映画「浅田家!」は、2020年日本映画|写真家・浅田政志が実際に参加したボランティア活動を通して制作した写真集を原案に映画化。
家族を撮り続けた写真家と彼を支えた家族の物語を描いた、笑いあり涙ありの感動作です。
そこで今回の記事では、映画「浅田家!」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「浅田家!」解説
ユニークな家族写真で木村伊兵衛写真賞を受賞した政志。
写真家として軌道に乗り始めたある日、東日本大震災が発生。
被災地に向かった彼は写真家として何ができるかを模索するなか、津波で泥だらけになった写真を洗い、持ち主に返す活動に励む人々と出会う。
キャスト
- 浅田政志:二宮和也
- 浅田幸宏:妻夫木聡
- 川上若奈:黒木華
- 小野陽介:菅田将暉
- 外川美智子:渡辺真起子
- 渋川謙三:北村有起哉
- 内海莉子:後藤由依良
- 姫野希美:池谷のぶえ
- 浅田和子:野波麻帆
- 駿河太郎
- 篠原ゆき子
- 松澤匠
- 浅田順子:風吹ジュン
- 浅田章:平田満
スタッフ
- 監督:中野量太
- 音楽:渡邊崇
- 脚本:中野量太、菅野友恵
- 製作:市川南
映画「浅田家!」ネタバレ・あらすじ
映画「浅田家!」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
三重県津市、浅田家では父・章の葬式が行われようとしていました。
幼少期
1989年、10歳の政志が家に帰ると、父が包丁でケガをし、政志自身も転んでケガをし、さらに兄も階段から転落。
浅田家の男三人が母の働く病院で手当てを受けました。
父はカメラが趣味で、毎年息子たちに年賀状用の写真を撮るのが恒例でしたが、息子たちは恥ずかしく思っていました。
12歳の誕生日に、父は政志にカメラを贈り、政志は幼なじみの若菜の写真を撮り、心からの笑顔を捉えることに成功しました。
青年期
19歳、高校卒業後、大阪の写真専門学校に進学した政志は一度も帰省せず、タトゥーを入れて戻ってきました。
“一生で一枚”の写真が必要だと言われ、家族に協力を依頼。
政志は10歳の時の病院での再現写真を撮り、学長賞を受賞し無事卒業しました。
22歳、仕事もせずブラブラしていた政志は、恋人の若菜に愛想を尽かされ、兄・幸宏がセッティングした面接をすっぽかしました。
父に励まされ、消防士の姿をした家族写真を撮影し、その後も母を「極道の妻」に、兄をレーサーにして次々とコスプレ写真を撮影。
政志は東京に行くことを決意し、兄は応援の意味で手作りのアルバムを渡しました。
東京進出と個展
政志は突然恋人の若菜の部屋を訪れ、土下座して居座るようになります。
カメラマンのアシスタントをしながら1年半、30社に写真を売り込み続けましたが、成果は出ません。
若菜の提案で個展を開くことにし、若菜が既にギャラリーを予約していたことを知ります。
個展で小さな出版社・赤々舎の社長に気に入られ、写真集の出版が決まりますが、売れ行きは芳しくありません。
しかし、木村伊兵衛写真賞を受賞することで再び自信を取り戻します。
授賞式では、政志がカメラを手にして家族写真を撮り、笑いと感動に包まれました。
病気の少年との撮影
写真集の巻末に記載された連絡先を見て、高原家から依頼が来ます。
岩手県野津町まで赴き、桜の満開に合わせて娘の小学校入学を祝う家族写真を撮影。
政志は桜吹雪を舞い散らせ、家族の笑顔を引き出しました。
次の依頼は重病の男の子とその家族です。
政志は家族のTシャツに虹の絵を描き、四人が寝転んで虹の橋を描くように写真を撮影しました。
男の子の命が長くないことを知りつつ、成長を喜ぶ母の姿を見て、政志も涙を流しました。
地震とその影響
2011年3月11日、政志は富山で個展の打ち合わせ中に地震に遭います。
東京にいる若菜からの連絡で東北の被害を知り、ニュースで野津町の壊滅的な映像を見て衝撃を受けます。
4月に野津町を訪れた政志は、高原家があった場所にガレキしかないことに絶望します。
町役場で情報を探すも手がかりがなく、泥だらけの写真を洗って干している青年、小野と出会い、一緒に作業を始めます。
小野は親友が行方不明で苦しんでおり、政志と共にリヤカーを引いてアルバムを回収しながら心情を吐露します。
政志は避難所の小学校で情報を探し、美智子という仲間と共に写真整理を続けます。
作業中、中年男性が怒声を浴びせてくるも、美智子は気にせず、小野は親友の遺体が見つかり悲しみながらも午後には作業に戻ります。
