「侵害コンテンツ」という言葉を聞いたことがありますか・
漫画やアニメ、音楽、映画、ゲームなどのコンテンツをインターネット上で手軽に視聴、利用できるウェブサイトがあります。
中には制作者等に無断でコンテンツを配信して違法に収益をあげている海賊版サイト もあります。
無料で楽しめるということで、あなたも利用したことがあるのでは?
そんな海賊版サイトを利用することは、大きな危険が伴いますし、犯罪に加担している可能性もあります。
実際に侵害コンテンツによる被害が出ています。
そこで今回の記事では、侵害コンテンツについて紹介します。
また、海賊版サイトを見たらどうなるのか調査しました。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
侵害コンテンツとは
侵害コンテンツとは、制作者側に無断で、インターネット上でコンテンツを配信し、制作者側の権利(著作権)を侵害するものです。
コンテンツ(contents)とは、インターネットやテレビ、紙などのメディアを通して伝えられる情報内容のことです。
文章や写真、映像、図、デザインなどを組み合わせて作られます。
「広告ではない、価値のある情報」のことをコンテンツと呼びます。
侵害コンテンツにより被害が出ている
漫画やアニメ、音楽、映画、ゲームなどのコンテンツを、インターネット上で楽しめるサイトがあるのはご存じでしょうか。
パソコンやスマホ、タブレットなどで手軽に楽しめるので利用したことがあるのでは?。
そんなサイトのほとんどは、コンテンツの制作者や権利者の許可を得て、対価を支払ったうえで、コンテンツを配信しています。
利用者が増えれば、制作者側にも利益が増えますね。
しかし、制作者側に無断で、そのコンテンツを動画共有サイトや自分のウェブサイトで配信しているサイトもあります。
そうしたサイトは様々な広告を掲載して広告料による利益を得たりしています。
しかしそれだと、制作者側に還元されることはありません。
制作者側に無断で、インターネット上で配信しているコンテンツは、制作者側の権利(著作権)を侵害するものであり、「侵害コンテンツ」と呼ばれます。
侵害コンテンツは、国内で大きな被害をもたらしています。
例えば、数年前に出現した巨大海賊版サイト「漫画村」を聞いたことがありませんか。
約3000億円の出版物がタダで読まれ、漫画家・出版社の収入・売上が大きく減少し多と大問題に発展しました。
海賊版サイトの収益とは
海賊版サイトはコンテンツ制作者に大きな損害を漏らさすものです。
そんなサイトを運営する理由はやはり収益でしょう。
海賊版サイトの収益化を主に担っているのはインターネット広告です。
利用者が多く集まれば広告がよく見られるということで、それにより多大な収益が海賊版サイトの運営者に入るのです。
また、海賊版サイトには不正な広告や詐欺広告も見られ、それが海賊版サイトの主な収益源であるとの報告もあります。
これは、ネット上の広告ビジネスの仕組みを悪用した手法で、お金を不正に取得する手口だ。
不正な手法で広告を表示し、クリックさせるなど水増しして広告報酬を搾取する。
これをアドフラウドと呼び、ネット広告を配信するにあたって、時に起こる詐欺的な行為のことを指します。
よくあるのはボットを使ったもので、自動プログラムによって不正にインプレッションを増やしたり、広告クリック数を水増ししたりする行為です。
ユーザーが確認できない表示領域に広告を出現させたり、別の広告に重ねて複数の広告が呼び出されたりするものもある。
そのためユーザーが実際に見た広告より多くの広告閲覧数がカウントされ、そのすべてが海賊版サイトの収益に繋がる。
アドフラウドは海賊版サイトに限らずインターネット広告の中において容易に不正を仕掛けることができるため、今後も増加が懸念されている。
侵害コンテンツの海賊版サイトを見たらどうなる?
無料だと軽い気持ちで侵害コンテンツの海賊版サイトを利用してしまうこともあるでしょう。
海賊版サイトを利用したことにより、ウイルス感染やマイニングによって端末に負荷がかかり、パソコンの故障につながります。
ウイルス感染した場合には個人情報を抜き取られ、架空請求などの悪質な詐欺へと発展する恐れもあります。
海賊版サイトに潜むリスク
海賊版サイトはそもそも違法サイトです。
それを利用すると以下のようなりするを受ける可能性もあります。
ウイルス感染
広告のクリックや、ダウンロードしたファイルの解凍によりウイルスに感染する可能性があります。
海賊版サイトに配置された広告は怪しいものが多く、クリックしただけでもウイルス感染してしまったという人が続出したことがあります。
また、ダウンロードしたファイルにウイルスが巧妙に仕込まれている場合でも、端末がウイルスに感染する危険性があります。
悪質サイトへの誘導
海賊版サイトには、健全とはいえない広告や不審な広告が多くみられます。
オンラインカジノや未成年に有害な出会い系サイト、アダルトサイトのほか、海賊版ゲームの宣伝など、安全性が確保されていないサービスへ誘導する広告が多いです。
中には違法なサービスを提供するサイトもあり、サイトにアクセスするだけで犯罪に巻き込まれる可能性もでてきます。
そのほか、脆弱性を悪用するウェブサイトへ誘導するケースもあるようです。
アドウェア
アドウェアとは、広告収入を得るという目的を持ったソフトウェアのことです。
アドウェアすべてが悪意を持ったマルウェアではありませんが、個人情報の収集やシステムの乗っ取りなどをおこなうアドウェアもあります。。
個人情報流出のリスク
海賊版サイトは個人情報やログインID、パスワードなどを抜き取るフィッシング詐欺が横行しています。
パソコンの内部にあるさまざまな情報は全て抜き取られてしまいます。
メールアドレス、個人情報、SNSのアカウントなどの情報も対象です。
マイニング被害
マイニングウイルスとは、無断で他人のパソコンやスマホのCPUを使用してマイニングを行うウイルスのことです。
ウイルスに感染すると強制的にマイニングが行われ、マイニングで得た報酬はウイルスを流した当人に渡るという仕組みになっています。
マイニングの報酬目当てで作られたものなので、データを破壊したりOSを損傷されるような攻撃性は持っていません。
しかし、感染すると動作が重くなったり発熱したり、時には強制的にシャットダウンするなど不安定な状態になってしまいます。
著作権の侵害
著作権侵害により利用者も法律に触れる可能性があります。
規制の拡大にあたり、違法にアップロードされたものと知りながら侵害コンテンツをダウンロードすることは私的使用目的であっても違法となります。
また、場合によっては刑事罰の対象となることもあるので海賊版サイトを利用するのはやめましょう。
侵害コンテンツとは?海賊版サイトを見たらどうなる?まとめ
侵害コンテンツとは、制作者側に無断で、インターネット上でコンテンツを配信し、制作者側の権利(著作権)を侵害するものです。
実際に侵害コンテンツによる被害が出ています。
そこで今回の記事では、侵害コンテンツについて紹介しました。
また、海賊版サイトを見たらどうなるのか紹介しました。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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