映画「余命10年」は、『新聞記者』の藤井道人監督が、小松菜奈と坂口健太郎共演でベストセラー小説を映画化。
10年という2人のかけがえのない一瞬一瞬を、美しい映像と渾身の演技で描かれています。
そこで今回の記事では、映画「余命10年」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味考察していきます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「余命10年」解説
不治の病で余命が10年だと知った二十歳の茉莉。
彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと決めて生きていた。
そんな時、同窓会で和人に再会し、2人は急接近。
茉莉は病のことを隠し、普通の男女のように和人と楽しい時を重ねていくが…。
キャスト
- 高林茉莉:小松菜奈
- 真部和人:坂口健太郎
- 富田タケル:山田裕貴
- 藤崎沙苗:奈緒
- 三浦アキラ:井口理
- 高林桔梗:黒木華
- 平田:田中哲司
- 高林百合子:原日出子
- 梶原玄:リリー・フランキー
- 高林明久:松重豊
スタッフ
- 監督:藤井道人
- 原作:小坂流加
映画「余命10年」ネタバレ・あらすじ
映画「余命10年」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
2011年
20歳の短大生、高林茉莉は、まれな難病である肺動脈性肺高血圧症に苦しむため、入院していた。
治療法が未確立であり、担当医の平田先生から「余命10年」と告知されていた。
同じ病気を患う礼子が茉莉の病室に入院していた。
桜が満開の季節、礼子は息子の小学校入学式まで生き延びた喜びを茉莉に語り、ビデオカメラを託して「最後まで生きてね」と伝える。
礼子は亡くなり、葬式に車椅子で参列する茉莉。
2013年
2年間の闘病生活を経て、茉莉は退院する。
父・明久、母・百合子)、姉・桔梗が迎えに来る。
帰り道、茉莉は礼子から託されたビデオカメラで景色を撮る。
自宅に戻った茉莉は、病気は完治しておらず、定期診察や投薬、食事制限が続く。
短大時代の友人は卒業し、中退した茉莉の退院祝いがカフェで行われる。
茉莉の友人であり、出版社で働く藤崎沙苗は、茉莉に小説を書かないかと提案する。
2014年
茉莉は中学時代を過ごした静岡県三島市での同窓会に参加した。
同窓会前、姉の桔梗は恋が芽生えるかもしれないと言いましたが、茉莉は恋愛には興味がないと決意していた。
同窓会には、茉莉と同じく東京で生活することになった真部和人や富田タケルも参加していた。
同窓会では、14歳の茉莉が今の自分へ宛てた手紙が発見され、そこには「素敵な人生を生きてください」と書かれていた。
二次会に向かう際、飲み過ぎた和人が具合が悪くなり座り込む。
茉莉が水を与えることで和人と打ち解けるが、翌日、和人は自宅から飛び降り自殺未遂を起こす。
その頃、茉莉は就職活動中で、難病や経験不足から断られそうになっていた。
そんな中、タケルから和人の入院を知らせる電話があり、茉莉は驚く。
和人は一命を取り留めていたが、仕事を失い生きる意味を見失っていた。
茉莉が「凄くズルい」と言うが、和人はその意味を理解できない。
健診で百合子と訪れた茉莉を誤解した和人は、後に「焼き鳥げん」の店主・梶原玄を紹介される。
その後、茉莉は和人と共に桜を撮り始め、和人は再び職を探すことを決意する。
茉莉は沙苗のオファーを受け、雑誌のウェブ版コラムの執筆を始める。
一方、和人は「焼き鳥げん」で働き始める。
茉莉、沙苗、和人、タケルは一緒に過ごすことが増え、やがて沙苗とタケルは交際を始める。
和人は茉莉に意識を向けるが、茉莉は恋愛には興味がないと固く宣言する。
2016年
茉莉の病状は次第に悪化していった。
桔梗は恋人の鈴岡聡と結婚式を挙げ、茉莉も体調不良を隠しながら出席した。
しかし、親戚たちの間では茉莉の余命についての噂が広まっていた。
一方で、順調に「焼き鳥げん」で働く和人に、梶原から独立して自分の店を持つことを勧められた。
和人は茉莉に感謝の意を伝えるが、茉莉は和人を受け入れることを拒んだ。
やがて、和人は改めて茉莉に交際を申し込むが、茉莉は拒絶する。
茉莉が倒れ病院に搬送されると、和人は彼女の病気を初めて知る。
茉莉を守りたいと誓い、再び交際を申し込むが、茉莉は同窓会への後悔と共に彼を受け入れる。
そして、茉莉は自分をモデルにした小説を書き始める。
そのストーリーは、余命10年の難病を患った主人公が恋をするものだった。
2018年
茉莉は小説を完成させる。沙苗は書籍化を提案し、茉莉はそれに同意する。
茉莉は和人とのスノーボード旅行でプロポーズを受けるが、彼女の病状を理解した上で「これ以上一緒にいると死ぬのが怖くなる。彼女にしてくれてありがとう」と和人に別れを告げる。
和人は茉莉の言葉に言葉を失う。
茉莉は帰宅し、百合子に自分の本当の気持ちを打ち明ける。
「私、もっと生きたい」と涙ながらに語る。
2019年
茉莉は再び入院生活を送っていた。
原稿の手直しに取り組みながら、タケルと破局した沙苗が茉莉の見舞いに訪れた。
同じ頃、桔梗が妊娠を告げ、茉莉は感謝の意を伝えた。
一方で、和人は独立して「まつり」という店を開く。
沙苗とタケルがオープンの日に訪れ、沙苗は茉莉に本を置いていった。
茉莉は病室で映像を観返し、過去の思い出に思いを馳せた。
和人は茉莉の書いた本を読み、自分との出会いを振り返る。
そして、茉莉のもとへ急いで向かう。
茉莉に店のことを報告し、ねぎらいの言葉をかけた。
茉莉の遺作『余命10年』が書店に並び、和人は茉莉のビデオカメラを手に桜を撮り始めた。
茉莉と過ごした日々を思い出しながら、彼は歩いていった。
映画「余命10年」ラストシーンの意味考察
このラストシーンは、茉莉と和人の関係、そして茉莉の人生に対する和人の思いを象徴しています。
和人が茉莉の遺作を読み、彼女との出会いや思い出を振り返りながら、茉莉と共に歩みます。
彼が茉莉の持っていたビデオカメラを手に桜を撮影することは、彼女との時間や思い出を大切にする姿勢を示しています。
彼が桜を撮りながら歩く様子は、茉莉との思い出が彼の心に深く刻まれていることを表しています。
このシーンは、茉莉が彼にとって特別な存在であり、彼女との時間が彼の人生に大きな影響を与えたことを示しています。
彼が茉莉の遺作を手にすることで、彼女の人生と彼女との関係をより深く理解し、彼女が残したものを大切にすることを決意したことが伝わってきます。
そして、和人がビデオカメラを手に桜を撮りながら歩く姿は、茉莉との思い出を胸に刻みながらも、彼女の死を乗り越えて前に進む決意を象徴しています。
彼が茉莉との思い出を胸に抱きながらも、彼女の遺したものを尊重し、彼女の思い出を永遠に心に留めることを示しています。
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まとめ
今回の記事では、映画「そして、バトンは渡された」」ネタバレを解説しました。
映画「余命10年」は、『新聞記者』の藤井道人監督が、小松菜奈と坂口健太郎共演でベストセラー小説を映画化。
10年という2人のかけがえのない一瞬一瞬を、美しい映像と渾身の演技で描かれています。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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