映画「ドアロック」は、2018年|韓国|単身世帯が増加する韓国の世相を反映したサスペンススリラーです。
あるはずのない「痕跡」、いるはずのない「気配」。私の部屋に、狂気が潜んでいる。
そこで今回の記事では、映画「ドアロック」ネタバレ・あらすじ!考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「ドアロック」解説
都心の古いマンションでひとり暮らしをする銀行員のギョンミン。
ある朝、ドアロックのナンバーキーに不審な粉がついているのに気づき、暗証番号を変更する。
帰宅後、部屋でくつろいでいると、突然誰かがロックを操作してドアノブを荒々しく回し始め…。
キャスト
- チョ・ギョンミン:コン・ヒョジン
- オ・ヒョジョ:キム・イェウォン
- イ刑事:キム・ソンオ
- 次長:キム・グァンギュ
- キム・ソンホ:イ・チョニ
スタッフ
- 監督:イ・クォン
- 脚本:イ・クォン、パク・チョンヒ
映画「ドアロック」ネタバレ・あらすじ
映画「ドアロック」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
ギョンミンの頭痛と侵入者
韓国・ソウルの古いマンションに住む契約社員のチョ・ギョンミン(コン・ヒョジン)は、原因不明の頭痛に悩まされていました。
帰宅すると、部屋のドアロックに白い粉が付着していることに気づきました。
室内には謎の男が忍び込んでおり、麻酔薬で彼女を眠らせ、そのまま朝まで添い寝していました。
男は痕跡を消し、古い腕時計を残して部屋を出ました。
ギョンミンはその後も頭痛に苦しみながら引っ越しを検討しましたが、条件に合う物件が見つかりませんでした。
夜にはドアノブをこじ開けようとする音を聞きますが、警察には事件性がないと断られました。
職場の上司と不穏な客
ギョンミンは職場の上司キム・ソンホ課長(イ・チョンヒ)が自分に好意を持っているとヒョジュから聞き、心配していました。
ある日、窓口で客のキム・ギジョン(チョ・ボクレ)が預金残高の少なさに怒り出し、キム課長が追い払いました。
その夜、再び謎の男がギョンミンの部屋に侵入し、麻酔薬で彼女を眠らせた後、勝手にシャワーを浴びたり、歯ブラシを使ったりしました。
契約更新とトラブル
契約更新の日、ギョンミンは無期契約を提示されて安堵しましたが、携帯に非通知の着信が続きました。
帰宅中、窓口の客だったギジョンに遭遇し、キム課長が助けて家まで送ってくれました。
部屋に戻ると、キム課長が忘れ物を届けに来たのですが、ギョンミンは彼がストーカーである可能性を疑い、警察に通報しました。
死と容疑
警官と共に部屋に戻ったギョンミンは、ドアノブに紐で首を吊ったキム課長の遺体を発見しました。
遺体には争った痕跡があり、キム課長が部屋番号を知っていたのは管理人からの情報であることが判明しました。
ギョンミンはキム課長の殺害容疑をかけられ、仕事を失ってしまいました。
スンヘと廃屋
ギョンミンは昼番の管理人からマンションの監視カメラがエレベーター付近にしか設置されていないことを知り、廊下のカメラは全てダミーであることが判明しました。
部屋を調べると、予備のカードキーが玄関脇の戸棚にあるのを発見しました。
そのキーが上階の部屋のものであることがわかり、ギョンミンはその部屋に潜入し、カン・スンヘという人物の存在を確認しました。
スンヘが定期的に購入している3200ウォンの野菜粥を手掛かりに、ギョンミンとヒョジュはコンビニでスンヘを見つけ、その後を追いました。
スンヘが捨てた野菜粥のカップを手掛かりに、ギョンミンは廃屋でスンヘを発見し、足首を切断されてベッドに拘束されているのを見つけました。
真犯人の正体と危機
謎の男がスンヘに「好きな人ができた」と話しているのを聞き、ギョンミンは隙を突いて逃げることができましたが、廃屋の中にはスンヘの痕跡が消えていました。
警察はスンヘの遺体が発見され、遺体にはギョンミンの名刺があったため、ギョンミンが犯人として疑われました。
ギョンミンはマンションを引き払いますが、ギジョンは証拠不十分で釈放され、ギョンミンに報復しようとします。
新居と再びの恐怖
ギョンミンの新居にバイク便が訪れ、スマホが入った箱を渡されました。
スマホにはギョンミンの寝顔の写真が入っており、ギョンミンは恐怖を感じます。
