映画「バッド・ルーテナント」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味を考察

映画「バッド・ルーテナント」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味を考察

映画「バッド・ルーテナント」は、ニコラス・ケイジが狂気の悪徳警官を演じたサスペンスアクション!

鬼才、ヴェルナー・ヘルツォーク監督が1992年に制作された「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」をリメイクした作品です。

そこで今回の記事では、映画「バッド・ルーテナント」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味を考察していきます。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「バッド・ルーテナント」解説

ハリケーン・カトリーナがニューオリンズに襲来し、警察署が水没する。

逃げ遅れた囚人を救い出したことで昇進した正義の刑事、テレンス・マクドノー。

だが、彼は恋人の高級娼婦と共にドラッグやギャンブルに明け暮れる日々を送っていた。

 

キャスト

  • テレンス・マクドノー:ニコラス・ケイジ
  • フランキー・ドネンフィールド:エヴァ・メンデス
  • スティーヴィー・プルイト:ヴァル・キルマー
  • ビッグ・フェイト:アルヴィン・“イグジビット”・ジョイナー
  • ハイジ:フェアルーザ・バーク
  • アーマンド・ブノワ:ショーン・ハトシー
  • ジェヌビエーブ:ジェニファー・クーリッジ

スタッフ

  • 監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
  • 音楽:マーク・アイシャム
  • 脚本:ウィリアム・フィンケルスタイン

 

映画「バッド・ルーテナント」ネタバレ・あらすじ

映画「バッド・ルーテナント」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

警部補に昇進

ハリケーン・カトリーナがニューオーリンズを襲った際、刑事のテレンス・マクドノーは、水没寸前の留置場に取り残された容疑者チャベスを救出しました。

この勇敢な行動により、テレンスは警部補に昇進し、名誉賞を受賞しました。

しかし、このとき負った腰の傷が悪化して慢性化し、医師から一生続く痛みを告げられたテレンスは、痛みを和らげるためにドラッグに手を染めるようになります。

半年後、テレンスは重度のジャンキーとなり、愛人で娼婦のフランキーと共に大麻やコカイン、ヘロインなどあらゆるドラッグに依存するようになり、警察の立場を利用して薬物使用者からドラッグを奪うなど、完全に腐敗してしまいました。

 

不法移民一家5人が惨殺された事件

テレンスはセネガルからの不法移民一家5人が惨殺された事件の捜査指揮を命じられます。

被害者一家が麻薬密売に関与していたため、警察はギャングのボス、ビッグ・フェイトを主要な容疑者と見なし、彼の手下であるミジェットとGを取り調べます。

しかし、テレンスが捜査中にドラッグを使用してラリっている様子を見た彼らは、捜査に協力しようとはしませんでした。

さらに、事件の目撃者である配達人の少年ダリルの身辺警護を任されたテレンスですが、ダリルはドラッグに依存するテレンスの不安定さに恐れを抱きます。

ダリルは祖母のビニーに助けを求め、結局海外へ逃亡することになりました。

目撃者のダリルが姿を消したことを知ったテレンスは、ダリルの祖母ビニーが働く介護施設に押しかけ、彼女に拳銃を突き付けてダリルの居場所を明かすよう脅迫します。

 

八百長試合

テレンスの無軌道な行動は署内でも問題視され、ジャスティンの父親が警察に圧力をかけたことで、テレンスは銃を没収され、閑職の証拠保管室管理に追いやられました。

さらに追い打ちをかけるように、ジャスティンの仲間であるギャングのデイヴから、ジャスティンから奪った金の5倍である5万ドルを2日以内に用意するよう脅されます。

ドラッグに加えてスポーツ賭博などのギャンブルにもどっぷり浸かり、多額の借金を抱えたテレンスは、ギャングのボス、ビッグ・フェイトと取引をします。

テレンスは警察の内部情報を提供することで多額の報酬を得て借金を返済し、残りの金をアメリカンフットボールの賭博につぎ込みました。

テレンスは、アメフト選手が麻薬を購入している現場を押さえ、八百長試合をさせることにします。

 

水族館

ビッグ・フェイトとドラッグをキメている最中にデイヴが現れ、現場にあったドラッグを持ち去ろうとしますが、ビッグ・フェイトの一味はデイヴを射殺します。

ビッグ・フェイトに恐れをなしたジャスティンは手を引くことを決め、テレンスは賭博にも勝利しました。

しかし、部下の刑事がビッグ・フェイトがドラッグ吸引に使用したパイプを押収し、テレンスの悪行が明るみに出る恐れが出てきます。

自らの身を守るため、テレンスはビッグ・フェイトを裏切り、彼を逮捕します。

1年後、テレンスはビッグ・フェイト逮捕の功績で警部に昇進していましたが、依然としてドラッグを止められずにいました。

そこへ、かつてテレンスに助けられ、今では更生して再出発していたチャベスが現れ、恩返しとして自分に何かできることはないかと尋ねてきます。

テレンスはチャベスと水族館に行き、大きな水槽の前で座るのでした。

 

映画「バッド・ルーテナント」ラストシーンの意味を考察

「バッド・ルーテナント」のラストシーンは、主人公テレンス・マクドノーが依然としてドラッグに溺れ、自らの欲望や堕落から逃れられない姿を描いています。

しかし、そんな中でかつて助けたチャベスが現れ、再びテレンスの前に姿を現します。

この場面は、テレンスの過去の行いが新たな可能性を生むことを示唆しています。

チャベスの登場は、テレンスにとっての「再生」や「赦し」の象徴と解釈できます。

かつてテレンスが助けた人間が、彼の前に再び現れ、何か新たな道を示唆しているのです。

この場面は、テレンスが過去の過ちから学び、赦しや再生の道を見出す可能性を暗示しています。

また、チャベスの登場は、テレンスの孤独や絶望感を打破する兆しとも捉えられます。

彼の現れによって、テレンスは再び他者とのつながりを感じ、新たな人生の可能性に目を向けることができるかもしれません。

しかし、同時にこの場面は、テレンスのドラッグ中毒や堕落した生活が続く可能性も示唆しています。

 

感想

この映画は、人間の複雑な心理や道徳的なジレンマを深く掘り下げており、観客に考えさせる要素が豊富です。

特に、主人公の内面の葛藤や過ちに対する彼自身の苦悩が、観客に強く訴えかけます。

また、映画全体が暗く陰鬱な雰囲気でありながらも、時折見せるユーモアや人間味も魅力的です。

テレンスの欠点や弱点をさりげなく描きながらも、彼の人間らしさや複雑さを理解できるようになる点も、この映画の魅力の一つです。

暗く重いテーマを扱いながらも、見事な演出とキャラクター描写で観客を引き込む、印象的な作品だと感じました。

 

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まとめ


今回の記事では、映画「バッド・ルーテナント」」ネタバレを解説しました。

映画「バッド・ルーテナント」は、ニコラス・ケイジが狂気の悪徳警官を演じたサスペンスアクション!

鬼才、ヴェルナー・ヘルツォーク監督が1992年に制作された「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」をリメイクした作品です。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

 

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