映画「スカーフェイス」は、1932年に製作されたギャング映画の古典「暗黒街の顔役」を、鬼才ブライアン・デ・パルマがリメイク。
狂気に満ちたアル・パチーノの演技とラストの壮絶な銃撃戦は凄いの一言です。
そこで今回の記事では、映画「スカーフェイス」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と伏線を考察していきます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「スカーフェイス」解説
政治犯と共にアメリカへ追放された前科者のトニーは、殺しの仕事を受けたのを機にギャングを率いるフランクの手下に。
裏社会で頭角を現すようになった彼はフランクを殺し、南米からの麻薬ルートを開拓。
富と力を手にするが、次第に破滅の道を辿るように…。
キャスト
- トニー・モンタナ:アル・パチーノ
- マニー・リベラ:スティーヴン・バウアー
- エルヴィラ:ミシェル・ファイファー
- ソーサ:ポール・シェナー
- フランク・ロペス:ロバート・ロジア
- ジーナ・モンタナ:メアリー・エリザベス・マストラントニオ
- オマー:F・マーレイ・エイブラハム
スタッフ
- 監督:ブライアン・デ・パルマ
- 音楽:ジョルジオ・モロダー
- 脚本:オリヴァー・ストーン
映画「スカーフェイス」ネタバレ・あらすじ
映画「スカーフェイス」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
1980年5月
キューバのカストロ議長がマリエル港の封鎖を解除し、12万5千人ものキューバ人がフロリダに避難民として到着した。
その中には、反カストロ主義者の政治犯としてキューバの刑務所に収監されていたトニー・モンタナもいた。
トニーは入国審査でも強気な態度を見せ、友人のマニーとともにフリーダム・タウンと呼ばれる避難民のキャンプへ送られる。
1ヶ月が経過した頃、大物時代に何人かの反カストロ主義者を殺したレベンガという元政治家を殺せば、労働許可証が発行され、マイアミで仕事がもらえるという話が舞い込む。
トニーはキャンプの暴動に紛れてレベンガを殺害し、労働許可証を手に入れて自由の身となる。
でかい仕事がしたい
この仕事を依頼してきたのはオマーというギャングで、オマーのボスであるフランク・ロペスは、麻薬の密売で財を築いていた。
「でかい仕事がしたい」というトニーの話を聞いたオマーは、トニーたちにコロンビア人との取引の仕事を与える。
トニーはチチとエンジェルという仲間にも声をかけ、取引場所のマイアミのモーテルへ向かう。
トニーは、マニーとチチを下の車で待機させ、金は車のトランクに入れたまま取引に臨む。
しかしトニーが危惧していた通り、コロンビア人は罠を仕掛けており、エンジェルはチェーンソーで惨殺される。
マニーたちは異変に気付き、マシンガンを手にして部屋に乗り込む。
激しい銃撃戦の末、トニーはコロンビア人を殲滅してコカインを奪い、車で逃走する。
トニーは手に入れたコカインと金を自分で直接渡すことにし、マニーと一緒にフランクの豪邸を訪れる。
フランクはこの手柄を喜び、トニーを「筋金入りのタマを持った男だ」と褒め称える。
そして情婦のエルビラも連れ、トニーたちとクラブへ食事に行く。
トニーはセクシーなブロンド美女のエルビラに一目惚れする。
非合法な手段で得たお金
フランクはトニーの勇気を気に入り、自分のそばに置くことを決める。
エルビラはトニーのことを馬鹿にしているように見えたが、トニーは彼女も自分に惹かれていると確信していた。
トニーは現状に満足することなく、ますますのし上がっていくつもりでいた。
フランクの仕事を手伝うようになったトニーは、かなりの富を手に入れていた。
しかし、彼はエルビラに熱烈なアタックを仕掛けるも、「使用人とは寝ない主義よ」と一蹴されてしまう。
富を手に入れたトニーは、アメリカで暮らす母親と19歳に成長した妹のジーナを訪ねる。
しかし、母親はトニーを歓迎せず、彼が非合法な手段で得たお金を拒絶する。
母親はトニーの正体を見抜き、ジーナに彼から離れるよう警告する。
家を追われたトニーは、ジーナに金を渡して去っていく。
トニーとの直接取引
