映画「ロスト・ボディ」ネタバレ・あらすじ！考察と感想

2024年8月3日

映画「ロスト・ボディ」は、2012年｜スペイン｜消えた死体をめぐりさまざまな人々の思惑が交錯するサスペンスホラーです。

死体安置所から忽然と消えた資産家女性の死体。

その謎をめぐり夫やその愛人、そして警察のストーリーが複雑に絡みあう。

そこで今回の記事では、映画「ロスト・ボディ」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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映画「ロスト・ボディ」解説

ある夜、死体安置所の警備員が何らかの原因でパニックになり、車にはねられて事故死する。

同じ頃、死体安置所からマイカという女性の死体が姿を消していた。

警察は死体失踪事件として捜査を開始、その過程でマイカの夫に愛人がいることを突き止める。

キャスト

ハイメペーニャ警部：ホセ・コロナド
アレックス・ウジョア：ウーゴ・シルバ
マイカ・ビジャベルド：ベレン・ルエダ
カルラ・ミラー：アウラ・ガリード

スタッフ

監督：オリオル・パウロ
音楽：セルヒオ・モウレ・デ・オテイサ
脚本：オリオル・パウロ、ララ・センディム

映画「ロスト・ボディ」ネタバレ・あらすじ

映画「ロスト・ボディ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

事故と遺体消失

夜の道路で、懐中電灯を持った男が車に撥ねられます。この男は死体安置所の警備員でした。監視カメラの映像では、何かに驚いて逃げ出した様子が映し出されています。同時に、死体安置所ではマイカという女性の遺体が消えていました。マイカは製薬会社の社長で、夫は年下のアレックスです。実はアレックスは不倫相手のカルラと一緒になるために妻のマイカを殺していました。マイカの遺体が盗まれたことを知ったアレックスは、ハイメ警部の事情聴取を受けながらも、隙を見てカルラに電話をかけ続けます。

疑念と証拠

刑事や解剖医たちは、アレックスの冷静な態度に疑念を抱きます。一方、安置所の事務所で待たされるアレックスは、マイカの遺品と共に、彼女を殺すために使ったＴＨ-16という薬品を見つけます。この薬品を見て、アレックスはマイカ殺しの詳細を思い出します。マイカが帰国してお風呂に入っている間、アレックスは彼女のワインにＴＨ-16を混ぜたのです。物音がして薬品をポケットに隠しますが、ハイメ警部に見つかり、ＴＨ-16も押収されます。その時、カルラから電話がかかりますが、アレックスは妹だとはぐらかします。解放された後、アレックスはカルラに電話をかけ、自分たちが誰かにハメられていると感じ、犯人を捜そうと提案します。

矛盾と追い詰め

アレックスはハイメ警部に様々な矛盾を突かれ、彼との対話の中でマイカとの出来事を思い出します。ハイメ警部は、妻の交通事故での死を回想しながら、アレックスに次々と証拠を突きつけて追い詰めます。アレックスは、ＴＨ-16を使用すると8時間後に心肺停止することや、マイカが浮気について探偵を雇っていたことも話します。浮気が発覚すれば婚姻状態が消滅し、相続権もなくなるとアレックスは認識していました。逃げ切れなくなったアレックスは、殺害を認め、カルラを助けてくれるよう懇願します。

復讐の真相

死体が見つかったとされる場所で確認すると、そこにはマイカの遺体がありました。ハイメ警部は、アレックスに対してカルラという女は存在しないと告げ、全てはアレックスの妄想であると言います。ハイメ警部はアレックスを森の中に連れて行き、真相を明かします。10年前、ハイメ警部は妻と娘と共に車で夜の道路を走っていた際、猛スピードの車に追突されました。その車は救急車も呼ばずに逃走し、結果的に妻は死亡しました。その時、幼い娘エバが手掛かりを見つけ、逃げた車の正体がマイカとアレックス夫妻であったことが判明します。娘のエバはカルラとなり、アレックスに接近して関係を持ち、結婚をちらつかせながら事故の真相を聞き出し、親子で復讐を計画しました。カルラはマイカの死体を隠し、アレックスを追い詰めたのです。最後に、アレックスもＴＨ-16を飲まされており、ハイメ警部の足元で死んでしまいました。