映画「ラストミッション」は、ケビン・コスナーが、枯れた雰囲気を活かしてベテラン工作員を快演しています。
スパイ映画の妙味をキープしつつ、家族の絆を描いたドラマです。
そこで今回の記事では、映画「ラストミッション」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味の考察と感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「ラストミッション」解説
CIAの敏腕工作員イーサンは、自身が病で余命3カ月だと知る。
人生の最期を家族と過ごそうと考え、パリに暮らす娘のゾーイと会うもののぎくしゃくするばかり。
そんな彼の前に女性工作員ヴィヴィが現れ、延命薬と引き換えにあるミッションを依頼してくる。
キャスト
- イーサン・レナー:ケビン・コスナー
- ヴィヴィ:アンバー・ハード
- ゾーイ:ヘイリー・スタインフェルド
- クリスティン:コニー・ニールセン
- ウルフ:リヒャルト・サメル
- アルビノ:トーマス・レマルキス
- ミタット:マルク・アンドレオーニ
- グイド:ブルーノ・リッチ
スタッフ
- 監督:マックG
- 音楽:ギヨーム・ルーセル
- 脚本:アディ・ハサック、リュック・ベッソン
映画「ラストミッション」ネタバレ・あらすじ
映画「ラストミッション」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
イーサン・レナー
CIA本部でヴィヴィは、通称「ウルフ」と呼ばれる正体不明の武器商人を暗殺する任務を受けます。
彼女が誰と協力するのか尋ねると、上司はイーサン・レナーの名前を挙げ、彼がすでにウルフの取引現場を把握し、現地で行動中であると伝えます。
ウルフとその部下アビアノはホテルを取引の場に選び、イーサンたちは待ち伏せの準備をします。
イーサンは体調不良を押して任務に臨んでおり、その日は一人娘ゾーイの誕生日でした。
しかし、彼の仕事のせいで家族との関係は冷え切っています。
ホテル内ではメイドに扮した工作員がアビアノを監視していましたが、アビアノは彼女の正体を見抜き、彼女を殺害します。
逃げるアビアノ
その報告を受けたウルフは取引を中止し、アビアノたちはホテルを出たところでイーサンたちと銃撃戦になります。
アビアノは持っていた爆弾を起爆して逃走します。
爆風でふらつきながらも、イーサンはアビアノの護衛を排除し彼を追い詰めますが、突然のめまいに襲われます。
逃げるアビアノの足をかろうじて撃ちますが、そのまま気を失ってしまい、アビアノを逃がしてしまいました。
移民の大家族
入院したイーサンは、医師からガンで余命を宣告されました。
クリスマスまでは生きられないと告げられたイーサンは引退を決意し、パリに戻ります。
すると、自分のアパートが移民の大家族に不法占拠されているのを発見します。
警察に相談しても法律上の退去勧告期限があり、それまでは手出しできないと言われます。
その期限は翌年の4月でした。
イーサンは仕方なく、部屋の隠し武器庫の前で移民の父親ジュールスに、妊娠している彼の娘が出産するまで滞在を許すと半ば脅迫します。
自転車をプレゼント
イーサンはホテルに移り、翌日妻のティナに会いに行きます。
ティナは最初迷惑そうにしますが、仕方なく会うことに同意します。
イーサンはティナに病気のことを告白し、これまでの苦労を詫び、娘に会いたいと伝えます。
ティナは、ゾーイに会わせる前にイーサンが本当に足を洗ったのかを問いただします。
イーサンの娘ゾーイは、突然帰ってきた父親に戸惑います。
イーサンは娘の機嫌を取ろうと自転車をプレゼントしますが、それはゾーイが何年も前に欲しがっていたもので、期待外れに終わります。
抗ガン剤の新薬
その夜、イーサンが夕食を作ることになり、一人で自転車に乗って食材を買いに行きます。
魚を選んでいるとき、怪しい女が近づき、調理法を教えてきます。
