映画「デスノート the Last name」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「デスノート the Last name」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「デスノート the Last name」は、2006年日本映画|大場つぐみ原作の人気漫画を、藤原竜也と松山ケンイチの共演で映画化した「デスノート」の後編。

デスノートを操る天才・キラこと夜神月ともう一人の天才・Lの頭脳戦を描きます。

そこで今回の記事では、映画「デスノート the Last name」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「デスノート the Last name」解説

新たな死神・レムによって地上にもう一冊のデスノートが落とされる。

そのノートを手にしたのは、キラを崇拝する弥海砂。

第二のキラとなった海砂は、ある特別な力を手に入れ、キラに協力を申し出る。

この力はLを追い詰める最強の武器となるはずだったが…。

 

キャスト

  • 夜神月:藤原竜也
  • L/竜崎:松山ケンイチ
  • 弥海砂:戸田恵梨香
  • 高田清美:片瀬那奈
  • 出目川裕志:マギー
  • 西山冴子:上原さくら
  • 松田刑事:青山草太
  • 宇生田刑事:中村育二
  • 相沢刑事:奥田達士
  • 模木刑事:清水伸
  • 佐波刑事:小松みゆき
  • 吉野綾子:前田愛
  • 日々間数彦:板尾創路
  • 夜神粧裕:満島ひかり
  • 夜神幸子:五大路子
  • 佐伯警察庁長官:津川雅彦
  • ワタリ:藤村俊二
  • 夜神総一郎:鹿賀丈史

声の出演

  • リューク:中村獅童
  • レム:池畑慎之介

 

スタッフ

  • 監督:金子修介
  • 原作:大場つぐみ、小畑健
  • 音楽:川井憲次
  • 脚本:大石哲也
  • 製作:山路則隆

 

映画「デスノート the Last name」ネタバレ・あらすじ

映画「デスノート the Last name」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

デスノートの秘密

デスノートを使うためには、書く人物の顔を頭に思い浮かべる必要があり、顔を知らない場合は効果が得られません。

また、同姓同名の人物には効果がないことも示されています。

名前を書いた後に死因を記載しなければ、死因は心臓麻痺となり、死因を書けばさらに6分40秒間、詳細な死の状況を記入する時間が与えられます。

デスノートに触れた者だけが、死神を見ることができ、ノートを放棄しても記憶が完全に失われるわけではありません。

デスノートの所有権を放棄した場合、再びノートに触れれば記憶が蘇るとされています。

さらに、デスノートによって操作できる死の時間は23日以内であり、一度書かれた内容は変更できません。

 

ミサとライトの策略

ライトは、レムによって最後に書き込まれた偽のルールを利用し、「ノートに名前を書いた者は13日以内に名前を書き込まなければ死んでしまう」というルールを作成します。

アイドルのミサ・アマネは、ストーカーのADに命を狙われますが、ADは突然の心臓発作で死亡します。

このとき、ミサの前に黒いノートが空から降ってきます。

ミサの家族は強盗により殺され、その後、死神ジェラスがデスノートにADの名前を書き込んだことで、ミサの寿命が延ばされました。

しかし、人間の寿命を延ばすという掟に反する行為を行ったジェラスは、灰になって死んでしまいます。

降ってきたデスノートはジェラスのものであり、ミサがそのノートを手にした瞬間、別の死神であるレムが現れます。

レムは、ジェラスの最後の願いとしてミサを見守ることを誓っていました。

 

Lとライトの対決

ライトは「L」によって設立された「キラ対策本部」に捜査一員として参加します。

本部内でライトは、キラ対策のために偽名「竜崎」を名乗っているLと対面します。

Lは早速、ライトに「ライト君がキラではないか?」と直接問いかけます。

そして、これまでの捜査内容をライトに説明し、ライトが彼女である詩織を殺し、同情を誘って捜査本部に入り込んだと推測します。

Lは「キラがどのようにして人を殺しているのかを知ることができれば、全ての謎が解ける」と述べ、もしライトがキラであると証明されれば死刑になると告げます。

Lは最後に「ライト君がキラでないことを祈っています」と付け加えます。

 

