ゴーストバスターズ/フローズン・サマーの考察|テーマ曲や挿入歌を紹介

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーの考察|テーマ曲や挿入歌を紹介

「ゴーストバスターズ」シリーズは、1984年に公開された第1作『ゴーストバスターズ』を皮切りに、リメイクや正統続編である『ゴーストバスターズ/アフターライフ』などが次々に制作されてきました。

第1作と第2作で監督を務めたアイヴァン・ライトマンは亡くなりましたが、その意志は息子のジェイソン・ライトマンに受け継がれました。

ゴーストバスターズの伝統を受け継ぐスタッフたちによる最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』が、2024年3月29日(金)に公開されました。

本記事では、ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのテーマ曲や考察などを解説していきます。

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのネタバレ>>

 

目次

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのテーマ曲

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーの予告編の曲がこちらです。

 

Bananaramaの『Cruel Summer』

予告映像では、Bananaramaの『Cruel Summer』が流れます。

ノリの良いポップな音楽と共に、明るい女性シンガーの歌声が耳に心地よく響きます。

突如訪れる異変で暑い夏が凍りつき、その規模の大きさに驚きながらも、その背後にゴーストたちの影響があるとされる様子が描かれます。

 

Ray Parker, Jr.の『Ghostbusters』

ラストシーンでは、Ray Parker, Jr.の『Ghostbusters』が流れました。

ガラッカとの戦いが終わり、街はヒーローたちに感謝し、報道がその様子を伝えます。

フィービーの活躍があったからこそ、物語は華やかに幕を閉じました。

このエンディングで流れたのは、1984年公開の映画『ゴーストバスターズ』の主題歌としても有名な曲でした。「ゴーストバスターズ!」という掛け声と共に、そのノリの良さが感じられました。

 

「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』日本語吹替版はみ出しカバーソング」

吹き替え版のエンディングでは、新しい学校のリーダーズの『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』日本語吹替版はみ出しカバーソング』が流れました。

吹き替え版では、1作目の登場人物たちの声優さんたちも懐かしく感じられました。

フィービー役を上白石萌歌さん、兄のトレヴァー役を梶裕貴さん、ポッドキャスト役を高山みなみさんが演じていたのも印象的でした。

アニメなどでも有名な声優陣が揃う中、前作よりも成長した登場人物たちの様子が伝わってきました。

エンディングでは女性グループによる明るい曲が流れ、爽やかな雰囲気でしたね。

エンドロール後にはミニマシュマロマンたちがトラックを持ち去るシーンが描かれていましたので、続編で彼らの活躍が見られることを期待しています。

 

 

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーの考察

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーの考察をしていきます。

40年という歳月

オクラホマ州サマーヴィルでのゴーザとの戦いを経て、スペングラー一家とゲイリー・グルーバーソンはイゴン・スペングラー博士の遺志を継ぎ、ゴーストバスターズとしての使命を選びました。

彼らはニューヨーク州マンハッタンに移り、ゴーストドラゴンの捕獲などで活躍しますが、同時に街にも損害をもたらしてしまいます。

その損害額は、1984年のヴィーゴ大公の亡霊による自由の女神像の事件以来の規模に達しています。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は第1作の正統続編として描かれましたが、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は『ゴーストバスターズ2』の正統続編とも考えられます。

市長になったのは、環境保護局の小役人であるウォルター・ペックでした。

彼はフィービーの年齢が15歳であることから、彼女の参加は児童労働や搾取だと主張します。

これからも『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』のテーマの1つは年齢であると考えられます。