写真の意味と家族写真
政志は自分たちの活動が意味を持つことを小野に伝え、小野もその価値を感じて涙を流します。
写真整理の場所を小学校の教室に移し、ボランティアも増える中、政志は父の写真を探す少女、莉子と出会います。
莉子は政志の写真集「浅田家」に興味を持ち、中年男性が遺影写真を探しに来た場面では、男性と共に写真を探し、遂に娘の写真を見つけることができました。
その後、莉子は政志に父の写真を探してほしいと頼みますが、特別扱いはできないと断られ、怒って家を飛び出します。
政志は莉子の母にアルバムを返し、母は娘に話をすると謝ります。
政志は久しぶりに実家に戻り、父の誕生日を祝っている最中に父が脳梗塞で倒れます。
病院で兄と衝突した政志は、若菜から結婚を迫られ、家族のサポートを受けて結婚を決めます。
政志は父のリハビリを見守るため、家族写真を撮る決意をします。
父の葬式
野津町に戻り、莉子たちの家族写真のシチュエーションを決めて撮影を開始。
父の写真が残っていない理由を理解した莉子は、笑顔で家族写真を完成させます。
作業を終えた政志は町役場で高原家の無事を確認し、安心して野津町を去ります。
8年後、写真返却の活動が続けられている中、政志は父の葬式に参加し、その場でも「お葬式」というシチュエーションで家族写真を撮るのでした。
映画「浅田家!」ラストシーンの意味と考察や感想
政志が父の葬式で家族写真を撮ることは、家族の絆の強さを示しています。
過去を振り返り、父との思い出を称えると同時に、家族全員が団結して立ち向かう姿勢を表しています。
政志が撮影する「お葬式」というシチュエーションの家族写真は、時間の流れと連続性を象徴しています。
家族が過去から現在まで続いてきた歴史と絆を感じさせます。
父の葬式を通じて、政志は家族の再生と未来への希望を象徴する写真を撮ります。
家族全員がその場に集まり、父の思い出を共有することで、将来に向けて新たな一歩を踏み出す準備を整えていることを示しています。
政志が家族写真を撮ることで、悲しみや失ったものへの哀悼と共に、家族が一致団結して再び笑顔を取り戻す過程が描かれます。
これは家族の間での感情の共有と癒しの場となります。
映画全体を通じて描かれた家族の物語が、最終的にはこのラストシーンで結実します。
政志の成長と家族としての結束が、物語のテーマ性と一貫性を強調します。
感想
映画「浅田家!」は、家族の絆と成長を描いた感動的な作品でした。
物語は主人公政志を中心に、彼の家族や周囲の人々との関係を通じて展開されます。
特に印象深かったのは、以下の点です。
まず、政志が幼少期から青年期、そして成長した姿を通して、家族との絆や成長の過程が丁寧に描かれていたことです。
幼少期の家族のエピソードから、青年期の進路選択や苦悩、そして東京での個展開催や震災後の経験など、彼の人生の転機や成長がリアルに描かれていました。
次に、家族の写真を通じて物語が進行するところが印象的でした。
特に父親との関係が深く掘り下げられ、父の趣味である写真が家族の記録として重要な役割を果たしていることが感動的でした。
政志が父の葬式で家族写真を撮影する場面は、家族の絆と成長を象徴する美しいシーンでした。
また、映画全体を通じて描かれた人間ドラマが心に響きました。
登場人物それぞれが持つ個性や葛藤、そして互いに支え合う姿勢が、リアルでありながらも感動を与えてくれました。
特に、震災後の描写や政志が写真を通じて地域の人々とつながる場面は、深い感銘を受けました。
最後に、映画のテーマ性と美術面の丁寧さも称賛したいです。
撮影技術や映像の美しさが物語の深みを一層引き立て、視覚的にも心に残る印象を与えてくれました。
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まとめ
今回の記事では、映画「浅田家!」ネタバレを解説しました。
映画「浅田家!」は、2020年日本映画|写真家・浅田政志が実際に参加したボランティア活動を通して制作した写真集を原案に映画化。
家族を撮り続けた写真家と彼を支えた家族の物語を描いた、笑いあり涙ありの感動作です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
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