映画「ファーストラヴ」は、女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫るサスペンスミステリー!
“希代の問題作”とも称された島本理生の小説を堤幸彦監督が映画化しました。
そこで今回の記事では、映画「ファーストラヴ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と伏線の考察と感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「ファーストラヴ」解説
川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。
殺されたのは彼女の父親。
容疑者・聖山環菜の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせていた。
事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、彼女の動機を探るため、面会を重ねるが…。
キャスト
- 真壁由紀:北川景子
- 庵野迦葉:中村倫也
- 聖山環菜:芳根京子
- 聖山那雄人:板尾創路
- 小泉裕二:石田法嗣
- 賀川洋一:清原翔
- 早苗:高岡早紀
- 聖山昭菜:木村佳乃
- 真壁我聞:窪塚洋介
スタッフ
- 監督:堤幸彦
- 原作:島本理生
- 音楽:アントンジュリオ・フルリオ
- 脚本:浅野妙子
映画「ファーストラヴ」ネタバレ・あらすじ
映画「ファーストラヴ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
殺人事件
大学構内のトイレで画家の聖山那雄人が殺害されました。
犯人として逮捕されたのは、被害者の娘で女子大生の環菜です。
事件はアナウンサー試験の面接直後に発生し、センセーショナルに報じられました。
公認心理師として知られる真壁由紀は、環菜の取材を決意します。
由紀には写真館を営む夫・我聞がいて、家事はほとんど彼が担当しています。
由紀は環菜の国選弁護人である庵野迦葉に接触します。
実は迦葉は我聞の弟で、由紀との間に何か因縁があるようです。
罪悪感
由紀は環菜と面会し、優しく語りかけます。
環菜は弁護人の迦葉との関係や名字の違いに興味津々です。
その後、環菜から「私をちゃんと罪悪感のある人間にしてください」と書かれた手紙が届きます。
由紀は迦葉に協力を申し出ますが、彼は不満そうです。
しかし、環菜の母・昭菜が検察側の証人として出廷することが判明し、二人は共闘を決意します。
本当に好きになった男性
ある日、雑誌に環菜の元カレの記事が掲載されます。
面会で由紀がその内容を確認すると、環菜は「本当に好きになった男性と付き合ったことある?」と問われ、小学生時代の初恋の相手“ゆうじくん”の話を始めますが、態度がおかしくなり、叫び出して暴れてしまいます。
由紀は迦葉に状況を説明し、“ゆうじくん”を探したいと話します。
由紀たちは環菜の元カレである大学の先輩・賀川洋一に取材します。
賀川は環菜の浮気が原因で別れたと語り、初めて体の関係を持ったときも環菜は笑っていたと話します。
これは環菜が無理やりされたと言っていた話と矛盾していました。
また、賀川は環菜の腕にたくさんのリストカットの傷があることを教えます。
ここから出して
迦葉が面会に行くと、環菜は賀川と我慢して付き合っていたと語り、男性は最終的に皆同じように体を求めると言います。
そして、迦葉に「私をここから出してよ!」と声を荒げるのでした。
由紀と迦葉は、環菜の母に話を聞くために聖山家を訪れました。
両親ともにアナウンサーになることに反対された経緯や、環菜が小学4年生から中学1年生の頃まで父のデッサン教室のモデルをしていたことなどを聞き出しました。
しかし、環菜の腕の傷については学校でニワトリにつけられたという彼女のウソを信じていました。
そして、言うことを聞かない恩知らずの娘のことを憎んでいるようでした。
男たちの視線
環菜は、厳しい父の態度や、自分を見つめる男たちの視線の記憶に苦しめられていました。
由紀もまた、何か過去の出来事に囚われているようでした。
由紀が前回のことを謝ると、環菜はけろっとして「ゆうじくん?誰ですか」ととぼけました。
