映画「聖なる鹿殺し」は、幸せな家族が謎の少年によって「4つの悲劇」に見舞われる、新感覚不条理スリラーです。
神の目のように俯瞰する構図、心理的圧迫感を強める音楽など、独特の間と編集によって不穏な世界観を描いた作品です。
そこで今回の記事では、映画「聖なる鹿殺し」ネタバレ・あらすじ!マーティンの力の考察や感想を紹介していきます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「聖なる鹿殺し」解説
美しい妻と2人の子供に恵まれ、幸せに暮らす心臓外科医・スティーブン。
彼は父親を亡くした少年・マーティンを気に掛け、ある日家に招待する。
すると、子供たちが突然歩けなくなり、目から血を流すなど、奇妙な出来事が次々と起こり始め…。
キャスト
- スティーブン:コリン・ファレル
- アナ:ニコール・キッドマン
- マーティン:バリー・キオガン
- キム:ラフィー・キャシディ
- ボブ:サニー・スリッチ
- マーティンの母:アリシア・シルヴァーストーン
- マシュー:ビル・キャンプ
スタッフ
- 監督:ヨルゴス・ランティモス
- 脚本:ヨルゴス・ランティモス。エフティミス・フィリップ
- 製作:エド・ギニー、ヨルゴス・ランティモス
映画「聖なる鹿殺し」ネタバレ・あらすじ
映画「聖なる鹿殺し」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
スティーブン・マーフィー
オハイオ州シンシナティに住む心臓外科医のスティーブンは、眼科医の妻アナと16年の結婚生活を送り、娘キムと息子ボブの4人家族です。
スティーブンはある日、16歳の少年マーティン・ラングと出会い、彼に贈り物をしたり食事を奢ったりするようになります。
実は、マーティンの父親はスティーブンの患者であり、手術中に死亡しました。
その際、スティーブンは酔っており、これが原因で父親を死なせたのではないかと罪悪感に苛まれていました。
ある日、スティーブンはマーティンを自宅に招待し、家族全員が彼を暖かく迎え入れました。
年頃のキムはマーティンに淡い想いを抱くようになります。
自宅に招待
次に、マーティンはスティーブンを自宅に招待し、母親を交えて食事をします。
食事後、三人でテレビを観ていると、マーティンの母親がスティーブンを露骨に誘惑してきました。
スティーブンはこれを拒絶し、急いでその場を立ち去ります。
翌日、突然マーティンが体調不良を訴え始め、スティーブンは検査をすることにします。
しかし、週明けになると今度は息子のボブが体調不良を訴えました。
病院で検査を受けるも、身体に異常は見られませんでした。
その後、マーティンはボブの病室を訪れ、スティーブンに「あなたは僕の家族を一人殺した。だからあなたの家族から一人殺さなければならない。さもなければ全員が病気で死ぬことになる」と告げました。
真実を訴える
スティーブンはマーティンを追い出しましたが、ボブの容態はどんどん悪化していきました。
スティーブンとアナはボブに付きっきりで看病し、様々な検査を受けさせましたが、原因は不明のままでした。
一方、キムはマーティンを誘惑しようとしましたが、彼は応じませんでした。
しかし、その後キムもボブと同じ症状で倒れ、同じ病室に入院しました。
キムにも異常は見つからず、二人は完治しないまま退院させられました。
事態の深刻さを悟ったスティーブンはアナにマーティンとの出来事を打ち明け、アナはマーティンと対峙しますが、彼は理由を語ろうとはしませんでした。
キムかボブか
スティーブンはマーティンを自宅に監禁し、猟銃を突き付けて脅しましたが、マーティンは「早く誰を殺すか選べ」と繰り返すばかりでした。
その間、キムとボブの体調はさらに悪化していきました。
悩んだアナは、まだ子供を産めるので、キムかボブのどちらかを選ぶしかないとスティーブンに提案しました。
結末
アナはマーティンを解放し、精神的に追い詰められたスティーブンは、アナと子供たちに白い布を被せて拘束し、目隠しをして猟銃を撃ちました。
ボブが被弾して死亡し、その後キムの体調は回復していきました。
後日、スティーブンはアナとキムを連れて外出し、そこにマーティンが現れました。
スティーブンはマーティンとは目を合わせることもなく、言葉も交わさずにその場を立ち去りました。
映画「聖なる鹿殺し」マーティンの力の考察や感想
マーティンの力は、彼がスティーブンに対してかけた呪いのように見えます。
マーティンは、自身の父親の死をスティーブンの過失と捉え、その報復として彼の家族に災いをもたらします。
これは、古代ギリシャの悲劇に見られるような「因果応報」のテーマを彷彿とさせます。
マーティンの力が実際に超自然的なものなのか、単なる心理的な影響なのかは解釈が分かれます。
スティーブンとその家族が次第に追い詰められていく様子は、彼らの罪悪感と恐怖が物理的な病として現れているようにも見えます。
この視点から見ると、マーティンの力は一種の心理的暗示とも言えるでしょう。
マーティンは、スティーブンの罪悪感を具体化した象徴的な存在とも考えられます。
彼の行動や言葉は、スティーブンに対する道徳的な裁きの役割を果たしており、スティーブンの内面の葛藤を映し出しています。
感想
「聖なる鹿殺し」は、観る者に強烈なインパクトを与える作品です。
その独特な雰囲気と緊張感は、ヨルゴス・ランティモス監督の手腕によるものでしょう。
コリン・ファレルやニコール・キッドマンをはじめとするキャスト陣の演技は非常に印象的です。
特に、バリー・コーガン演じるマーティンの冷徹で不気味な存在感は、物語に深い不安感を与えています。
映画は、視聴者に倫理的な問いかけをします。
スティーブンの選択、そして彼の家族に対する責任は、観客自身の価値観や道徳観を揺さぶります。
どのようにして罪を償うべきか、そしてその償いが他者にどのような影響を与えるのかを考えさせられます。
ランティモス監督の特徴的なカメラワークと音響設計は、映画の不気味さと緊張感を一層引き立てます。
静かなシーンの中にも緊張が張り詰めており、最後まで引き込んで離れませんでした。
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まとめ
今回の記事では、映画「聖なる鹿殺し」ネタバレを解説しました。
映画「聖なる鹿殺し」は、幸せな家族が謎の少年によって「4つの悲劇」に見舞われる、新感覚不条理スリラーです。
神の目のように俯瞰する構図、心理的圧迫感を強める音楽など、独特の間と編集によって不穏な世界観を描いた作品です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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