映画「身代わり忠臣蔵」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「身代わり忠臣蔵」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「身代わり忠臣蔵」は、崖っぷちの僧が“世紀の身代わりミッション”に挑む痛快時代劇です

そこで今回の記事では、映画「身代わり忠臣蔵」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「身代わり忠臣蔵」解説

江戸城内で旗本・吉良上野介が斬りつけられた。

理由は、いじめを受けていた赤穂藩藩主がついにブチ切れたため。

斬った藩主は当然切腹だが、実は切られた側も瀕死の状態。

逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しの危機となり、両家とも大ピンチに…。

 

キャスト

  • 吉良孝証/吉良上野介:ムロツヨシ
  • 大石内蔵助:永山瑛太
  • 桔梗:川口春奈
  • 清水一学:寛一郎
  • 堀部安兵衛:森崎ウィン
  • 堀江半右衛門:本多力
  • 原惣右衛門:星田英利
  • 加藤太右衛門:板垣瑞生
  • 片岡源五右衛門:廣瀬智紀
  • 奥田孫太夫:濱津隆之
  • 春凪:加藤小夏
  • 岡野金右衛門:野村康太
  • 間十次郎:入江甚儀
  • りく:野波麻帆
  • 浅野内匠頭:尾上右近
  • 高尾太夫:橋本マナミ
  • 斎藤宮内:林遣都
  • 徳川綱吉:北村一輝
  • 柳沢吉保:柄本明

 

スタッフ

  • 監督:河合勇人
  • 原作:土橋章宏
  • 音楽:海田庄吾
  • 脚本:土橋章宏

映画「身代わり忠臣蔵」ネタバレ・あらすじ

映画「身代わり忠臣蔵」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

大石内蔵助

貧しい身なりの僧が道行く人にお布施を頼んでいましたが、誰もお布施をくれず、僧は橋の上から飛び降りようとしました。

ところが誤って川に落ちてしまい、たまたま川で釣りをしていた一人の侍に助けられました。

その侍は赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助であり、僧は高家の吉良上野介の実の弟・孝証でした。

 

時は元禄14年(1701年)

赤穂藩主の浅野内匠頭は朝廷からの勅使を接待する役目を担っていましたが、儀式を担当する上野介は内匠頭に儀式のやり方を教えず、不満が募っていきました。

その頃、孝証は実家の吉良家に金をせびりに訪れていました。

兄の上野介とは折り合いが悪く、家老の斎藤宮内から馬小屋で寝るよう命じられるなど粗末に扱われていました。

 

元禄14年3月14日

江戸城・松の廊下で内匠頭は上野介にからかわれたことから怒りを爆発させ、刀を抜いて上野介を斬りつけました。

将軍・徳川綱吉の重臣である柳沢吉保は、この事件で上野介が死亡した場合は吉良家を取り潰すとしました。

斎藤は急遽、上野介にそっくりな孝証に金を渡して成りすましてくれるよう頼みました。

孝証は江戸城に連れて行かれ、上野介と同じ箇所に刀傷をつけられました。

彼は斎藤の助言を受けながら柳沢の尋問を乗り切りましたが、上野介はそのまま死亡してしまいました。

刃傷沙汰を起こした内匠頭は切腹を命じられ、赤穂藩は取り潰しが決定しました。

大石は急遽、赤穂城に藩士たちを招集しましたが、意見が分かれてまとまりませんでした。

 

討ち入り

その頃、孝証は斎藤から報酬を受け取り、上野介の身代わりを続けるよう頼まれました。

孝証は上野介の日常の所作を学び、上野介が常に傲慢で侍女の桔梗にセクハラをしていたことを知りました。

浪人となった大石は江戸に来ており、吉原の遊郭で偶然孝証と出会いました。

孝証は自分を助けてくれた大石を思い出し、二人は意気投合しました。

大石のもとには赤穂浪士たちが次々と訪れ、吉良邸に討ち入りすべきだと主張しました。

孝証は自分の身の上がばれないよう振る舞いつつ、討ち入りは良くないと主張しました。

 

