映画「プラットフォーム」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と伏線考察・感想

映画「プラットフォーム」は、縦構造になった究極の階級社会を描いたSFシチュエーションスリラー!

スペインの新鋭、ガルダー・ガステル=ウルティアの長編初監督作。

突然放り込まれた異様な状況に戸惑いながらも、生き残りを懸けて謎に挑む!

そこで今回の記事では、映画「プラットフォーム」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と伏線考察・感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「プラットフォーム」解説

ある日、ゴレンは目が覚めると48階層にいた。

部屋の真ん中に穴があいた階層がはるか下まで伸びる塔のような建物の中、上の階層から順に食事が“プラットフォーム”と呼ばれる巨大な台座に乗って運ばれてくる。

上からの残飯だが、食事はそれしかなく…。

キャスト

  • イバン・マサゲ
  • アントニア・サン・フアン
  • ソリオン・エギレオル
  • エミリオ・ブアレ

スタッフ

  • 監督:ガルデル・ガステル=ウルティア
  • 音楽:アランサス・カジェハ
  • 脚本:ダビド・デソーラ、ペドロ・リベロ

映画「プラットフォーム」ネタバレ・あらすじ

映画「プラットフォーム」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

48階層

ゴレンは目を覚ますと、部屋の中央にある穴の開いた場所にいました。

周囲には同じような部屋が何部屋も連なっており、塔のような構造になっていました。

そこにいたトリマガシから、この場所が48階層であることを知りました。

トリマガシによれば、各階層には2人の囚人がおり、毎月どこかの階層に移動させられると言います。

また、上下の階層との会話は禁止され、ここでは食事が最重要なのだと語ります。

そんな中、階層の中央に大量の食事を載せたプラットフォームが到着します。

豪華な食事ではありますが、既に47階層を通過しているため、食べ残しのように見えます。

食事にむさぼるトリマガシを見ながら、何もせずにいたゴレンはプラットフォームが動き出す前に一つのリンゴを手に取りました。

ドン・キホーテの本

突然ゴレンたちの階層が加熱され始めます。

トリマガシによれば、食事を溜め込むことは許されず、溜め込むと罰が与えられると言います。

焦ったゴレンはリンゴを投げ捨てると、加熱は収まりました。

トリマガシとゴレンは、このピットに来た理由を持っています。

トリマガシは殺人の罪で、ゴレンは卒業証書の受け取りの引き換えでここにやってきました。

それぞれ一つだけ持ち込みが許され、ゴレンはドン・キホーテの本を、トリマガシはナイフを持ってきていました。

171階層

ある日、プラットフォームには子供を探すミハルという女性が現れます。

同時に、疲れ果てた人々が穴から身を投げる光景も見られます。

そして階層の移動が始まります。

目を覚ましたゴレンは、自分がベッドに縛り付けられ、目の前にナイフを持つトリマガシがいることに気づきます。

彼は171階層におり、食事がほとんどなく、飢えた者たちが集まる場所であることを知ります。

トリマガシはゴレンを食べようとしますが、その時にプラットフォームに乗ってきたミハルが介入し、ゴレンを救います。

解放されたゴレンはトリマガシを制止し、自衛します。

しかし、二人は食べ物がない状況に直面し、極限の飢えに苦しむことになります。

飢えをしのぐために、彼らはトリマガシを食べる決断をします。

その行動が彼らの生存を支え、171階層を生き抜くことになりました。

33階層

ゴレンは目を覚ますと、33階層にいました。

トリマガシが死んでしまったため、新しいパートナーとしてイモギリと出会います。

イモギリは運営側の人間であり、この施設の仕組みについて詳しく語ります。

「200階層まであるが、適切に食事をすれば全ての階層に食事が届くはずだ」と言います。

イモギリは他の階層の人々に「食事を公平に分配すべきだ」と訴えますが、うまくいきません。

33階層が終わり、ゴレンは目を覚ますと202階層にいました。

202階層

イモギリの警告よりも先に進んでしまったのです。

ゴレンが気づくと、イモギリは自ら命を絶っていました。

ゴレンは絶望し、再び飢えに苦しむことになります。

持ち込んだ本を食べようと試みますが、できず、結局はイモギリの肉を食べることになります。

次の月が来て、階層が変わりました。

6階層

今度は6階層です。イモギリの代わりに、バハラットがゴレンとペアになりました。

バハラットはロープを持ち込んでおり、それを使って一番上に行こうとしていました。

ゴレンとバハラットはプラットフォームに乗り、下層に向かって食事を配ることを決めます。

この提案にバハラットは同意し、二人は協力して下層へと進みます。

各階層には、食事を分配することに賛成する者もいますが、そうでない者もいます。

非協力的な者たちを退けながら、ゴレンとバハラットは下層に進みます。

途中で知識豊富な人物に出会い、最上階に何も手つけられていない状態で戻すと、管理側が異常を感知することを知ります。

333階層

ゴレンは未開封のパンナコッタを持ち上げ、最上階に戻ることを決意します。

彼らは333層に到達し、ミハルの探していた子供を見つけます。

ゴレンは子供に食事を与え、子供が眠りにつくのを見届けます。

目を覚ますと、バハラットが怪我で亡くなっていました。

最下層に到着したプラットフォームは、再び上に戻る準備を始めます。

そこで、ゴレンはトリマガシの幻覚を見ます。

