映画「思い、思われ、ふり、ふられ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「思い、思われ、ふり、ふられ」は、2020年日本映画|咲坂伊緒の“青春三部作”の最終章となる人気少女コミックを三木孝浩監督が実写映画化しました。

4人の男女のすれ違う“片想い”を優しく包み込む青春ラブストーリー!

そこで今回の記事では、映画「思い、思われ、ふり、ふられ」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「思い、思われ、ふり、ふられ」解説

明るく社交的な朱里、内向的でうつむきがちな由奈、クールな理央、爽やかで天然な和臣。

全くタイプが違う4人は、同じマンションに住み、同じ学校に通う高校1年生。

1人の告白をきっかけにそれぞれの感情が複雑に絡み、相手を思えば思うほどすれ違ってしまう。

 

キャスト

  • 山本朱里:浜辺美波
  • 山本理央:北村匠海
  • 市原由奈:福本莉子
  • 乾和臣:赤楚衛二
  • 我妻暖人:上村海成
  • 亮介:三船海斗
  • 乾聡太:古川雄輝
  • 朱里の母:戸田菜穂

 

スタッフ

  • 監督:三木孝浩
  • 原作:咲坂伊緒
  • 音楽:伊藤ゴロー
  • 脚本:米内山陽子、三木孝浩

映画「思い、思われ、ふり、ふられ」ネタバレ・あらすじ

映画「思い、思われ、ふり、ふられ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

出会い

引っ込み思案な女の子、由奈は、同じマンションに引っ越してきたばかりの朱里と出会います。

転校の多かった朱里は社交的で現実的な性格を持ち、すぐに由奈の唯一の友だちとなります。

対照的に、由奈は夢見がちで男の子と話すのが苦手ですが、幼なじみの和臣だけには自然に話せます。

ある日、由奈が朱里の部屋に遊びに行くと、そこで出会った理央に驚きます。

理央は由奈が幼いころから憧れていた絵本の王子様にそっくりだったからです。

理央は朱里の弟で、同じ高校の一年生だと説明されます。

朱里は二人が仲良くなるようにと、三人で勉強することを提案し、わざと理央と由奈を二人きりにします。

 

理解と急接近

緊張しながらも由奈は理央と恋の話をします。

理央は「ダメならきちんと断られた方が良い、自分は告白すらできない」とつぶやきます。

実は理央と朱里は親同士の再婚で姉弟となっただけで、血のつながりはありません。

由奈は理央の告白できない相手が朱里であることを理解します。

一方、朱里は外で和臣と会い、会話を通じて彼に興味を持つようになります。

理央と和臣は初対面でもすぐに仲良くなりますが、朱里と和臣が急接近している様子を見た理央は複雑な思いを抱きます。

同時に、由奈も理央を好きになってはいけないと思い悩みます。

 

告白と失恋

ある日、理央と由奈は図書館で勉強している帰り道に雨に降られ、雨宿りをします。

そこで理央は朱里に告白できなかった理由を由奈に打ち明け、由奈にも同じ苦しみを味わわせたくないと考え、好きな人に告白するよう勧めます。

勇気を出した由奈は理央に告白しますが、返事は「ごめん」でした。

それでも由奈は「聞いてくれてありがとう」と答えます。

体育の授業中、朱里が倒れてしまい、和臣がお姫様だっこで保健室に運びます。

この出来事を知った理央は心中穏やかではありません。

その日の帰り、理央は傘を持って朱里を迎えに行き、和臣のことが好きなのか尋ねます。

朱里は「姉弟でそんな話したくない」と答え、理央は「なりたくてなったわけじゃない!」とイラ立ち、朱里にキスしてしまいます。

朱里は「こんなことで今までの努力をムダにするな!」と怒ります。

実は朱里は母親に配慮し、家庭内の空気を壊さないように毎日気をつかって生活していたのです。

 

理央の苦悩

この出来事以降、朱里は理央を避けるようになります。

由奈は理央からそのことを聞きショックを受けますが、理央の苦悩を知ります。

理央は、両親の再婚前に朱里に告白しようとしてメッセージを送ったものの、朱里のスマホが水たまりに落ちて壊れ、思いを伝えられないまま家族として紹介されたことを打ち明けます。

理央は学校で朱里と強引に話をしようとします。

その様子をからかう男子生徒を和臣が制します。

その場を離れようとする朱里に決定的な言葉を言いそうになる理央を必死で止め、連れ出したのは由奈でした。

実は由奈は、理央の話を聞いたあと、朱里を呼び出して告白未遂の日のことを聞いていたのです。

 

真実と謝罪

朱里は実際には理央からのメッセージを見ていました。

告白されると思い公園に向かおうとしたとき、母が再婚相手を連れて帰ってきました。

その男性が理央の父親だと知り、朱里は理央の告白を聞いてはいけないと瞬間的に判断し、わざとスマホを水たまりに落として壊し、メッセージを読んでいないことにしました。

理央の父のスマホを借りて明るく理央に電話し、顔合わせの店で弾けるような笑顔で理央を迎えました。

自分のことしか考えていないと由奈に指摘された理央は、朱里の思いを無駄にしないように、母の前で明るく朱里に謝ります。

後日、理央は由奈にお礼を言い、彼女を目で追う自分に気づきます。

一方、朱里は和臣に近づくため、おすすめの映画を聞き、DVDを借りることにします。

和臣の家では、夢のために大学を辞めた兄が荷物を取りに帰ってきており、家族間の葛藤が描かれます。

 

