人類が言葉を失い、猿によって狩られる世界を描いた「猿の惑星 キングダム」が5月10日に公開されます。
この新作は過去作を観ていなくても楽しめる完全新作であり、観る者に強烈な衝撃を与えることでしょう。
本作の魅力は一つだけではありません。観ればすぐに虜になる「イカれたカリスマ暴君」の登場や、実写版「ゼルダの伝説」を手がける監督が描く没入体験があります。
そして、世界中の観客を驚かせた伝説のラストに匹敵する衝撃的なラストもあります。
今回は、映画「猿の惑星 キングダム」のあらすじやネタバレ考察をしていきますので、是非最後まで読んでいってください。
それでは、本題に入ります。
猿の惑星の歴代シリーズ
猿の惑星の歴代シリーズを一覧で紹介します。
- 猿の惑星(1968)
- 猿の惑星 創世記(ジェネシス) (2011)
- 猿の惑星 新世紀(ライジング)(2014)
- 猿の惑星 聖戦記(グレードウォー)(2017
猿の惑星(1968)
地球から320光年の距離を旅をし、宇宙船の飛行士が不時着したのは、人語を話す猿たちが、原始的な人間たちを支配される惑星でした。
主人公であるテイラー(チャールトン・ヘストン)は、猿の軍隊に捕らえられましたが、猿のコーネリアスとジーラの力を借り、一緒に捕らえられた人間の女性であるノバ(キム・ハンター)を連れ、逃亡をします。
人間と猿の地位が逆転した世界観や、そしてクライマックスで明かされる驚くべき事実が、世界中に衝撃を与えました。
また、精巧な猿の特殊メイクは高い評価を受け、アカデミー特別賞も受賞しました。
猿の惑星 創世記(ジェネシス) (2011)
「猿の惑星」シリーズの前日譚としてリブートされた第1作品。
現代の米国サンフランシスコが舞台で、遺伝子操作で高い知能を持つ猿たちが人間を支配しようと企む姿と、それに対抗する人間たちの戦いが描かれています。
物語の中心的な役割を果たす猿のシーザーを演じたのは、以前に「キング・コング」のコング役を演じたアンディ・サーキス氏です。
製作はアカデミー視覚効果賞を数多く受賞しているWETAデジタルが担当し、猿の毛並みから内面を映し出す独特の表情まで、非常に精巧に作り上げられています。
猿の惑星 新世紀(ライジング)(2014)
前作から10年後の舞台では、知性を得た猿たちが地球の支配者として台頭し、人類への反乱を率いたシーザーと仲間たちは勢力を拡大しました。
手話や言語を操る能力を身につけた猿たちは森の奥深くに文明的なコロニーを築き、一方で生き残ったわずかな人間は荒廃した都市の一部で文明の再建を目指していました。
しかし、ある日、資源を求めて人間たちが猿たちの領域に侵入したことで、緊張が高まり一触即発の事態が起こります。
猿の惑星 聖戦記(グレードウォー)(2017)
猿と人類の全面戦争から2年が経過しました。猿たちの指導者であるシーザーは、森の奥深くの砦に身を潜めていましたが、ある晩、人間たちの奇襲を受け、妻と長男を失いました。
冷酷非道な人間のリーダーである大佐(ウッディ・ハレルソン)への復讐を誓ったシーザーは、仲間たちを新しい隠れ場所へと送り、自らは3匹の仲間を連れて大佐を倒す旅に出ました。
途中で出会った口のきけない人間の少女ノバ(アマイア・ミラー)や動物園出身のチンパンジー、バッド・エイプも加わり、一行はついに大佐がいる人間たちの基地にたどり着くのです。
「猿の惑星 キングダム」のあらすじ
現在から300年後の世界では、猿たちは絶対的な支配を目指し、巨大な帝国<キングダム>を建設しようとしています。
その一方で、人類は退化し、野生動物のような存在になっています。
この世界で生きる若き猿ノアは、ある賢い人間の女性と出会います。
彼女は人間の中で最も賢いと評され、猿たちの狙いの的となっています。
「猿の惑星 キングダム」の登場人物
ノア
ノアは、猿の支配する世界で独裁者であるプロキシマス・シーザーによって、村と家族を奪われた若き猿です。
彼は人間の女性ノヴァと出会い、“秘密”を共有し、人間との共存の可能性に向けて立ち上がります。
ノヴァ
人間が野生動物化した中で、最も賢いと評される女性がいます。
彼女は逆転した人間と猿の関係に大きな影響を与える“秘密”を持っています。
プロキシマス・シーザー
無慈悲なキングダムの指導者。
彼は自らの帝国を建設するため、衰退した人間を完全に排除しようとしています。
「猿の惑星 キングダム」のネタバレ考察
猿の恐ろしさ
物語は、300年後の未来が舞台です。
人類は退化し、野生動物のような存在になっています。
一方、猿たちは世界を支配するために巨大な帝国<キングダム>を築こうとしています。
人間はウマに乗った猿たちに狩られ、捕らえられた者は未知の運命に直面します。
そんな中、若き猿のノアは人間の女性ノヴァと出会います。
彼女は知性が高く、猿たちの狙いの的となっています。
この狂った世界で生き延びられる自信があるでしょうか?
