映画「デス・オブ・ザ・ワールド」は、2016年|アメリカ|終末世界を舞台に、生き残った人間同士の戦いを描いたサバイバルホラー!
そこで今回の記事では、映画「デス・オブ・ザ・ワールド」ネタバレ・あらすじ!考察と感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「デス・オブ・ザ・ワールド」解説
謎のウイルスが蔓延し、カオスと化した世界。
強い者たちは武器を持ち、食料を求めて弱い者たちを次々と襲い始める。
郊外の家で息を潜めて暮らしていたジャックたちも、強盗に襲われてしまう。
命からがら逃げ出した一家は、安住の地を求めて彷徨うが…。
キャスト
- セバスチャン・ビーコン
- クリス・キース
- カーター・ロイ
- エイミー・ラトバーグ
- トラヴィス・グラント
- マーク・アシュワース
- エヴァ・グレース・ケルナー
スタッフ
- 監督:アンドリュー・ロバートソン
- 脚本:アンドリュー・ロバートソン、リリー・カンソー
- 製作:リリー・カンソー
映画「デス・オブ・ザ・ワールド」ネタバレ・あらすじ
映画「デス・オブ・ザ・ワールド」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
バーディの誕生日
アメリカで強力な感染力を持つウイルスが蔓延し、感染者と非感染者を分けるための区域が設けられました。
しかし、感染者の侵入により医療が崩壊し、最終的には政府も崩壊してしまいます。
生き残った非感染者たちの中には、食料を求めて住民を襲い略奪するグループが出現します。
ジャック一家は森の近くの一軒家に隠れて暮らしており、妻のネル、喘息持ちの娘バーディ、そして病気で体の弱ったジャックの父カイルと共に過ごしています。
バーディの誕生日には、家族でできる限りのご馳走を用意し祝います。
倒れている男
ジャックは昼間、ガスマスクを着けて食料探しに出かけます。
森を抜けて民家に入ると、住人の男性が頭を撃ち抜かれて殺されていました。
略奪された後の家ですが、ジャックは少しでも食料を手に入れます。
帰り道、森の近くで転倒したバイクのそばに倒れている男を見つけます。
男がまだ生きていたため、ジャックは彼を家に連れ帰ります。
ネルとカイルは反対しますが、ジャックは「自分がこの立場だったらどうする」と言い、男を家に入れます。
略奪者
男の名前はラッセルで、レスが率いる略奪グループの一員でしたが、殺人を平気で行うレスに反発して逃げ出したのでした。
ラッセルは「足が治ったら兄のいるキャンプに帰る」と話し、バーディは彼に懐き始めます。
ラッセルにもバーディと同じくらいの娘がいたのです。
ジャックは再び食料を求めて森を抜けます。
ある民家で略奪グループが老夫婦を襲っているのを目撃します。
ジャックは気づかれないように帰りますが、その後ドアを叩く音がします。
ジャックとラッセルはショットガンとバットで略奪者を追い払います。
略奪グループ
その夜、窓ガラスを割って石が投げ込まれます。
ラッセルは「出て行く」と言いますが、ジャックは止めます。
ネルは「バーディの吸入器があと3ヶ月分しかない」と言い、ジャックは「ここを出よう」と提案します。
どこに行くか話し合っていると、バーディが外に立っている男を見つけます。
男はバットを持っており、ジャックは彼を略奪グループだと判断します。
銃撃戦
ジャックは車の準備をしていると、男がドアのガラスを割って鍵を開けようとします。
カイルは斧で男の手を叩き切ります。
これをきっかけに銃撃戦が始まり、ジャックは背後からレスを射殺します。
ジャックは家族を車に乗せ、走り出します。
途中で夜になると、山の中の倉庫に身を隠し休みます。
そのころにはカイルの容体が悪化し、起き上がることもできなくなっています。
道に迷った
翌朝、ジャックは「カイルは後から助けに来よう」と言い、彼に水と食料を残して出発します。
ラッセルの「兄のキャンプが近くにある」という言葉を信じ、4人は途中で車を乗り捨て歩き出します。
そのころ、カイルは息を引き取り、二人組の男たちが水と食料を奪っていきます。
やがて男たちの車はジャックらが乗り捨てた車を見つけ、追い始めます。
ラッセルが「道に迷った」と困り果てます。
夜になったため、森の中で野宿することにします。
深夜、略奪者たちが森の中に入って来ます。4人は灯りを消して身を潜め、朝を迎えます。
絶望と希望
一山越えなければならないため、ジャックが水を汲みに行くと遠くに男たちを見つけます。
隠れていると銃声が響き、ジャックが駆けつけるとラッセルが撃たれて倒れています。
まだ息のあるラッセルに話を聞き、ネルとバーディを探します。
ネルとバーディは軍服を着た二人の男に捕まっていました。
男たちはネルを女として見ています。そこへジャックが銃を構えてやってきます。
二人に両手をあげさせたものの、もう一人仲間がいてジャックはボウガンで胸を撃たれます。
結末
倒れたジャックが諦めかけた時、男たちの集団が銃撃しながら略奪者たちに襲いかかります。
