「山田涼介と浜辺美波が大学で撮影中!」という情報が出回り、ネット上では大きな騒ぎとなりました。
それだけに、多くのファンが作品の内容を楽しみにしていることでしょう。
この記事では、2024年1月26日に公開された映画「サイレントラブ」のあらすじや感想、ネタバレを紹介します。
この作品は、Hey! Say! JUMPの山田涼介と浜辺美波が初共演するラブストーリーです。
ネタバレがあるので、まだご覧になられていない方は一度ご覧になられてから本記事を読むことをおすすめします。
サイレントラブ のあらすじ
出典:サイレントラブ公式>>
声を捨て、日々をただ生きるだけの蒼は、ある日、思いがけない事故で視力を喪失し、絶望の中で苦しむ音大生・美夏と出会う。
どんな困難にも負けず、夢であるピアニストになるという決意を捨てない美夏に心を打たれた蒼は、彼女を全力で守ろうと決意する。
しかし、美夏に気持ちを伝える手段は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。
蒼の不器用な優しさが、ついに美夏の痛みに触れ始めたその時、運命が彼らを呑み込んでいくのだった。
サイレントラブ のネタバレを含んだ感想
“悲しそうな表情の人を見ると、つい泣いてしまって、このタイプの映画を見るのはちょっと疲れるんだよね。
作品にはいろいろツッコミどころがあったな。
2人の心のすれ違いも解消されて、しっかりと結ばれる結末は、私的にはあまり好きじゃなかった。
まったく、これって映画じゃないよね、って思っちゃった。
まあ、映画だけどさ、、急なハッピーエンドから主題歌への切り替えで、感情を元に戻すのはちょっと難しかったよ。”
“この作品を観て、まず感じたのは日本のドラマ制作の良い点と悪い点がはっきりと表れているということだ。
ストーリーについては、話せない青年と目の見えない音大生という設定が面白い一方で、都合よく展開していく部分もあり、さらには日本の視聴者が好みそうな要素が盛り込まれている。
役者たちはそれぞれの役割を完璧にこなしている一方で、感情移入が難しい場面も多い。
セットデザインについては、細かな部分まで丁寧に作り込まれており、雰囲気が素晴らしいが、一方で奇妙なメタファーや安っぽい効果音が安っぽさを強調している。
これらは、日本の映像制作における最適化されすぎたワークフローの結果だと言えるかもしれない。ただし、映画として悪いとは言えない。
全体的にはドラマ的な手法が目立つが、街の風景や状況を描写する映像は映画らしく、観客が満足することを意識していると感じられる。
ただし、この映画には非常に残念な点もある。
それは、吉村界人演じる蒼の親友・圭介が蒼を探しに大学にやって来るシーンや、古田新太演じる用務員の先輩が蒼について語るシーンで、なぜ古田新太と吉村界人の顔を交互に切り替えて編集されているのかが不明であることだ。
古田新太が力を込めたセリフを発しているのだから、その顔を見せるべきだと思った。
もちろん、古田新太の顔を長時間映し続けるのは平凡になるかもしれないし、圭介の表情も見せたいという意図も理解できる。
しかし、もう少し工夫ができたはずだ。
これは作品制作のタイトなスケジュールや商業的な制約によるものだろうか。
監督が本作に取り組んでいる範囲を考えると、もう少しの工夫や時間をかける余地があったと思う。
結局のところ、この映画を観て、監督が力を入れて作ったことが伝わる。
だからこそ、もう一歩踏み込んで、さらに良い映画にするために時間と手間をかける余地があったと感じる。”
“面白かった!
めっちゃ泣ける系かと思ってティッシュを用意してたのに全然使わなかった。
アオイの喉の傷、最初に説明されないから喋れないのかな?自殺しようとしたのかな?とか虐待されてたのかなとか色々考察しながら見れた。
盗撮犯のオチに笑っちゃった。
目の見えない女性が鉄パイプを振り上げたところで成人男性があんなにダメージ受けるのか、疑問だったwしかも北村とくっつくの?なんで?ってなった。
最後の2人、可愛かったぁ。”
“山田くんの演技には本当に感心しました。
彼は綺麗なアイドルとしてのイメージを完全に消し去り、独自の歩き方や表現力で観客を引き込んでくれました。
アイドルであることや容姿の美しさが逆に彼の演技にマイナスの影響を与えるという考え方が一般的ですが、彼の演技には常に真剣さが感じられます。
彼の熱量ある演技は過小評価されていると感じます。いつか彼が何か賞を手にする日が来ることを心から願っています。
映画としては、うまくまとめられていたと思います。ただし、貧困層と金持ちの描写が古いと感じました。”
“素晴らしかったです!
期待外れだと思っていたけど、今年のベストかもしれない!
