映画「友罪」は、瀬々敬久監督が男2人の過去と友情をサスペンスフルに描く衝撃作。
生田斗真と瑛太が暗い過去を抱える男を魂の演技で見せる。
そこで今回の記事では、映画「友罪」ネタバレ・あらすじ!考察や感想・実際の事件についても紹介していきます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「友罪」解説
ある町工場で働き始めた元週刊誌ジャーナリストの益田は、自らの経歴を一切語らない鈴木と出会う。
年齢以外の共通点は何もない2人だが、同じ寮で暮らし、友情を育んでいく。
そんななか、17年前に日本中を震撼させた凶悪事件と似た児童殺害事件が起こり…。
キャスト
- 益田純一:生田斗真
- 鈴木秀人/青柳健太郎:瑛太
- 藤沢美代子:夏帆
- 清水:奥野瑛太
- 内海:飯田芳
- 杉本清美:山本美月
- 白石弥生:富田靖子
- 山内修司:佐藤浩市
スタッフ
- 監督:瀬々敬久
- 原作:薬丸岳
- 音楽:半野喜弘
- 脚本:瀬々敬久
映画「友罪」ネタバレ・あらすじ
映画「友罪」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
家族写真
益田純一は職場のトラブルで週刊誌ジャーナリストの道を断たれ、寮付きの町工場で働き始めます。
寮に住む金もない彼とほぼ同時期に、鈴木秀人という技術を持つが無愛想な男も同じ工場に就職しました。
鈴木の孤立ぶりに益田や同僚たちは興味を抱き、次第に鈴木はいじめの対象となっていきます。
ある日、同僚の清水と内海に誘われ、益田は鈴木の部屋に無断で入ります。
そこで裸婦が描かれたスケッチブックと、鈴木以外の顔が削られた家族写真を見つけます。
味方
その後、益田は「学」という中学時代の友人にメールを書こうとしますが、数行書いて削除します。
学はかつていじめを受けており、益田も恐怖からいじめに加担してしまいました。
学が益田に「死んだほうがいいのかな?」と電話した際、益田は「勝手にすれば…」と突き放してしまい、その後学は自殺してしまいます。
友人を自殺に追い込んでしまったことに深い傷を負った益田は、毎晩悪夢にうなされていました。
益田は学の実家を訪れ、病床にある学の母親に「あなただけは学の味方でいてくれた。正しい人でいてね」と言われます。
益田が悔やむ一方、鈴木は藤沢美代子という女性を助け、彼女の元恋人の唐木達也に騙されてAVに出演させられた過去を知ります。
児童殺人事件
美代子と親しくなった鈴木ですが、彼女の前でも内向的な姿勢を崩しません。
益田は工場で疲労のために気を失い、指を機械で切断してしまいます。
鈴木が冷静に指を拾い集め、益田を病院に連れて行きました。
回復した益田は、元恋人でジャーナリストの杉本清美から埼玉で起きた児童殺人事件について意見を求められますが、ジャーナリストの道を断った益田は冷たく突き放します。
青柳健太郎
退院後、益田は工場仲間や美代子とカラオケボックスで退院祝いを開きます。
益田と鈴木の間に友情が芽生えつつありました。
しかし、益田は鈴木が17年前の連続殺傷事件の犯人・青柳健太郎に似ていることに気づき、鈴木が描いたスケッチブックの女性が白石弥生であることも判明します。
美代子の家で彼女の似顔絵を描いた鈴木は、美代子の突然のキスにも反応せず帰ります。
鈴木が寮に戻ると、清水や内海が美代子の出演したAVを見ていました。
それに鈴木が「しょうもない」とつぶやくと、清水が激怒し鈴木を殴り、鈴木はテレビをバットで破壊します。
これを見た益田は鈴木こそが青柳健太郎であると確信します。
心の底から生きたいと
益田は青柳が犯した事件の現場を訪れ、彼の動機を探ろうとします。
青柳は幼い頃から破壊衝動を秘めており、その衝動が再び爆発するのではないかと懸念します。
鈴木は美代子のもとに駆けつけ、彼女が達也に命じられた男たちにレイプされた現場を目撃します。
怒り狂った鈴木は、達也に立ち向かい、自分の頭を石で打ちつけて自傷しますが、達也は「気持ち悪…」と言って去ります。
益田は調べたことを記事にまとめ、清美に見せますが、考えが合わず記事を持ち帰ります。
