映画「セブン」は、ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが「七つの大罪」になぞらえた連続猟奇殺人事件に挑む!
そこで今回の記事では、映画「セブン」ネタバレ・あらすじ!奥さんから電話があったの意味の考察と感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「セブン」解説
定年間近の刑事・サマセットと新人のミルズ。
ふたりが殺人事件の現場に急行すると、そこには汚物と食物にまみれた肥満男性の死体と「GLUTTONY(大食)」の文字が残されていた。
ほどなくして、今度は「GREED(強欲)」の文字と共に弁護士の死体が発見される。
キャスト
- デヴィッド・ミルズ刑事:ブラッド・ピット
- ウィリアム・サマセット部長刑事:モーガン・フリーマン
- トレイシー・ミルズ:グウィネス・パルトロー
- カリフォルニア:ジョン・C・マッギンレー
- マーティン・タルボット地方検事:リチャード・ラウンドトゥリー
- 警部:R・リー・アーメイ
- FBIの男:マーク・ブーン・Jr
- テイラー刑事:ダニエル・ザカパ
スタッフ
- 監督:デヴィッド・フィンチャー
- 音楽:ハワード・ショア
- 脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
映画「セブン」ネタバレ・あらすじ
映画「セブン」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
七日間だけ
サマセット刑事は、この腐敗した街で真実を追い求め続けるベテラン刑事です。
日々凶悪事件が絶えない中でも、他の刑事が事務的に対応するのに対し、サマセットは常に真実を追求します。
そんな彼のもとに、新任刑事のミルズが配属されます。
ミルズは野心に溢れた意欲的な警官で、サマセットは彼に「七日間だけ静観しろ」と助言します。
それは、サマセットが定年を迎えるまでの期間でもありました。
その晩、サマセットはいつものようにメトロノームをセットし、眠りに就きます。
暴食
サマセットとミルズは奇妙な事件を担当します。
被害者は肥満体の男性で、暗闇の中、大量のスパゲティを食べさせられて死亡していました。
検死結果から、彼は銃で脅され無理やり食べさせられ、途中で気絶した後に暴行を受けて死亡したことが判明します。
現場にはレシートが残されており、犯人がこの状況で二度も買い物に行っていたことがわかります。
サマセットはこれが計画的な犯罪であると感じ、難事件になると予感しますが、上司はミルズを外し、サマセットに捜査を任せます。
強欲
翌日、名高い弁護士が殺害され、「強欲」と書かれたメモが現場に残されていました。
サマセットは現場に戻り、冷蔵庫の裏に「暴食」と書かれたメモと「失楽園」の一節を発見します。
この事件が「七つの大罪」をテーマにした連続殺人であることを知り、警部に再度捜査からの降板を申し出ますが、受け入れられません。
水曜日、ミルズはサマセットの助言に従い、事件に関連する文学書を読み始めます。
短い間ではありますが、新しい相棒としてミルズの妻トレーシーがサマセットを夕食に招待し、交流を深めます。
その後、二人は弁護士の妻から、現場の絵が逆さまに掛けられていたことを聞き出し、絵の裏に「助けて」と書かれた文字を発見します。
怠惰
木曜日の朝、被害者の弁護を担当したことのある異常殺人者ビクターの指紋が検出され、彼のアパートに踏み込むと、拷問を受けた痕跡のあるビクターを発見します。
壁には「怠惰」と書かれており、犯人の意図を感じ取ります。
金曜日、トレーシーはサマセットに妊娠を告げ、この街で子育てをすることに不安を抱いていると相談します。
サマセットは自身の過去の経験を話し、トレーシーに産むかどうかを決断するよう助言します。
捜査に戻ったサマセットは、FBIの違法に収集した図書館の借り出し者リストを利用し、ミルズと共に怪しい男のアパートを訪れます。
そこにいた男が発砲し、逃走しますが、ミルズは彼を追い詰めます。
色欲
違法捜査のため、証拠が不足している状態で部屋に踏み込むと、ビクターの指を発見し、彼が犯人であることが確実となります。
部屋には犯人の身元を示すものは何もなく、犯人からの電話で、二人は次の犯行予告を受けます。
土曜日、二人は部屋から見つかった領収書を手がかりにSMグッズの店を訪れ、色欲の犯行が行われたことを知ります。
サマセットはこの事件が最悪の形に終わると予測し、ミルズに過度にのめり込まないよう忠告します。
傲慢
日曜日、傲慢の犯行が行われ、美しいモデルが顔を切り刻まれた末に自殺を選ばされます。
事件現場に戻った二人は、警察署の前で犯人が自首してくるのを目撃します。
犯人は自らの身元を明かさず、残りの二つの罪「嫉妬」と「憤怒」の犠牲者の所在を告げます。
彼の条件を受け入れ、二人は犯人を連れて指定された場所に向かいます。
目的地に到着すると、サマセットは配送業者から箱を受け取ります。
中を確認したサマセットは驚愕し、ミルズに罠だと警告します。
犯人はミルズに妻トレーシーの首が箱の中にあり、彼女が子供を妊娠していたことを告げます。
絶望したミルズは怒りのままに犯人を射殺し、事件は終結します。
最後に、サマセットはヘミングウェイの「この世は素晴らしい、戦う価値がある」という一文を思い出し、その半分には共感を感じていました。
映画「セブン」奥さんから電話があったの意味の考察と感想
映画「セブン」におけるトレーシー(ミルズの妻)からの電話のシーンは、物語のクライマックスに向けて重要な役割を果たしています。
電話の意味
受付が「奥さんから電話があった」とミルズに伝えるのは、過去の電話であることを示しています。
これにより、観客には電話が犯人ジョン・ドウがトレーシーを殺害する前に行われたものであると理解させます。
この時間のズレが、事件の進行とジョン・ドウの計画の周到さを強調しています。
トレーシーが電話をかけたことは、彼女が危険な状況にあったことを示唆しますが、詳細はすぐに明かされません。
このため、観客は彼女の身に何が起こったのかを知るまでの間、緊張感を持ち続けます。
電話の存在が後に明らかになる悲劇の前兆として機能しています。
トレーシーの電話がミルズに伝えられることで、彼女がミルズにとって大切な存在であることを再認識させます。
後にジョン・ドウがトレーシーを殺したことが判明すると、その感情的な衝撃が一層強くなります。
ミルズの絶望と怒りがより深く伝わる仕掛けとなっています。
考察
ジョン・ドウはミルズが捜査に出かけた隙にトレーシーを襲い、彼女を殺害しました。
この計画的な行動は、彼が「七つの大罪」をテーマにした連続殺人をどれだけ綿密に計画していたかを示しています。
彼は自首するタイミングも含めてすべてを計算し、最後の二つの罪「嫉妬」と「憤怒」を完成させるための舞台を整えました。
電話の事実が明らかになることで、ミルズの心情は大きく変化します。
最初はただの連続殺人事件として捜査に取り組んでいた彼が、個人的な悲劇に直面することで、ジョン・ドウへの怒りと憎しみが一気に爆発します。
この変化が、物語の最終局面で彼がジョン・ドウを射殺する決断に繋がります。
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