ミサの秘密

次に、サクラTV祭りでは第2のキラからのメッセージが放送されます。

第2のキラ、ミサ・アマネは家族全員を殺した犯人が無罪になったことに悲しみ、キラによってその犯人が裁かれたことで、キラを神のように思うようになりました。

ミサは「死神の目」を手に入れたことをキラに知らせるため、TVの電波を利用してメッセージを送ります。

彼女は、ライトに向かって「この放送を見ていたら、ここに来てください。私はあなたの力になることを約束します。私たちが持つ死神の目を見せ合いましょう」と伝えます。

放送中、第2のキラによって警察官が次々と殺され、その中にはライトの妹、粧裕も含まれています。

 

第2のキラ

粧裕は、知り合いである警察官の模木が殺されたことで第2のキラに対して「人殺し」と叫びます。

ミサによって粧裕は命を狙われますが、父親の夜神総一郎がヘルメットをかぶって現れ、彼女を助けます。

ライトもサクラTVに向かい、第2のキラを見つけることを目的とします。

騒ぎで収録が中止になり、ミサは着替えのためロビーに降りると、死神の目でライトを見つけます。

デスノートを持つ者は名前しか見えず、寿命が見えなくなるため、ミサにはキラを見つけるのが容易でした。

 

死神の目

ミサはついにライトがキラであると確信し、彼に会いに来ます。

彼女はライトに自分のデスノートを預け、「彼女にして欲しい」と頼みます。

ミサはノートを渡すことで、ライトがノートの所有権を持つことになると説明しますが、死神の目は依然として自分にあると告げます。

これにより、ミサは「L」の名前を見ることができ、ライトが「L」であることを確認することができます。

また、ノートを預けることで、自分が殺されることはないし、もし自分が不要になればライトが殺してくれても構わないと言います。

ライトはミサの提案を受け入れ、「君の目は武器になる」と言い、ミサとの協力を約束します。

しかし、レムはミサの寿命が見えており、もしミサが死んだ場合にはライトが犯人として特定されることを警告します。

さらに、ミサが危険にさらされる場合にはレムがライトを殺すと脅します。

こうして、キラと第2のキラは手を結ぶことになります。

 

「L」の正体

大学でライトと「L」が偶然出会った際、ミサもその場にいます。

ミサと「L」が対面することになりますが、ライトはミサに電話をかけて「L」の正体を知らせようとします。

しかし、ミサの携帯に出たのは「L」で、ミサは「L」の指示で確保されていたことが分かります。

ミサは対策本部で目隠しをされ鎖で繋がれて監禁され、黙秘を続けます。

これにより、ライトは対策本部への出入りを禁じられます。

 

ミサを必ず救い出す

ライトはレムと接触したいと考えますが、デュークは「死神はノートを持つ者から離れることはできない」と説明します。

監禁され続けるミサは限界に達し、「耐えられないから殺して」と叫びます。

レムはミサの苦しみを見かねて、デスノートの所有権を放棄させる決断をします。

レムはミサに「死神の目を失い、ライトへの愛だけが残る」と告げ、その状態で充分だと言います。

レムはライトに「ミサを必ず救い出せ、さもないとお前を殺す」と脅迫します。

 

自己の潔白を証明

ライトはデュークのデスノートを森の中に隠し、自分がノートを放棄する時は「捨てる」と言うと告げます。

デスノートの記憶を失ったミサは、以前とは異なり、ライトを自分の彼氏だと自由に話し始めます。

ライトは、自己の潔白を証明するために「L」のもとに向かい、自分がキラであるかもしれないと監禁し監視してほしいと頼みます。

この依頼は、ライト自身が仕組んだ計画であり、もしその間に新たな犯罪が起きれば、自分がキラでないことが証明されると考えたのです。

 

