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映画「エゴイスト」ネタバレ・考察|ラストの意味と伏線解説

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映画「エゴイスト」ネタバレ・考察|ラストの意味と伏線解説 映画ネタバレ・感想
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映画「エゴイスト」は、人の心のおりを深くえぐる作品で知られる松永大司監督が高山真の自伝的小説を映画化。

主演を務めた鈴木亮平の生々しい演技、宮沢氷魚のはかないたたずまいに注目。

そこで今回の記事では、映画「エゴイスト」ネタバレ・考察|ラストの意味と伏線について解説します。

それでは最後までお読みください(^▽^)/

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映画「エゴイスト」解説

14歳で母を失い、田舎町で本当の自分を隠して思春期を過ごした浩輔。

今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。

そんな彼がシングルマザーの母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナー・龍太と出会い…。

 

キャスト

  • 斉藤浩輔:鈴木亮平
  • 中村龍太:宮沢氷魚
  • 斉藤しず子:中村優子
  • 中学時代の浩輔:和田庵
  • 浩輔の友人:ドリアン・ロロブリジーダ
  • 斉藤義夫:柄本明
  • 中村妙子:阿川佐和子

スタッフ

  • 監督:松永大司
  • 原作:高山真

 

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映画「エゴイスト」ネタバレ

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映画「エゴイスト」ネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

序章

「エゴイスト」の物語は、女性雑誌の編集者である斉藤浩輔(鈴木亮平)が中心となって展開しています。

浩輔は仕事に燃える30代の男性で、同性愛者である彼は仲間たちとの飲み会で日々を楽しんでいます。

ある日、少し体型が気になり始めた浩輔は仲間たちにからかわれますが、その後、パーソナルトレーナーに連絡を取ることを決意します。

また、母の命日に田舎の実家に帰る際には、かつて自分をいじめていた同級生に見せつけるような気持ちでブランド服を着こみます。

 

中村龍太

一方、パーソナルトレーナーの中村龍太(宮沢氷魚)は、美しい青年でありながら、真面目でちょっとドジな一面も持っています。

龍太は母と二人暮らしで、トレーナーの勉強を独学で行いながらバイトをして生計を立てています。

浩輔は龍太のことを思い続け、〝売り〟のサイトを調べて龍太の写真を見つけます。

龍太は浩輔からの電話を無視し、仕事を続けます。

ある日、龍太がホテルの一室に向かうと、そこには浩輔が立っていました。

浩輔は龍太に思いを伝え、彼ら母子を支えるために月10万円で専属になってほしいと提案します。

龍太は感極まり、その提案を受け入れるのでした。

 

本当の仕事

龍太が廃品回収の仕事を始めたため、浩輔はひとりでトレーニングに励むことになりました。

疲れた身体を休めるために浩輔の部屋にいた龍太は、夜中にも厨房の洗い場で働いていました。

心配する浩輔に対し、龍太は母親に本当の仕事について話せることがうれしいと笑いました。

そんな龍太に浩輔は、もう着なくなったジャケットを一着プレゼントしました。

 

安らぎ

ある日、いつもとは違う地味な服装の浩輔は龍太とともに彼のアパートを訪れます。

龍太の母・妙子に招待されたからで、彼女は手作り料理で浩輔をもてなしてくれました。

あたたかな母親の味に浩輔は安らぎを感じ、三人で写真を撮ったりと楽しい時間を過ごしました。

そして帰宅した浩輔は、お土産に渡された手料理のタッパーウェアを冷凍庫にしまうのでした。

 

母が倒れた

昼夜を問わず働く龍太は、浩輔の部屋でソファに座って疲れ果てて眠り込んでいます。

気遣いながら、浩輔は龍太の荒れた手にハンドクリームを塗ります。

浩輔から受け取った現金を封筒に入れて持ち帰ろうとする龍太に対し、浩輔は笑って「いいから」と送り出します。

しかし、外に出た龍太には母が倒れたとの知らせが待っていました。

 

ふたりで頑張ろう

妙子のヘルニアが悪化し手術が必要となります。

龍太のもとへ駆けつけた浩輔は彼を励まし、自分の母親に何もできなかったと後悔しています。

数日後、不安そうな龍太にお金を渡し、「これを使って」と助言します。

さらに、退院後の通院のために中古車を買う提案も行います。

龍太は申し訳ないと言いつつも、ふたりで頑張ろうと前向きな姿勢を見せます。

 

海へドライブに行こう

ある日、ふたりは部屋で珍しくシャンパンを飲みながらリラックスしています。

浩輔は亡くなった母の話をし、龍太は笑顔で天国で再会できるかもしれないと言います。

龍太は浩輔を撮影しながら幸せな時間を過ごし、眠り込んだ龍太のことを浩輔は愛おしそうに撫でています。

翌朝、龍太はコーヒーを淹れ、もう一つ椅子を用意して「ここでコーヒーを飲みたい」と話し、納車されたら海へドライブに行こうと提案します。

 

