映画「ドント・ブリーズ2」ネタバレ・あらすじ！考察と感想

2024年7月31日

映画「ドント・ブリーズ2」は、2021年｜アメリカ｜盲目の老人と強盗団の戦いを描くスリラー第2弾です。

息が止まるほどの予測不能の展開と、衝撃の結末に驚がく！

そこで今回の記事では、映画「ドント・ブリーズ2」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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映画「ドント・ブリーズ2」解説

古屋敷で1人の少女と静かに暮らす盲目の老人。

彼こそは、8年前に強盗団を惨殺したあの老人だった。

ある日、老人は屋敷に侵入した武装集団に襲われ、火を放たれる。

彼は何とか逃げだすが、少女は見当たらない。

老人は少女を取り戻すため、集団の後を追うが…。

キャスト

ノーマン・ノードストローム：スティーヴン・ラング
レイラン：ブレンダン・セクストン三世
フェニックス：マデリン・グレイス
ラウル：クリスティアン・サギア

スタッフ

監督：ロド・サヤゲス
音楽：ロケ・バニョス
脚本：フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス

映画「ドント・ブリーズ2」ネタバレ・あらすじ

映画「ドント・ブリーズ2」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

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フェニックスの逃走とノーマンとの生活

燃えさかる家から逃げ出した少女フェニックスが倒れ、8年後、盲目の退役軍人ノーマンと暮らしている様子が描かれます。

ノーマンは妻と娘を失っており、フェニックスを厳しく管理して学校にも通わせません。

物資を届けるヘルナンデスの特別な許可でフェニックスは街へ行きますが、不審な男レイランに絡まれます。

その夜、ヘルナンデスはレイランとその仲間に殺され、レイランはノーマンの愛犬シャドーを殺し、ノーマンの留守中にフェニックスを捕らえます。

ノーマンの奮闘とレイランの暴露

ノーマンが愛犬シャドーの死を悲しみながら家に戻り、フェニックスを捕らえた誘拐団の一人を攻撃し、彼女を助けます。

ノーマンはフェニックスを地下室に逃し、誘拐団の一人を殺害しますが、そこにレイランが現れ、ノーマンの秘密を暴露します。

レイランはフェニックスに、自分こそが本当の父親であり、8年前の放火事件で投獄されたと告げます。

ノーマンは一度フェニックスを助けるものの、再び見失います。

フェニックスはノーマンとレイランのどちらも信じられず、逃げようとするもラウルに捕まり、レイランはノーマンの家に火をつけて去ります。

ノーマンは燃えさかる家から逃げ出しますが、家もフェニックスも失い絶望に陥ります。

レイランのアジトでの再会と真実の発覚

レイランのアジトで目を覚ましたフェニックスは、自分の本名が『タラ』であり、姉妹などはいなかったことを知ります。

そこで火事で死んだと思っていた母ジョセフィンと再会し、素直に喜びます。

しかし、ジョセフィンは火事で心臓を悪くして余命幾ばくもない状態であり、フェニックスに睡眠薬を飲ませて眠らせます。

レイランとジョセフィンの陰謀

実は、レイランとジョセフィンの目的はフェニックスの心臓を移植してジョセフィンの命を延ばすことでした。

そのため、ずっとフェニックスを探していたのです。

レイランの部下であるラウルも、この計画には疑問を持ちながらも、ジョセフィンが麻薬の精製を行える唯一の人物であるため、黙って従っていました。

一方、ノーマンはラウルが放った犬を味方にし、フェニックスを救うためにレイランのアジトへ向かいます。

最後の戦いとフェニックスの決意

ノーマンは次々にレイランの部下を倒し、最後に残ったのはラウル一人となります。

レイランに不満を抱いていたラウルは、レイランを裏切り、ノーマンにレイランの居場所を教えます。

レイランは部下の全滅を知って焦り、視界を妨げるために殺虫剤を撒きますが、その混乱の中で銃を乱射し、誤ってジョセフィンを撃ち殺してしまいます。

ノーマンはレイランを追い詰め、レイランの両目を潰して視力を奪います。

フェニックスはノーマンに近づこうとしますが、ノーマンは自分の過去の罪を告白し、フェニックスに二度と自分に近づかないように警告します。

ノーマンはショックを受けて崩れ落ちますが、そこにまだ生きていたレイランが現れ、ナイフでノーマンを刺します。

フェニックスが現れ、レイランを殺してノーマンを助けようとしますが、ノーマンは「もう十分に救ってくれた」と告げ、息を引き取ります。

最後に

その後、フェニックスは孤児院に行き、これからもフェニックスとして生きることを決意します。

エンドロール後、ノーマンの死体に懐いた犬がやってきて、ノーマンの手を一生懸命舐めています。

映画「ドント・ブリーズ2」考察や感想

映画「ドント・ブリーズ2」は、サバイバル・ホラーの要素に加えて、深い人間ドラマと道徳的ジレンマを組み合わせた作品です。

ノーマン・ノードストロムの内面の葛藤

ノーマン・ノードストロム（スティーヴン・ラング）は、前作「ドント・ブリーズ」でも見られた冷酷な側面に加えて、今回の続編ではさらに複雑なキャラクターとして描かれています。彼は家族を失い、自らの復讐と愛情の狭間で葛藤しながら生きており、フェニックスを娘のように扱いながらも、その過去の行いによって彼自身が崩壊していく様子が描かれています。彼の道徳的な選択や行動は観客に深い思索を促します。

フェニックスの成長と葛藤

フェニックス（原題では「タラ」）の成長過程と彼女のアイデンティティを巡る葛藤が物語の中心です。ノーマンとの生活や誘拐事件、そして自分の本当の名前や過去を知ることで、彼女は自分が誰であり、どこに属するのかを模索します。特に、ノーマンとの関係が彼女に与える影響と、母ジョセフィンとの再会は、フェニックスのキャラクターをより深く掘り下げる要素となっています。

レイランとジョセフィンの悪意

レイラン（クリスティアン・サギア）とジョセフィン（マリサ・トメイ）の悪意と陰謀は、物語に対する緊張感を高めます。彼らの行動の動機が明らかになるにつれて、彼らがフェニックスを利用しようとする理由が浮き彫りになります。ジョセフィンの余命が尽きる中での心臓移植計画は、倫理的に問題があり、彼らの冷酷さを際立たせています。この陰謀がノーマンとの対決を引き起こし、物語のクライマックスを形成します。

スリリングな展開とアクションシーン

本作は緊迫感あるアクションシーンとサバイバル要素をしっかりと組み込み、観客を引き込むスリリングな展開が続きます。ノーマンがレイランの部下と戦うシーンや、心臓移植の手術中に起こる停電など、ハラハラする瞬間が多く、サスペンス要素が強化されています。ノーマンの戦いとフェニックスを救おうとする彼の決意が、物語の興奮を一層引き立てています。

人間のダークサイドと救済のテーマ

「ドント・ブリーズ2」は、復讐と救済、そして人間のダークサイドというテーマを扱っています。ノーマンの過去の行動やフェニックスの苦悩、レイランとジョセフィンの陰謀など、全てが人間の複雑な感情や道徳的選択を描写しています。ノーマンがフェニックスに対して取った行動や彼の最後の言葉は、観客に深い感慨をもたらします。