映画「恍惚」ネタバレ・あらすじ！ラストシーンの意味と考察や口コミも紹介

2024年6月13日

映画「恍惚」は、エマニュエル・ベアールが妖艶な娼婦を演じたエロスドラマ。

妻の夫に対する愛情と憎悪が混濁していく様子が空恐ろしい！

そこで今回の記事では、映画「恍惚」ネタバレ・あらすじ！ラストシーンの意味と考察や口コミも紹介していきます。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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映画「恍惚」解説

ベルナールの妻・カトリーヌは、夫の誕生日のサプライズパーティに余念がなかった。

そんな彼女のもとにベルナールから、飛行機に乗り遅れたので今日は帰れないと連絡が入る。

翌朝、カトリーヌは帰宅したベルナールの携帯電話をひそかにのぞき…。

キャスト

カトリーヌ：ファニー・アルダン（日本語吹替：野沢由香里）
マルレーヌ：エマニュエル・ベアール（日野由利加）
ベルナール：ジェラール・ドパルデュー（加藤亮夫）
フランソワ：ウラディミール・ヨルダノフ（後藤敦）
カトリーヌの母：ジュディット・マーレ（定岡小百合）
テリー：ロドルフ・ポリー（川田紳司）

映画「恍惚」ネタバレ・あらすじ

映画「恍惚」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

夫の浮気とカトリーヌの疑念

物語は、外科医のカトリーヌ（ファニー・アルダン）が夫ベルナール（ジェラール・ドパルデュー）の浮気に気づくところから始まります。夫の携帯電話に残された記録を見たカトリーヌは、彼の不貞を知り、夫を問い詰めます。しかし、ベルナールから「お前が私に関心を寄せなくなったからだ」と逆に非難され、カトリーヌは愕然とします。

マルレーヌとの奇妙な契約

夫の浮気の真相を探るために、カトリーヌは診療所そばの怪しげなクラブを訪れ、マルレーヌ（エマニュエル・ベアール）という夫好みの女性を見つけます。カトリーヌは彼女に、夫ベルナールに近づき、彼が女性に何を求めているのか探り出して報告するよう依頼します。その都度、謝礼を支払うという奇妙な契約を結びます。

マルレーヌの接近と報告

マルレーヌは契約通り、ナタリーと名乗ってベルナールに接近し、会話を交わします。最初の報告では、ベルナールが仕事の話しかしないため、カトリーヌは夫に変化が見られないと安心します。しかし、二度目の報告でベルナールがナタリーと寝たと聞かされ、カトリーヌの心には嫉妬が芽生え始めます。

カトリーヌの対抗心と復讐

報告が重なるごとに、カトリーヌの嫉妬はマルレーヌそのものへの対抗心に変わります。そして、カトリーヌは夫への復讐心から、バーで出会った見知らぬ男とひと時を共にします。ナタリーから「彼が妻を捨てて一緒に暮らそうと言い始めた」と聞かされ、カトリーヌはついに夫とナタリーを対決させる決心をします。

意外な真実

カトリーヌは夫ベルナールを連れ、ナタリーをカフェに呼び寄せて対決させます。しかし、そこで明かされるのは意外な真実でした。ナタリーという存在が、実はカトリーヌ自身の幻想であり、全てが彼女の作り出した物語だったのです。カトリーヌは、自分の中に潜む欲望と不安を投影した結果として、マルレーヌを通じてそれを体現していただけでした。

映画「恍惚」ラストシーンの意味と考察や口コミも紹介

カトリーヌが自らの計画とその愚かさに気づき、夫ベルナールとの関係を再構築することで物語は終わります。最後のシーンで、カトリーヌは何事もなかったかのように家族と過ごし、家ではパーティーが開かれます。彼女の髪には、クロエの髪留めが飾られているという象徴的な終わり方が、全てが一つの幻想だったことを示唆しています。

感想

「恍惚」（Nathalie…）は、夫婦関係の複雑さと人間の内面に迫る心理ドラマであり、観る者に深い考察を促す作品です。カトリーヌの心の旅路とその結果としての成長は、多くの観客に強い印象を残すことでしょう。この映画は、単なる浮気調査の物語ではなく、自己認識と人間関係の再構築を描いた深い物語であり、そのメッセージは観る者の心に長く残ります。

口コミ評価

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]この映画でマルレーヌ役をエマニュエル・ペアーズ以外の女優がやっていたら、面白さは半減していたであろう。ミッション・インポッシブルでも気になっていた女優であったが、この映画ではエロチックな魅力が加わり、まさにはまり役と言う感じだった。昔だったら、カトリーヌ・ドヌーヴがやっていたような役である。
ストーリーは、カトリーヌが禁断の世界に次第にのめり込んでいく展開が面白かった。[/word_balloon]
[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”R” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]大輪の華の仏国女優が2人
主役をも張れる個性派男優
特に2女が醸し出す、この映画は素晴らしく、物語も整う！

べアールの独壇場の脱ぎっぷりと、いつも脱がない熟女になった、知性のアルダンの魅力は褪せない。
ドパルディーは、この2人を引き立たせるだけの、保守的な配役も、大事といえば大事。
この映画のジャケは、べアール主役級と知っていたが未見。
アルダンの本当の魅力を知って、見れたのは感慨深い。
仏国にいる、2人の大輪を、暫く、私は忘れていたのである。
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