トリマガシは子供を管理者に戻すことが真の目的だと語りますが、それは一人の子供だけでなければならないと告げます。

ゴレンは最下層に留まる決意をし、子供を乗せたプラットフォームを最上階まで送り届けることを願いながら見送ります。

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映画「プラットフォーム」ラストシーンの意味考察

「メッセージ」の象徴性

子供は、システムの中で最も弱い存在でありながらも、希望を象徴しています。
映画を通して描かれる格差や暴力の中で、純粋で無垢な存在がメッセージとして送り出されることは、「変革への希望」や「未来への再生」を示唆していると解釈できます。
施設の支配者たちにとって、この子供は不都合な事実であり、現状のシステムがもはや維持不可能であることを示すものです。

ゴレンの自己犠牲

ゴレンがプラットフォームに残る選択をしたのは、自らが「メッセージ」を伝える役割から解放されるためだと考えられます。
彼は自分が伝えるべきものではなく、希望そのものである子供が伝えられるべきだと悟ります。
この選択は、個人の行動が全体を変える可能性を信じる姿勢を表しているとも言えます。

映画「プラットフォーム」伏線考察

333階という数字

333階という階層の数字は、聖書的な暗示を含んでいる可能性があります。
3は三位一体を象徴する数字として宗教的な文脈で用いられることが多く、333はその象徴性を強調していると言えます。
これが、映画のテーマである「救済」や「再生」とリンクしている可能性があります。

子供の存在

映画の序盤で、ミハル(女性キャラクター)が子供を探していると言っていましたが、他のキャラクターたちは「施設に子供はいない」と否定していました。
この設定は観客にとってもミスリードとなり、最下層で子供が発見される場面で大きな衝撃を与えます。
ミハルが実際に子供を探していたのか、あるいはそれが狂気の産物だったのかは明言されませんが、子供の存在が真実であることが判明することで、施設そのものへの疑問がさらに深まります。

プラットフォームの速度

ラストシーンでプラットフォームが上昇する速度は非常に速く設定されています。
この速度が、施設の上層部にいる人々にとって「メッセージ」の衝撃をさらに強くする演出である可能性があります。子供が「純粋な希望」として突然目の前に現れることで、上層部の人々がどのように反応するのかは映画では描かれませんが、その余韻が物語のテーマ性を強化しています。

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映画「プラットフォーム」感想

映画「プラットフォーム」を観て最初に感じたのは、その舞台設定のシンプルさと、それがもたらす深いテーマ性の強烈さです。
縦に連なる階層、上から下へと降りてくる食事台という構造は、非常に分かりやすいメタファーとして機能しています。
格差社会、資源の分配問題、そして人間のエゴイズムがこれほど鋭く描かれた映画は他に類を見ません。

主人公ゴレンの旅路は、単なるサバイバルではなく、人間性と社会構造に対する問いかけの連続です。
特に、彼が「下層の人々にも公平に食べ物を分け与えよう」とする試みは、理想と現実のギャップを痛感させます。
それぞれのキャラクターが持つ背景や動機も丁寧に描かれ、観客は彼らに共感しつつも、どこかで自分自身の姿を投影せずにはいられませんでした。

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映画「プラットフォーム」面白いポイント

ポイント1: ユニークな設定

「プラットフォーム」の構造自体が非常に斬新であり、映画を通じてこの仕組みの謎を探る楽しさがあります。
上層と下層の関係がそのまま社会の縮図となっており、視覚的にも心理的にもインパクトがあります。

ポイント2: 強烈なメッセージ性

本作は貧富の差や社会的格差について鋭く切り込んでいます。
登場人物の行動を通して、「個人の利己的な行動が全体にどう影響するか」という問いが観客に突きつけられます。

ポイント3: 緊張感のあるストーリーテリング

階層が毎月ランダムに変わるという設定は、物語の緊張感を高めています。
次にどの階層に移動するかが分からないため、主人公たちがどのように生き延びるのかが常に気になります。

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映画「プラットフォーム」口コミ

最初は単なるサバイバル映画かと思いましたが、深いテーマ性に驚かされました。特にラストの展開は、観る側に解釈を委ねる形で、余韻が強く残りました。

暴力的な描写が多くて正直怖かったですが、最後まで観るとそれが必要な表現だったと納得しました。自分の中の固定観念が壊されました。

プラットフォームの設定が斬新で、映画が始まった瞬間から引き込まれました。格差社会を象徴する内容でありながら、エンタメ性もしっかりしていて面白かったです。

まとめ

今回の記事では、映画「プラットフォーム」のネタバレを解説しました。

映画「プラットフォーム」は、社会的格差や人間の本質を鋭く描き出す、緊張感あふれるディストピア映画です。
過酷な施設内でのサバイバルと、そこに潜む希望をテーマにした物語は、多くの映画ファンを魅了しています。

観る者に問いを投げかけるその哲学的な内容は、まさに近年の映画の中でも特に印象深い作品と言えるでしょう。
ぜひご自身でもその結末やテーマを体験し、感じたことを考察してみてください!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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