映画「J・エドガー」ネタバレ・あらすじ！ラストシーンの意味と考察・口コミや評価も紹介

2024年6月13日

映画「J・エドガー」は、強大な権力を握りながらも実生活は謎の多い初代FBI長官の生涯に迫る作品です。

「グラン・トリノ」のクリント・イーストウッドが、レオナルド・ディカプリオ主演で描く伝記ドラマ。

そこで今回の記事では、映画「J・エドガー」ネタバレ・あらすじ！ラストシーンの意味と考察・口コミや評価も紹介していきます。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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映画「J・エドガー」解説

1919年。

パーマー司法長官宅の爆破事件を受け、共産主義の過激派を国外追放する特別捜査チームのトップに就任したフーバー。

24歳という若さで大役を任された彼はごく限られた人物だけでチームを編成し、人権侵害すれすれの手口で国家反逆者を追い詰めていく。

キャスト

Ｊ・エドガー・フーバー：レオナルド・ディカプリオ
ヘレン・ギャンディ：ナオミ・ワッツ
クライド・トルソン：アーミー・ハマー
チャールズ・リンドバーグ：ジョシュ・ルーカス
アニー・フーバー：ジュディ・デンチ

スタッフ

監督：クリント・イーストウッド
音楽：クリント・イーストウッド
脚本：ダスティン・ランス・ブラック

映画「J・エドガー」ネタバレ・あらすじ

映画「J・エドガー」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

1960年代

アメリカではキング牧師を中心とした黒人公民権運動が盛り上がっていました。

共産主義を嫌うFBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーは、キング牧師の組織CLCが共産党と繋がっていると疑い、「共産主義は政治思想ではなく病気だ」と主張し、彼の自宅を盗聴するよう命じました。

エドガーは自身の名声を残すため、スミス捜査官に語り始め、自伝のタイピングを依頼します。

1919年

24歳のエドガーが司法省に入った直後、上司A・ミッチェル・パーマー司法長官の自宅が爆破される事件が発生しました。

同じ夜に8件の爆破が起こり、全て共産主義者の犯行でした。当時の警察捜査はずさんで、エドガーは現場に残されたビラを証拠として拾い上げました。

司法省は特別捜査チームを編成し、エドガーが責任者に任命されました。

彼は科学的捜査の必要性を感じ、過激派や容疑者をリスト化し、個人情報をファイル化しました。

この経験から、エドガーは全国民の指紋情報を集約し、犯罪捜査に利用する構想を抱きました。

出会い

エドガーは美しいヘレン・ガンディと出会い、一目惚れして結婚を申し込みますが、彼女は断ります。

ヘレンは仕事に生きると言い、エドガーの秘書となりました。

エドガーは部下たちと共に過激派のアジトを襲撃し、一斉逮捕に成功しました。

この成功を機に、エドガーは指紋採取とデータ管理を取り入れ、司法省捜査局の局長代行に任命されました。

エドガーは権力を手に入れ、盗聴などで得た極秘資料をヘレンに託しました。

また、新任捜査官クライド・トルソンを副長官に任命し、常に彼を傍に置きました。

1932年

リンドバーグ家の乳児が誘拐される事件が起きました。

エドガーはこれを機に全米の指紋情報を集める法律を作り、捜査局の中央集権システムを構築しました。

彼は厳選した捜査官を採用し、科学捜査を導入してFBIを作り変えていきました。

一方で、政治家のスキャンダルを収集し、自身の権限を強化していきました。

リンドバーグ誘拐事件は乳児の遺体発見という悲劇で終わりましたが、エドガーは犯人の逮捕に成功し、FBIの重要性を国民に示しました。

エドガーは次第にアメリカでの権力を強固なものとしていきました。

エドガーは同性愛者

母親が同性愛者を嫌悪していたため、彼は映画女優と結婚しようとしましたが、側近のトルソンに反対され、約束を破らないように言われました。

エドガーは権力を使って政治家を脅してきましたが、年を取り、その力は衰えてきました。

エドガーはキング牧師のノーベル平和賞受賞を阻止しようとしましたが、失敗に終わりました。

新大統領リチャード・ニクソンが就任した頃、エドガーは「歴史を忘れてはならない」と考え、FBIの権力を強固にしようとしました。

トルソンの体調が悪化する中、エドガーは彼の健康を気にかけ、極秘ファイルをヘレンに託しました。

結末

エドガーはトルソンに回顧録の誇張を指摘され、それを認めました。

彼は「局内で信頼できるのは君だけだ」とトルソンに告げました。

その夜、エドガーは自宅で倒れ、息を引き取りました。

翌朝、ヘレンは極秘ファイルを隠し、ニクソンの部下たちが回収しようとしても何も見つかりませんでした。

トルソンはエドガーの家を相続し、エドガーの墓の傍で永眠しました。

映画「J・エドガー」ラストシーンの意味と考察・口コミや評価も紹介

ラストシーンでは、エドガーの死後、彼が築いた権力の象徴である極秘ファイルが、長年の秘書であるヘレン・ガンディによって隠匿されます。

これはエドガーの生前の恐怖とパラノイアがいかに彼の行動を支配していたかを象徴しています。

彼は生涯を通じて権力の保持と個人的な秘密の保護に執着し、そのために多くの人々のプライバシーを侵害しました。

エドガーの最期の瞬間まで権力を手放さなかった姿勢は、彼の支配欲と恐れを映し出しています。

彼は自分の後を継ぐ者や、その後に起こることへのコントロールを決して緩めようとしませんでした。

ヘレンにファイルを託したのも、その延長線上にあります。

彼女への信頼と依存が、彼の孤独と脆さを示しています。

感想

「J・エドガー」のラストシーンは、権力の影とそれに取り憑かれた人物の悲劇を強烈に描き出しています。

エドガーの業績は確かにアメリカの法執行機関に大きな影響を与えましたが、彼の方法とその影響は倫理的に多くの問題を提起します。

この映画を通じて、観客はエドガーの複雑な心理とその行動の裏にある動機を垣間見ることができます。

彼の死後も続く影響は、権力の持つ二面性と、それに取り憑かれた人間の弱さを深く考えさせられるものです。

評価・口コミ

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]ディカプリオがよく雰囲気を掴んでる。喋り方とかも。盗聴をはじめとする強引な調査で大統領をも黙らせてきたイメージ。これはまたずいぶん繊細な部分も描いていてこれだけ見たら国思いの不器用な人に見えるけどね…[/word_balloon]

[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”R” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]FBIの初代長官を務めたジョン・エドガー・フーバーの半生を、クリント・イーストウッド監督とレオナルド・ディカプリオの初タッグで描くドラマ。1924年、FBIの前身である捜査局BOIの長官に任命され、35年にFBIへと改名した後も、72年に他界するまで長官として在任したJ・エドガーは、カルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8人の大統領に仕え、FBIを犯罪撲滅のための巨大組織へと発展させていった。しかし、多くの功績を残した一方で、時に強引な手腕が物議をかもし、その私生活は謎に包まれていた……

想像してたけど、全然ついていけなくて、全然面白くなかった🤣
政治絡みの映画は難しい〜。[/word_balloon]

[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]この人がいたから今はあるあるのテレビ番組が楽しめているわけですが、中々罪深いな。

人間ってやっぱアホな生き物。[/word_balloon]