映画「イノセンツ」は、『わたしは最悪。』のエスキル・フォクト監督によるサイキックスリラーです。
退屈な夏休み、特殊な能力を持つ子供たちの“遊び”が、狂気に変わる!
そこで今回の記事では、映画「イノセンツ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「イノセンツ」解説
ノルウェー郊外の住宅団地。
夏休みに入り、友達になった同じ団地に住む4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。
近所の庭や遊び場で新しい力を試すなか、無邪気な遊びが影を落とし、やがて奇妙なことが起こり始める。
キャスト
- イーダ:ラーケル・レノーラ・フレットゥム
- アナ:アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ
- ベン:サム・アシュラフ
- アイシャ:ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム
- アンリエッタ:エレン・ドリト・ピーターセン
- ニルス:モーテン・シュヴァルトヴェイト
スタッフ
- 監督:エスキル・フォクト
- 音楽:ペッシ・レヴァント
- 脚本:エスキル・フォクト
- 製作:マリア・エケルホフド
映画「イノセンツ」ネタバレ・あらすじ
映画「イノセンツ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
秘密基地
知的障害を持つ姉アンナと妹のアイダは、新しい集合住宅に引っ越してきました。
両親はアンナの世話にかかりきりで、アイダは寂しい思いをしていました。
しかし、近所に住む少年ベンと仲良くなり、彼の秘密基地へと案内されます。
そこでベンからサイコキネシスの能力があると告白され、アイダはそれを受け入れて楽しい時間を過ごします。
しかし、帰宅してアンナと両親を見ていると嫉妬心が生まれ、アンナの靴の中にガラス片を入れることでその感情を解消していました。
4人で過ごすように
近所に住む少女アイシャは何かが呼ぶような気配を感じ、アイダたちの家の前に立つと、それがアンナからのテレパシーであることを知ります。
これを機に、アイシャはアンナとテレパシーで会話するようになり、二人は仲良くなります。
普通の友達とは馴染めなかったアイダも、いつもベンと遊んでいました。
アイシャとアンナはテレパシーで会話を重ね、やがて姉妹繋がりで4人で遊ぶようになりました。
テレパシー
ベンの母親は育児放棄しているシングルマザーで、アイシャの母親も恋多き女性で失恋する度に鬱状態に陥ってしまいます。
ある日、アイダがアイシャに耳元でベンの悪口を言ってアイシャが笑ったのを、ベンがテレパシーで読み取って喧嘩になります。
ベンが超能力でアイダを攻撃しようとしたところ、アンナが超能力でアイダを守ります。
アンナの力はベンよりも強く、ベンはその力に太刀打ちできず立ち去ります。
その後、アイダにもテレパシーの力が少し備わっていることに気づきます。
ベンに嫌悪感を
家に帰ったベンは、自分の力がさらに強まっていることに気づき、スマホばかり見ている母親に能力でフライパンをぶつけて大怪我をさせます。
同じ頃、アンナとアイシャも頭部に傷を負うダメージを受けていました。
ベンは倒れた母親の足元に沸騰した熱湯を浴びせます。
助けを求める母親の懇願を無視し、母親が死ぬのを見守っていました。
さらに力をつけたベンは人を操れるようになり、暴走を始めます。
アイダは次第にベンを嫌いになります。
ベンの悪意
ベンの悪意を感じたアイシャがベンにやめるよう諭しますが、ベンは能力でアイシャの呼吸を止めて失神させます。
アイダが止めに入り事態を収束させますが、ベンの悪意はアイダに向かいます。
そこにアンナが助けに来たため、ベンは退散します。
ベンの悪意はアイシャに向かい、彼はアイシャの母親を操り、アイシャを殺させます。
アイシャの死にショックを受けたアンナは塞ぎ込んでしまいます。
アイダは次は自分が狙われるのではないかと思うようになります。
能力者同士の対決
このままではいけないと感じたアイダはベンを呼び出し、油断した隙をついてベンを橋から突き落とします。
しかし、ベンは命を取り留めます。
気絶していたものの、ベンはアイダの精神世界に入り込み、悪夢を見せます。
悪夢に苦しめられたアイダは車に轢かれてしまいます。
アイダが目を覚ますと、母親からベンが生きていることを知らされます。