第3のキラによる殺害

一方、レムはライトの指示に従い、自分のデスノートをキラを長期間観察してきたアナウンサーの高田清美に手渡します。

「L」に対し、ライトは「自分でも情けないと思うよ、でも今はくだらないプライドは、す・て・る」と発言し、Lには見えていないデュークに対してその言葉を投げかけます。

デュークはライトの前から立ち去り、デスノートの記憶を完全に失ったライトはLに対して「こんな事は無意味だ、一緒にキラをやっつけよう」と提案します。

ミサとライトの監禁が続く中、新たな第3のキラによる殺害が始まります。

 

第3のキラの正体

ミサとライトは監禁から解放され、記憶を失った状態で「キラ対策本部」に参加し、Lと共にキラを探す方法を模索します。

その間、第3のキラはデスノートを使って次々と犯罪者を処罰していました。

ライトはこの新たなキラの法則がキラと似ているものの違いがあることに気付き、第3のキラが女性で、サクラTVの関係者であると特定します。

その結果、アナウンサーの高田清美が第3のキラの疑いをかけられ、彼女の家にカメラを設置して行動を監視します。

高田はそのことを知らずにデスノートに名前を書き始め、監視カメラの映像で確認されたページの人物が心臓麻痺で亡くなっていたため、彼女が第3のキラであることが有力とされます。

しかし、証拠不十分で1日様子を見ることになります。

翌日、デスノートに書かれた人物が死亡したことから、高田がキラであることが確定します。

 

高田の逮捕

高田に接触するため、ライトは「あなたがキラであることを知っている、全ては黒いノートに書かれている。盗撮テープを500万で買って欲しい」との電話をかけ、名刺と口座番号を渡します。

しかし、その夜のテレビ番組でその電話の主が高田とテープを公開すると放送されるも、これは高田を罠にはめるための偽番組でした。

高田はデスノートにその男の名前と死亡方法を書きますが、偽名を使っていたために時間が過ぎても殺せませんでした。

高田は「死神の目」を要求し、その力を使ってTV局に向かいますが、収録場所には誰もおらず、高田は警察に取り囲まれ、目隠しと手錠をかけられます。

 

ノートの所有者

落ちていたデスノートを手にした総一郎の前にレムが現れ、ライトもノートを手に取った瞬間に全ての記憶を取り戻します。

レムから「ノートを手にしている間に前の所有者を殺せば、所有権が自分にわたり記憶は消えない」と教えられていたライトは、レムが注意を払っている隙に用意していたデスノートの切れ端に高田の名前を書き、再びデスノートの所有権を取り戻します。

レムに全ての謎を問いただす「L」に対して、レムは何も答えないが、「このノートに書いてあるルールは全て本物か?」という質問には「全て本物だ」と答える。

この回答により、ミサとライトの無実が証明され、ミサは釈放されるが、ライトは本部に残りLの手伝いをしたいと申し出ます。

ミサだけが解放される際、ライトはミサに隠してあったデスノートを掘り起こすように頼みました。

 

Lと二人きり

ミサが森でデスノートを探し出すと、ノートを手にした瞬間に全ての記憶を取り戻します。

デスノートの所有者であるデュークが現れ、ミサは再びノートの所有者になりますが、死神の目を失っていたため、残りの寿命を使って再び目を手に入れます。

ミサの解放後、再び犯罪者が次々と死亡する事件が発生し、Lはデスノートのルールに疑問を抱き、FBIに掛け合い二人の死刑囚を使って13日ルールを試すべきだと提案します。

ライトは偽ルールを知っているため焦り、アメリカにノートを持って行く総一郎に自分もついて行きたいと申し出ますが、Lと二人きりで本部に残るように言われます。

Lは、ミサが到着する前に自分の素顔を見せ、ノートに名前を書く瞬間を取り押さえるつもりであると告げます。

 

ミサがワタリと共に到着すると、レムはライトの策略に自分が利用されていたことに絶望し、ミサの寿命を延ばすためにデスノートにワタリとLの名前を書き、灰になってノートと共に消えてしまいます。

ミサが持参したデスノートに新世界を作るために自分の父親の名前を書き始めるライトですが、総一郎が戻ってきた時にはデスノートが持っていなかったことが判明します。

実は、ミサが持ってきたノートは偽物で、Lは自らの命と引き換えにライトがキラであることを証明していました。

Lは、ライトがキラであることを証明するために自らデスノートに自分の名前と23日後に死ぬことを書き込みました。

 

