映画「死霊のえじき」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味考察と映画の感想

1985年に公開された『死霊のえじき』は、ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の金字塔です。

本作は『ゾンビ』の続編として制作され、異なる視点から人間社会の崩壊を描いています。

そこで今回の記事では、映画「死霊のえじき」ネタバレ・あらすじ!考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「死霊のえじき」解説

生者と死者の数が逆転し、ゾンビがはびこるアメリカ。

フロリダ州郊外の地下基地ではサラをはじめとした科学者たちが研究に打ち込むも成果を上げられず、軍部はいら立っていた。

やがて人間関係の崩壊が引き金となり、基地内にゾンビの大群がなだれ込む…。

 

映画「死霊のえじき」ネタバレ・あらすじ

映画「死霊のえじき」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

物語の始まり

物語は、サラ(ロリー・カーディル)、ジョン(テリー・アレクサンダー)、ミゲル(アントン・ディレオ)、および他のメンバーがヘリコプターでゾンビの溢れる都市に降り立つところから始まります。彼らは人間を探しているが、周囲には大量のゾンビが待ち受けています。

サラたちは、高い柵に囲まれた生存者のアジトにたどり着きます。このアジトには、軍人や研究者、医師などの生存者が集まっており、彼らはゾンビに対抗するために生活をしています。しかし、アジト内での人間関係は緊張しており、権力の争いが渦巻いています。

 

ゾンビ狩りと人間関係の崩壊

アジトでは、ゾンビ狩りが行われており、サラたちは参加します。ミゲルがゾンビを押さえつける棒を放してしまい、兵士がゾンビに襲われそうになります。サラはミゲルに鎮静剤を撃ち、彼を助けます。

アジトの指導者であるローズ大佐(ジョセフ・ピラトー)は権力を握っており、実験を行うためにゾンビを捕らえています。サラは研究室でローガン博士(リチャード・リバティー)がゾンビの解剖を行っているのを目撃し、彼が実験材料としてクーパー少佐の死体を使用していることに気付きます。

ローズ大佐は次第に独裁的な支配を強め、研究者やヘリ部隊に対して銃で脅し始めます。サラは、ミゲルに対する不満が募り、彼との関係が緊張していきます。

 

ゾンビとの戦い

ゾンビ狩りが続く中、ミゲルは再びゾンビを押さえつける棒を放し、兵士が一人噛まれてしまいます。その混乱の中で、サラはミゲルの腕を切断します。ローズ大佐は、ミゲルがゾンビになる前に殺すと脅し、サラたちは恐怖にさらされます。

博士は、バブというゾンビを研究しており、彼に音楽を聞かせたり、生肉を与えたりして教育を試みます。バブは、博士の期待に応えて行動しますが、ローズ大佐が部下の肉を与えていると知ると怒り、博士を射殺します。

アジト内は混乱し、ローズ大佐は研究者を人質に取り、ヘリ操縦士に命令します。操縦士が断ると、研究者を射殺し、サラと無線技士をゾンビのいる地下に放ちます。

 

生き残りの戦い

ミゲルは目覚め、ゾンビを引き連れてアジトに突入します。サラと仲間たちは、ローズ大佐の暴走から逃げるために必死で戦います。バブは、博士の死に泣き、ゾンビたちは生存者を襲い始めます。

ゾンビが襲いかかり、兵士たちは次々と襲われます。首を引きちぎられたり、噛まれたりする兵士たちの姿は、恐怖そのものです。サラと仲間たちは、混乱の中で何とか生き残りを図ります。

最終的に、サラ、生き残った操縦士、無線技士はヘリに乗り込み、無人島に降り立ちます。しかし、この新しい生活が本当に安全であるかは分からず、彼らの未来には不安が残ります。

 

映画「死霊のえじき」ラストシーンの意味

ラストシーンでは、ゾンビたちが人間を襲い、暴力が再び蔓延する様子が描かれています。バブの存在は、ゾンビの中にもかつての人間性が残っていることを示唆しています。彼が博士の死に泣くシーンは、感情や記憶がゾンビにも残っている可能性を示しており、単なる怪物としてではなく、かつて人間だった者たちの悲劇を象徴しています。

サラたちが無人島に降り立つシーンは、彼らの新たな希望を象徴していますが、同時に人間同士の関係や信頼が崩壊した世界での不安も感じさせます。新しい生活が待っている一方で、再び暴力の連鎖が始まる危険も孕んでいるのです。

 

映画「死霊のえじき」感想

『死霊のえじき』は、単なるホラー映画ではなく、人間社会の本質を考えさせる深いメッセージを持っています。ゾンビという存在を通して、権力闘争や人間関係の脆さを描いた作品は、見応えがあります。

ゾンビの描写や特殊効果も素晴らしく、当時の技術が生かされています。特に、バブというキャラクターの成長が印象的で、彼の存在が作品の深みを増しています。

ロメロ監督は、ゾンビ映画の新たな可能性を切り開いたと言えるでしょう。生き残った人間たちの心理描写や、ゾンビを通じた人間性の探求は、視聴者に強い印象を残します。ゾンビ映画が好きな方はもちろん、社会に対する鋭い視点を持つ作品を求めている方にもおすすめです。

 

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まとめ


今回の記事では、映画「死霊のえじき」ネタバレを解説しました。

『死霊のえじき』は、単なるホラー映画ではなく、ゾンビという存在を通じて人間の恐怖、暴力、そして権力の闘争を描いています。

ラストシーンの希望と不安の入り混じった終わり方は、観客に深い印象を与えます。

ロメロ監督は、ゾンビ映画に新たな次元を持ち込んだと言えるでしょう。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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