映画「ビバリウム」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想

映画「ビバリウム」は、2019年|ベルギー|精神が崩壊する極限のラビリンススリラー!

愛らしい画と気味の悪さがトラウマになるかも・・!

そこで今回の記事では、映画「ビバリウム」ネタバレ・あらすじ!ラストシーンの意味と考察や感想を紹介します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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目次

映画「ビバリウム」解説

新居を探すトムとジェマは、奇妙な住宅地を不動産屋から紹介される。

内見を終えた2人は帰路につこうとするが、住宅地から抜け出せなくなってしまう。

パニックに陥る2人のもとに、ひとつの段ボールが届く。

中には誰の子かわからない赤ん坊が入っていて…。

 

キャスト

  • トム:ジェシー・アイゼンバーグ
  • ジェマ:イモージェン・プーツ
  • マーティン:ジョナサン・アリス
  • ダニエル・ライアン
  • モリー・マキャン
  • セナン・ジェニングズ

 

スタッフ

  • 監督:ロルカン・フィネガン
  • 音楽:クリスティアン・エイドネス・アナスン
  • 脚本:ギャレット・シェインリー

 

映画「ビバリウム」ネタバレ・あらすじ

映画「ビバリウム」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

新居探し

カッコウが他の鳥の巣に卵を産み付け、その雛が他の雛を排除して育つ様子が描かれます。

小学校教師のジェマと恋人のトムは新居を探しに不動産屋を訪れ、セールスマンのマーティンに連れられて「ヨンダー」という新興住宅地に行きます。

全ての家が同じデザインで人がいない不気味な場所で、二人は9番の家を見学中にマーティンが突然消えます。

帰ろうとするも迷い続け、燃料が尽きて9番の家に泊まることになります。

 

 

赤ちゃん

翌朝、トムが周囲を確認すると、同じ家が無限に広がっていることに気付きます。

太陽に向かって歩いても、やはり9番の家に戻ってしまいます。

家を燃やしても、次の日には元通りになっています。

ある日、ジェマは「育てれば開放する」というメッセージと共に、段ボールに入った男の赤ちゃんを見つけます。

 

母性本能

この子供は3カ月で7歳程度の大きさに成長し、異常な成長と奇妙な態度に、トムとジェマは嫌気がさしていきます。

トムは庭の異常に気付き、穴を掘り始めます。

やがてこの行為に取り憑かれ、精神的にも体力的にも衰えます。

トムは子供を殺そうとするが、母性を感じ始めたジェマに止められます。

 

トムは穴掘り、ジェマは子供と

この事件を境に二人は別々に過ごすようになり、トムは穴掘り、ジェマは子供と過ごすようになります。

ジェマは子供が人間でないことに気付き、距離を置き始めます。

子供が青年になると、トムの体調はさらに悪化し、穴の中で頭蓋骨を見つけると容態が急変します。

ジェマは助けを求めるが、家の中の青年に無視されます。

 

私はお前の親ではない

トムはジェマの腕の中で息を引き取り、ジェマは悲しみに暮れます。

青年はトムの死体を穴に投げ込み、ジェマを攻撃して隙間に逃げ込みます。

ジェマは追いかけてパラレルワールドのような場所にたどり着き、同じ運命をたどるカップルたちを見ています。

ジェマも衰弱し、青年に死体袋に入れられる前に「私はお前の親ではない」と吐き捨てて死にます。

青年は不動産屋に戻り、老衰したマーティンの代わりに名札をつけ、新しいカップルを迎えるのでした。

 

映画「ビバリウム」ラストシーンの意味と考察や感想

映画「ビバリウム」のラストシーンは、ストーリーのテーマとメッセージを強調する重要な部分です。

 

ラストシーンの意味と考察

ラストシーンで、青年がマーティンの死体から名札を取り、新たなカップルを迎えるシーンは、このビバリウムのループが永遠に続くことを示唆しています。

次々と異なるカップルが同じ運命をたどることで、ビバリウムのサイクルが途切れることなく続いているのです。

 

親子関係の皮肉

「親は子供を育て、迎え来る死を待つだけだ」というセリフは、現実の親子関係の皮肉を表しています。

ジェマとトムは強制的に「親」として役割を押し付けられ、その役割を全うすることが彼らの生存の条件とされました。

しかし、彼らの育てた「子供」は人間ではなく、自らの滅亡を招く存在でした。

この関係性は、親が子供を育てることで自らを犠牲にする現実の親子関係を暗示しています。

 

存在の無意味さ

ジェマとトムの努力が全て無駄に終わること、そして彼らの死が何も変えないという結末は、存在の無意味さや無力感を強調しています。

彼らがどれほど努力してもビバリウムのシステムから抜け出すことはできず、全ては予め決められた運命の中で消耗されるだけでした。

 

異質な存在の恐怖

青年が人間ではないこと、そして彼の存在がビバリウムのサイクルを支える重要な役割を果たしていることは、異質な存在の恐怖を強調しています。

これは、異質な存在が我々の社会や生活にどのような影響を与えるかを暗示し、未知の存在に対する恐怖を描いています。

 

感想

「ビバリウム」は、シュールで不気味な雰囲気を持つ映画で、観客に強烈な印象を与える作品でした。

ストーリーはシンプルながらも、その背後に潜むテーマやメッセージが深く、多くのことを考えさせます。

まず、映画のビジュアルは非常に印象的でした。

ヨンダーの住宅地の無機質で規則的なデザインは、現実離れした不気味さを醸し出し、観客を不安にさせます。

この異様な雰囲気が映画全体を支配し、物語の進行とともに増していく恐怖感を効果的に引き立てていました。

主演のイモージェン・プーツとジェシー・アイゼンバーグは、それぞれのキャラクターを見事に演じていました。

ジェマの母性と絶望、トムの狂気と無力感がリアルに描かれ、彼らの演技は物語の緊張感をさらに高めました。

特に、二人の関係が徐々に崩壊していく様子は、観ていて非常に切なかったです。

現代社会の親子関係や生活の無意味さ、異質な存在に対する恐怖など、多くのテーマを扱っています。

特に印象的だったのは、「親は子供を育て、迎え来る死を待つだけだ」というセリフです。

この一言には、現実の親子関係の皮肉や無力感が凝縮されており、非常に考えさせられました。

また、映画が描くループの概念も興味深かったです。

ジェマとトムがどれだけ努力しても逃れられないビバリウムのサイクルは、人生の無意味さや無力感を象徴しており、観る者に深い印象を与えます。

ラストシーンは、映画のクライマックスであり、非常に衝撃的でした。

トムの死、ジェマの最期、そして青年がマーティンの役割を引き継ぐシーンは、全てが無情で無慈悲な世界観を描いていました。

この結末は、強烈なインパクトを与え、映画のテーマをさらに深く考えさせるものでした。

 

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まとめ


今回の記事では、映画「ジャッジ!」ネタバレを解説しました。

映画「ビバリウム」は、2019年|ベルギー|精神が崩壊する極限のラビリンススリラー!

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それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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