映画「ノック 終末の訪問者」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「ノック 終末の訪問者」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「ノック 終末の訪問者」は、家族の命か世界の滅亡か、究極の選択を迫られる一家を描くサスペンススリラーです。

『シックス・センス』のM.ナイト・シャマラン監督による先の読めない物語に引き込まれます。

そこで今回の記事では、映画「ノック 終末の訪問者」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「ノック 終末の訪問者」解説

人里離れた山小屋で休暇を過ごすエリック、アンドリューと養女・ウェンの3人家族のもとに、突然謎の男女4人組が現れ、家族を拘束。

「終末を防ぎに来た」という彼らは、3人の中で犠牲になる1人を選ぶよう命じ、しくじれば世界は滅びると告げる。

 

キャスト

  • レナード:デイヴ・バウティスタ
  • エリック:ジョナサン・グロフ
  • アンドリュー:ベン・オルドリッジ
  • サブリナ:ニキ・アムカ=バード
  • ウェン:クリステン・ツイ
  • エイドリアン:アビー・クイン
  • レドモンド:ルパート・グリント

 

スタッフ

  • 監督:M・ナイト・シャマラン
  • 原作:ポール・トレンブレイ
  • 音楽:ヘルディス・ステファンスドッティル
  • 脚本:M・ナイト・シャマラン、スティーヴ・デズモンド、マイケル・シャーマン

 

映画「ノック 終末の訪問者」ネタバレ・あらすじ

映画「ノック 終末の訪問者」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

決断してもらわないと

エリックとアンドリューというゲイの両親と、その養子であるウェンは、幸せな日々を過ごしていました。

彼らは休暇を利用して森の中のロッジに滞在していました。

ある日、ウェンが外でバッタを採集していると、大きな黒人男性が近づいてきました。

彼はレナードと名乗り、友だちになろうと話しかけますが、ウェンは警戒心を持ちます。

しばらくして、武器のようなものを持った男女3人が現れます。

レナードは「君やパパたちに決断してもらわないといけない」と言います。

ウェンは急いでロッジに戻り、エリックとアンドリューに危険を知らせます。

 

ビジター

彼らは最初、来訪者を無視しますが、ドアをノックされると警戒します。

電話線は切られ、携帯も圏外のため、彼らは窓の鍵を閉め、ドアの前に障害物を置きますが、4人は侵入してきます。

エリックは黒人女性に殴られ倒れますが、彼女は看護師だと言って傷の手当てをします。

アンドリューはレナードに抱えられたウェンを見て反撃をやめ、エリックとアンドリューは後ろ手に縛られイスに座らせられます。

レナードはガラスを片付け、他の訪問者たちは各々の役割を果たします。

 

世界を救う

リーダー格のレナードは、ゲイだから襲ったのではないかというアンドリューの問いに「偏見はない。ここに来るまで知らなかった」と答えます。

そして、彼らが何者で、なぜここに来たのかを語り始めます。

レナードは小学校教師でバスケットボールのコーチ、サブリナは5年間手術看護師として働いており、金髪の男はガス会社の技術者レドモンド、エイドリアンは子持ちのメキシコレストランの従業員です。

彼らはそれぞれ啓示を受け、終末のビジョンを見たと言います。

そして、世界を救うためには家族の中から一人が自ら犠牲になる必要があると告げます。

 

強烈な光

アンドリューはこの話を信じられず、レナードは冷静に「我々の使命は終末を止めること」と言います。

レドモンドは「信じていない」と怒りをあらわにします。

レドモンドは前に進み出てひざまずき、他の3人は武器を持ち直立します。

レドモンドが頭に白い布を被ると、強烈な光が差し込みます。

その後、レドモンドの頭部に武器が振り下ろされ、彼の布は真っ赤に染まります。

彼の死体を外に運び、床についた血のあとを掃除します。

 

世界中の人々が死ぬ

レナードがテレビをつけると、特別番組が始まり、地震による津波がシアトルやポートランドを襲う映像が流れます。

その後、さらに巨大な津波が発生します。

アンドリューはウェンを自室へ行かせ、レナードは「世界中の人々が死ぬ」と説得します。

ウェンたち3人はロッジに来る前に車の中で「ブギー・シューズ」を歌っていました。

ここに着いた後、湖に飛び込み楽しんでいました。

 

信じてない

エリックはサブリナから傷の手当てを受け、「同じ側にいる」と説得されますが、エリックは拒否します。

戻ってきたエリックはアンドリューに心配されますが、「信じてない!」と言います。

ウェンはこっそりロッジを抜け出しますが、レナードに見つかり戻されます。

アンドリューはレドモンドが以前バーで自分を襲ったオバノンだと確信し、彼の身分証を確認するよう求めますが、レナードは拒否します。

 

