映画「着信アリ」は、2004年|日本|三池崇史が監督を務め、柴咲コウの映画初主演作となったホラーです。
そこで今回の記事では、映画「着信アリ」ネタバレ・あらすじ!考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「着信アリ」解説
ある日、女子大生・由美の友人の携帯に奇妙なメッセージが届く。
そこには、その友人に似た声で身の毛もよだつ悲鳴が録音されていた。
発信者の番号は友人本人の番号で、着信時刻は3日後。
数日後、その友人は録音と同じ悲鳴を上げて着信時刻に死んでしまう。
キャスト
- 中村由美:柴咲コウ
- 山下弘:堤真一
- 小西なつみ:吹石一恵
- 岡崎陽子:永田杏奈
- 河合ケンジ:井田篤
- 水沼マリエ:筒井真理子
- 声の出演:遠藤憲一
スタッフ
- 監督:三池崇史
- 原作:秋元康
- 音楽:遠藤浩二
- 脚本:大良美波子
- 製作:黒井和男
映画「着信アリ」ネタバレ・あらすじ
映画「着信アリ」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
謎の着信
4月16日、心理学を専攻する大学生の中村由美は、友人の小西なつみと岡崎陽子と共に合コンに参加していました。
少し遅れて到着した陽子は喪服を着ており、友人の葬儀から来たと話しました。
由美と陽子は居酒屋のトイレに向かい、陽子が私服に着替える間に由美は用を足しました。
その時、陽子の携帯に物悲しい着メロで着信がありましたが、すぐに切れてしまいました。
確認すると、着信番号は陽子自身の番号で、留守電には4月18日の深夜に陽子の声と悲鳴が録音されていました。
死の予告と恐怖の連鎖
その後、留守電と同じ日、同じ時間に陽子が電車に轢かれて死亡します。
葬儀でなつみと由美は、後輩の女子高生たちから、自分の番号からの着信で死の予告があるという話を聞きます。
この話によれば、未練を残した女性が携帯に着信を残し、その持ち主を殺すというのです。
その後、携帯のアドレスからランダムに枝葉を伸ばし、次々と人を殺していくとのことです。
死の予告電話
4月21日、陽子の彼氏だった友人が由美の前で死の予告電話の犠牲となります。
その夜、由美はなつみを自宅に招き、自分の携帯と彼女の携帯の電源を切って休むことにしました。
しかし、深夜になると、なつみの携帯に死の予告電話と画像が送られてきます。
危機感と協力者の登場
怯えるなつみを守ろうとする由美は、彼女の携帯を新しいものに機種変更しました。
マスコミが騒ぎ、なつみの取材に訪れた際、新しい携帯にも死の予告電話が着信します。
送られてきた画像には、なつみと背後から忍び寄る女の影が映し出されていました。
霊能力者からの協力を得るため、なつみがマスコミについて行ってしまい、残された由美は困惑します。
しかし、そこに謎の男・山下弘が現れ、死の予告電話について調べるために由美に協力を求めます。
由美は山下と共に独自に事件を捜査することにしました。
山下の妹と水沼マリエ
山下の妹も死の予告電話で変死しており、遺体からは口内に大玉の飴が詰め込まれていたことが共通していました。
2人は山下の妹の遺品から怪しい人物を絞り込み、水沼マリエという女性に辿り着きます。
水沼マリエは幼い2人の娘を持つ母親で、代理ミュンヒハウゼン症候群という精神病を患っていました。
長女美々子が喘息で亡くなった後、次女を施設に預けたまま行方不明となっています。
予告時間
テレビでは死の予告電話の特集が組まれ、予告時間に合わせてなつみが出演することになっていました。
由美は友人に出演を取りやめるよう説得しますが、なつみは霊能力者の力に頼ろうとします。
予告時間間際、由美と山下がテレビ局のスタジオに駆けつけると、なつみは怨霊にねじり殺されてしまいます。
新たな恐怖
予告時間が過ぎた直後、由美の携帯にも着信があり、着メロは例のものです。
予告時間は翌日の午後7時過ぎとされています。
友人の壮絶な死を目撃した由美は、朝方に自宅に戻ります。
山下が由美の自宅に付き添い、腕に煙草の火傷痕を発見します。
山下は由美が幼少期に母親から虐待されていたことを知り、彼女を抱き締めて励まします。
水沼マリエの真実
翌日、由美と山下は水沼マリエの自宅を捜査します。
自宅には家財道具がそのまま残されており、家族写真も発見されます。
山下はマリエの次女がいる施設を訪れることにし、由美には自宅に戻るよう指示します。
山下が施設を訪れると、次女は虐待の影響で言葉を話せなくなっており、何を聞いても答えてくれません。
一方、由美はマリエが通っていた病院を訪ねます。
看護師から聞いた情報では、マリエが通っていた以前の病院はまだ取り壊されておらず、廃墟として残っていると教えられます。
由美はその情報を山下に知らせますが、山下は怒り、由美にすぐに帰宅するよう指示します。
しかし、由美は廃病院に向かいます。
廃病院での対決と最終章
4月24日午後6時49分、由美は廃病院に到着します。
日が暮れて暗くなった病院は不気味に見えました。
中に入るか躊躇する由美ですが、携帯の着信音が聞こえ、山下が到着したのかもしれないと思い、中に入ります。
病院の中は暗闇に包まれており、由美は配電盤を操作して電気を点けます。
再び着信音が鳴り、今度は山下の携帯の音です。
音がする方へ向かう由美は山下の姿が見つからず、怨霊に誘い込まれて恐怖に襲われます。
由美は恐怖に震えながら逃げようとしますが、怨霊が追い詰めます。
