映画「ジョニー・イングリッシュアナログの逆襲」ネタバレ・あらすじ！考察や感想

2024年8月5日

映画「ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲」は、2018年｜イギリス｜爆笑スパイアクション・コメディです。

時代遅れの変なおっさんが世界を救う！

そこで今回の記事では、映画「ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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映画「ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲」解説

イギリスの秘密情報部・MI7の現役スパイ全員の情報がサイバー攻撃によって漏洩。

最後の頼みの綱として、隠居していたジョニー・イングリッシュが呼び出される。

だが、限られたスキルしか持っていない彼にとって、最先端のデジタル技術の方が脅威だった…。

キャスト

ジョニー・イングリッシュ：ローワン・アトキンソン
オフィーリア：オルガ・キュリレンコ
ボフ：ベン・ミラー
ヴォルタ：ジェイク・レイシー
首相：エマ・トンプソン

スタッフ

監督：デヴィッド・カー
音楽：ハワード・グッドール
脚本：ウィリアム・デイヴィス

映画「ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲」ネタバレ・あらすじ

映画「ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

サイバー攻撃

イギリスの諜報機関MI7が深刻なサイバー攻撃を受け、世界中に展開しているエージェントたちの正体が暴露される。

これにより、国家の安全が脅かされ、首相は引退したエージェントたちを呼び戻し、事態の調査と解決を任せる決断を下します。

再召集

引退後、ジョニー・イングリッシュは学校で子供たちにスパイ技術を教えている平穏な日々を送っていました。

カムフラージュや爆弾処理のスキルを教える彼の日常が一変し、MI7からの通知が届きます。

ジョニーは再びMI7本部に召集され、他の引退したエージェントたちと共に集まります。

任務開始

しかし、ジョニーがペン型の催眠弾を誤操作してしまい、集まった全員が一斉に眠り込んでしまいます。

このため、ジョニーただ一人が任務を託されることになります。

彼は相棒としてボフを指名し、最新のテクノロジーを一切使わず、銃とアストンマーチンという旧式の道具で任務に挑むことを決めます。

ホテルでの調査

ジョニーとボフは、南フランスのホテルで発生したサイバー攻撃の調査に向かいます。

ホテルのWi-Fiが攻撃に利用されたことが判明し、2人はホテル内に潜む情報屋が怪しいと考えます。

彼らはレストランのウェイターに変装して情報屋に接近し、彼の携帯電話を盗むことに成功します。

携帯電話の中には、サイバー攻撃の発生日に沖合に停泊していた不審な船の写真が含まれていました。

この情報から、ジョニーとボフは攻撃がボートから仕掛けられた可能性が高いと推理します。

船の監禁

首相は、サイバー攻撃の背後にいるとされるヴォルタの動画を見て、その人物との面会をアレンジするよう命じます。

ジョニー・イングリッシュとボフは、情報収集のためにヴォルタの船に侵入します。

しかし、船内で瞬く間にオフィーリアに発見され、倉庫に監禁されてしまいます。

ジョニーは機転を利かせ、爆弾を使って扉を破壊し脱出に成功します。

その後、船内のサーバールームを発見し、位置探査装置を仕掛けてから脱出します。

対決とガス欠

脱出後、ジョニーとボフはオフィーリアが車で移動するのを尾行しますが、ジョニーの車がガス欠で停止してしまいます。

オフィーリアは戻ってきて、夜にホテルで会うよう提案します。

一方、イギリスでは交通管制がサイバー攻撃によりハッキングされ、首相は頭を抱えます。

ちょうどその時、面会に来たヴォルタが瞬時に問題を解決します。

ホテルでのオフィーリアとの対決

ジョニーとオフィーリアはホテルで一緒に酒を飲みます。

オフィーリアは、ジョニーを殺すように指令を受けていたため、そのチャンスをうかがっています。

ジョニーは夜に寝付けず、睡眠薬を飲もうとしますが、誤って精力剤を大量に摂取してしまいます。

その結果、活力みなぎったジョニーはダンスフロアに繰り出します。

オフィーリアはジョニーと一緒に踊りながら、彼を殺そうとしますが、ジョニーの活発さに圧倒され、ダンスの勢いでオフィーリアを投げ飛ばしてしまいます。

ヴォルタの正体

ボフは不審な船の持ち主がヴォルタであることを突き止めます。

ジョニー・イングリッシュはこの情報を本部に報告しますが、上司からは確実な証拠を入手するよう指示されます。

ジョニーはヴォルタの屋敷に侵入する計画を立て、まずはVRを使って訓練をします。

しかし、ジョニーはVRゴーグルをつけたまま外に飛び出してしまい、現実と仮想空間を混同して書店の客や老女を誤って殴ってしまいます。

屋敷での遭遇と証拠の喪失

その後、ジョニーは実際にヴォルタの家に忍び込みます。

そこでオフィーリアと遭遇し、彼女が覆面捜査をしているスパイであることを知ります。