鈴木と公園で話をする益田は、鈴木に過去のことを話してほしいと頼み、鈴木は「死んで償おうと思ったこともあったが、心の底から生きたい」と打ち明けます。
友達だから
清美が追っていた事件の犯人が別の人物であることが判明しますが、鈴木が青柳である記事が出回り、鈴木は周囲から孤立します。
鈴木は「みんなと出会えて本当に良かった」と益田に感謝し、置手紙を残して去ります。
益田は学が自殺した現場に向かい、鈴木もまた自身の事件の現場にいました。
彼らはもう過去には戻れないが、友達だからこそ生きていてほしいと願うのでした。
わだかまり
益田を病院に運んだタクシー運転手の山内修司は、義父の葬儀に出席し、別居していた妻・智子と再会します。
山内の息子・正人はかつて交通事故で子どもを三人も死なせてしまい、その責任を感じた山内は家族を解散させました。
しかし正人が結婚を考えていると知り、山内は激怒します。
山内は正人と彼の恋人に会い、「結婚を認めることはできない」と告げますが、恋人から「罪を犯した人は幸せになれないのか」と問われます。
正人は「妻と子と生きて罪を償う」と決意を告げます。
一方、かつて青柳を担当していた白石は家庭崩壊に悩み、高校生の娘の妊娠にも心を痛めています。
娘から「どっかの不良の面倒は見るくせに」と非難されますが、最終的に母娘のわだかまりは解けていきます。
映画「友罪」考察や感想・実際の事件についても紹介
1997年に発生した『神戸連続児童殺傷事件』は、14歳の少年が犯人だったこともあり、20年以上経った今でも多くの人々の記憶に深い悲しみと恐怖を残しています。
この事件は、多くの人々にとって未だに忘れられない痛ましい出来事です。
映画『友罪』の公式HPでは、この事件について言及されています。
原作は「神戸連続児童殺傷事件」から着想を得ているが、本作は実際にあった事件の余波や現在地を、憶測を元に再現するための映画化ではない。
引用元:公式HP
映画『友罪』は実話を再現するものではなく、フィクションとして制作されています。
映画の中で描かれる鈴木(偽名・本名は青柳健太郎)は、中学生の時に2人の児童を殺害し、少年Aとして報道されました。
この設定は「神戸連続児童殺傷事件」に酷似しているため、観客はどうしても「鈴木のモデルはあの犯人だ」という先入観を持ってしまいがちです。
益田純一の視点とテーマ
しかし、映画の視点はあくまでも益田純一(生田斗真演じる)のものであることを忘れてはいけません。
益田は特定のモデルが存在しないキャラクターですが、“いじめ”というテーマに焦点を当てると、誰しもが大なり小なり加害者の立場になった経験があるかもしれません。
原作は、過去に罪を犯した人々に対する世間の冷たい対応を詳しく描いていますが、映画では、過去の罪から逃れられない人々の贖罪に焦点を当てています。
過去の罪と向き合いながら生きることの難しさや、社会の冷酷さがテーマとなっています。
映画『友罪』の考察と感想
映画『友罪』は、過去に犯した罪と向き合いながら生きる人々の苦悩と贖罪を描いています。
益田が心を許した友が実は少年Aだったという衝撃的な展開を通じて、観客に様々な問いを投げかけています。
この映画は、過去の罪を背負って生きる人々への共感や理解を促すと同時に、私たち自身の中にもある「いじめ」や「傍観者」としての側面を考えさせる作品です。
益田や鈴木の姿を通じて、人間の弱さや強さ、そして贖罪の意味を深く考えさせられました。
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まとめ
今回の記事では、映画「友罪」ネタバレを解説しました。
映画「友罪」は、瀬々敬久監督が男2人の過去と友情をサスペンスフルに描く衝撃作。
生田斗真と瑛太が暗い過去を抱える男を魂の演技で見せる。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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