映画「12モンキーズ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「12モンキーズ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「12モンキーズ」は、1995年|アメリカ・未来を救うため謎の言葉を手掛かりに過去へ向かうタイムトラベルサスペンスです。

監督は『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム。

そこで今回の記事では、映画「12モンキーズ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「12モンキーズ」解説

1996年に発生した謎のウイルスにより全人類の約99%が死滅した未来。

地下に住んでいた人間たちは原因を探るため、“12モンキーズ”という謎の言葉を手掛かりに1人の囚人を過去へ送り出す。

しかし、彼が送られたのは事件が起きる6年前の世界だった。

 

キャスト

  • ジェームズ・コール:ブルース・ウィリス
  • キャスリン・ライリー:マデリーン・ストー
  • ジェフリー・ゴインズ:ブラッド・ピット
  • ゴインズ博士:クリストファー・プラマー
  • ホセ:ジョン・セダ
  • 植物学者:H・マイケル・ウォールズ
  • 地質学者:ボブ・アドリアン
  • 動物学者:サイモン・ジョーンズ
  • コール(少年時代):ジョセフ・メリト
  • ドクター・ピーターズ:デヴィッド・モース
  • 宇宙物理学者:キャロル・フローレンス
  • ドクター・フレッチャー:フランク・ゴーシン
  • テディ:リサ・ゲイ・ハミルトン

 

スタッフ

  • 監督:テリー・ギリアム
  • 音楽:ポール・バックマスター
  • 脚本:デヴィッド・ピープルズ、ジャネット・ピープルズ
  • 製作:チャールズ・ローヴェン

映画「12モンキーズ」ネタバレ・あらすじ

映画「12モンキーズ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

2035年

人類の大半が謎のウイルスによって滅亡した後の世界。

地上はウイルスに汚染され、生存者は地下での生活を強いられていました。

科学者たちはウイルスの発生源を突き止めるため、囚人のジェームズを減刑と引き換えに過去へタイムトラベルさせます。

唯一の手掛かりは廃墟の壁に描かれた「12モンキーズ」の赤い猿の絵でした。

 

12モンキーズ

ジェームズは1996年にタイムトラベルする予定でしたが、タイムマシンのトラブルにより誤って1990年に飛ばされてしまいます。

彼は人類滅亡の話を警察にしますが、誰にも信じてもらえず、狂人扱いされて精神病院に送られてしまいます。

精神病院でジェームズは担当医のキャサリンに事情を説明しますが、信じてもらえません。

そこで出会ったのが、自分の父親が神だと信じる患者ジェフリーでした。

ジェームズはジェフリーの助けを借りて脱走を試みるも失敗し、気がつくと再び2035年に戻されていました。

 

1996年

再びタイムトラベルを試み、失敗の末ついに1996年に到着します。

ジェームズはキャサリンと再会し、「12モンキーズ」の手掛かりを追ってフィラデルフィアへ向かいます。

途中、ジェームズは幼少期に目撃した男が銃で撃たれる夢を思い出します。

フィラデルフィアでの調査により、ジェームズとキャサリンは「12モンキーズ」の存在と、ジェフリーが関与していることを突き止めます。

しかし、ジェームズは再び2035年に連れ戻されてしまいます。

度重なるタイムトラベルで精神的に疲弊し、任務に疲れ果てたジェームズは、1996年に戻りキャサリンと共に平穏な生活を送りたいと願います。

 

ウイルス拡散の日

キャサリンは独自の調査で、第一次世界大戦の写真にジェームズが写り込んでいることを発見します。

この証拠を見たジェームズは、自分の記憶が妄想ではなく現実であることに気づきます。

一方、過激な環境保護団体「12モンキーズ」を率いるジェフリーは活動を活発化させています。

ジェームズとキャサリンは変装して真実を探る中、「12モンキーズ」が動物園から動物を解放したというニュースを聞きます。

この日がウイルス拡散の日だと思われていましたが、「12モンキーズ」はウイルスとは無関係でした。

 

2035年から来た

徐々に記憶を取り戻していくジェームズは、空港でウイルス拡散の真犯人がいることをホセから知らされます。

真犯人はジェフリーの父の助手で、これから飛行機に乗り込もうとしていました。

ジェームズはホセから渡された銃で真犯人に立ち向かいますが、警官に撃たれてしまいます。

息を引き取るジェームズに駆け寄るキャサリンの姿を、幼い頃のジェームズが目撃します。

真犯人はウイルスを持って飛行機に乗り込みますが、その隣の席には2035年から派遣された科学者が座っていました。

 

映画「12モンキーズ」ラストシーンの意味と考察や感想

映画のラストでジェームズが空港で撃たれるシーンは、彼が幼い頃に目撃した記憶と一致します。

これにより、ジェームズの人生がタイムループに組み込まれていることが明確になります。

彼が何度も過去に戻り、同じ出来事を繰り返していることが示されています。

真犯人である科学者の助手は、ウイルスを世界中に拡散するために飛行機に乗り込みます。

この行動が、映画の世界でのウイルスパンデミックの起点となります。

ジェームズの努力は結果的にウイルス拡散を防ぐことができず、悲劇が避けられないことを強調しています。

飛行機の隣席に座る女性科学者は2035年から派遣された人物であり、彼女が「救済保険業」を名乗ることで、未来の人々が過去の出来事を監視し、管理しようとしていることが示されています。

これは、未来の社会が過去の修正を試みる絶望的な試みを続けていることを示唆しています。

ジェームズの行動や選択が予め決められた運命に縛られていることを示し、人間の自由意志がどこまで有効かという問いかけがなされています。

 

感想

「12モンキーズ」は、タイムトラベルをテーマにしたSF映画として非常に緻密に作られており、そのプロットの巧妙さに驚かされます。

特にラストシーンでは、観客に対して強いインパクトを与えると共に、映画全体のテーマを締めくくる役割を果たしています。

ジェームズを演じたブルース・ウィリスの演技も見事であり、彼の苦悩と葛藤が観る者に深く響きます。

また、ブラッド・ピットが演じるジェフリーの狂気とカリスマ性も非常に印象的で、映画に独特の雰囲気を与えています。

「12モンキーズ」は、複雑なタイムトラベルのパラドックスを描きながらも、ヒューマンドラマとしての側面を持つ傑作です。

観るたびに新たな発見があり、多層的な意味を持つため、繰り返し鑑賞する価値がありますね!

 

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まとめ


今回の記事では、映画「12モンキーズ」ネタバレを解説しました。

映画「12モンキーズ」は、1995年|アメリカ・未来を救うため謎の言葉を手掛かりに過去へ向かうタイムトラベルサスペンスです。

監督は『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

 

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