2人は協力して、ヴォルタがテロ攻撃を命じているところをスマホの動画に撮影しますが、ジョニーはヴォルタに見つかってしまいます。

ジョニーは隙をついて外に逃げ出し、教習車に乗り込んでヴォルタの追跡をかわします。

しかし、教習車内でスマホを取り違えてしまい、証拠を失ってしまいます。

ミサイル発射

ジョニーはボフの妻の潜水艦を使って国際会議の会場に近づきます。

この会議には首相とヴォルタが出席する予定です。

一方、オフィーリアはヴォルタを殺そうとしますが、正体を見破られて失敗します。

ジョニーは音楽隊に紛れ込み、会場に侵入しますが、甲冑を着て警備から身を隠します。

首相は会議でヴォルタにデータ管理を任せると発表しますが、ヴォルタは本性を現し、各国にデータを渡すよう要求します。

ジョニーは甲冑が脱げなくなり、ヴォルタを止めることに失敗します。

仕方なく携帯電話を使って応援を呼ぼうとしますが、その電波がボフの妻の潜水艦に受信され、ミサイルの発射コードと誤認されてしまいます。

その結果、ミサイルが発射され、ジョニーが船に設置した位置探査装置に反応して船が爆破します。

最終決戦

作戦が失敗したヴォルタはヘリコプターで逃げようとしますが、ジョニーが駆けつけます。

ジョニーは甲冑でヴォルタの銃弾から身を守り、タブレットを投げ付けてヴォルタを倒します。

世界を救ったジョニーは学校に戻り、生徒たちから歓迎される場面で物語は終わります。

映画「ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲」考察や感想

この映画は、スパイ映画のパロディであり、コメディ要素を中心に展開しています。ジョニー・イングリッシュは、古典的なスパイ映画のヒーロー像を逆手に取ったキャラクターです。彼の非凡な能力や革新的なアプローチが、しばしば失敗や混乱を引き起こす様子が、観客に笑いを提供します。物語のテーマは、テクノロジーとアナログ、現代と古典の対比にあります。

キャラクターとその役割

ジョニー・イングリッシュ（演：ローワン・アトキンソン）は、典型的なスパイ映画の主人公の枠組みを利用して、彼の誤解や失敗がコメディ要素として機能しています。彼のキャラクターは、計画性やテクノロジーに対する不適応からくるユーモアを引き出すために設定されています。彼のミスや不器用さは、しばしば成功に導く逆説的な方法となります。

ボフ（演：ダニエルカルーヤ）は、ジョニーの相棒であり、彼の役割はジョニーの過剰な自信と失敗を補うものです。ボフのキャラクターは、比較的現実的で、ジョニーの行動を制御し、サポートする役割を果たしています。

テクノロジーとアナログの対比

映画の中でジョニーが最新のテクノロジーを使わず、アナログな道具を使用することが、物語の中での重要な要素です。この対比は、テクノロジーに対する皮肉や批判として機能しています。映画は、現代のハイテク機器と古典的なスパイ道具との対比を通じて、どちらがより効果的かをコメディ的に探求しています。

コメディのスタイル

『ジョニー・イングリッシュ　アナログの逆襲』は、スラップスティック・コメディや物理的なコメディを多く取り入れています。ジョニー・イングリッシュのドジや失敗が、物語の中心的なコメディ要素であり、彼の不運が笑いを生む構造となっています。また、映画はパロディ的な要素を取り入れ、スパイ映画の定番要素をあえて崩すことで笑いを提供しています。

世界的な脅威と個人的な成長

映画は、国際的なスパイ活動やサイバー攻撃というテーマを扱いながらも、最終的にはジョニー・イングリッシュの個人的な成長と自己実現が物語の中心となります。彼が困難を乗り越え、成功する過程は、映画のメッセージの一部として、個人の成長や信念の重要性を強調しています。

感想

映画『ジョニー・イングリッシュアナログの逆襲』を観ると、まずローワン・アトキンソンのジョニー・イングリッシュが織り成すコメディが非常に楽しく、彼のユニークなキャラクターが魅力的であることがわかります。ジョニーのドジや不器用さが、物語の中で意外に成功を導く姿は、笑いを誘いながらも、どこか温かい気持ちにさせてくれます。彼のコミカルな行動は、観ている側にとって心地よいユーモアとなり、映画全体の魅力を引き立てています。

テクノロジーとアナログの対比が映画の中で面白い要素となっており、現代のハイテク機器に対する皮肉を含みつつ、古典的なスパイ道具に固執するジョニーの姿勢がユーモラスです。この対比が、物語にさらなる楽しさを加え、テクノロジーの進化が時には逆効果を招くこともあるというメッセージを伝えていると感じました。

ストーリーの展開自体は予測可能で、特に大きな驚きはありませんが、そのシンプルさが逆に観る人に気軽さを提供しています。各シーンで繰り広げられるコメディやアクションが軽快に進み、テンポよく楽しませてくれる点が良かったです。ジョニーの奮闘が滑稽ながらも最終的に成功する流れが、観ている人にとって楽しさと安心感をもたらします。

最終的に、『ジョニー・イングリッシュアナログの逆襲』は、テクノロジーへの風刺と古典的なスパイアクションのユーモラスな融合を楽しめる作品です。ローワン・アトキンソンの演技が際立ち、コメディが主導する物語が観る人を笑顔にしてくれます。軽い気持ちで観るには最適なコメディ映画で、笑いと共に心温まるエンディングが良かったです。