映画「グリーンブック」は、正反対の2人が挑んだ差別の色濃い南部へのコンサートツアーに引き込まれていく。
旅の終わりに待ち受ける“奇跡”に注目。
監督はコメディの名手、ピーター・ファレリー。
そこで今回の記事では、映画「グリーンブック」ネタバレ｜ラストシーンの意味を考察していきます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「グリーンブック」解説
時は1962年、トニー・リップはニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めていた。
ある日、トニーは天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーの運転手としてスカウトされる。
なぜか彼は差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいて…。
キャスト
- トニー・“リップ”・バレロンガ：ヴィゴ・モーテンセン
- ドクター・ドナルド・シャーリー：マハーシャラ・アリ
- ドロレス・バレロンガ：リンダ・カーデリーニ
- オレグ：ディミテル・Ｄ・マリノフ
- ジョージ：マイク・ハットン
スタッフ
監督：ピーター・ファレリー
音楽：クリス・バワーズ
脚本：ニック・ヴァレロンガ・ブライアン・カリー・ピーター・ファレリー
映画「グリーンブック」ネタバレ
映画「グリーンブック」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
1962年のニューヨーク
高級クラブ「カパカバーナ」で用心棒として働くトニー・リップ。
口のうまさで知られ、その口調から「リップ」と呼ばれていた彼は、クラブの改装に伴い仕事を失い、家族を養うために新たな仕事を探し始めます。
ある日、友人の紹介で面接に向かったトニーは、そこで南部へのコンサートツアーを計画しているピアニスト、ドクター・シャーリーと出会います。
黒人差別の根強い時代に、トニーに同行するドライバー兼ボディガードの仕事が提案され、トニーはそれを受け入れます。
旅立ちの日
トニーはドクター・シャーリーから「コンサートを一度でも欠席したら給料は支払わない」と伝えられ、黒人向けの宿泊ガイドブック「グリーンブック」を手渡されます。
トニーは家族に別れを告げ、ドクター・シャーリーと共に南部へと向かいます。
初めてのコンサート前、ドクター・シャーリーはトニーに自己を抑制し、彼の名前を変えて紹介するよう提案しますが、トニーは自分のアイデンティティを守る決意を示します。
そして、会場外でドクター・シャーリーの演奏を聴いたトニーは、彼の才能に感動します。
トニーがケンタッキー・フライドチキンを見つけ、ドクター・シャーリーにその味を楽しむように勧める場面は、2人の関係を深める重要なシーンです。
トイレに行く
次のコンサートで、主催者がドクター・シャーリー達を紹介する際、トニーは自分のイタリア系の苗字を使いました。
その後のディナーパーティーでは、トニーがドクター・シャーリーのためにリクエストした自家製のフライドチキンが出されました。
しかし、トイレを使おうとしたドクター・シャーリーは、主催者から外にある黒人のスタッフ用トイレを案内されます。そ
のトイレを使う事に抵抗を感じたドクター・シャーリーはトイレに行くためだけにホテルへ戻ることを決めました。
トイレを済ませ、パーティーに戻ったドクター・シャーリーはひどい扱いを受けながらも白人の人々と笑顔で握手を交わす様子を見たトニーは理解に苦しみました。
逮捕されるトニー
次のコンサートへ向かう２人は道中、白人警察に止められて職務質問を受けます。
白人のトニーが黒人のドクター・シャーリーのドライバーをしていることに疑問を持った白人警察官は、トニーのイタリア系の名前を聞くと、「彼も半分黒人だからか」と発言しました。
トニーは感情を抑えきれずにその警官を殴り、ドクター・シャーリーも一緒に拘置所へ連行されます。
何も悪いことをしていないのに捕まってしまったドクター・シャーリーは、警官が彼の言葉を聞かなかったことに不信感を抱きました。
すると警察署に州知事から２人を釈放するよう電話がかかってきます。
トニーにその理由を尋ねると、ドクター・シャーリーは知人である司法長官のボビー・ケネディに電話をかけたことを明かします。
メリークリスマス
次の日、最後のコンサート会場に到着した２人はレストランで食事をしようとするが、黒人であることを理由に入店を拒否されます。
責任者から金を見せられ、トニーはドクター・シャーリーを説得しようとしますが、彼は断ります。
一緒に黒人専用のレストランへ行くことにした２人。
ドクター・シャーリーはレストランにあったピアノを演奏し、周りの黒人から拍手喝采を受けます。
２人は最後のコンサート会場に戻ることなく、ニューヨークへと戻ります。
トニーを家の前で下ろしたドクター・シャーリーは「メリークリスマス」と言い、トニーのクリスマスディナーへの誘いを断ります。
ずっとトモダチ
トニーが家族や親戚達と食事を楽しんでいると、誰かが訪ねて来ます。
ドアを開けると、そこにはドクター・シャーリーが立っています。
彼をハグし、食事へと招待します。
ドクター・シャーリーに初めて会ったドローレスは彼にハグをし、「トニーの手紙を手伝ってくれてありがとう」とお礼を言います。
ドクター・シャーリーのドライバーの仕事が終わった後、トニーはクラブの仕事に戻りますが、２人は亡くなるまでずっと友達でした。
映画「グリーンブック」ラストシーンの意味を考察
「グリーンブック」のラストシーンは、トニーとドクター・シャーリーの関係が深まり、彼らの間に強い絆が築かれたことを象徴しています。
トニーがドクター・シャーリーを自宅のクリスマスディナーに招待し、彼を家族や親戚達に紹介する場面は、人種や社会的背景を超えた真の友情と相互尊重の存在を示しています。
この場面は、トニーがドクター・シャーリーとの交流を通じて成長し、偏見や差別に立ち向かう勇気を持つようになったことを示しています。
彼がドクター・シャーリーを家族の一員として受け入れ、彼の存在を誇りに思うようになったことが示されています。
また、ドクター・シャーリーがトニーの家族に混ざることで、彼の孤独や違和感を和らげ、心の安らぎを得ることができたことも示されています。
トニーとドクター・シャーリーの友情は、お互いにとって癒しと成長の場であり、それがこのラストシーンで表現されています。
この場面は、映画全体のメッセージである相互理解と共感の大切さを強調し、人々が違いを認め合い、尊重し合うことの重要性を訴えていますね！
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まとめ
今回の記事では、映画「グリーンブック」」ネタバレを解説しました。
映画「グリーンブック」は、正反対の2人が挑んだ差別の色濃い南部へのコンサートツアーに引き込まれていく。
旅の終わりに待ち受ける“奇跡”に注目。
監督はコメディの名手、ピーター・ファレリー。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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