映画「カラスの親指」は、始まって数分でだまされてしまう!
安定感抜群の阿部寛に率いられた詐欺集団が奏でる、人情とだましが爽快すぎる!
そこで今回の記事では、映画「カラスの親指」ネタバレ・あらすじ!どんでん返しの伏線を考察と感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「カラスの親指」解説
タケとテツの中年詐欺師コンビはひょんなことから、やひろとまひろの姉妹と、やひろの恋人・貫太郎と出会い、共同生活を送ることに。
彼らが家族のようになれた時、姿のない脅威が迫って来る。
そこで5人は、一発逆転を賭けた大勝負に打って出る。
キャスト
- 武沢竹夫:阿部寛
- 入川鉄巳:村上ショージ
- 河合やひろ:石原さとみ
- 河合まひろ:能年玲奈
- 石屋貫太郞:小柳友
- ノガミ:古坂大魔王
- 質屋の店主:ベンガル
- 競馬場の客:ユースケ・サンタマリア
- 豚々亭のマスター:戸次重幸
- 馬々亭の店員:なだぎ武
- ヒグチの手下:上田耕一
- ヒグチ:鶴見辰吾
スタッフ
- 監督:伊藤匡史
- 原作:道尾秀介
- 音楽:林祐介、Sightow
- 脚本:伊藤匡史
映画「カラスの親指」ネタバレ・あらすじ
映画「カラスの親指」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
8年前
タケは会社の同僚の借金の保証人になったことで多額の借金を背負うことになります。
借金返済のため、タケは闇金業者のヒグチのもとで、同じように借金に苦しむ人々への取り立てを行う仕事を始めます。
タケはある女性から借金を取り立てていましたが、その女性は娘2人を残して自殺してしまいました。
この出来事に強いショックを受けたタケは、ヒグチが隠し持っていた闇金の裏帳簿を警察に持ち込みます。
その結果、ヒグチは逮捕され、組織は壊滅しました。
しかし、その報復としてタケの自宅が放火され、娘は火事で亡くなってしまいます。
詐欺師として
タケは組織やヒグチから逃れるために、詐欺師として生きる道を選びます。
そして、自殺した女性の娘たちにお金を送り続ける生活を送っていました。
タケはテツと組んで詐欺を働き、競馬場では初心者を装って他の客から金を騙し取り、質屋では安物を高く売りつけるなどして生計を立てていました。
ある日、自宅に戻ると消防車が来ており、タケの部屋から煙が出ているのを見て、ヒグチたちの復讐が再開したと察し、テツと共にその場を逃げ出しました。
新居
新しい住まいに移った二人は、10代の少女まひろと出会います。
まひろもまた、巧妙な手口で詐欺を行っていました。
彼女の身の上話を聞くうちに、タケは彼女が8年前に自殺した女性の娘であることに気付きます。
まひろが家賃滞納でアパートを追い出されそうになっていると聞いたタケは、行く所がなければうちに来るように誘いました。
後日、まひろは姉のやひろとその恋人の貫太郎を連れてタケたちの元にやって来ました。
奇妙な同居生活
こうして、タケ、テツ、まひろ、やひろ、貫太郎の5人による奇妙な同居生活が始まったのです。
楽しい生活も長くは続きませんでした。
不審な車が家の前に停まっていたり、家の裏手に火をつけられたりしたのです。
タケはこれがヒグチたちの仕業だと思いました。
一度は逃げようと考えたタケでしたが、立ち向かってヒグチたちからお金を騙し取ることを決意しました。
金を渡せ!
