映画「ウォッチメン」は、2009年|アメリカ
映画「ウォッチメン」解説
世界のさまざまな重要事件に関わってきたヒーロー集団・ウォッチメンの一員だった「コメディアン」が何者かによって殺された。
事件に違和感を覚えたウォッチメンのメンバー・ロールシャッハは、かつての仲間たちと共に真相を突き止めようと奔走するが…。
キャスト
- ローリー・ジュスペクツィク(シルク・スペクター):マリン・アッカーマン
- ジョン・オスターマン(DR.マンハッタン):ビリー・クラダップ
- エイドリアン・ヴェイト(オジマンディアス):マシュー・グード
- サリー・ジュピター(初代シルク・スペクター):カーラ・グギーノ
- ウォルター・コバックス(ロールシャッハ):ジャッキー・アール・ヘイリー
- エドワード・ブレイク(コメディアン):ジェフリー・ディーン・モーガン
- ダン・ドライバーグ(ナイトオウル):パトリック・ウィルソン
- ホリス・メイソン(初代ナイトオウル):スティーヴン・マクハティ
- エドガー・ジャコビ(モーロック)マ:ット・フルーワー
- ジェイニー・スレイター:ローラ・メネル
スタッフ
- 監督ザック・スナイダー
- 原作:デイヴ・ギボンズ
- 音楽:タイラー・ベイツ
- 脚本:デヴィッド・ヘイター、アレックス・ツェー
映画「ウォッチメン」ネタバレ・あらすじ
映画「ウォッチメン」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
ヒーローたちの活動は禁止
ある夜、一人の男が何者かによって殺害されます。
部屋に残された写真には、その男が大統領と握手している姿が写っていました。
警察はこの男が誰であるか分からずにいましたが、実は彼は「コメディアン」と呼ばれる元ヒーローでした。
ただでは死なないはずの彼が殺されたことに疑問を抱いた元ヒーローの「ロールシャッハ」は、コメディアンの死の真相を突き止めるために単独で調査を開始します。
彼は、ヒーロー狩りの可能性を感じ取ります。この時代、とある条例によりヒーローたちの活動は禁止されていました。
1980年代
世界は核戦争の恐怖に怯えており、終末時計は5分前を指していました。
アメリカはソ連の攻撃に備えていましたが、その抑止力として存在しているのは、神と崇められる「Dr.マンハッタン」でした。
人間を超越した存在である彼は、戦争を終わらせるために研究に日々励んでいました。
共に研究を行っていたのは、元ヒーローであり、アメリカ一の財政力を持つ「オジマンディアス」でした。
彼もまた、世界平和のために身を捧げていました。
コメディアンの死
そんな中、コメディアンの死の知らせが二人の元に伝えられます。
しかし、コメディアンに対して強い恨みを抱いていた二人は、彼の死に対して特に驚いた様子を見せませんでした。
Dr.マンハッタンの孤独とローリーの離別
Dr.マンハッタンは人間との関わりを絶っていましたが、唯一の繋がりである恋人ローリーも彼の失われつつある人間性に耐えきれず、彼の元を去ってしまいます。
行き場を失ったローリーは、かつての仲間であり元ヒーローのダニエルの元へ向かい、再会を果たします。
これを機に二人の距離は近づきます。
ロールシャッハの調査
コメディアンの死を捜査していたロールシャッハもダニエルの元を訪れます。
二人はある人物、オジマンディアスに対して不信感を募らせ、それは確信へと変わります。
オジマンディアスの陰謀
ダニエルたちは氷の大地にあるオジマンディアスの基地へ向かいます。
オジマンディアスこそがコメディアンを殺した犯人であり、その事件の真相が明らかになります。
彼の説明を受けようとしたその時、街で大規模な爆発が起こります。
それはまるでDr.マンハッタンのワープ時の衝撃波そのものでした。
オジマンディアスはこの衝撃波を利用し、爆発を引き起こしたのです。
その結果、何百万人もの犠牲が出ました。
世界平和の代償
この大爆発の結果、ロシアとアメリカは手を組むことになり、オジマンディアスの考えた世界平和が実現しました。
しかし、その平和は多大な犠牲の上に成り立っていました。
犯人とされたDr.マンハッタンはこの事実を受け入れ、地球から姿を消します。
映画「ウォッチメン」考察と感想
「ウォッチメン」は従来のヒーロー像を覆す作品です。
ヒーローたちは完璧な存在ではなく、むしろ人間的な弱さや欠点を持っています。
例えば、ロールシャッハの過激な正義感、コメディアンの無慈悲さ、Dr.マンハッタンの人間性の喪失などが描かれています。
これにより、ヒーローの複雑さや現実性が強調されています。
作品は冷戦時代の核戦争の恐怖を背景にしており、政治的・社会的なテーマが色濃く反映されています。
オジマンディアスの計画は、多大な犠牲を伴うものの、結果的に世界平和を実現します。
このような道徳的ジレンマは、政治家や指導者の決断がもたらす影響について考えさせられます。
「ウォッチメン」は道徳的な曖昧さを探求しています。
オジマンディアスの計画は数百万人の命を奪うものでしたが、その結果、冷戦を終結させました。
これが正しい行いなのか、それとも巨大な犯罪なのかは明確にされていません。
このようなテーマは視聴者に深い思考を促します。
Dr.マンハッタンは、人間を超越した存在であり、彼の視点からは人間の感情や道徳は取るに足らないものとなっています。
彼の冷徹な論理や感情の欠如は、科学技術が人間性を凌駕した時に何が起こるのかを象徴しています。
また、映画版「ウォッチメン」は、アラン・ムーアとデイヴ・ギボンズによる原作コミックを基にしています。
映画は原作に忠実でありつつも、映像化に伴う改変もあります。
特にエンディングは異なっており、原作を読んだ人にとっては興味深い比較材料となります。
映画のビジュアルスタイルや音楽も作品の魅力の一つです。
ダークで重厚な映像美や、時代背景を反映した音楽は、物語の緊張感や雰囲気を一層高めています。
感想
映画「ウォッチメン」は、私にとって非常に印象深い作品でした。
この映画は従来のスーパーヒーロー映画とは異なり、暗く、複雑で、深い哲学的テーマを扱っています。
まず、登場人物たちの人間臭さに深く共感しました。
彼らは完璧なヒーローではなく、各々が持つ欠点や過去のトラウマによって描かれています。
特に、コメディアンやロールシャッハといったキャラクターの複雑さには、一層物語に没入させられました。
彼らの行動や選択には、善悪の二分法ではなく、現実的な複雑さが反映されていました。
また、映画は冷戦時代の緊張感や核戦争の恐怖を強烈に表現しており、それが物語の背景として非常に効果的でした。
特に、Dr.マンハッタンの存在が人類の進歩と道徳的なジレンマを象徴するように描かれていた点が印象的でした。
彼の無関心さや超越した存在としての孤独さが、物語全体に深みを与えていました。
さらに、作品の視覚的なスタイルや音楽も、物語の雰囲気を効果的に支えていました。
特に、ダークで重厚な映像美は、原作コミックの雰囲気を忠実に再現していたと感じました。
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まとめ
今回の記事では、映画「ウォッチメン」ネタバレを解説しました。
映画「ウォッチメン」は、2009年|アメリカ
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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