映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」は、東野圭吾が生んだ人気キャラクター・加賀恭一郎を阿部寛が演じるTVドラマの劇場版!
原作者の東野圭吾が自ら“シリーズ最高傑作”としています。
そこで今回の記事では、映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と原作との違いを紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」解説
東京・日本橋の麒麟像の前で、胸を刺されたまま8分間も歩き続けた男性の死体が発見される。
しかし、容疑者とされる青年は逃走の際に事故に遭い、意識不明に。
被害者の行動に疑問を抱いた刑事・加賀恭一郎は捜査を進めるが、やがて意外な真実が明らかになる。
キャスト
- 加賀恭一郎:阿部寛
- 中原香織:新垣結衣
- 松宮脩平:溝端淳平
- 青柳悠人:松坂桃李
- 吉永友之:菅田将暉
- 杉野達也:山﨑賢人
- 横田省吾:柄本時生
- 青柳遥香:竹富聖花
- 黒沢翔太:聖也
- 青山亜美:黒木メイサ
スタッフ
- 監督:土井裕泰
- 原作:東野圭吾
- 音楽:菅野祐悟
- 脚本:櫻井武晴
映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」ネタバレ・あらすじ
映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
折り鶴
日本橋の麒麟像の下で、一人の男性が胸を刺されて倒れていました。
彼の名前は青柳武明。
胸に致命傷を負ったにもかかわらず、彼は誰にも助けを求めず、麒麟像まで歩き続けて息絶えました。
青柳の手からは、白い折り鶴が落とされていました。
八島冬樹
ほぼ同じ頃、八島冬樹という若者が警察官に職務質問を受けて逃走し、トラックに轢かれる事故が発生します。
八島はこの事件の容疑者として浮上しますが、意識不明の状態が続き、後に亡くなりました。
事故直前、八島は恋人の香織に「大変なことをしてしまった」と電話で告げていました。
青柳と八島
刑事・加賀恭一郎は、松宮刑事と共に、なぜ青柳が縁もゆかりもない日本橋で命を落としたのか、その足取りを追います。
一見関係のない二人に思えた青柳と八島ですが、八島が半年前まで青柳が勤めるカネセキ金属の工場で働いていたことが明らかになります。
八島は勤務中に事故に遭い、会社から労災隠しをされ、契約も切られていました。
そのため、八島が責任者である青柳を恨んでいたと推測されます。
労災隠し
青柳は一転して労災隠しの張本人として世間から非難され、家族も辛い思いを強いられます。
一方で、加賀は青柳の最近の行動を追い、日本橋で彼が七福神巡りをしていたことを突き止めます。
青柳は折鶴を奉納し、それを写真に収めていた姿が目撃されていました。
なぜ青柳がそんなことをしていたのか、その行動の意味を探ることが捜査の焦点となります。
事件の真実
捜査を続ける加賀はついに事件の真実にたどり着きます。
その真実には青柳の息子・悠人が深く関わっていました。
3年前、悠人は水泳部に所属しており、ある大会でミスをした後輩の吉永に対し、悠人と仲間たちは指導と称して夜中にプールでひどい仕打ちをしました。
その結果、吉永は溺れて植物状態となってしまいました。
しかし、悠人たちはその事故に無関係とされていました。
自責の念にかられた悠人は、別人を名乗り吉永のために折鶴を奉納していました。
青柳は息子がその事故に関わっていたことに気づき、奉納を途中でやめた悠人に代わり、毎月神社を巡っていたのです。
新たな一歩
事件当日、青柳は悠人の友人である杉野に話を聞くために会いました。
真相が暴かれることを恐れた杉野は、青柳を刺してしまいました。
そして、その直後に現場に居合わせた八島が青柳の財布やカバンを盗んでしまったのです。
青柳の死を通じて父の愛情に気づいた悠人。
八島の子供を身ごもっていた恋人の香織。
二人は麒麟像の前で、新たな一歩を踏み出す決意をします。
映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」ラストシーンの意味と原作との違いを紹介
映画『麒麟の翼』と原作の違い、水泳部の顧問の行動についての違い
原作:隠蔽の描写
原作では、水泳部の顧問が吉永が溺れた際、3人の生徒(悠人たち)を自宅に帰し、事実を隠蔽するために行動します。
顧問は、吉永が元気になっては隠蔽した事実が明らかになることを恐れ、さらに不正行為を行ったと描かれています。
具体的には、溺れた生徒を生き返らせないために再度プールに落とすなど、非常に悪質な行為をしました。
この点で顧問の行動は非常に冷酷で計画的に描かれています。
映画:隠蔽の描写
映画では、顧問が3人の生徒を自宅に帰した後の具体的な隠蔽行為については描かれていません。
顧問が溺れた吉永を再度プールに落とすといった極端な行為は映画では示されていません。
これは映画版が原作に比べて顧問の行動をややソフトに描くことで、ストーリーの流れを簡潔にし、視聴者の理解を促すためかもしれません。
顧問の心理と行動の背景
仮に顧問が「教師」としての立場を考えれば、溺れた生徒が意識を回復することは本来喜ぶべきことです。
しかし、実際には顧問は保身を優先し、3人の生徒たちを守るために隠蔽を図ります。
映画ではこの点がやや曖昧に描かれているため、顧問の行動が過度に悪質に見えないように調整されている可能性があります。
原作では顧問が隠蔽のためにさらに悪質な行為を行ったとされていますが、映画ではそのような描写はなく、ストーリーの流れが異なる形で展開されています。
この違いは、視聴者に与える印象やキャラクターの解釈に影響を与えるポイントです。
ラストシーンの意味と考察
『麒麟の翼』のラストシーンでは、真実が明らかになり、事件の核心に迫ります。
悠人の過ちとそれに関連する出来事が明らかになり、物語の謎が解き明かされます。
悠人と香織が真実を知り、それでもお互いを支え合い、新たな一歩を踏み出す姿が描かれます。
この場面は家族の絆と愛情の強さを示しており、結末がどんなに厳しいものであっても、一緒に立ち向かっていく決意を表しています。
悠人が過ちを認め、それに対する責任を果たそうとする姿が描かれます。
彼が吉永のために折鶴を奉納していたことや、父親の青柳が彼を守るために行動していたことが明らかになります。
麒麟像から再び新たな一歩を踏み出す悠人と香織の姿は、将来への希望と前進の象徴です。
彼らが過去の出来事から学び、新たな人生を歩むために力を合わせていく様子が描かれます。
『麒麟の翼』のラストシーンは、家族の絆や成長、新たなスタートへの前進などを象徴的に描いています。
同時に、過去の出来事や未解決の謎に対する興味を引き続き持たせるような終わり方でもあります。
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まとめ
今回の記事では、映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」」ネタバレを解説しました。
映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」は、東野圭吾が生んだ人気キャラクター・加賀恭一郎を阿部寛が演じるTVドラマの劇場版!
原作者の東野圭吾が自ら“シリーズ最高傑作”としています。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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