レイモンド・“レイ”・スタンツ博士は、ウィンストン・“ゼド”・ゼドモアから老後の身だと言われます。

40年が経ち、世界は変わりましたが、レイはフィービーの友人のポッドキャストと一緒に呪物集めのインフルエンサーをしています。

フィービーとトレヴァーは大人扱いしてほしい年齢ですが、危険な仕事をしているためにまだ子供扱いされています。

ゲイリーは大人ですが、スペングラー一家とは微妙な立場で、2人を上手く指導できません。

誰もが年齢の変化に伴う社会との向き合い方に悩んでいますが、ゼドはその中で一番うまく対処できているようです。

ゴーストバスターズ本部は老朽化し、屋根裏にはスライマーが住んでいます。

ゼドは私財を投じてニュージャージー州の水族館を新たなゴースト研究所に改装し、後進の育成に努めています。

そこではレイの呪物からゴーストを抽出する装置や荷電陽子バリアによるゴースト専用の檻などが使われています。

さらに、ゴーストバスターズ本部よりも大きな保管庫も備えており、ゼドは前線を退いて監督者として指導しています。

 

ゴーストオーブとメロディ

70歳を超えても、超常現象の研究を続けるレイのもとに、ナディームという人物が現れます。彼は祖母から譲り受けた遺産を早く現金化したいと考え、真鍮製でメゾアラビア系の文字が彫られた球体“ゴーストオーブ”を持ち込みます。

レイは安値でそれを買い取りますが、ゴーストオーブがPKEメーターを破壊するほどの反応を示していたため、それをゼドのもとに持っていくことを決意します。

一方、レイがゴーストバスターズのECTO-1が走るのを見て栄光の日々を懐かしむ中、年齢を理由に取り残されたフィービーは夜の公園でチェスをしています。

すると、相手の駒が勝手に動き出し始めます。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、イゴンの霊がチェスの駒を動かしてフィービーに危険を知らせていたのですが、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』でチェスの駒を動かしたのは、アパート火災で亡くなった16歳のゴースト、メロディでした。

マッチ箱だけを持ち歩き、永遠に16歳のままで家族に会えず、この世に留まり続けるメロディにフィービーは親近感を覚えます。

しかし、2人の間には次元の壁という隔たりがあり、メロディは目の前にいるのに触れることができない遠い存在でした。

フィービーはメロディに、イゴンが消えたときの感覚を話します。

それは、量子が解けて別の宇宙に行くようなものだったと語ります。

 

新旧ゴーストバスターズ

邪神ガラッカの解放を知ったゴーストバスターズは、彼には通常のプロトンパックのレーザーが効かないことを理解していた。

頼みの綱であるナディームのパイロキネシスも、灯りの火を動かす程度の力しかなかった。

新型プロトンパックでもガラッカに対抗できるかどうかは未知数だった。

フィービーは伝承に基づいて、小型の原子炉を真鍮製に作り替えていた。

真鍮は古くから聖なる性質を持つとされています。

アラブの伝承に登場するジンを閉じ込めるためにも真鍮が使用されたとされ、日本では仏具の材料として利用されてきました。

また、ヨーロッパでは教会の装飾品やプレートの材料として使われています。

真鍮は融点が低く、水に強い性質があります。

そのため、多くの場所で広く利用されてきました。

フィービーがプロトンパックに使用したのは、ゴーストバスターズの象徴である消防署の滑り棒でした。

フィービーが準備を進めている間、誰かが消防署のドアをノックします。

レイ、ゼド、ジャニーンは身構えますが、その訪問者はヴェンクマンでした。

彼の登場で、レイ、ゼド、ジャニーン、ヴェンクマン、キャリー、ゲイリー、トレヴァー、フィービー、ラッキー、ポッドキャストといった新旧のゴーストバスターズが一堂に会した瞬間が訪れました。

 

まとめ

以上、ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのテーマ曲や考察などを解説しました。

いかがでしたでしょうか?

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は40年間にわたる作品への深い愛情が詰まった作品と言えます。

この映画には若者が新たな挑戦に立ち向かう勇気や、年を重ねても可能性は限りないというメッセージが込められており、観客に強く訴えかけるものがあります。

しかし、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』の世界では40年分のゴーストが解き放たれてしまいました。

スペングラー一家が再びゴーストとの対決に挑むことが期待されています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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