映画「ナバロンの要塞」は、1961年｜アメリカ｜グレゴリー・ペック主演の戦争アクション。
第二次世界大戦下、ドイツ軍の要塞・ナバロン島の攻略を連合軍から命じられた精鋭たちの活躍を描いています。
そこで今回の記事では、映画「ナバロンの要塞」ネタバレ・あらすじ！考察や感想を紹介します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
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映画「ナバロンの要塞」解説
ギリシャのナバロン島に設置されたドイツ軍の2門の大砲を破壊するため、6人のメンバーからなる特殊部隊が結成された。
イギリス駆逐艦がここを通過するまでに、その大砲を破壊するのが使命だ。
部隊は海からナバロン島の絶壁を登る作戦を決行する。
キャスト
- キース・マロリー大尉：グレゴリー・ペック
- ジョン・アンソニー・ミラー伍長：デヴィッド・ニーヴン
- アンドレア・スタブロス大佐：アンソニー・クイン
- ブラウン一等兵：スタンリー・ベイカー
- ロイ・フランクリン少佐：アンソニー・クエイル
- スピロ・パパディモス一等兵：ジェームズ・ダーレン
- マリア・パパディモス：イレーネ・パパス
- アンナ：ジア・スカラ
- コーン：ブライアン・フォーブス
- ミューゼル：ウォルター・ゴテル
- ジェンセン准将：ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス
- バーンズビー：リチャード・ハリス
- ベイカー少佐：アラン・カスバートソン
- グローガン曹長：パーシー・ハーバート
- 司令：アルバート・リーヴェン
- ウィーヴァー：マイケル・トラブシャウ
- ゼスラー：ジョージ・ミケル
スタッフ
- 監督：Ｊ・リー・トンプソン
- 原作：アリステア・マクリーン
- 音楽：ディミトリ・ティオムキン
- 脚本：カール・フォアマン
- 製作：カール・フォアマン
映画「ナバロンの要塞」ネタバレ・あらすじ
映画「ナバロンの要塞」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。
ケロス島の危機
第二次世界大戦中期、エーゲ海のケロス島で孤立した連合軍部隊を救出するための艦隊が、ナバロンの巨大砲台に阻まれていました。
司令部は砲台を破壊するため、マロリー大尉を中心に特殊部隊を編成します。
特殊部隊の結成
部隊には爆弾専門家のミラー、ナイフと機械の専門家ブラウン、戦闘のプロであるスピロ、そしてマロリーと縁深いアンドレアが加わります。
彼らは絶壁を登るため、おんぼろ漁船でナバロン島に向かいます。
途中、敵の巡視艇と遭遇し撃退しますが、ブラウンが敵兵を殺すことに躊躇します。
ナバロン島への上陸
嵐の中、何とか島に辿り着いた彼らは絶壁を登って島に上陸しますが、その過程でフランクリンが怪我を負い、マロリーが指揮を引き継ぐことになります。
葛藤と決断
マロリーはブラウンが敵兵を殺すのを躊躇した理由を問いただします。
ブラウンは戦争に疲れ、人殺しをやめると誓っていましたが、マロリーはそれを許さないと言い放ちます。
フランクリンの怪我が深刻であることに気づいた隊は、移動を開始しますが、フランクリンを見捨てるかどうかで意見が分かれます。
レジスタンス
隊はレジスタンスと合流し、マリアとその同志アンナと出会います。
アンナは過去に拷問を受けて失語症になっています。
フランクリンを治療するため、彼らは町に潜入しますが、病院には待ち伏せがあり、やむを得ず投降します。
脱出と敵を欺く計画
捕らえられたマロリーたちは爆薬の場所を尋問されますが、アンドレアの芝居により逆転し、敵の制服を奪って脱出に成功します。
マロリーはフランクリンが自白剤を投与されることを計算に入れ、敵を欺く計画を明かしますが、ミラーはフランクリンが拷問される可能性を非難します。
悲劇的な決断
要塞に潜入しようとする際、アンナがスパイであることが発覚します。
ミラーは彼女を非難し、アンナはスパイであることを認めます。
作戦を続行するため、マロリーはアンナを撃つことを決断しますが、最終的にマリアがアンナを射殺します。
作戦の成功
マロリーとミラーは要塞に侵入し、爆弾を大砲とエレベーターに設置します。
スピロとブラウンが戦死する中、ミラーとマロリーは海へ脱出します。
ドイツ軍が艦隊への砲撃を開始しますが、ミラーの仕掛けた爆弾が起爆し、大砲が爆発します。
新たな旅立ち
作戦の成功により、ケロス島の兵士を救出するため、艦隊が無事に向かうことができるようになります。
アンドレアはマリアと共に島に残ることを選び、ミラーとマロリーは要塞の燃え上がる光景を見つめながら成功を祝います。
映画「ナバロンの要塞」ラストシーンの考察と感想
映画「ナバロンの要塞」のラストシーンは、非常に象徴的であり、登場人物たちの内面的な変化や物語の結末を示しています。
まず、要塞の大砲を破壊するというミッションが成功し、連合軍がケロス島の兵士を救出する道が開かれます。
この成功は、マロリーとミラーが命がけで挑んだ作戦が実を結び、彼らの努力と犠牲が無駄ではなかったことを示しています。
一方で、この成功は大きな代償を伴いました。
スピロとブラウンが命を落とし、仲間を失う悲しみが残ります。
また、作戦中に明らかになった裏切りや、マロリーが仲間を守るために下さなければならなかった厳しい決断も、戦争の残酷さを際立たせています。
ラストシーンで、アンドレアはマリアと共に島に残ることを選びます。
これは、彼が戦いを終え、新たな人生を歩み始める決意を表しています。
彼のこの選択は、戦争の中で失われた人間性を取り戻し、平和な生活を望む気持ちを象徴しています。
一方、マロリーとミラーは、燃え上がる要塞を見つめながら、成功した作戦に対して複雑な感情を抱いています。
彼らは、自分たちが果たした役割に誇りを感じつつも、犠牲となった仲間や自分たちの行動が本当に正しかったのかという疑念を持ち続けています。
このシーンは、戦争における成功と犠牲の両面を描いており、観客に戦争の本質について深く考えさせるラストになっています。
感想
戦争の激しさと仲間を守るためにどれだけの犠牲が必要かを強く感じさせる映画でした。
特に、作戦の成功と仲間の死が対照的に描かれていて、とても印象的でした。
物語の最後に、ミッションが成功する一方で、多くの仲間を失ってしまうところが心に残りました。
スピロやブラウンが命を落としたシーンは、本当に切なくて、戦争の厳しさを改めて感じさせられました。
また、アンドレアがマリアと共に島に残るシーンは、戦争が終わっても平和を望む気持ちが強く伝わってきて、希望を感じさせました。
マロリーとミラーが燃える要塞を見ながら複雑な感情を抱くシーンも、戦争がどれだけ人々に影響を与えるかを考えさせられました。
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まとめ
今回の記事では、映画「ナバロンの要塞」ネタバレを解説しました。
映画「ナバロンの要塞」は、1961年｜アメリカ｜グレゴリー・ペック主演の戦争アクション。
第二次世界大戦下、ドイツ軍の要塞・ナバロン島の攻略を連合軍から命じられた精鋭たちの活躍を描いています。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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