危うく連れて行かれそうになった時、山下が到着し、泣き崩れる由美と合流します。
外に脱出しようとする2人ですが、怨霊によって更に追い込まれます。
最後の対決と結末
予告時間まであと56秒。
由美は恐慌状態に陥り、山下は苛立ちを見せます。
ふと、隣の部屋に光を見つけた山下は、水沼マリエの携帯を握った手を発見します。
その携帯から発信が行われているようでした。
山下が発信を止めると、静寂が訪れ、予告時間は過ぎて由美は死を免れたように見えました。
山下と由美は一安心しますが、山下が携帯を握っていた手を調べると、そこには死後半年が経過していると思われる水沼マリエの死体がありました。
突然、その死体が立ち上がり、由美を襲います。
山下は外に追い出され、何らかの力で再び中に入ることができません。
由美は腐ったマリエに追い詰められ、自分を虐待していた母親を思い出します。
由美はマリエを抱き締め、「もう逃げずにいい子にする」と叫ぶと、死体は力を失い倒れます。
8ミリフィルム
その後、山下は由美を自宅に送り届け、警察に後の処理を任せます。
山下はマリエの次女がいる施設へ呼び出され、次女が持っていた鞄から8ミリフィルムを発見します。
そのフィルムには、美々子が妹を傷つける映像が映っていました。
実際には病んでいたのはマリエではなく、長女の美々子だったのです。
次女は、姉が飴玉をくれたといいます。
由美の発見と恐怖
自宅に戻った由美はシャワーを浴びている間、突然時計が急速に逆回転を始めます。
髪を乾かし始めた由美がその異変に気づいたとき、山下が部屋のドアを叩いていますが、彼の声は繰り返し同じ言葉を発しているだけです。
由美はトラウマを乗り越え、ドアの覗き穴を覗き込むと、美々子の姿が見えました。
時計は19時14分まで戻り、再び時を刻み始めます。
由美は美々子に身体を乗っ取られてしまいます。
美々子の復讐と由美の変貌
山下が到着すると、由美は何事もなかったかのように振る舞い、彼に抱きつくと果物ナイフで刺します。
鏡に映った由美の姿は、美々子そのものでした。
病院で意識を取り戻した山下の傍には由美がいて、彼に口移しで飴玉を頬張らせています。
由美は満面の笑みを浮かべるのでした。
映画「着信アリ」考察や感想
携帯電話は現代社会における重要なコミュニケーション手段であり、死後もその影響が続くという設定は、テクノロジーと死の関係を象徴しています。
水沼マリエの例に見られるように、死後の予告電話が持ち主に対する呪いのようなものとして働きます。
マリエの精神病と彼女の家族に関する背景も重要です。
代理ミュンヒハウゼン症候群は、親が自らの子供に病気を装って、注意や同情を引こうとする病気です。
マリエがこの症候群を抱えていたことが、彼女の行動や精神状態に大きな影響を与えました。
映画は、彼女が抱えていた心の闇がどのように彼女の死後の行動に繋がったのかを示しています。
美々子が実際の悪役であったという事実は、映画の根底にある恐怖を一層深めます。
彼女が病んでいたのはマリエではなく、長女の美々子であったことが判明することで、物語の展開が複雑化し、観客に新たな視点を提供します。
美々子が実際には妹を傷つける人物であり、さらに彼女が由美の体を乗っ取る展開は、彼女の邪悪な意志がどれほど強いかを示しています。
感想
携帯電話の着信を通じて死が予告されるという設定が斬新で、観ている間中ずっと不安でした。
物語の中で、中村由美が過去のトラウマと向き合うシーンは心に残りました。
彼女の母親からの虐待という過去が、物語の展開に大きな影響を与えています。
由美の恐怖と内面的な葛藤がしっかりと描かれており、単なるホラー映画にとどまらず、人間ドラマとしても深い内容になっています。
また、美々子のキャラクターが持つ精神的な病が物語の中で重要な役割を果たしている点も印象的でした。
彼女の行動や影響が、物語全体に深みを加えています。
最終的に由美が美々子に身体を乗っ取られるシーンは、続編に繋がる重要な伏線が含まれており、非常に衝撃的でした。
映画のラストで、美々子の霊が由美の身体を乗っ取る展開は、次回作への期待を高めます。
死の予告電話の謎や、美々子の霊がどのように次の犠牲者を狙うのかが気になるところです。
この映画が提示する恐怖の新しい形に、続編でどのように展開していくのか非常に楽しみです。
続編に繋がる伏線
1. 美々子の影響
美々子が由美の体を乗っ取るラストシーンは、続編への伏線として機能します。由美の体を乗っ取った美々子がどのように行動するのか、そしてその影響が他のキャラクターにどう及ぶのかは、続編での主要なプロットになる可能性があります。
2. 時計の逆回転
時計が逆回転するシーンは、時間や運命の逆転を示唆しており、続編での時間や運命のテーマに繋がる可能性があります。これにより、前作で解決されなかった問題や新たな恐怖が再び表れる可能性があります。
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まとめ
今回の記事では、映画「着信アリ」ネタバレを解説しました。
映画「着信アリ」は、2011年|日本|三池崇史が監督を務め、柴咲コウの映画初主演作となったホラーです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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