映画「Dear Friends ディア フレンズ」は、2007年｜日本｜キレイゴトの友情物語ではない、心と心がぶつかりあう女の子同士の友情の物語！
そこで今回の記事では、映画「Dear Friends ディア フレンズ」ネタバレ・あらすじ！考察や感想・続編に繋がる伏線を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「Dear Friends ディア フレンズ」解説
リナは家庭に関心のない父親と過保護な母親のもとで育った女子高生。
誰もが羨む完璧なルックスで周囲からもてはやされ、自由奔放に生きていた。
ある日、クラブで突然意識を失い、検査入院することになったリナを、小学校の同級生だと言うマキが訪ねてくる。
キャスト
- リナ：北川景子
- マキ：本仮屋ユイカ
- 洋介：黄川田将也
- 加奈子：宮崎美子
- 幸三：大杉漣
- クラブの常連客：久保田悠来
スタッフ
- 監督：両沢和幸
- 原作：Yoshi
- 脚本：両沢和幸、三浦有為子
映画「Dear Friends ディア フレンズ」ネタバレ・あらすじ
映画「Dear Friends ディア フレンズ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
人気読者モデル
人気読者モデルの女子高生リナは、家庭に興味がない父親と過保護な母親との三人暮らしをしています。
友達を利用するだけで、親友がいないリナは、最近体調が優れません。
それでも夜の街に出歩き、クラブで踊っていたリナは、突然倒れて病院のベッドで目を覚まします。
入院中、リナの小学校時代の同級生マキが訪れますが、リナはマキのことを全く覚えていません。
それでもマキは「また来るね」と言って帰ります。
リナとカナエ
リナは同じ病室に入院中の少女カナエから友達になってほしいと頼まれ、仕方なく了承します。
生まれた時から病気と闘うカナエは、リナの友情を心から喜びます。
翌日、リナが部屋に戻るとカナエがいなくなっており、彼女の容態が悪化して無菌室に移されたことを知ります。
リナは検査を終えて退院後、クラブに行き、帰宅後に両親から検査結果を伝えられ、癌に侵されていると告げられます。
死への恐怖を感じるリナは、心配して見舞いに来たマキからオルゴールをもらいますが、気持ちが落ち着かず、それに対処する余裕がありません。
自暴自棄
リナは体調が悪化し、自暴自棄になって病院を抜け出し、クラブに向かいます。
しかし、カツラが外れたことで周囲の冷たい視線に耐えられず、クラブを飛び出してしまいます。
治療を拒否し、食事も取らないリナを心配したマキは、無菌室から出たカナエをリナに会わせます。
カナエは自分の死期が近いと打ち明け、「もうダメかも…」と弱気になる中、リナは「一緒に頑張ろう」と励まします。
マキの大切さとリナの決意
リナはマキに、なぜ毎日病室に来るのか尋ねます。
マキは、小学生の頃にリナからオルゴールをもらい、辛い時にそのオルゴールで励まされていたと話します。
マキにとってリナは大切な友達です。
一方、リナの癌は胸に転移し、カナエの死を知ったリナは絶望感から屋上から飛び降りようとします。
しかし、駆けつけたマキが必死で説得し、リナは胸の手術を受ける決意をします。
手術の成功
胸の手術は成功するものの、マキの姿が見えなくなります。
退院したリナがクラブに行くと、以前から好意を寄せていた洋介から告白されますが、自分の失った胸を見せると洋介は去ってしまいます。
傷ついたリナは真夜中の病院の屋上から飛び降りようとしますが、そこに車いすのマキが現れます。
マキは筋肉が動かなくなる病気に侵されながらも、必死でリナを説得し、二人は泣きながら抱き合います。
リナの成長とマキの死
数年後、リナは海の見える病院で看護師を目指し、マキの担当看護師として働いています。
しかし、マキは三か月後に亡くなってしまいます。
映画「Dear Friends ディア フレンズ」考察や感想
本作では、人気読者モデルのリナ（北川景子）が病気と向き合う中で、友情の意味と価値を再認識していく様子が描かれています。
最初は親友もおらず、友達をただ利用するだけだったリナが、入院をきっかけに小学校時代の同級生マキ（本仮屋ユイカ）と再会し、また同じ病室の少女カナエ（佐々木麻緒）との交流を通じて、本当の友情の意味を学んでいきます。
マキとの再会やカナエとの友情は、リナの心の変化を促し、彼女が人間関係に対する見方を改めるきっかけとなります。
病気と恐怖の克服
リナが癌という厳しい現実と向き合う姿は、視聴者に深い感銘を与えます。
最初は病気を受け入れられず、自暴自棄になり治療を拒否するリナが、カナエの死や自身の病状の悪化を通じて、次第に前向きな気持ちを取り戻していく過程が描かれています。
特に、リナが屋上から飛び降りようとする場面では、絶望感と同時に彼女の強い生への欲望が表現されており、観る者に深い感情的な影響を与えます。
マキが筋肉が動かなくなる病気にかかりながらもリナを支え続ける姿は、無償の愛と友情を象徴しています。
リナが絶望しようとする度に、マキが見舞いに来て励まし続けるシーンは、友情の真価が試される瞬間であり、また、マキ自身がリナにどれほど大切に思われているかを示しています。
リナがマキに対して感じる感謝と愛情が、彼女自身の成長を促します。
リナが自分の体に対する変化に苦しむ姿や、クラブでの出来事、洋介からの告白といったエピソードは、外見や社会の反応に対するリナの内面的な葛藤を描写しています。
特に、リナがクラブでカツラが外れる場面や、自身の失った胸を見せる場面は、社会との接点での彼女の苦しみを浮き彫りにしています。
このような困難を乗り越え、最終的に看護師として新たなスタートを切るリナの姿は、自己受容と再生の象徴と言えます。
数年後にリナが看護師としてマキの担当をするという結末は、彼女の成長と友情の力を強調しています。
マキの死は悲しいものの、その後のリナの生き方には深い感動があり、友情が持つ癒しの力とそれによって変わる人間の姿が印象的です。
感想
リナ（北川景子）が病気を通じてどのように変わっていくのか、その成長の過程が非常に印象的でした。
特に、リナが初めて友達を大切に思うようになり、真の友情を育んでいく姿に感動しました。
病気という現実と向き合う中でのリナの苦しみや葛藤も、非常にリアルに描かれており、その中での彼女の絶望や恐怖が伝わってきました。
特に、自暴自棄になりクラブに向かうシーンや、屋上から飛び降りようとするシーンでは、リナの心の深い部分に触れることができ、胸が痛くなる思いでした。
また、マキ（本仮屋ユイカ）の存在が物語に与える影響も大きいです。
彼女が筋肉が動かなくなる病気にかかりながらも、リナを支え続ける姿には強い感動を覚えました。
マキの無償の愛と友情が、リナの人生をどれほど豊かにしたかがよくわかります。
彼女の病気と闘いながらも必死でリナを励ます姿には、本当に心を打たれました。
結末に至るまで、友情と病気のテーマを丁寧に扱い、リナが看護師として新たな人生をスタートさせるラストシーンは、希望と再生を象徴しており、感動的でした。
マキの死は悲しいものの、リナが彼女の影響を受けて成長し、人生を前向きに生きる姿が描かれており、友情がもたらす力強さを実感しました。
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まとめ
今回の記事では、映画「Dear Friends ディア フレンズ」ネタバレを解説しました。
映画「Dear Friends ディア フレンズ」は、2007年｜日本｜キレイゴトの友情物語ではない、心と心がぶつかりあう女の子同士の友情の物語！
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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