映画「チェンジリング」は、2008年に公開されたクリント・イーストウッド監督の感動的なドラマです。
1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を基に、母親が行方不明の息子を取り戻すために戦う姿を描いています。
そこで今回の記事では、映画「チェンジリング」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「チェンジリング」解説
- タイトル: チェンジリング
- 公開年: 2008年
- 監督: クリント・イーストウッド
- 原作: ゴードン・ノースコット事件
- 主なキャスト:
- アンジェリーナ・ジョリー（クリスティン・コリンズ）: 行方不明の息子を取り戻すために闘う母親。感情豊かで強い意志を持つ役柄を見事に演じています。
- ジョン・マルコヴィッチ（グスタヴ・ブリーグレブ牧師）: 警察の不正を暴く牧師。正義感が強く、クリスティンの闘いを支える重要な役割を果たします。
- ジェフリー・ドノヴァン（J.J.ジョーンズ警部）: 警察のリーダーであり、クリスティンに対して冷淡で権力を振りかざす人物。
- コルム・フィオール（ジェームズ・E・デイヴィス警察本部長）: 警察本部長であり、権力の座にあぐらをかいています。
1928年のロサンゼルス。
シングルマザーのクリスティンは9歳の息子と幸せな毎日を送っていたが、ある日、家で留守番をしていた息子が失踪。
それから5カ月後に発見されたとの報が入るが、クリスティンの前に現れたのは、息子によく似た見知らぬ少年だった…。
映画「チェンジリング」ネタバレ・あらすじ
映画「チェンジリング」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
消えた息子
1928年、ロサンゼルス郊外に住むクリスティン・コリンズは、妊娠中に夫に逃げられ、女手一つで9歳の息子ウォルターを育てていました。
電話会社で働きながらも、子育てをしっかりと行い、職場でも高く評価されていました。
ある日、クリスティンは急な仕事で家を離れることになり、ウォルターを一人で家に残しました。
帰宅するとウォルターが姿を消しており、必死で捜索を試みましたが、行方はわかりませんでした。
クリスティンは警察に通報しましたが、「24時間経過しないと捜索はできない」と言われ、夜を明かしてもウォルターは帰ってきませんでした。
始まり
約5ヵ月後、ロサンゼルス市警のJ.J.ジョーンズ警部から「ウォルターがイリノイ州で発見された」という知らせが入りました。
クリスティンは嬉しさと安堵で駅に向かいましたが、降りてきた子供はウォルターとは全く違う子供でした。
クリスティンはこの子供が息子でないと訴えましたが、ジョーンズ警部は「容姿が変わることもある」と一方的に言い、クリスティンを強引に帰宅させました。
クリスティンはこの子供がウォルターではないと確信し、ジョーンズ警部に再捜査を求めましたが、聞き入れられませんでした。
警察はその後、クリスティンが精神的に不安定であるとして精神病院に収容しました。
ゴードン・ノースコット事件
ロサンゼルス郡総合病院精神科には、警察に逆らったとして収容された女性たちが多数いました。
クリスティンもその中に入れられ、治療と称した拷問を受け続けました。
その頃、ロス市警のレスター・ヤバラ刑事は、不法移民の少年スタンフォード・クラークを拘束しました。
クラークはゴードン・ノースコットと共に子供を誘拐し、殺害していたことを告白しました。
ヤバラ刑事はクラークの証言をもとに、ウォルターの遺体が発見された場所を掘り起こしました。
そこからは白骨化した遺体が次々と発見され、ゴードン・ノースコット事件が発覚しました。
グスタヴ・ブリーグレブ牧師は、クリスティンの解放を求めてラジオで訴え続け、精神病院でのクリスティンの解放が実現しました。
クリスティンは息子の死を知り、深く嘆きました。
死刑判決
クリスティンは、警察に対して訴訟を起こし、グスタヴ牧師と弁護士サミー・ハーンの協力を得て、警察の不正を暴きました。
裁判では、世論がクリスティンに味方し、ジョーンズ警部は無期限の停職処分を受け、市警本部長は更迭されました。
ゴードン・ノースコットは死刑判決を受け、サン・クエンティン州立刑務所で絞首刑にされました。
結末
1935年2月27日、クリスティンに「子供が見つかった」という連絡が入ります。
クリスティンはロス市警本部に急行し、ヤバラ刑事と話すデビット少年をマジックミラー越しに見ました。
「ウォルターがいなければ、僕はあそこから逃げられなかった。…怖かったんだ。あいつ（ゴードン）が襲って来そうで。…だって、僕が黙っていたから、そのせいでみんな殺されたのかも…」とデビットは自分の恐怖と後悔を語り、両親と再会しました。
クリスティンはその姿を見て、涙を流しましたが、ウォルターの行方は依然として不明でした。
ヤバラ刑事はクリスティンに「とても勇気のあるお子さんだ」と言い、クリスティンは「希望」を持って新たな一歩を歩み始めました。
映画「チェンジリング」ウォルター 生きてる？考察
映画のラストで、クリスティンはマジックミラー越しにデビットとヤバラ刑事とのやり取りを見守ります。
デビットは、ウォルターが生きていると信じていたのに、彼がいなくなったことで自分が逃げられたという発言をします。
これは、デビットがウォルターと同じ状況に置かれていたのでしょう。
ウォルターの生死については確定的な答えが示されていません。
デビットの証言やクリスティンの反応から推測するに、ウォルターが生きていた可能性も考えられますが、確実な証拠がないため、最終的には視聴者に解釈を委ねられています。
ウォルターの運命については、映画の中では明言されていないため、見る人によってさまざまな解釈ができます。
映画「チェンジリング」感想
アンジェリーナ・ジョリーの演技がとても印象的で、クリスティンの苦悩や絶望がひしひしと伝わってきました。
最初は息子が帰ってきたと喜ぶクリスティンが、実は全く別の子供だと分かるシーンでは、本当に胸が締め付けられる思いでした。
警察がその子供をウォルターだと押し付ける姿も、当時の社会の腐敗と不正を象徴していて、非常に重いテーマが込められていると感じました。
映画の中でクリスティンが精神病院に閉じ込められる場面では、どれほど絶望していたのかがよく分かります。
自分の息子を取り戻したい一心で、何度も壁にぶつかりながらも諦めない姿に感動しました。
そして、最後にクリスティンがデビットとその両親の再会を見守るシーンは、涙なしには見られませんでした。
デビットがウォルターと同じような境遇にあったことを知り、クリスティンが息子に対する希望を抱き続けたことが胸に残りました。
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まとめ
今回の記事では、映画「チェンジリング」ネタバレを解説しました。
「チェンジリング」は、実話に基づいた感動的なドラマで、クリント・イーストウッド監督の緻密な演出とアンジェリーナ・ジョリーの力強い演技が光ります。
警察の腐敗と不正を暴くストーリーは、観る者に深い感銘を与え、正義のために立ち上がる勇気を教えてくれます。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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