映画「ハンニバル・ライジング」は、トマス・ハリスの原作を映画化した「ハンニバル・レクター」シリーズ第4弾！
「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」に続く本作では、殺人鬼・レクター博士の原点が明らかになります。
そこで今回の記事では、映画「ハンニバル・ライジング」ネタバレ・あらすじ！ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「ハンニバル・ライジング」解説
1952年のリトアニア。
戦争で家族と死に別れ、記憶の一部を失ったハンニバル・レクターは、叔父の住むパリへ逃亡。
そこで彼は美しい日本人女性と出会うが、ある日、彼女が市場で侮辱されたことを機に、レクターの狂気が目覚めてしまう。
キャスト
- ハンニバル・レクター：ギャスパー・ウリエル
- レディ・ムラサキ：コン・リー
- グルータス：リス・エヴァンス
- コルナス：ケヴィン・マクキッド
- ミルコ：スティーヴン・ウォルターズ
- ドートリッヒ：リチャード・ブレイク
- ポピール警視：ドミニク・ウェスト
- 肉屋のポール：チャールズ・マックイグノン
- ハンニバル（子供時代）：アーロン・トーマス
- ミーシャ：ヘレナ・リア・タコヴシュカ
スタッフ
- 監督：ピーター・ウェーバー
- 原作：トマス・ハリス
- 音楽：イラン・エシュケリ、梅林茂
- 脚本：トマス・ハリス
映画「ハンニバル・ライジング」ネタバレ・あらすじ
映画「ハンニバル・ライジング」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
1944年
ハンニバル・レクターは、リトアニアの貴族レクター家の息子として裕福な暮らしを送っていました。
第二次世界大戦が激化し、レクター家は空襲を避けて城の裏手にある隠れ家に移動します。
しかし、そこでソ連軍とドイツ軍の戦闘に巻き込まれ、ハンニバルは両親を失いました。
生き残ったのは彼と幼い妹ミーシャだけでした。
ハンニバルは妹のミーシャと隠れ家で暮らしていました。
レディ・ムラサキ
ある日、男たちが現れました。
彼らは隠れ家に立てこもり、食糧が尽きるとミーシャを殺して食べてしまいます。
この出来事にショックを受けたハンニバルは記憶を失いました。
8年後、ハンニバルは自分の親戚がフランスにいることを知り、西側へ密入国します。
フランスで彼を迎えたのは亡き叔父の未亡人、レディ・ムラサキでした。
復讐
レディ・ムラサキに剣道を教わったハンニバルは、市場で彼女を罵倒した肉屋を殺し、その首をレディ・ムラサキに捧げます。
優秀な成績で医学生となったハンニバルは、彼女と共にパリへ移住しました。
ある時、戦時中の記憶が一部戻り、妹を殺して食べた男たちの名前が隠れ家にあると気付きます。
隠れ家に残された荷物から男たちの名前を知り、ハンニバルはリトアニアに戻り、1人を殺してその頬肉を食べました。
最後の男
パリに戻ったハンニバルは、リーダーのグルータスたちに接近します。
グルータスとその手下たちはハンニバルを殺そうとしますが、ハンニバルの方が一枚上手でした。
妹ミーシャを殺した男たちは次々と殺されていきます。
グルータスのアジトを突き止めたハンニバルは、船に乗り込み復讐を遂げました。
レディ・ムラサキは復讐をやめるように説得しますが、ハンニバルは妹を食べたことを告白したグルータスに怒り、復讐を完遂します。
戦後、カナダに移住している最後の男を追って海を渡りました。
映画「ハンニバル・ライジング」ラストシーンの意味と考察や感想
映画「ハンニバル・ライジング」のラストシーンでは、主人公ハンニバル・レクターが妹ミーシャを殺して食べた男たちへの復讐を成し遂げます。
彼はフランスからリトアニアへ戻り、最後の敵を追い詰め、遂に復讐を果たします。
この復讐の旅を終えた後、彼は次のターゲットとしてカナダへ向かう姿が描かれています。
「ハンニバル・ライジング」は、シリーズの中でも特に主人公の過去と動機に焦点を当てた作品です。
ラストシーンでは、ハンニバルの深いトラウマと、そのトラウマが彼の残酷な行動の原動力であることが明確に描かれています。
ハンニバルの行動は単なる復讐ではなく、自己のアイデンティティを確立するための試みでもありました。
彼の復讐心は、妹ミーシャの死という深い喪失感から来ており、彼のすべての行動はこの喪失感を埋めるためのものです。
しかし、復讐を遂げることで彼が得たものは、心の平安ではなく、さらなる孤独と暴力への依存でした。
彼の復讐は終わったかもしれませんが、彼の中に芽生えた暴力性と冷酷さは消えることなく、今後も彼の行動を支配していくでしょう。
これは、彼が後に「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」で見せる冷酷な殺人鬼としての姿の前兆とも言えます。
感想
「ハンニバル・ライジング」は、シリーズのファンにとって主人公の背景を理解する上で重要な作品です。
ラストシーンは特に印象的で、ハンニバルの人間性とその喪失過程を深く考えさせられました。
ハンニバルの復讐心には共感できる部分もありますが、その手段と結果は非常に残酷です。
彼の行動を見ていると、復讐がもたらす虚しさと、それによって生まれるさらなる悲劇を感じざるを得ません。
また、ラストシーンで描かれる彼の次の目的地は、彼の終わりなき復讐心を象徴しており、不安と緊張感を残します。
この作品は、ハンニバルというキャラクターの複雑さと、彼がいかにして怪物となったのかを見事に描いています。
彼の冷酷さの裏にある悲しみや孤独を考えると、単なるホラーではなく、深い人間ドラマとしての一面も感じることができました。
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まとめ
今回の記事では、映画「ハンニバル・ライジング」ネタバレを解説しました。
映画「ハンニバル・ライジング」は、トマス・ハリスの原作を映画化した「ハンニバル・レクター」シリーズ第4弾！
「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」に続く本作では、殺人鬼・レクター博士の原点が明らかになります。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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