トニーとオマーは、ボリビアのコチャバンバにあるソーサのコカイン製造工場を訪れる。
ソーサはアンデス山脈一帯で麻薬ビジネスを率いる大物で、毎月150キロものコカインを買って欲しいと申し出る。
オマーはためらうが、トニーはソーサと交渉を開始する。
しかし、ソーサはオマーを警察の告発者と見抜き、彼をヘリコプターから突き落とす。
ソーサはフランクにも疑念を抱き、トニーとの直接取引を望む。
トニーはフランクの信頼を守るため、ソーサとの取引を断ることにする。
フランクは怒るが、トニーはもはや彼を相手にしない。
ジーナが男と一緒にいるのを目撃する。
フランクとの決別後、トニーはエルビラにプロポーズする。
彼女は迷っていたが、トニーの真剣さに心を動かされる。
クラブで遊んでいたトニーは、ジーナが男と一緒にいるのを目撃する。
ジーナは派手になり、危険な男と関わっているようだった。
トニーは麻薬課のメルという刑事に声をかけられ、ジーナの見張りを頼む。
メルはトニーに金を要求し、彼がフランクを裏切ったことを示唆する。
フランクが現れ、トニーは彼を罵る。
フランクは恐れ、すぐに去る。
トニーはジーナを叱責し、彼女を守るためにクラブを出ようとする。
しかし、突然の銃撃で彼は負傷し、クラブから逃げ出す。
乗っ取り
トニーはマニーとチチを呼び出し、フランクのオフィスへ向かった。
ニックという部下には、午前3時きっかりにフランクへ電話をかけて「ドジった、奴は逃げた」と指示した。
フランクのオフィスには、トニーの予想通りメルもいた。
フランクはケガをしたトニーを見て、「誰にやられた?」と嘯くが、トニーは全てお見通しだった。
午前3時に電話が鳴り、フランクはエルビラからだと嘘をつく。
トニーはフランクの裏切りを確信し、マニーにフランクを射殺させる。
そしてメルも射殺し、フランクの部下だけを助け、自分の部下にする。
麻薬王
トニーはエルビラの寝室へ行き、「荷物をまとめろ」と命令する。
エルビラは全てを察し、すぐに荷物をまとめ始める。
トニーはエルビラを待つ間、「世界は君のもの」という飛行船に書かれた宣伝文句をじっと見つめていた。
トニーはソーサと直接取引を始め、莫大な金を稼いでいく。
彼は「モンタナ興業」という会社を立ち上げ、エルビラと結婚する。
豪邸を建て、麻薬王としてのし上がっていく。
しかし、銀行の手数料が高額であり、トニーは金の洗浄を探していた。
これは警察の囮捜査であり、トニーは逮捕される。
保釈はされたが、脱税の疑いも浮上し、刑務所行きが避けられない事態となった。
ソーサの屋敷
トニーはソーサに呼ばれ、ボリビアを訪れる。
ソーサの屋敷には、ボリビアとアメリカの大物政治家や軍人が集まっていた。
彼らはみんなソーサの麻薬ビジネスに関わり、私腹を肥やしている連中だった。
アメリカの麻薬撲滅委員会は、本格的にボリビアからの麻薬と金の流れを調査しており、ソーサの麻薬ビジネスは危機を迎えていた。
麻薬撲滅委員会の最高顧問は、ニューヨークで行われる国連議会でそれについて演説することになっており、ソーサはその前に彼を暗殺する計画を立てる。
トニーへの依頼は、アメリカに不慣れなソーサの側近を助け、最高顧問の暗殺を確実に実行することだった。
見返りに刑務所行きを阻止すると言われ、トニーはこれを承諾する。
ニューヨークへ
アメリカへ戻ったトニーは、高級レストランでエルビラと大喧嘩になり、彼女はトニーのもとを去る。
エルビラもトニーもコカインのやりすぎで、正気を失いつつあった。
トニーはフロリダのことをマニーに任せ、ニューヨークへ飛ぶ。
ニューヨークから何度も電話をかけるが、マニーは行方をくらまし、エルビラからも連絡はない。
トニーは苛立ち、コカインの量が増える。
ソーサの側近は事前に最高顧問の自家用車に爆弾を仕掛け、国連ビルの前でそれを爆破させる計画を立てていた。
ところが、顧問の妻と幼い2人の娘がその車に同乗してきて、トニーは計画の中止を申し出る。
しかしソーサの側近はそれを許さず、爆破スイッチを押そうとする。
トニーはソーサの側近を撃ち殺し、爆破を阻止する。
これは完全にソーサへの裏切り行為だった。
フロリダへ戻ったトニーは、ソーサから怒りの電話を受ける。