バイク便の男はギョンミンの新居の鍵を盗んでいました。
ヒョジュからビデオ通話で助けを求められたギョンミンが彼女の部屋に駆けつけると、ギジョンが現れて襲いかかり、イ刑事に取り押さえられます。
ヒョジュは怪我をして病院に搬送されました。
ドンフンの正体と結末
ギョンミンはヒョジュの病室でイ刑事と会い、ヒョジュのビデオ通話が犯人の罠であったことを知らされます。
イ刑事はギョンミンに外からスマホで確認できる防犯カメラをプレゼントし、ギョンミンは新居に設置しました。
買い物中、ギョンミンは以前のマンションの夜勤管理人・ハン・ドンフンと再会します。
ドンフンはビンテージの腕時計と3200ウォンの野菜粥を持っており、ギョンミンは不安を抱きながら帰宅します。
すると、イ刑事から電話があり、釈放されたギジョンが殺害されたと告げられ、すぐにギョンミンの元へ向かうと伝えられます。
ドンフンが真犯人
防犯カメラの映像で、自宅に侵入してベッドの下に隠れている男を確認したギョンミンは、逃げようとしますが男に捕まり、気絶させられてしまいます。
目が覚めると、ギョンミンは犯人のアジトである廃屋に監禁されており、ドンフンが真犯人であることが判明します。
ドンフンはギョンミンに対して暴力を振るおうとしますが、ギョンミンは古い釘でドンフンを倒し、正当防衛が認められます。
ドンフンの余罪が報じられ、ギョンミンは新たな物件に引っ越しますが、過去の恐怖と警戒心は拭えないままでした。
映画「ドアロック」考察や感想
映画「ドアロック」考察
『ドアロック』は、日常生活の中での不安と恐怖をリアルに描写しています。
ギョンミンが抱える原因不明の頭痛や不審な侵入者の存在は、彼女の心理的な不安を具現化しています。
これにより、観客は彼女の視点から恐怖を体験し、精神的な緊張感が高まります。
孤独と信頼の問題
映画では、ギョンミンが周囲の人々に対して信頼を寄せられず、孤立感を強調しています。
職場の上司や管理人、バイク便の男など、登場人物たちがギョンミンの生活に侵入することで、彼女の孤独感と信頼の欠如が強調されます。
特に、無力感や疑念が生まれることで、観客は主人公の孤独感に共感しやすくなります。
監視とプライバシー
映画の中で、監視カメラの存在やプライバシーの侵害が重要なテーマとなっています。
監視カメラがエレベーター付近にしか設置されていないことが明らかになり、ギョンミンのプライバシーが脅かされていることが示されています。
これは、現代社会におけるプライバシーの問題や監視社会への警鐘とも捉えられます。
真犯人の心理
ドンフンが真犯人であることが明らかになると、彼の動機や心理状態が重要な要素となります。
ドンフンの過去の犯罪歴や、彼の行動パターンから見える異常性は、恐怖を一層引き立てます。
また、彼の暴力的な行動や支配欲が、物語の緊張感を増しています。
感想
この映画は、本当に怖かったです。ギョンミンの毎日がどんどん恐ろしいことになっていく様子が、非常に緊張感を持って描かれていました。
彼女が家に帰ると、見知らぬ男が勝手に入っていたり、プライバシーが侵されているのを見ると、ゾッとしました。
特に怖かったのは、身近に感じられる恐怖です。
自分の家が安全だと思っていたのに、そこに脅威があるというのはとても怖いです。
ギョンミンがどんなに努力しても、怖いことが続いて、何も解決しないような気持ちが伝わってきました。
最後に、ギョンミンが新しい場所に引っ越しても、過去の恐怖が消えないという終わり方が印象的でした。
恐怖がどれだけ人に影響を与えるかを、よく表していると思いました。
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まとめ
今回の記事では、映画「ドアロック」ネタバレを解説しました。
映画「ドアロック」は、2018年|韓国|単身世帯が増加する韓国の世相を反映したサスペンススリラーです。
あるはずのない「痕跡」、いるはずのない「気配」。私の部屋に、狂気が潜んでいる。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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