身の行方を隠すために衛星通信基地を爆破しました。

一方、ライバックはテロリストの活動を探るために船内を捜査していた。

その最中、作り物の巨大なケーキから飛び出したジョーダン・テートがトップレスで踊り始め、その奇妙な出来事に遭遇する。

彼女は移動中に酔ってしまい、また眠っていたため、ショーが始まってしまったのです。

同時に、情報機関では、ストラニクスがなぜ長らくCIAで働いていたことと、なぜそのような危険な存在を上層部で雇用し続けていたのかについて、ブレーカーが語ります。

その結果、ストラニクスはかつて北朝鮮の潜水艦を撃沈したことで、その潜水艦を今回のテロ計画に利用していたことが判明しました。

ストラニクスは「ホトトギス」、潜水艦は「ピーピー鳥」という暗号名を使って、後での落ち合いの合図を送信していました。

クリルとストラニクスは、消息の途絶えた仲間を捜索するために船内のキッチンに向かうが、そこでライバックが仕掛けた爆弾が爆発。

そして、仲間の死を目撃したことで、ストラニクスはライバックがただのコックではないことに気づきます。

情報機関は、戦艦とその乗組員を救出するために特殊部隊を派遣し、それが成功しなければ空軍による戦艦の撃沈しか選択肢がありませんでした。

一方、テロリストたちは戦艦の甲板で核ミサイルの移動準備を進めていた。

クリルがライバックの個人ファイルを見つけ、その中にライバックの専門的なスキルと過去の経歴が記されていることが明らかになり、その中で彼が元特殊部隊員であることが強調されていました。

テートは置き去りにされたくない気持ちから、ライバックに付き添い、同時に殺人を嫌っていることを告白し、自身の足かせになることを恐れていました。

ライバックは、衛星通信を通じて情報機関と連絡し、敵の情報を提供するが、ベーツ提督からは特殊部隊の到着を待つようにとの命令が届きます。

一方、戦艦では、核ミサイルを移動するためのクレーンを組み立てているテロリストたちの様子が映し出されていました。

クリルは前甲板のスプリンクラーで水を放出し、乗組員たちを溺死させようとするが、ライバックとその仲間たちは乗組員を救助し、30分以内に兵器を無効にする作戦を開始します。

クリルはモニターを要求する船内放送を行い、前甲板に監禁されている乗組員たちの様子が映し出され、ライバックと仲間たちは、乗組員の救助を試みながら敵との銃撃戦に巻き込まれますが、水を止めることに成功します。

銃撃戦の中で、テートはライバックに従い、自身が殺人を嫌っていることを告白する。

特殊部隊の到着を援護し、戦艦からの攻撃を防ぐ役割を果たすが、潜水艦から発射されたミサイルによってヘリコプターが破壊されます。

ライバックは潜水艦に設置された爆弾を解除し、ミサイルの発射を阻止する。

そして、監禁された乗組員たちを助け出し、朝を迎え、ライバックはテートにキスをします。

ミズーリ号に帰還した乗組員たちは、艦長の追悼のために銃礼を行いました。

 

沈黙の戦艦の感想

「沈黙の戦艦」は、スティーブン・セガールの代表作の1つであり、その後のセガール作品においても、「沈黙シリーズ」として称されることが多いです。

この映画は1992年に公開され、80年代のアクション映画からVFX(視覚効果)の進化により、より大規模なアクションや派手な爆発を実現できる90年代の映画製作に位置づけられています。

90年代はSFアクション映画の黄金期でもあり、『ターミネーター2』(1991)、『ウォーターワールド』(1995)、『フィフス・エレメント』(1997)などが制作され、その中で「マトリックス」(1999)が90年代のSFアクションを締めくくる名作として評価されました。

「沈黙の戦艦」は、海上でのアクションを背景に、主人公が不利な状況で戦うという、いわゆる「海のダイハード」の一環として位置づけられ、同様のアクション映画と共通の要素を持っています。

このジャンルでは、主人公が制約のある舞台で敵に立ち向かうというシナリオが共通し、この作品でも海上でのテロリストによる戦艦の乗っ取りを1人で食い止めようとする主人公が描かれています。

アクション俳優たちに焦点を当てると、80年代にはシルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーが活躍し、90年代に入るとブルース・ウィリス、キアヌ・リーブス、トム・クルーズなどが主役を務めることが多かったです。

それぞれのアクション俳優は、自身の特徴やスタイルを持ち、その特質が映画のキャラクターに反映されていた。

スティーブン・セガールもその一人であり、彼の映画はしばしば「沈黙のセガール」とも称されています。

彼は、どんな状況でも冷静で冷徹に敵を排除する無敵のヒーローとして描かれ、また、セガール映画の魅力の一環としてファイティングシーンが際立っていました。

合気道の経験を活かし、独特のスタイルで敵との戦闘を繰り広げ、爆弾の自作やナイフファイト、素手での敵の排除などが魅力的に描かれていました。

セガール映画は、最後に美女と共に冷静にキスを交わし、完璧な結末で締め括られることが多いです。

独自のスタイルが、彼の代表作「沈黙の戦艦」を含むセガール映画の魅力の一部となっています。

 

まとめ

以上、沈黙の戦艦のネタバレや感想などを解説しました。

沈黙の戦艦は、スティーブン・セガールが主演の代表作の1つであり、その後のセガール作品においても、「沈黙シリーズ」として称されることが多いです。

ネタバレを読んだことで、よりストーリーが理解できることでしょう。

これを踏まえた上で再度ご覧になってみるとより面白くなると思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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