その女、ヴィヴィはイーサンに、ウルフの暗殺依頼をします。
その報酬として、抗ガン剤の新薬を提示します。
イーサンは渋々了承し、ヴィヴィの指示に従ってアビアノの資金を持つ帳簿係を捕らえに行きます。
しかし、標的はおらず、無駄足に終わります。
イーサンは帰り際に報酬を吊り上げ、大金を要求します。
ヴィヴィは了承し、新薬をイーサンに注射します。
その頃、アビアノは殺し屋にイーサンの暗殺を依頼していました。
イーサンがティナのアパートに戻ると、ゾーイの悲鳴が聞こえます。
慌てて部屋に飛び込むと、髪のセットに失敗したゾーイがいました。
その夜、イーサンの体調が突然悪化し、ヴィヴィに電話すると、彼女はウォッカを飲むように指示します。
それに従うと、体調は落ち着きました。
ハイヤー会社の社長
翌朝、ティナは出張でロンドンに向かいます。
イーサンはゾーイとの関係を修復するチャンスを得ますが、ゾーイの着信音楽から溝の深さを感じ取ります。
ヴィヴィが迎えに来て、イーサンは新薬の副作用に不満を漏らします。
新薬は心拍数が上がると幻覚症状を引き起こす副作用がありました。
ヴィヴィは多額の報酬を前渡ししてイーサンを黙らせます。
イーサンはアビアノの帳簿係が働くハイヤー会社を訪れ、その社長を拉致して自分のアパートで拷問しようとします。
しかし、ゾーイから学校での喧嘩についての呼び出し電話が入ります。
イーサンはゾーイを庇い、校長から解放されます。
二人は車で帰宅しますが、ゾーイは理由をろくに聞かない父親に不満を抱きます。
車を降りた後、実はトランクに社長が入っていました。
イーサンは拷問を再開しようとしますが、再びゾーイから話し合いの電話が入ります。
ゾーイを探しに夜の街へ
イーサンは社長に娘との関係についてアドバイスを求め、急いで帳簿係の居場所を聞き出します。
帳簿係の居るホテルに向かい、護衛を出し抜き部屋に突入しようとした瞬間、ゾーイから遅刻を咎める電話が入ります。
イーサンは仕事を諦め、ゾーイの待つ遊園地に向かいます。
遊園地で過ごすうちに、二人は少し距離を縮めることに成功します。
ゾーイと別れた後、イーサンはスーパーで買い物中に殺し屋に襲われます。
イーサンは何とか返り討ちに成功しますが、殺し屋のポケットからティナとゾーイの写真を見つけ、家族が狙われていることに気付きます。
今夜ゾーイは友達と宿題をするため外泊すると言っていましたが、ティナからの電話でそれが嘘だと判明します。
イーサンはゾーイを探しに夜の街に出ます。
わだかまり
社長の娘の助けを借りてゾーイを無事に見つけ、保護することができました。
ゾーイが怪しげな店に出入りしていたことにイーサンは怒り、彼女に自転車で帰るように強要しますが、ゾーイは自転車に乗れないことを告白します。
イーサンはゾーイに自転車の乗り方を教えます。
教えながら、ゾーイはイーサンに家を出た理由を尋ねます。
イーサンはうまく答えられませんが、家族を捨てたわけではないことを伝えます。
ゾーイは自転車に乗れるようになり、二人のわだかまりも解けました。
最後の仕上げ
イーサンは再び社長のところに行き、帳簿係の居場所を聞き出します。
帳簿係を資金の入った鞄と共に拉致し、自分のアパートで拷問を始めようとしたところ、またもゾーイから電話が入ります。
彼氏のヒューに料理を振る舞いたいので簡単に作れるレシピを聞かれます。
イーサンはイタリア系の帳簿係からパスタのレシピを教わり、それをゾーイに伝えます。
その後、イーサンは帳簿係から鞄のキーナンバーを聞き出します。
イーサンはヴィヴィに鞄を渡します。
資金を失ったアビアノはウルフに助けを求めるはずで、イーサンに最後の仕上げを命じます。
「イーサン」
イーサンは自分のアパートに戻ります。
すると、ジュールスの娘が出産するところでした。
無事に女の子が生まれたことに感激したジュールスは、アパートを出て行くとイーサンに告げます。