評判が低いだけに、とても悔しいです。
正直、無理があるシーンもありますが、久石譲の音楽がそれらを納得させてしまっているのが悔しい笑い。
私は幼少期から久石譲ファンで、彼の音楽を意識せずとも分かってしまうほど。映画館で久石譲の音楽が聞けるだけでも感動して涙が出そうになりました…。
山田涼介の筋肉は『バッドランズ』で知っていましたが、その迫力ある体、手、腕、胸、たまりませんね。
今作では格闘技を会得していて、ほぼ無敵状態なのが吉沢亮のようでした。
マイキーの実写化なら山田涼介だなと思っていましたが、実際には吉沢亮でした。
浜辺美波は『ゴジラ-1.0』が海外で大ヒットし、世界的女優になったかもしれませんが、今まで見た中で彼女が一番良かったです。
目が見えない役を演じるのは相当難しいと思いますが、彼女には拍手を送りたいです。
ダークホースの野村周平。最初は最悪だと思っていましたが、まさかのいいやつで、また嫌なやつというスパイスになっていました。
この映画を成り立たせたMVPです。
最後の後悔の告白が全てだと思いました。嫌なやつなんですが、どうしても同情してしまいます。ずるいですね。
この映画の公開時期は間違っていますよね?
絶対に夏から初秋が良かったでしょう。
映画の雰囲気や久石譲の音楽的にも、夏休みに公開されていたら恐らくもっと売れていたと思います。
聞こえるが喋れない男、見えないが聞こえる女、全てを持っているが持たざる者に勝てない男。
この三角関係がなんとなく『シラノ』を思い起こさせたのも、私的には好ポイントです。
久石譲による映画、評判は低いですが、個人的にはとても好きでした。
また、映画館で久石譲の音楽を聞けて良かったです!”
“ポスターのふたりがラストシーンだとは思いもしませんでした。
山田涼介くんと浜辺美波ちゃん、とにかくふたりが美しいです。
王道かと思いきや、動と静が交差する、胸がぎゅっとなるストーリー。
人生に絶望し声を出さないアオイと、視力が弱まっているピアニスト志望のミカ。
「夢を叶えて欲しい、俺にはないから」
自分にとって、そんな存在は果たしているだろうか?
愛する人のために自分はなにができるのか?と考えさせられる1本になった。
貧乏に生まれ、喧嘩に明け暮れたであろう学生時代を過ごしたアオイ。
あれは、殺人未遂だったのでしょうか?
自分の手は汚れている…と何度も反芻し、はじめはミカに触れることも躊躇います。
“俳優・山田涼介”のイメージが、とにかく変わりました。
新境地かと思います。
死んだ魚のような目、重めの前髪、猫背、物理的に汚れた手、気怠げに吸う煙草。
なのに、ミカと向き合うときはとても繊細で、やさしい笑みを浮かべる。
それは、「しあわせになってほしい」と願う、心の本音が現れていたと思います。
北村と出会い、お金で解決しながらもミカと近づくアオイ。
ミカのために昼夜働くアオイには、愛しか感じられません。
終盤から、バイオレンスなシーンが続きます。
闇カジノに手を染め借金をしていた北村は、アオイの友人の口添えによって誘拐されます。
ミカは巻き込まれ、アオイもその場へ向かいます。
目の見えないミカは、何が起こったか終始わからない。
真実は、その場にいた人間しか知らない。
ミカの指紋を拭き取り北村を殴る素振りをしながら警察を待つアオイにもまた、愛しか感じませんでした。
ミカは北村といても、アオイを忘れることができなかった。
自分にとっての「神の手」を、愛さずにはいられなかった。
彼がどんな立場の人間であろうと、自分がどんな立場の人間であろうと。
このあたりは王道のラブストーリーで、最後の再会はドキドキしました。
「アオイさん!アオイさん!」と叫ぶミカに、もちろんアオイは驚きます。
自分を覚えていてくれたこと。
会いに来てくれたこと。
当時の記憶が蘇ったことでしょう。
アオイはいつも、ミカを守ります。
ふたりの再会は、念願だったことでしょう。
そしてキャッチコピーの「そして、愛は動き出す」。
あのキスシーンにより、ふたりにとって同じタイミングで、愛が動き出したことでしょう。
ふたりはこれから、一緒に生きていくのでしょう。
アオイはミカの笑顔に癒されるのでしょうか。
アオイはミカを、ずっと守り続けてくれるでしょうか。
なんだか想像してしまいます。
とにかく山田涼介くんのお芝居がすごくて、観ていてはじめは慣れないほどでした。
セリフがないぶん、演技力が試される作品かと思います。
ラストシーンまでに声を出すかなぁと思いきや、まったく出しませんでした。
それでも不自然さはなく、山田涼介くんの演技が素晴らしかったです。
いつか配信されるならこの”俳優・山田涼介”を全世界の人に観てほしいと、そんなことすら思いました。”
まとめ
出典:サイレントラブ公式>>
以上、サイレントラブ のあらすじやネタバレを含んだ感想を紹介しました。
山田涼介と浜辺美波が主演するラブストーリーは、感動的なストーリー展開やキャラクターの成長が魅力的です。特に山田涼介の演技力が光る作品で、ラストの感動的な再会シーンは印象に残った方も多いのではないでしょうか。音楽や映像も素晴らしく、全体として心に響く作品と言えます。
一方で、視覚障害を持つヒロインの描写や登場人物の行動に無理があると感じる部分もあるという声もあります。それでも、物語のテーマやメッセージはしっかりと伝わり、観客を感動させる力は充分にあるでしょう。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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