最も恐ろしいのは、AIではなくすぐそこにいる“猿たち”です。
驚愕の事実が明らかになる
物語は先述の刺激的な要素に満ちていますが、観賞すると驚くべきことがあります。
息をのむような展開と映画的な興奮が120%味わえるからです。
物語の鍵を握るのは、ノアという家族を失った猿、ノヴァという秘密を持つ女性、そして冷酷な独裁者であるプロキシマス・シーザーです。
特にノヴァの役割に注目してください。
彼女の存在が人間と猿の関係に大きな影響を与えます。
物語の結末を見れば、あなたもきっと満足して映画館を後にすることでしょう。
ダイナミックな映像
映画館で絶対に観るべき作品が完成しました。
予告編にも収められたダイナミックな映像は、観客を映画の世界に引き込みます。
迫力のあるスピーカーからの雄叫びや、心に響く音楽は、鼓膜だけでなく服や肌、劇場全体の空気さえも揺さぶります。
WETAが手掛けたVFXは画面をいっぱいに躍動します。
スマートフォンや小さなモニター、イヤホンで鑑賞した日には、映画館で見るべきだったと後悔するでしょう。
監督を務めたのは、世界中で人気を博した「メイズ・ランナー」で知られるウェス・ボールです。
彼は実写版「ゼルダの伝説」も手がけることが決まっています。
今最も注目すべきクリエイターの一人であり、彼の手腕をこの機会にチェックしておくべきです。
ちなみに、ボール監督は宮﨑駿や「天元突破グレンラガン」などの日本のアニメにも造詣が深く、それらのエッセンスも作品に盛り込まれています。
衝撃のラスト
1968年に公開された「猿の惑星」第一作のラストシーンは、知らない人でも何らかの形で耳にしたことがあるでしょう。
その後の作品に大きな影響を与えた伝説的なラストです。
完全新作「猿の惑星 キングダム」には、第一作に匹敵する伝説的なラストが待ち受けています。
その余韻は強烈で、映画ファンをざわつかせるでしょう。
さらに、本作は単なる映画鑑賞を超えた一大イベントになる可能性があります。
2時間にわたるドラマを映画館の暗闇で静かに見つめ、圧巻のラストを共に目撃する体験は、きっと長く語り継がれるでしょう。
鑑賞の準備が整ったでしょうか? ここまで読んでくれたなら、「事前情報ゼロのほかの映画」よりもずっと楽しめると思いますので、安心して映画館に向かってください。
まとめ
以上、映画「猿の惑星 キングダム」のあらすじやネタバレ考察をしました。
いかがでしょうか?
映画「猿の惑星 キングダム」は、今から300年後の未来、猿たちは絶対的な支配を求め、巨大な帝国<キングダム>の建設を企てており、その一方、人類は退化し、まるで野生動物のような存在となっていました。
ラストは衝撃の事実が明かされています。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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