映画「リリーのすべて」ネタバレ・あらすじ！考察と感想や口コミ

2024年7月2日

映画「リリーのすべて」は、2015年｜イギリス…

女性として生きたい夫と、すべてを受け入れる妻。

性別を超えて育まれる愛の実話です。

そこで今回の記事では、映画「リリーのすべて」ネタバレ・あらすじ！考察と感想や口コミを紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

＼業界最大級２００万人が利用！／

詳しくはこちら>>

映画違法サイト一覧

映画「リリーのすべて」解説

1926年、コペンハーゲン。

風景画家のアイナー・ヴェイナーは肖像画家の妻ゲルダと平穏に暮らしていたが、ゲルダに頼まれて女性モデル役を引き受けたのをきっかけに、自らに潜む女性の存在に気づいてしまう。

苦悩を深めるアイナーに、ゲルダも戸惑うが…。

キャスト

リリー・エルベ（アイナー・ヴェイナー）：エディ・レッドメイン
ゲルダ・ヴェイナー：アリシア・ヴィカンダー
ヘンリク：ベン・ウィショー
ヴァルネクロス：セバスチャン・コッホ
ウラ：アンバー・ハード
ハンス：マティアス・スーナールツ
エメラルド・フェネル
エイドリアン・シラー
リチャード・ディクソン

スタッフ

監督：トム・フーパー
原作：デヴィッド・エバーショフ
音楽：アレクサンドル・デスプラ
脚本：ルシンダ・コクソン

映画「リリーのすべて」ネタバレ・あらすじ

映画「リリーのすべて」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

アイナーとゲルダの日常

1926年、コペンハーゲンで、アイナー・ヴェイナーは風景画家として一定の成功を収めていた。

彼の妻であり、同じく画家のゲルダとは仲の良い夫婦だが、子供には恵まれなかった。

ゲルダは主に肖像画を描き、作品を画商に売り込もうとするも、「テーマが正しくない」という理由で批判を受けることもあった。

リリーの誕生

ゲルダの友人ウラがモデルをキャンセルすると、ゲルダは夫のアイナーに女性の服を着せて絵のモデルになってもらうことを提案する。

この時、アイナーが女性の衣装を身に着けてポーズをとることで、彼は内面で奇妙な感覚に襲われる。

リリーとしての舞踏会

ゲルダはアイナーを女装させて舞踏会に参加させ、彼女の友人ハンスという男性に紹介する。

アイナーはリリー・エルベとして舞踏会に登場し、その美しさと優雅さで注目を集める。

しかし、アイナー（リリー）はハンスにキスをされて混乱し、その場に居合わせたゲルダにも見られてしまう。

変化する関係

ゲルダはアイナーをリリーとして描き続け、その絵画は高く評価されるようになる。

一方で、アイナーは次第にリリーという別の自分に没頭し始め、その内面の葛藤が夫婦の間にひずみを生む。

手術と最後の別れ

アイナーは性別適合手術を決意し、それをサポートするゲルダとともに手術に臨む。

手術後、リリーは体調が急変し、命に危険が及ぶ状態に陥る。

最終的には、ゲルダとハンスに看取られながら静かに息を引き取る。

映画「リリーのすべて」考察と感想や口コミ

映画「リリーのすべて」は、アイナー・ヴェイナーと彼がリリー・エルベとしての新しいアイデンティティを探求する実話に基づく作品です。

映画は性同一性障害というテーマを通じて、アイナーが自らの性自認と向き合う葛藤を深く描写しています。

彼が女性の服を着てモデルとして立ち、やがてリリーとしての生活を始める決意をする過程がリアルに描かれています。

作品は愛とパートナーシップの複雑さも掘り下げており、アイナーと彼の妻であるゲルダの関係が変化していく様子が感情豊かに描かれています。

ゲルダがアイナーの変化にどう向き合い、彼女としてのアイデンティティをどう受け入れるかが重要なテーマです。

社会的な受容と差別も作品の中で重要な位置を占めており、当時の医学的な理解や社会の認知度の低さがリリーの生活にどのように影響を与えるかが描かれています。

手術を受ける前後での周囲の反応や、医師とのやりとりがその一端を示しています。

美術と表現のテーマも映画の重要な要素です。

アイナーがリリーとしての内面を描くゲルダの作品や、彼女の絵画が彼の人生においてどのような役割を果たすかが視覚的に表現されています。

絵画を通じて、彼らの内面の葛藤や感情が観客に深く伝わります。

最後に、作品は変化と成長のプロセスを描いています。

アイナーがリリーとしての生活に移行し、その過程で内面的にも成長していく様子が描かれています。

彼の決断とその結果がどのように彼の周囲の人々や自己との関係に影響を与えるかが、感情豊かに描かれた重要なテーマです。

感想

この映画は、性同一性障害を持つ人々の内面的な葛藤と外的な社会的な反応をリアルに描き出しています。

特に、アイナーが女性としての生活を求め、それに向かって変容していく過程が非常に感情的に深く描かれています。

彼がリリーとして生きる決意をするまでの葛藤や、それが周囲との関係にどのように影響を与えるかが、見事に描かれています。

また、映画は愛とパートナーシップの複雑さも丁寧に描いています。

アイナーの妻であり、画家のゲルダが夫の変化にどう対応し、自らのアイデンティティと向き合う姿が、作品の重要な要素となっています。

夫婦の間で揺れ動く感情や、愛と理解の深まりが、物語に深みを与えていると感じました。

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]自分に心が向かなくなっているのがわかっていてもなおかつ一番の理解者でいようとする…
ふたりの演技に本当に感動。。。[/word_balloon]
[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”R” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]愛の普遍性と人間の業を多面的に力強く描く中盤以降はひたすらに哀しいがそれがまた救いでもある。[/word_balloon]
[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]精神病院に収監されそうになったり、色々と難しい時代背景
きっと行きづらかったに違いないです
人間は自分自身になるためなら、命だってかけるんだな、と・・[/word_balloon]