龍太の死

日曜日の朝、妙子はお弁当を作りながら、起きてこない龍太に声をかけます。

その頃、浩輔は納車された軽自動車に乗り込み、ウキウキしながら龍太を待っています。

しかし、なかなか来ないので龍太のスマホに電話をかけると、出たのは妙子でした。

彼女は深刻な口調で龍太が亡くなったことを伝え、浩輔は混乱します。

龍太の通夜会場にやってきた浩輔は、焼香後に泣き崩れ、通夜の余韻に身を任せて静かな部屋で休みます。

参列客が去った後、妙子が現れ、浩輔は彼女に謝罪します。

しかし、妙子は浩輔に謝る必要はないと言い、龍太も彼を救ってくれたと感謝の言葉を残していたことを伝えます。

そして、「大切なのはお互いが幸せであることだ」と述べ、改めて浩輔に礼を述べるのでした。

 

命日ではない日

実家に帰った浩輔は、父の勧めでその夜は家に泊まることになります。

夕食を共にしながら、浩輔は母が病気になって大変だったか尋ねます。

父は大変な思いはしたことはないと答えますが、一度だけ母が涙を流しながら「別れてほしい」と言ったことがあったと告白します。

それでも、父は浩輔と母が出会ったことを受け入れ、そのままの関係を大切にすることを決意します。

 

妙子の生活も援助したい

妙子のアパートを久しぶりに訪れた浩輔は、玄関の花鉢が枯れ、部屋の照明が切れていることに気づきました。

龍太の遺影に手を合わせ、線香をあげた後、浩輔は妙子に出されたお茶を飲みながら、龍太にしていたように妙子の生活も援助したいと申し出ました。

初めは驚いた妙子でしたが、浩輔の思いを汲み取り、最終的にはその提案を受け入れることにしました。

そして、お互いにもう一方に謝ることはないと約束しました。

 

膵臓癌

その後、浩輔は妙子のもとを訪れ、彼女の世話をすることが習慣となりました。

妙子の勧めで龍太の部屋に泊まるようになり、二人の関係はより深まっていきました。

しかし、浩輔は自分の銀行口座の残高が減り続けていることを気にしており、ある時、妙子に同居を持ちかけました。

しかし、妙子はそんなことをするとバチが当たると言い、自分のわがままを聞いてほしいと頼みます。

そのため、浩輔の提案は断られてしまいました。

次の訪問時、浩輔は迷った末に高級梨を買って妙子のアパートに向かいますが、返答がありません。

近所の人に妙子が一週間前から入院していることを聞き、浩輔は病院に駆けつけます。

妙子は浩輔を外に連れ出し、ステージ4の膵臓癌であることを告げます。

その事実に浩輔は深く謝罪し、妙子を困惑させます。

 

ラストシーン

自分が龍太を多く働かせたせいで、妙子の癌が発見されるのが遅れたと責める浩輔に、妙子は「あなた、何も謝る必要ない」と諭います。

「あなた、龍太も、私のことも愛してくれたでしょ?」と問われた浩輔は、愛が何なのか理解できないと答えます。

妙子は逆に、彼らが愛だと思っているならそれでいいと励まします。

妙子の容態が日に日に弱っていく中、浩輔は笑顔を作りながら病室に入ります。

同室の女性が「息子さん?」と聞くと、妙子が自慢の息子だと答えます。

感情を抑えようと洗面所に向かう浩輔ですが、その姿が妙子に見られています。

妙子が浩輔に、天国では彼の母親が龍太の面倒を見ているだろうと言うと、浩輔も同意します。

帰宅後、浩輔は以前妙子からもらった料理を冷凍庫から取り出し、食べています。

別の日、妙子は酸素マスクをつけて眠っています。

浩輔が帰ろうとすると、妙子が「まだ、帰らないで」と言い、浩輔はその場にとどまることにします。

 

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映画「エゴイスト」ラストの意味と伏線解説

物語のラストでは、妙子が浩輔に「まだ、帰らないで」と言う場面が描かれています。

この場面は、浩輔と妙子の関係の変化と物語のテーマを象徴しています。

伏線として、物語の途中で妙子が「天国では浩輔さんのお母さんが、龍太の面倒みてくれてるわね、きっと」と言う場面がありました。

この発言は、浩輔と妙子の絆を強調するだけでなく、浩輔の母親と妙子が龍太の世話をする様子を想像させるものでした。

ラストの場面では、妙子が「まだ、帰らないで」と言うことで、浩輔と妙子の絆がより深まり、浩輔が妙子を支え続けることを示しています。

また、この場面は妙子の孤独感や不安を表現し、浩輔の存在が彼女にとって安心感をもたらしていることを示唆しています。

物語全体を通じて、浩輔と妙子の関係はお互いの支え合いや理解に基づいて発展してきました。

ラストの場面は、その関係の結実とともに、浩輔と妙子の絆がさらに深まる瞬間を描写しています。

 

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まとめ


今回の記事では、映画「エゴイスト」ネタバレを解説しました。

映画「エゴイスト」は、人の心のおりを深くえぐる作品で知られる松永大司監督が高山真の自伝的小説を映画化。

主演を務めた鈴木亮平の生々しい演技、宮沢氷魚のはかないたたずまいに注目。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

 

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