夏祭りでの出来事

夏休みに由奈、朱里、理央、和臣の四人でお祭りに出かけます。

浴衣姿の朱里にドキッとする和臣ですが、朱里の告白に対してノーと答えます。

和臣は理央が朱里にキスするのを目撃しており、自分の気持ちを抑える決心をしていたのです。

 

 文化祭での再会

文化祭では、朱里と和臣が同じ係になります。

和臣は朱里をモデルに写真を撮りながらも、夏祭りのことを気にしないようにと言われます。

文化祭の日には朱里の元カレ、亮介が現れ、朱里を非難して去ります。

落ち込む朱里に由奈から緊急LINEが届き、我妻に告白されたが断ったと伝えます。

由奈は理央に感謝の気持ちを伝えたいと朱里に背中を押してもらいます。

一方、理央は王子様のコスプレをしており、我妻と由奈を見て焦り、由奈に告白するために追いかけます。

校内を走り回った末に理央と由奈は出会い、由奈は感謝の気持ちを伝えます。

理央は「由奈を探してた」と告白し、二人は紙吹雪の中で見つめ合います。

その様子を和臣がカメラに収めていました。

 

悩みとクリスマス

冬になり、理央と由奈はラブラブですが、朱里は母から離婚の話を聞かされ悩んでいました。

バイト先からクリスマスケーキを持ち帰った朱里は、和臣の家で両親のケンカを目撃し、和臣を高台の公園に誘い二人でクリスマスパーティをします。

そこで将来の夢について話し合い、朱里は通訳に、和臣は映画をつくる仕事がしたいと語ります。

和臣の映画DVDが親によって捨てられ、和臣は夢を諦めようとします。

朱里が励まそうとしますが、和臣は拒絶し、朱里は走り去ってしまいます。

 

山本家の家族会議

父のアメリカ転勤が決まり、家族会議が開かれます。

朱里は家族を守るために自分もアメリカに行くと宣言します。

由奈は朱里の母に朱里の気持ちを聞いてほしいと懇願し、朱里は部屋で涙を流します。

その後、朱里は母と仲直りし、話し合いの時間を持ちます。

 

晴れやかで幸せな笑顔

理央は学校で和臣を呼び出し、アメリカ行きについて話します。

和臣が煮え切らない態度を示すと、理央は突き放します。

和臣は朱里からのプレゼントと応援メッセージを受け取り、兄に電話して自分の思いを伝え、両親に映画をつくる仕事がしたいと告げます。

和臣は朱里を高台に呼び出し、朱里に礼を言います。

朱里はアメリカに行くと話し、二人は思いを確認し合い、恋人同士になります。

理央と由奈も合流し、四人は晴れやかで幸せな笑顔で日の出を迎えます。

 

映画「思い、思われ、ふり、ふられ」ラストシーンの意味と考察や感想

ラストシーンでは、主人公の恋が叶わなかったことを受け入れ、友人たちとの絆を大切にする姿勢が描かれています。

特に主人公の一人が恋愛に対して新たな理解を得ることで成長し、自己受容のプロセスを経験する場面があります。

主人公たちはそれぞれの恋愛模様を見守りながら、友情の大切さを再確認します。

特に三角関係が複雑に絡む中で、友人同士の理解と支えが描かれています。

ラストシーンは、友情が恋愛に優る場面を象徴しています。

春の訪れと共に、登場人物たちはそれぞれ新たな一歩を踏み出します。

恋愛での挫折や葛藤を経ても、彼らはそれぞれの人生に向かって前向きに進んでいく決意を示します。

ラストシーンは、未来への希望と可能性を感じさせる描写です。

映画のラストシーンは、物語の終わりと同時に新たな始まりを示唆しています。

登場人物たちは過去の経験から学び、新しいステージへと進んでいく姿が描かれています。

それぞれの恋愛が終わりを迎えつつも、新たな成長や経験を積んでいくことが示されています。

 

感想

映画「思い、思われ、ふり、ふられ」は、青春期特有の葛藤と成長をリアルに描いた作品でした。

物語の中心にある主人公たちは、恋愛や友情を通じて自分自身と向き合い、成長していく姿が感動的でした。

特に印象に残ったのは、登場人物たちの心の葛藤や混乱がリアルに描かれていた点です。

主人公の春希や綾音、そして周囲の友人たちは、それぞれの恋愛での喜びや失望、そして自己のあり方について真剣に向き合っています。

特に、主人公の春希が自分の気持ちや他者への対応に迷い、成長する過程が丁寧に描かれていたのが印象的でした。

また、春希と綾音の関係や友人たちの支え合いが、物語全体に温かみを与えていました。

彼らが直面する恋愛や友情の壁を超えて、成長していく姿には、観ている側も共感し、励まされる気持ちが湧きました。

さらに、映画の終盤では、それぞれの決断や未来への歩みが描かれています。

登場人物たちがそれぞれの道を選び、成長していく姿は、観る者に希望と勇気を与えてくれる内容でした。

特に、ラストシーンでの春希の成長と決意は、感動的で、自分自身の人生にも重ねて考えさせられました💦

 

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まとめ


今回の記事では、映画「思い、思われ、ふり、ふられ」ネタバレを解説しました。

映画「思い、思われ、ふり、ふられ」は、2020年日本映画|咲坂伊緒の“青春三部作”の最終章となる人気少女コミックを三木孝浩監督が実写映画化しました。

4人の男女のすれ違う“片想い”を優しく包み込む青春ラブストーリー!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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