ジャックも倒れたまま略奪者を撃ち殺します。
集団の中の男が「君が弟のラッセルを助けてくれたのか?」と尋ねます。
彼はラッセルの兄で、キャンプのリーダーでした。
ジャックたちはラッセルの兄に連れられ、キャンプに向かうのでした。
映画「デス・オブ・ザ・ワールド」考察と感想
映画『デス・オブ・ザ・ワールド』は、人間の本性と極限状態での生存の葛藤を描いた作品です。
この映画では、強力なウイルスがアメリカ全土に蔓延し、感染者と非感染者を隔離する試みが崩壊する中で、人々がどのように生き延びようとするかが描かれています。
感染者と非感染者の境界が曖昧になり、医療も政府も機能しなくなった社会での生存は、物資の奪い合いや道徳の崩壊を伴います。
ジャック一家はこの混乱の中で、森の近くの一軒家に身を潜め、家族で支え合いながら生き延びようとします。
特に、喘息を抱える娘のバーディの存在が、家族の絆をより強くし、彼らの生存に対する意志を象徴しています。
しかし、彼らの平穏は略奪グループや外部からの脅威に常に晒されています。
映画の中で特に印象的なのは、ラッセルという略奪グループの元メンバーとの出会いです。
彼はレスという冷酷なリーダーに反発して逃げてきた背景を持ち、家族にとっては一時的な味方となります。
ラッセルとの交流を通じて、ジャック一家は他者を信じることの困難さと必要性を学びます。
映画のクライマックスでは、ジャック一家が追い詰められた状況から逃れるために大きな決断を迫られます。
彼らが崖下の川に飛び降りるシーンや、略奪者との銃撃戦は、極限状態での生存のための闘いを象徴しています。
特に、ジャックが家族を守るために繰り広げる戦いは、父親としての強さと責任感を強く感じさせます。
また、映画の中で繰り返される「誰も信じられない」というテーマは、ウイルス感染という外的な脅威に加えて、人間同士の信頼の欠如がどれほど破壊的であるかを示しています。
ネルとバーディが軍服を着た男たちに捕まるシーンや、ジャックがボウガンで胸を撃たれるシーンは、信頼と裏切りの複雑な関係を象徴しています。
感想
映画『デス・オブ・ザ・ワールド』を観て、深い感動と考えさせられる点が多かったです。
この作品は、ウイルスの蔓延によって崩壊した社会での生存をテーマにしていますが、単なるパニック映画ではなく、人間の本性や家族の絆を描いた感動的な物語です。
まず、この映画が描く世界は非常にリアルで、ウイルス感染の恐怖と社会の崩壊というシナリオが、現代の現実と重なる部分が多くあります。
感染者と非感染者の分断、医療崩壊、政府の無力さは、非常時における人間社会の脆さを痛感させられます。
そんな中で、生き残るために必死になる人々の姿は、とてもリアルで緊張感がありました。
ジャック一家の物語は、特に印象的でした。
森の近くの一軒家で隠れるように暮らす彼らの生活は、日常の小さな喜びや不安が織り交ざっていて、非常に共感できるものでした。
喘息を抱える娘のバーディの存在が、家族の結束を強める一方で、彼女の健康を守るための苦労が痛々しいほど伝わってきました。
彼女の誕生日を家族で祝うシーンは、今できる精いっぱいの幸せを感じ取ることができ、とても心温まるものでした。
ラッセルとの出会いも物語の大きな転機となりました。
略奪グループから逃げ出した彼が家族と心を通わせるシーンは、人間の信頼と裏切りの複雑な関係を浮き彫りにしています。
ラッセルが家族の一員のように振る舞い、特にバーディと心を通わせる姿には、希望と再生の光を見出すことができました。
映画のクライマックスでは、ジャックが家族を守るために繰り広げる戦いが非常に印象的です。
略奪者との銃撃戦や、崖から川に飛び降りるシーンは、極限状態での人間の本能と勇気を強く感じさせます。
ジャックの父親としての強さと責任感が非常に際立ち、彼の行動が家族を守るための無償の愛を示しています。
『デス・オブ・ザ・ワールド』は、終末的な世界観を背景にしながらも、人間の本性や家族の絆を描いた感動的な作品です。
観終わった後には、極限状態での人間の在り方について深く考えさせられました。
家族の絆、信頼、そして生存のための闘いを描いたこの映画は、観る者に深い余韻を残します。
特に、家族を守るために奮闘するジャックの姿勢は、強い印象を与え、私も家族の大切さと人間の強さを改めて実感しました(^▽^)/
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まとめ
今回の記事では、映画「デス・オブ・ザ・ワールド」ネタバレを解説しました。
映画「デス・オブ・ザ・ワールド」は、2016年|アメリカ|終末世界を舞台に、生き残った人間同士の戦いを描いたサバイバルホラー!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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