ライトの敗北とLの最期

Lはワタリの死が自分の最大の誤算であり、死神がワタリの名前を書くことまで予測できなかったことを後悔します。

窮地に追い込まれたライトは、デュークに「こいつらをノートで全員殺せ」と指示しますが、デュークがノートに書いたのはライトの名前でした。

デュークはライトに対し、「言い忘れていたが、デスノートを使った人間は天国にも地獄にも行けず、死後にあるのは「無」だ」と告げます。

ライトがキラであったことは公表されず、彼はキラに殺されたという形で事が収まります。

最後に、一人残された「L」は静かに最後の時を待つのでした。

 

映画「デスノート the Last name」ラストシーンの意味と考察や感想

ラストシーンでは、正義と道徳が相対的であることが強調されます。

ライトは自らの信念に基づき、犯罪者を裁くことで「新世界」を作ろうとしましたが、その行為がどれだけ多くの命を奪ったかが明らかになります。

一方、Lは正義を貫くために自らの命を賭ける決断をします。

二人の対立は、正義が単なる主観的なものであり、絶対的なものではないことを示しています。

Lの自己犠牲は、彼が倫理的な原則を守るためにどれだけの覚悟を持っていたかを示しています。

自らの死を通じて、Lはキラの正体を暴き、より大きな善を実現しようとしました。

彼の行動は、個人の倫理的な選択が大きな影響を及ぼすことを象徴しています。

デスノート自体の運命もラストシーンで示されています。

最終的に、デスノートはライトの手に戻りますが、その力の代償がどれほど大きいかが強調されます。

デスノートがもたらす力とその影響は、使用者の道徳的選択に依存しており、その結果が如何に恐ろしいものであるかが描かれています。

ラストシーンでは、人間の死生観についての深い考察も行われています。

デスノートによって人の命を操ることができる一方で、その行為がもたらす倫理的なジレンマや、命の重さについて再評価することが求められます。

ライトの死後の「無」の状態は、人間の死後に対する恐れや不安を反映しており、死生観についての問いを投げかけています。

 

感想

この作品は、前作『デスノート』の続編であり、シリーズのクライマックスを飾る重要な一作です。

物語の進行とキャラクターの成長、そして緊迫感のあるストーリー展開が見事に融合し、非常に深い感動を覚えました。

まず、ライトとLの知能戦が繰り広げられるシーンには圧倒されました。

ライトの巧妙な計画と、その計画が次第に追い詰められていく過程が見事で、どちらが勝つのか予測がつかない展開に引き込まれました。

特に、ライトがLを追い詰めるために巧妙な策略を練る様子は、彼の冷酷さと計算高さを際立たせ、観る者をハラハラさせました。

この映画が私に強く印象づけたのは、正義と倫理についての考察です。

ライトは「新世界」を作り上げるために、自分の価値観を押し通し、多くの命を奪います。

彼の行動には、正義を超えた個人的な信念が感じられ、倫理の相対性が浮き彫りになっています。

一方、Lは正義を守るために自らの命を賭ける覚悟を持ち、その姿勢が深い感銘を与えました。

彼の自己犠牲的な決断は、正義とは何かを考えさせられる瞬間でした。

また、デスノートの力とその影響もこの映画の大きなテーマです。

ライトがデスノートを手にすることで、自らの価値観や行動がどんどん変わっていく様子が描かれています。

デスノートの力がもたらす結果や、その代償について深く考えさせられる場面が多く、特にライトの破滅的な結末には重いメッセージが込められていると感じました。

 

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まとめ


今回の記事では、映画「デスノート the Last name」ネタバレを解説しました。

映画「デスノート the Last name」は、2006年日本映画|大場つぐみ原作の人気漫画を、藤原竜也と松山ケンイチの共演で映画化した「デスノート」の後編。

デスノートを操る天才・キラこと夜神月ともう一人の天才・Lの頭脳戦を描きます。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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