トニーが爆破を阻止したので、国連での演説が行われ、車に仕掛けた爆弾も発見されてしまった。
ソーサに罵られてトニーも興奮し、2人は完全に決裂する。
マニーを撃ち殺してしまう
トニーの母親はジーナが帰らないことを心配し、何度もトニーに電話をかけていた。
ジーナは家を出て男と暮らしているらしく、トニーは「お前のせいだ」と責められる。
トニーは大量のコカインを吸引し、母親が見つけたジーナの家へ行ってみる。
笑顔で玄関に出てきたのはマニーだった。
トニーは激昂し、いきなりマニーを撃ち殺してしまう。
ジーナとマニーはずっと前から愛し合っており、昨日結婚したばかりだった。
2人はトニーを驚かせるつもりで、そのことを黙っていた。
トニーの部下は発狂するジーナを車に押し込み、トニーの屋敷へ連れて帰る。
殺し屋軍団
ソーサとの戦争は避けられない状況で、トニーの屋敷は厳戒態勢に入る。
トニーは親友のマニーを殺してしまったことを悔やみ、コカインを吸引し続ける。
そこへ正気を失ったジーナがやってきて、微笑みながらトニーに発砲する。
屋敷内にはソーサの放った殺し屋軍団が侵入し、次々とトニーの部下を殺していた。
そしてベランダから忍び込んできた殺し屋が闇雲にマシンガンをぶっ放し、ジーナが撃ち殺される。
トニーはジーナの死体を抱きしめ、涙を流して自分の間違いを詫びる。
扉の向こうには、複数の殺し屋が近づいていた。
トニーは強力なマシンガンを手にして「これが挨拶だ!」と叫んでドアごと敵を吹っ飛ばす。
そして玄関ホールを見下ろす形で、複数の敵と壮絶な撃ち合いを始める。
トニーはたった1人で多くの敵を撃ち殺すが、自分も何発もの銃弾を浴びる。
それでもなかなか倒れないトニーに、後方から殺し屋のボスが強烈な一発を撃ち込む。
トニーは階下の噴水へ落下し、ついに絶命する。
噴水に飾られたオブジェには「世界は君のもの」という文字が刻まれていた。
映画「スカーフェイス」ラストシーンの意味と伏線を考察
ラストシーンは、主人公トニー・モンタナの壮絶な最期を描いています。
このシーンは物語全体のテーマやキャラクターの成長、そして彼の人生の結末を象徴しています。
まず、噴水に飾られたオブジェに刻まれた「世界は君のもの」という言葉は、トニーが力と富を手に入れ、支配欲と野心に満ちた人生を送ってきたことを反映しています。
彼の野心は彼を成功へと導きましたが、同時に彼の破滅も招きました。
このシーンでは、トニーは孤独と虚無感に満ちた状態で、最後の戦いに臨みます。
彼の周りは敵だらけであり、彼自身も多くの銃弾を浴びながらも立ち向かいます。
この状況は、トニーの過去の行動や決断が彼をこのような結末へと導いたことを象徴しています。
彼が選んだ生き方が最終的には彼を孤独で絶望的な状況へと追い込みました。
さらに、ジーナとマニーの死はトニーにとって大きな悲劇です。
彼が自分の行動の結果として最も愛する人々を失ったことは、彼の人生の価値観や選択についての最終的な反省をもたらします。
ジーナとマニーがトニーの行動によって犠牲になったことは、トニーにとって大きな苦悩と後悔をもたらします。
最後に、トニーが噴水に落ちる瞬間は、彼の支配欲や野心、そして不屈の精神を象徴しています。
彼が最後まで抗い続け、自分の信念を貫こうとする姿勢は、彼のキャラクターの強さを示しています。
しかし、その一方で、彼が最終的に敗北し、噴水に落ちるという結末は、彼の過去の選択や行動が果たした役割を示しています。
結局のところ、トニーは自らの欲望や犯罪によって自らを破滅させたという結末が物語全体のテーマとなっています。
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まとめ
今回の記事では、映画「スカーフェイス」ネタバレを解説しました。
映画「スカーフェイス」は、1932年に製作されたギャング映画の古典「暗黒街の顔役」を、鬼才ブライアン・デ・パルマがリメイク。
狂気に満ちたアル・パチーノの演技とラストの壮絶な銃撃戦は凄いの一言です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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