タケたちはヒグチの事務所と同じマンション内に部屋を借り、ヒグチたちに盗聴器入りの携帯電話を買わせて、事務所に現金を集めさせる作戦を立てました。
作戦決行当日、やひろを除いた4人は盗聴器探索業者を装い事務所に入り込みます。
あたかも金庫に盗聴器が仕掛けられているかのように装って金庫を開けさせ、貫太郎が急に銃を取り出し「金を渡せ」とわめきます。
その混乱の中、まひろが転落するという騒動を起こします。
転落したまひろの役はちひろが演じます。
まひろとちひろの本当の父親
作戦は成功し、その混乱の中で大量の現金をヒグチらから奪うことができました。
その翌日、5人は再びバラバラに生活することを決め、それぞれの道を歩み始めます。
後日、タケのもとにまひろから手紙が届きます。
その手紙を読んでいるうちに、タケはあまりにも“できすぎた展開”に違和感を覚え、テツを調べ始めます。
そして驚くべき事実を発見します。
実はテツはまひろとちひろの本当の父親だったのです。
今後の人生
タケは入院中のテツを訪ね、真相を聞きます。
テツは実は大物の詐欺師であり、自分の娘たちには真っ当な道を歩んでほしい、タケにも安心して生活してほしいという願いから、一世一代の大がかりな演技をしていたのです。
まひろたちとの出会いや、ヒグチたちの仕返しと思われた出来事のすべては、テツが仕組んだものでした。
テツはタケに、自分の計画が成功したことを告げ、これからの人生を安心して生きてほしいと言います。
タケは自分が大がらすに踊らされていたことを知り、その巧妙な計画に驚きつつも、テツの深い思いやりを感じ取ります。
タケはこの出来事を通じて、テツとまひろたちとの絆を再確認し、今後の人生に新たな希望を見出します。
映画「カラスの親指」どんでん返しの伏線を考察と感想
5人はヤミ金組織に立ち向かうために立ち上がり、壮大な作戦を遂行します。
この戦いは非常に困難であり、命がけの戦いとなりました。
多くの危機を乗り越え、ついにヤミ金組織から生還することに成功します。
ストーリーは緊迫感があり、読者は手に汗握る展開に引き込まれました。
そして、最後には感動の結末が待っているかに見えました。
ところが、ここで物語は「大どんでん返し」を迎えます。
実は、今までの緊迫したストーリーの裏には、全く異なる真実が隠されていたのです。
テツは実はまひろとやひろの本当の父親であり、自分の娘たちには真っ当な道を歩んでほしいと願っていました。
また、タケにも安心して生活してほしいという思いから、壮大な演技を計画していたのです。
まひろたちとの出会いや、ヤミ金組織の仕返しと思われた出来事は、すべてテツの計画の一部だったのです。
この「大どんでん返し」は、観客や読者に大きな驚きを与えますが、同時にその展開は、アットホームで爽快な結末をもたらします。
伏線はあった
映画『カラスの親指』のどんでん返しには、いくつかの伏線が巧妙に散りばめられています。
以下はその伏線と、それがどのようにどんでん返しに繋がるかについての考察です。
テツの行動の裏にある計画
物語の中で、テツは常に冷静で計画的な行動を取ります。
彼の行動には一貫性があり、全てが計画の一部であることが最後に明らかになります。
特に、テツがまひろとやひろを受け入れるシーンでは、彼の思惑が伺えます。
タケの過去とまひろたちの関係
タケがまひろとやひろに対して特別な関心を示すのは、過去に自殺した女性の娘たちであることに気付いたからです。
これは、彼の罪悪感や償いの気持ちを反映しています。
これが後のどんでん返しで、テツの計画と繋がる重要な伏線となります。
ヤミ金組織の動き
物語中盤でヤミ金組織の動きが活発になり、タケたちを脅かしますが、実際にはこれらの出来事もテツの計画の一部でした。
このことは、組織の動きが不自然に見えるという伏線として機能します。
ヒグチの存在
ヒグチの存在が物語を通して影のように付きまといますが、彼の行動がすべてテツの大きな計画に組み込まれていることが最後に明らかになります。
まひろとやひろの巧妙さ
まひろとやひろが詐欺に長けているという描写は、彼女たちがテツの娘であるという事実を後から振り返ると納得できます。
テツが娘たちに真っ当な道を歩んでほしいと思っていたために、彼女たちが詐欺の才能を持っていることも重要な伏線です。
様々な伏線が巧妙に組み込まれており、それが最後に全て繋がることで驚きと共に深い感動を与えます。
この伏線が物語を一貫性のあるものにし、どんでん返しが説得力を持つ理由となっています。
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まとめ
今回の記事では、映画「カラスの親指」」ネタバレを解説しました。
映画「カラスの親指」は、始まって数分でだまされてしまう!
安定感抜群の阿部寛に率いられた詐欺集団が奏でる、人情とだましが爽快すぎる!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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