身代わり

孝証は斎藤に赤穂浪士が討ち入りを計画していることを伝えましたが、斎藤はそれを信じませんでした。

孝証は自分の命が狙われることを怯えましたが、柳沢が嘆願書を一蹴したことから、赤穂藩再興の望みが絶たれたことを危惧しました。

柳沢は孝証に吉良邸を辺鄙な場所に移すよう命じ、そこで赤穂浪士を全滅させる作戦を提案しました。

孝証は身代わりを降りて隠居しようとしましたが、斎藤は孝証に赤穂浪士が討ち入るまで身代わりを続けるよう告げました。

お家再興の望みが完全に絶たれた大石は討ち入りを決意し、妻子に罪が及ばないよう離縁しました。

孝証は大石に接近し、上野介の弟であることを明かし、討ち入りを避けるために自らを差し出す覚悟を伝えました。

大石もそれを了承しました。

 

元禄15年(1702年)12月14日

赤穂浪士は吉良邸討ち入りを決行しました。

孝証は助っ人の宿舎の戸を塞ぎ、清水一学を酔い潰させていました。

桔梗に別れを告げた孝証は赤穂浪士の前に投降し、大石は浪士たちに上野介(孝証)を斬るよう促されましたが、ためらいました。

清水が酔い潰れていたはずが立ち上がり、孝証を逃がし、孝証は上野介の部屋の抜け穴を通って小屋に入りました。

孝証は大石に自分を斬るよう促しましたが、大石は小屋の塩の袋に何かが隠されていることに気づきました。

大石は布に包んだ首級を掲げ、上野介を討ち取ったと宣言しました。

赤穂浪士たちは内匠頭の墓のある泉岳寺を目指しましたが、首級を取り戻そうとする吉良家の武士たちと押し問答になりました。

 

今後のこと

実は大石が斬ったのは孝証ではなく、小屋の塩の袋に隠されていた本物の上野介の首でした。

斎藤はいつか葬式を営むために密かに上野介の死体を隠していたのです。

孝証は大石と大芝居の成功を喜び合い、吉良邸に戻って報酬を辞退し、その金で部下たちを養うよう斎藤に命じました。

柳沢は無許可の仇討ちは打ち首だと進言しましたが、綱吉は赤穂浪士たちの忠義を認め、丁重に扱うよう命じました。

大石ら赤穂浪士たちは切腹を命じられました。

後に孝証と桔梗は赤穂浪士の墓参りをし、今後のことを話し合いながらその場を後にしました。

 

映画「身代わり忠臣蔵」ラストシーンの意味と考察や感想

孝証が身代わりを続けることで、兄の吉良上野介の命を守りつつ、赤穂浪士たちの忠義を全うさせるという二重の忠義が描かれています。

孝証の自己犠牲は、自らの命を懸けてまで他者のために尽くす姿勢を示しており、武士道の精神を象徴しています。

大石内蔵助と孝証が共謀して、柳沢の策略を阻止するために大芝居を打つという展開は、智謀と策略の戦いを表しています。

大石の計画と孝証の協力によって、赤穂浪士たちの討ち入りが成功するだけでなく、吉良家の一族も守られるという二重の勝利が描かれています。

孝証と大石、さらには桔梗との関係の深まりが、ラストシーンで強調されています。

孝証の行動は、個々の登場人物がそれぞれの立場で最善を尽くし、互いに理解し合うことで、真の友情や信頼が築かれる様子を示しています。

孝証が報酬を辞退し、その金を部下たちのために使うよう命じるシーンは、金銭的な報酬よりも名誉や信頼が重要であることを示しています。

この行動は、孝証が真の武士としての誇りを持ち、自己利益を追求せずに他者を思いやる姿勢を強調しています。

 

感想

ラストシーンは、映画全体のテーマを集約し、感動的なクライマックスを迎えると感じました。

特に、孝証の自己犠牲と大石との友情が強く描かれ、観る者に深い感銘を与えます。

また、物語全体を通しての伏線が回収され、満足感を与える構成が秀逸です。

一方で、映画のラストシーンは歴史的事実とは異なるフィクションであるため、歴史の捉え方や解釈に対する議論が生まれる可能性もあります。

しかし、フィクションとしての映画は、歴史的な事件を新たな視点から描き出し、現代の観客に対するメッセージ性を持たせることができていると評価できます。

忠義、友情、自己犠牲といったテーマを巧みに描き出し、観客に深い感動を与えると同時に、歴史的事件に対する新たな視点を提供する秀逸な結末であると感じました。

 

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まとめ


今回の記事では、映画「身代わり忠臣蔵」ネタバレを解説しました。

映画「身代わり忠臣蔵」は、崖っぷちの僧が“世紀の身代わりミッション”に挑む痛快時代劇です

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

 

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