アニメが見たい

翌朝、ウェンはエイドリアンの作った朝食を食べ、エリックにナイフをこっそり渡します。

アンドリューはロープを緩めようと試み、エイドリアンは泣きながら「終末を止めなければ息子が死んでしまう」と懇願しますが、彼女も殺されてしまいます。

レナードはエイドリアンの死体を運び、テレビをつけます。

ニュースでは世界中で猛威を振るうX9ウィルスが話題になっており、アンドリューは懐疑的です。

ウェンが「アニメが見たい」と騒ぎ、レナードを気を引かせます。

その隙にエリックはロープを切り、アンドリューは車に向かいます。

 

偶然の

タイヤはパンクさせられていましたが、エリックが内緒で買った銃を取り出そうとします。

追ってきたサブリナに足を殴られますが、アンドリューは車に入ると銃を取るために奮闘します。

サブリナを撃退し、ロッジに戻ると、エリックはレナードと格闘中でした。

アンドリューが助けに入ると、サブリナが戻ってきますが、アンドリューは彼女を撃ちます。

レナードはサブリナの死体を外に運び出し、アンドリューはレドモンドの身分証を確認し、彼がオバノンであることを確信します。

テレビには航空機が墜落する映像が流れ、レナードはアナウンサーのセリフを先に話します。

アンドリューはテレビ画面を割り、「これが偶然だというのか?」と問いかけます。

 

黙示録の四騎士

エリックはレナードたちの話を真剣に考え始め、レナードの最期の話に耳を傾けます。

レナードは、自分が死んだ後数分間しかチャンスがないと言い、どちらかが犠牲になるしかないと言います。

そして自ら首を切って絶命します。

雷鳴が轟き、エリックは「4人の訪問者は黙示録の四騎士のようだ」と言い、自分が犠牲になると言います。

アンドリューは狼狽し、自分が犠牲になると言いますが、エリックは未来のビジョンを見てアンドリューを説得します。

そして森の中に銃声が響き渡ります。

アンドリューはウェンを迎えに行き、彼女は「エリックパパは世界を救った?」と尋ねます。

アンドリューは涙を流し、ふたりは森を歩きレナードたちの車を見つけます。

 

ブギー・シューズ

ロードサイドのレストランに立ち寄ります。

テレビからは災害が止まったというニュースが流れ、奇跡を喜ぶ声が聞こえます。

再び車に戻ると、レナードのバスケチームの写真やサブリナの正看護師の身分証、エイドリアンの写真が見つかります。

アンドリューが音楽をかけると、「ブギー・シューズ」のメロディが流れ、彼らは再び車を走らせます。

 

映画「ノック 終末の訪問者」ラストシーンの意味と考察や感想

映画「ノック 終末の訪問者」のラストシーンには多層的な意味が込められています。

エリックが自らの命を犠牲にする決断を下したシーンは、愛する家族を守るための究極の選択を象徴しています。

エリックの自己犠牲は、愛の力がどれほど強力であるかを示し、彼が見た未来のビジョンがその愛と信念の正しさを証明しています。

映画全体を通して、信仰と疑念の対立が描かれています。

エリックは訪問者たちの話を信じ、自己犠牲を選びましたが、アンドリューは最後まで疑念を抱き続けました。

エリックの信仰が世界を救ったと示唆される一方で、観客には信じるかどうかの判断が委ねられています。

この点は、観客自身が信仰と疑念のどちらを選ぶかを問いかける形になっています。

訪問者たちは黙示録の四騎士を象徴しており、各々が異なる人間の側面を表しています。

レナードは導きを、サブリナは癒しを、エイドリアンは養いを、レドモンドは恨みを象徴しています。

これにより、人類の様々な側面が試練に直面していることが暗示され、映画のテーマに深みを加えています。

社会的・政治的なメッセージもこの映画には込められています。

ゲイの両親とその家族という設定は、現代社会の多様性と包摂性を反映しています。

どのような家族構成であっても、その絆と愛が世界を救う力を持っているというテーマは、映画全体を通して強調されています。

 

感想

映画「ノック 終末の訪問者」は、スリリングなストーリー展開と深い哲学的テーマが融合した作品です。

エリックの自己犠牲というクライマックスは感動的であり、観客に強い印象を残します。

訪問者たちの正体や動機、そして彼らが見せる終末のビジョンに対する解釈の余地があることで、映画は単なるホラーやスリラーを超えた深みを持っています。

ラストシーンの意味を考えることで、映画が問いかけるテーマについてより深く理解することができました。

 

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まとめ


今回の記事では、映画「ノック 終末の訪問者」ネタバレを解説しました。

映画「ノック 終末の訪問者」は、家族の命か世界の滅亡か、究極の選択を迫られる一家を描くサスペンススリラーです。

『シックス・センス』のM.ナイト・シャマラン監督による先の読めない物語に引き込まれます。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

 

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