ピアニスト・作曲家でもある、指揮者の井上道義さん。
2007年1月から2018年3月までオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、2014年4月から2017年3月まで大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者を、それぞれ務めていました。
そんな井上道義さんは、2024年12月30日を持って指揮活動からの引退を表明されています。
どうして引退するのか理由も気になりますね。
また、引退までのコンサートの予定、またご家族や経歴などについても紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
関連記事⇒服部百音の家族
井上道義プロフィール
- 生誕: 1946年12月23日(77歳)
- 出身地:日本・東京都
- 学歴 :桐朋学園大学
- ジャンル: クラシック
- 職業: 指揮者
- 家族 :妻・黒田珠世(ピアニスト)
MUSICASAのオーナーでもある。 - 登壇: シカゴ響、ハンブルク響、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、レニングラード響、フランス国立官、ブタペスト祝際管、KBS響、およびベネズエラ・シモンボリバルなど
東京生まれ。
実の父はアメリカ人であり、育ての父が亡くなった数年後の45歳のとき母から父がアメリカ人であることを知った。
父母ともに子供が外国人との間に生まれた子であったことを周囲に隠していたという。
高校時代にピアノとバレエを習う
桐朋学園大学では、齋藤秀雄に師事し指揮者としての道を歩み始める。
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]井上道義さんの躍るような指揮は、
バレエを習っていた影響ですね。[/word_balloon]
受賞経歴
- ミラノ・スカラ主催グィド・カンテッリ指揮者コンクールで優勝
- 中島健蔵音楽賞受賞
- フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエ受賞
- NHK交響楽団から有馬賞受賞
経歴
- 日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会で日本デビュー
- 京都市交響楽団音楽監督権常任指揮者
- ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者
- 新日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者
- 京都市交響楽団音楽監督
- 大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者
- オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督
井上道義の引退の理由
井上道義さんは、ご自身の2021年11月29日のHPで引退の意向について語られています。
道義は2024年12月をもって引退を決めました。
年寄りとみれば訳もなくこの業界で祭り上げられる老練指揮者とか、
震えフラつく枯淡の境地?のシテ演者、滑舌が落ちた役者、政治家とか
煽てられての存在は勿論、脳も身体も元気でない長生きというのも
俺は嫌なのだ。
ごめん。決めた。
歳を取ってからの無様なパフォーマンスはしたくないと言うことでしょうか。
元気は内に表舞台から引退したいようですね。
また、井上道義さんは2014年に咽頭がんを患っていることを公表し、半年ほど治療のため休養されていました。
2023年も体調を崩されて入院されていたようです。
やはり体調が気になるのでしょうか。
今年一年やり切ってほしいですね。
井上道義残された仕事
2024年いっぱいで引退する井上道義さんですが、2024年7月までのコンサートの予定が公開されています。
年内いっぱいまで予定が入るのではと思っていますがどうでしょうか。
そこで、現時点で決まっているコンサートについて紹介します。
井上道義 ザ・ファイナル・カウントダウン Vol.3 ~道義×絶品フレンチと和のコラボ×大阪フィル~
- 2024年4月6日(土)午後 2時開演(午後 1時開場)
- 大阪府 : ザ・シンフォニーホール
- サン=サーンス:糸杉と月桂樹 op.156より「月桂樹」
- 新実徳英:和太鼓とオルガンとオーケストラのための「風神・雷神」
- サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 op.78「オルガン付」
山形交響楽団 第316回定期演奏会
- 2024年4月20日(土)午後 7時開演/2024年4月21日(日)午後 3時開演
- 山形県:山形テルサホール
- モーツァルト:交響曲 第25番 ト短調 K.183
- モーツァルト:グラス・ハーモニカのためのアダージョとロンド K.617
- モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024〈ORIGINES(オリジン) ――すべてはここからはじまった〉[公演番号:314]
- 2024年5月5日(日祝)午後 6時30分開演
- 東京都:東京国際フォーラム ホールA〈グランディオーソ〉
- クラーク:トランペット・ヴォランタリー
- アーバン:ヴェニスの謝肉祭による変奏曲
- レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024〈ORIGINES(オリジン) ――すべてはここからはじまった〉[公演番号:315]
- 2024年5月5日(日祝)午後 9時開演〈ファイナルコンサート〉
- 東京都:東京国際フォーラム ホールA〈グランディオーソ〉
- 伊福部昭:ヴァイオリンと管弦楽のための協奏狂詩曲
- 伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ
日本フィルハーモニー交響楽団 第143回さいたま定期演奏会
- 2024年5月17日(金)午後 7時開演
- 埼玉県:ソニックシティ大ホール
- ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番
- ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
日本フィルハーモニー交響楽団 第397回横浜定期演奏会〈春季〉
- 2024年5月18日(土)午後 5時開演
- 神奈川県:横浜みなとみらいホール 大ホール
- ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番/佐藤晴真
- ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
札幌交響楽団 第661回定期演奏会
- 2024年5月25日(土)午後 5時開演/2024年5月26日(日)午後 1時開演
- 北海道:札幌コンサートホール Kitara 大ホール
- 武満徹:地平線のドーリア―17の弦楽器奏者のための
- 武満徹:アステリズム―ピアノとオーケストラのための
- クセナキス:ノモス・ガンマ
- ラヴェル:ボレロ
都響 第999回定期演奏会Aシリーズ
- 2024年5月30日(木)午後 7時開演
- 東京都:東京文化会館 大ホール
- ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68《田園》
- ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 ロ短調 op.54
京響 第690回定期演奏会
- 2024年6月21日(金)午後 7時30分開演
- 京都府:京都コンサートホール 大ホール
- ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107
- ショスタコーヴィチ:交響曲 第2番 ロ長調 作品14 「十月革命」
- ♪プレトークあり
京響 第690回定期演奏会
- 2024年6月22日(土)午後 2時30分開演
- 京都府:京都コンサートホール 大ホール
- ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
- ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番ト長調 Op.126
- ショスタコーヴィチ:交響曲 第2番 ロ長調 作品14 「十月革命」
- ♪プレトークあり
京響 福山定期
- 2024年6月23日(日)午後 4時開演
- ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ 大ホール
- ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
- ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番ト長調 Op.126
- ショスタコーヴィチ:交響曲第2番ロ長調 Op.14「十月革命」
- ♪プレトークあり
井上道義指揮 NHK交響楽団演奏会
- 2024年6月29日(土)午後 4時開演
- 東京都 : サントリーホール 大ホール
- ショスタコーヴィチ : ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
- ロッシーニ : 歌劇「ブルスキーノ氏」序曲
- ショスタコーヴィチ : ヴァイオリン協奏曲 第2番 嬰ハ短調 作品129
井上道義指揮 NHK交響楽団演奏会
- 2024年6月30日(日)午後 4時開演
- 大阪府 : フェスティバルホール
- ショスタコーヴィチ : ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
- ロッシーニ : 歌劇「ブルスキーノ氏」序曲
- ショスタコーヴィチ : ヴァイオリン協奏曲 第2番 嬰ハ短調 作品129
井上道義 ザ・ファイナル・カウントダウン Vol.4 ~道義×大ブルックナー特別展×大阪フィル~
- 2024年7月7日(日)午後 2時開演(午後 1時開場)
- 大阪府 : ザ・シンフォニーホール
- モーツァルト:交響曲第25番 ト短調 K.183
- ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ノヴァーク版)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 みなとみらいシリーズ 第397回
- 2024年7月20日(土)午後 2時開演
- 神奈川県:横浜みなとみらいホール
- シャブリエ : 狂詩曲「スペイン」
- ドビュッシー : 夜想曲/東京混声合唱団[女声Ch]
- 伊福部昭 : ピアノとオーケストラのためのリトミカオスティナータ/松田華音[Pf]
- 伊福部昭 : 日本狂詩曲
なお、引退公演は2024年12月30日の第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート(サントリーホール)であると発表しています。
2024年12月30日(月)
第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート発表されました。このコンサートをもって井上道義は引退します。 https://t.co/NWfjQdAz4J pic.twitter.com/J0uOqabdQj
— 井上道義オフィシャルウェブサイト (@michiyoshi_web) January 11, 2024
[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”R” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]長いことお疲れさまでした(⌒∇⌒)[/word_balloon]
井上道義の家族構成
井上道義さんの家族構成について紹介します。
妻:ピアニストの『黒田珠世』
井上道義の妻の名は『黒田珠世』。
彼女は、夫・井上道義と同様にピアニストとして活動しながら、代々木上原でホール『MUSICASA(ムジカーザ)』を主宰している。
「ムジカーザ」という名はイタリア語の「ムージカ(音楽)」と「カーサ(家)」を合わせた言葉だそうで、この建物は黒田珠世代表(50)の自宅も兼ねている。
子供:不明
井上道義さんに子どもがいるかはわかりませんでした。
過去のインタビューなどでも、子どもに関する発言がなかったことから、いないのかもしれません
もちろん、公表していないだけの可能性もありますね♪
2人の父親
井上道義の父親の名は「井上正義」。
父親はアメリカ生まれの日本人だったようで、当時は差別に苦しんでいたようだ。
実は正義は実の父親ではありませんでした。
井上道義さんはインタビューにて語られています。
うちの父親は女の人が好きな人で…母のことを顧みなかったときに、母は素敵な米軍の男に惚れて僕が生まれたんです。
井上道義さんは母が不倫して米軍の男の間に生まれた子だったようです。
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]お父さん、複雑な心境だったでしょう💦[/word_balloon]
そのことは、育ての父親・正義が亡くなった後知ったそう。
井上道義さんには父親が二人いることになりますね。
母親
井上道義の母親の名前は「井上廸子」。
井上道義さんの父親はアメリカ生まれだが、その後日本に移住して「資生堂」で働いていました。
そこで出会ったのが母の廸子さんでした。
その後交際が始まり、結婚に至りました。
兄弟姉妹
井上道義には、3歳年下の妹が一人いることがわかっている。
10代の頃はバレエ・ダンサーを目指しましたが、僕の体は硬かった。3歳下の妹は今も現役の踊り手で、「指揮者にならないで踊っていたら、この年齢まで持たなかったわよ」と憎まれ口をききます
妹はバレエ・ダンサーをしてたようです。
井上道義の引退の理由とは?残りの仕事と家族や経歴まとめ
今回の記事では、井上道義の引退の理由とは?残りの仕事と家族や経歴について紹介しました。
ピアニスト・作曲家でもある、指揮者の井上道義さん。
2007年1月から2018年3月までオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、2014年4月から2017年3月まで大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者を、それぞれ務めていました。
そんな井上道義さんは、2024年12月30日を持って指揮活動からの引退を表明されています。
年老いた醜態を見せるより、元気なうちに引退したいようですね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
コメント