腕の傷についてもニワトリにやられたとしか答えませんでした。
聖山家の近くのコンビニを訪れ、「ゆうじくん」について聞きますが、10年も前のことなのでわかりません。
そんなとき、迦葉から連絡が入り、デッサン会に参加していた人物が見つかったとのことで、由紀はひとりで富山まで会いに行くことにしました。
その会話の中で、由紀は彼の持つ優しさや人間愛に触れ、心が温かくなりました。
その後、由紀と我聞は近くのカフェで話を続けました。
彼は世界中を旅しながら写真を撮ることが夢だと語り、由紀も自分の夢や過去の出来事について話しました。
彼らの間には、共感と理解が芽生え、新たな絆が生まれたようでした。
小泉裕二
その夜、由紀は自分の心に向き合い、過去の出来事や迷いについて考えました。
彼女は少しずつ自分自身を受け入れ、未来に向かって歩み始める覚悟を感じました。
そして、迦葉との関係についても考えました。
彼との間には確かな絆がある一方で、葛藤や不安も抱えていました。
しかし、彼女はこれからの道を迷いながらも、自分の心に正直に向き合い、成長していくことを決意しました。
そのとき、“ゆうじくん”が見つかったという連絡が入り、由紀は小泉裕二に取材することに。
避難所
当時、善意から環菜のケガの手当てをした裕二は、家に帰りたくないという環菜を仕方なく自分のアパートに連れて帰りました。
そんな日々が何度か続き、出来心から彼は環菜に触れようとしますが、さすがにまずいと思いとどまります。
すると環菜は「いいよ。私、慣れてるから」と言ったというのです。
しばらくの間、裕二の部屋は環菜の避難所になっていました。
しかしある日、環菜の父が踏み込んできて、その日々は終わります。
裕二は訴えられるかもしれないと不安だったので、一度だけ環菜が助けを求めて家にやってきたときも追い返してしまい、その後会うことはありませんでした。
お父さんを刺してません
由紀は裕二に弁護側の証人として出廷を求めますが、既に結婚して子どももいる裕二はそれを断ります。
由紀がそのことを電話で伝えると、迦葉は「ひとりで突っ走るな」と怒ります。
そんな彼に由紀は「本気で環菜を助けたいと思っているの?」と反論し、自分の心の傷を環菜に見せるつもりだと言い放ちます。
その後、我聞から「7時に店を予約した」というメッセージが届きますが、由紀はそのまま環菜との面会へ向かいます。
由紀が小泉裕二と会ったことを伝えると環菜は怒り、彼が結婚していることに不快感をあらわにします。
由紀は、環菜が男性に対して我慢して笑顔を見せてしまうことに触れ、つらいときに笑うようになってしまったのはどうしてかと尋ねます。
そして、環菜の心を開くために自分の過去の話をし、父親の目が怖かったと打ち明けます。
すると環菜は、「自分が悪い、母親は悪くない。それは父に恩があるからだ」と言い、父・聖山那雄人が実の父親ではないことを明かします。
さらに環菜は「私、お父さんを刺してません」と言い出すのです。
自己満足
拘置所を出た由紀は、我聞にディナーのキャンセルを伝え、行き先を告げず電話を切って走り出します。
その直後、我聞のスマホにはどこからか電話がかかってきました。
迦葉の事務所にやってきた由紀は、環菜の発言を伝え無罪を主張すべきだと訴えますが、この時点での路線変更は心証も悪くあり得ないと迦葉は強く反対します。
興奮した由紀は「自分たちが信じなくて誰が環菜を救うのか」と声を荒げますが、迦葉は「それは自己満足だ」と否定します。
言葉に詰まった由紀は逃れるように事務所を飛び出し、過呼吸のような状態で歩道をさまよいます。
そこへ我聞が現れますが、由紀は近づこうとして事故に遭ってしまいます。
罪の意識
法廷で、迦葉は弁護人として遺体の傷の状況から偶発的な事故での死を主張します。
さらに、思春期の環菜が大勢の男性に囲まれてモデルをしていたことや、腕に多数の自傷行為の痕があることを明らかにします。
検察側の証人として立った母・昭菜は環菜の訴えを否定し、腕の傷についてもよく知らないと答え、娘に対する無関心ぶりが浮き彫りになります。
別の日、証言台には環菜の初恋の人、小泉裕二が立ちます。
なぜ証言しようと思ったのか問われた裕二は「罪の意識です」と答えました。
結婚し女の子の父親となった今の自分が、もし当時の環菜と出会ったなら違う行動を取っていただろうと。それを聞いた環菜は涙を流しました。