イーサンはまだ居ても良いと言いますが、ジュールスは銃の近くではなく静かな郊外で穏やかに育てたいと言います。
しかし、イーサンへの感謝の気持ちを込めて、女の子に「イーサン」と名付けました。
ダンス
イーサンがティナのアパートに戻ると、ゾーイはソファーで寝ていました。
料理は成功し、ゾーイはヒューとプロムに行けることを喜んでいます。
しかし、良家のヒューと違い、ゾーイはダンスができません。
そんな彼女にイーサンはダンスを教えます。
そこにティナが帰ってきて、仲睦ましい父娘の姿を見て、彼女のわだかまりも消えたようでした。
しかし、ヴィヴィからの電話でアビアノが動いたことが報告されます。
イーサンはティナにもう家族を離れないと約束します。
ウルフの商談相手
ウルフたちは地下鉄構内に逃げ込み、イーサンは追い付くものの薬の副作用で倒れてしまいます。
イーサンは油断したアビアノを始末することはできましたが、ウルフには逃げられました。
気絶する間際、イーサンはヴィヴィに助けを求め、彼女の部屋で目を覚まします。
ヴィヴィはウルフを逃がしたことを責めますが、イーサンの症状が良好に進んでいることを伝えます。
ヴィヴィはウルフの逃げ込んだ場所を調査し続けます。
イーサンはティナとゾーイのプロムに出席します。
ヒューの一家と顔を合わせる場面で、ウルフが居ることに気付きます。
ヒューの父親がウルフの商談相手だったのです。
この仕事を辞めてくれ!
イーサンの目つきが変わったことで、ティナは彼がまだ足を洗っていないことに気付きます。
ティナは嘘をついたイーサンを責め、彼は彼女から離れ、ウルフの部下たちと大立ち回りを始めます。
突然の銃撃戦で会場はパニックに。
エレベーターで逃げようとするウルフをイーサンはエレベーターのワイヤーを撃ち切り、叩き落とします。
重傷を負ったウルフに止めを刺そうとするイーサンですが、副作用がまたもや出現。
逆襲しようとしたウルフをヴィヴィが現れて止めます。
ヴィヴィはイーサンにウルフを撃つよう命じますが、家族の顔がちらついて撃てませんでした。
「妻はこの仕事を辞めてくれと言っていた」と呟くイーサンの代わりに、ヴィヴィがウルフの止めを刺しました。
クリスマス
イーサンは海辺の別荘でゾーイと過ごしていました。
そこにティナが差し入れを持って訪れます。
まだイーサンを赦せない彼女に、彼は必死に説得し、残りの一生を捧げると誓います。
ティナはゾーイとイーサンと共に別荘に入ります。
別荘の中、クリスマスツリーの下に見知らぬ箱があり、それはヴィヴィからの新薬のプレゼントでした。
映画「ラストミッション」ラストシーンの意味の考察と感想
イーサンのキャラクターの変化と成長が非常に印象的でした。
彼は初め、仕事優先の冷徹なCIAエージェントとして描かれていましたが、病気を機に家族との関係を見直し、修復しようとする姿が感動的でした。
特に、ティナとゾーイとの関係を再構築するための彼の努力が、映画の中で大きなテーマとなっており、最終的に彼が家族と過ごすクリスマスのシーンは、その努力が報われたことを象徴していました。
また、家族愛の大切さが強調されていた点も良かったです。
仕事一辺倒だったイーサンが、家族との時間の重要性を再認識し、娘のためにダンスを教えるシーンや、妻に残りの人生を捧げると誓うシーンは、非常に心温まるものでした。。
さらに、アクションシーンも見応えがありました。
特に、ウルフとの最終対決やカーチェイスのシーンは、スリリングで手に汗握る展開でした。
しかし、これらのアクションシーンが単なる興奮要素としてだけでなく、イーサンの内面的な葛藤や成長を描くための手段として使われていた点が秀逸でした。
アクションの背後にある彼の心の葛藤や家族への愛情がしっかりと描かれていたことで、ストーリーに深みが増していました。
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