ベンに怯えるアイダを見て、アンナはベンと対峙することを決意します。
皆がいるところから少し離れた場所で、能力者同士の対決が始まります。
二人の力は拮抗していて、勝負がつきません。
しかし、アイダがアンナを助けに駆けつけ、今まで隠してきた力でギプスを破壊してアンナを助けます。
結末
アイダの手助けがあり、形勢は一気にアンナに有利になります。
そして、糸の切れたマリオネットのように倒れたベンが死んだことで決着がつきます。
アンナとアイダが家に戻ると、アンナはまた以前のような状態に戻り、アイダは母親を抱きしめて泣きました。
映画「イノセンツ」ラストシーンの意味と考察や感想
映画「イノセンツ」(原題:The Innocents)は、エスキル・フォクト監督による2021年のノルウェーのスリラー映画です。
この映画は、夏の間に特別な能力を持つことに気づいた子供たちのグループに焦点を当てています。
ラストシーンでは、これらの子供たちの対立と、その後の出来事が描かれます。
ラストシーンの意味として、まず挙げられるのは無邪気さと道徳性の喪失です。
映画のラストでは、子供たちの中で善と悪の境界が曖昧になる様子が描かれます。
特に、子供たちの能力が暴力や復讐に使われる場面では、無邪気さが失われ、道徳的な葛藤が浮き彫りになります。
これにより、観客は人間の本質や無垢さについて考えさせられます。
次に、力の責任と影響というテーマが浮かび上がります。
子供たちが持つ特殊能力は、彼らにとって新しい力であり、それをどう使うかが問われます。
ラストシーンでは、その力がどのように悪用されるか、またそれが他者にどのような影響を及ぼすかが強調されます。
これは、力を持つ者がその力に対してどのような責任を持つべきかを示唆しています。
さらに、人間関係と共感の重要性が強調されます。
最終的に、子供たちの間で生じる共感や友情が、問題解決の鍵となります。
ラストシーンでは、共感の欠如が暴力を引き起こす一方で、共感が平和をもたらす可能性が示されています。
これにより、人間関係や共感の重要性が浮き彫りになります。
感想
映画「イノセンツ」を観て、ラストシーンは非常に印象的で深く考えさせられるものでした。
映画の終わりに描かれる子供たちの対立とその後の展開は、単なる超能力バトルを超えた、もっと普遍的で人間的なテーマに触れていると感じました。
まず、子供たちが持つ能力が暴力や復讐の手段として使われる場面は、彼らの無邪気さが失われていく様子を強く感じさせました。
能力を持つことで自分たちの力を誇示しようとする一方で、その力がどれだけ破壊的であるかを理解していない姿は、まさに無垢さの喪失を象徴しているように思いました。
人間の中に潜む善と悪の境界が曖昧になる瞬間を目の当たりにし、私たち自身の中にも同様の葛藤があることを考えさせられました。
また、子供たちの能力はただの超自然的な力ではなく、成長過程での感情や欲望を象徴しているように見えました。
これらの力が暴力に変わる場面は、成長の中で自己中心的な欲望や衝動にどのように対処するかという問題を描いていると感じました。
特に、力の責任というテーマが浮かび上がり、力を持つことがどれだけ重大な責任を伴うかを強く意識させられました。
さらに、ラストシーンでの共感や友情の重要性も非常に印象的でした。
最終的に、子供たちの間で生まれる共感が問題解決の鍵となり、暴力を止める一因となります。
これにより、他者への理解や共感がいかに重要であるかが強調され、深い感動を与えます。
映画全体を通じて感じたのは、人間の本性や道徳性についての深い洞察です。
子供たちの行動は、大人と同様に複雑で多面的であり、その中に潜む善意と悪意が交錯する様子が非常にリアルに描かれています。
無邪気さの裏に潜む残酷さや、善意の行動の中に隠されたエゴイズムなど、非常に考えさせられるテーマが満載でした。
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まとめ
今回の記事では、映画「イノセンツ」ネタバレを解説しました。
映画「イノセンツ」は、『わたしは最悪。』のエスキル・フォクト監督によるサイキックスリラーです。
退屈な夏休み、特殊な能力を持つ子供たちの“遊び”が、狂気に変わる!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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