事件の真相
事件当日、面接に失敗した環菜は包丁を購入し、自傷行為を父に見せて許してもらおうと思ったそうです。
腕を傷つけ血を流しながら父の大学にたどり着いた環菜は、携帯電話で父を女子トイレに呼び出します。
その姿を見た父は怒り、母親を呼び出すためスマホを取り出しますが、環菜はそれを止めようと父に近寄ります。
包丁を持ったままもみ合いになり、濡れた床で足を滑らせた父が倒れ込み、包丁が刺さってしまったのです。
「なぜ救急車を呼ばなかったのか」という問いに環菜は「父の目が怖かったんです」と答え、どうすればいいか分からなかったと言います。
アナウンサー試験の面接では、多くの知らない男性に見つめられ、かつてのデッサン会の記憶がよみがえり、辛くなってしまったと語ります。
モデルをしていた当時の環菜は、自傷行為でつけた傷を父に見せ、怒った父から「人前に立つな」と言われ、モデルの仕事から解放されていました。
環菜にとって楽になる手段は血を流すことしかなかったのです。
その告白を固唾をのんで聞いている母・昭菜。そして由紀。
家族のカタチ
その後、由紀はトイレで昭菜の姿を見かけます。
神経質なほど丁寧に手を洗うその腕には、たくさんのリストカットの痕がありました。
判決の日、環菜には懲役八年の刑が言い渡されました。
自ら包丁を購入して出向いたこと、包丁が刺さった後に助けなかったことなどが理由として挙げられました。
環菜はそれを受け入れ、服役して真面目に過ごしています。
とあるギャラリーでは、我聞の個展『家族のカタチ』が開かれていました。
迦葉が写真を見ていると、会場の端に“私の原点”と名付けられた小さな家族写真が飾られていました。
初めての正月
外のベンチで待つ由紀に環菜からの手紙を見せる迦葉。
そこには、ふたりへの感謝の言葉と、いずれ事件のことを自分の手で書いてみたいという意志が綴られていました。
今では穏やかに会話できるようになった由紀と迦葉。
迦葉は「あの兄貴が兄貴でよかった」と言います。
ギャラリーの中、あの写真の前に立つ我聞の横に由紀が寄り添います。
それは、迦葉が我聞の家にやってきて初めての正月に、我聞が最初に撮った家族四人の写真でした。
「なかなか笑わなかった迦葉をくすぐって笑わせた」と我聞は懐かしそうに話すのでした。
映画「ファーストラヴ」ラストシーンの意味と伏線の考察と感想
映画「ファーストラヴ」のラストシーンは、主人公たちの成長と変化を象徴しています。
まず、由紀が我聞の個展を再訪し、彼との会話を通じて新たなつながりを築く姿が描かれます。
これは由紀が過去のトラウマや心の葛藤から解放され、新たな可能性や希望を見出していることを示しています。
また、我聞の写真が父と娘の幸せな姿を捉えたものであることは、家族や愛に対する彼らの新たな理解と受容を象徴しています。
このラストシーンにはいくつかの伏線が含まれています。
まず、由紀と我聞の出会いや会話は、物語の初めからの彼女の孤独や過去の出来事と関連しています。
彼女の心の変化や成長は、この出会いを通じてより明確に描かれます。
また、我聞の写真が父と娘の幸せな姿を捉えたものであることは、由紀の過去の家族の問題や父親への複雑な感情とも関連しています。
主人公たちの成長や変化が描かれた結末として非常に感動的であると感じます。
特に、由紀が過去のトラウマや葛藤から解放され、新たな可能性や希望を見出す姿は、勇気と成長の象徴として印象的です。
また、彼女と我聞の出会いや交流が、愛や理解、そして癒しの力を象徴していると感じました。
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まとめ
今回の記事では、映画「ファーストラヴ」ネタバレを解説しました。
映画「ファーストラヴ」は、女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫るサスペンスミステリー!
“希代の問題作”とも称された島本理生の小説を堤幸彦監督が映画化しました。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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